雨の降らない星では愛せないだろう?

ハロー!プロジェクト、関ジャニ∞、フィギュアスケート、その他つれづれ

ジャニオタへの高いハードル

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主な生息地はハロプロ

つかず離れずながら、どうしても離れられないと思っているのはフィギュアスケート

厨二時代にはアニオタなど古来より様々なジャンルの「オタク」として生きてきた私。

今更オタクと名乗るのが恥ずかしかったりオタクきもちわるいなんて全く思いません。

オタクとして今日を生き、オタクとして明日を生きる。そして誰よりも充実した人生を送る。人生に喜びをくれた○○(ジャンル)本当に感謝しかない…!ってタイプです。

 

しかし、そんな私ですら、いわゆる「ジャニオタ」に自分がなる道筋が見え始めた時、少なからず心理的なハードルがあったなぁと思い出しました。

いえ、決して私はまだジャニオタではありませんが…!

(恥じて言ってるわけじゃないです。謙遜とかでもないです。言うなれば実力不足を自認しているだけ。諸先輩方に対して恐れ多い。)

 

ハードルは時に、これまで接してきていたジャンルとは違う常識に対する戸惑いからも生まれました。

そういえばいくつかつまづきポイントがあったなと思ったので、備忘録も兼ねてここに記します。

 

 ①映像・音源がネットにない

 ※注意※限りなく黒に近いグレーゾーンの話をします※

大前提として、私はこれまでスケオタ兼ハロオタでした。

フィギュアスケートだと海外の場合撮影可のことも多く、規模が小さめの大会なら個人撮影動画があがることがあります。TV放映されるような規模の試合なら、日本のTV局のものから各国のTV実況付き動画まで様々な動画がupされます。おかげで自分が生まれる前の名演技を観ることができたり、いち早く新プログラムを知ることができます。

ハロプロの場合は、まず、公式がYOU TUBEにチャンネルを持っていて、新曲MVをCD発売前にupしてくれます。プロモーションエディットとうたってはいますが、フルサイズであり、期間限定でもありません。TVの音楽番組に出演する機会も少なく、世界中にファンが多いこともあるので、YOU TUBEを活用してとにかく観てもらうことが最大のプロモーションになるのでしょう。ファン作成動画、貴重な昔のTV映像、バージョン違いやメンバー別MV、コンサート映像などとにかく膨大な数のハロプロ関連の動画があげられています。

それにひきかえ、ジャニーズはインターネットでの映像、画像、音楽等の使用が一切禁止。勿論アップロードにも厳しい。シングル曲でさえ音源見つからないなんてどういうこと!?勿論、当然のことではあります。ですが、これは、今までゆるゆるの世界を通ってきた私にとってはかなりのハードルとなりました。結果、検索技術が上がりました。幸か不幸か。

 

結局、まぁどのジャンルでも同じだとは思いますが、コンサートDVDを買わないとライブ映像を丸ごと全部楽しむなんてことはできません。しかし、その片鱗すら見ないまま、まだファンではないアーティストのDVDを買うのはなんとなく気が進まない。何度も見るだろうと思えるものを買いたい。高い買い物だし、一度見て気に入らなかったら家に置いておくのは辛い。私の感覚として、モノとして残るものはファンのものです。買った時点で、ファンの世界に足を踏み入れる覚悟がいる。ファンになりたい!と一線を画す決意が必要でした。

 

ハードルその1

好きだ!たまらん!という気持ちを育てる栄養剤がインターネット上に少ない。

 

DVD1本買ったら歯止めが利かなくなるのは分かりきっていたけどね。

だからこそ、私もう戻れなくなるよ?人生変わるよ?いいの?!と購入までのひとり心理戦が激しかったです。

 

②コンサートに行くためにファンクラブに入らなければならない

これは今でも乗り越えられていないハードルかもしれない。

ジャニーズのイメージ=とにかくチケットがとれない。

フィギュアスケートもブーム以降とんでもないバブルがきています。しかし、夏場のアイスショー、スケジュールや金銭面での都合さえつけば海外遠征、場所や席さえ選ばなければまぁなんとか生で観られる機会が無くはない。特に私はこの人!という追っかけスケーターがいるわけではなく試合自体が好きなタイプなので、国内・海外問わずあまり必死になる必要がない。

ハロプロの場合。これはもうほとんど無法地帯です。良い悪いでいうと当然駄目なのだけど(良い子は真似しちゃ駄目だよ!)、ネットオークション、チケット転売サイト等でのチケット購入当たり前。相場より安く買うためでもあるし、より良席を求めてという場合もあるし、濃いオタほど当たり前に転売チケットを購入しているイメージがあります。ダフ屋さんが介入しているというよりは、オタ同士での需要供給のため。Aさん推しの不人気aちゃんの握手券3枚とBさん推しの人気bちゃんの握手券1枚でトレードなんていう現場でのやり取りをネット上に持ち込んでいる感覚が近いのかも。

 

ジャニーズはグループにもよるでしょうが、まず規模が違う。5大ドームツアーってなんだそれ。1公演あたり動員5万人ってどういうことやねん。うちの地元の市の人口やわ。嵐が動くと文字通り台風並みの影響力。交通機関、宿泊機関が麻痺。日本を巻き込むお祭り騒ぎ。国民的アイドルグループとはこのことか。

ファンクラブに入っていてなおプラチナチケットのような当選率。なので当然、人気グループになるとコンサートのチケットが一般発売されない。どういうこと?それ、ファンクラブイベント*1やん?

握手会で何十枚も券を出してループしたり、ツアー全日程全公演に遠征するような濃いオタがいません。ていうかできません。その分、ジャニーズファンは機会平等を求める傾向があるように思います。「多ステ」(っていうんですね?最近覚えた)を許容できるかできないかで派閥争いがあるって知った時の衝撃。まじか…!

現場経験的にも人生経験的にも歴戦の男性オタが多い女性アイドル界隈に比べて、うら若きお嬢さん達が多いジャニーズファン界では、清廉潔白をファン同士で監視し合っているように思います。転売チケットで入る客に客が厳しい。(余談ですが、ソロパートとかソロ曲もファンの皆さんは機会平等を求める傾向にあるようですね)勿論、当然のことであり、素晴らしいことなんですよ!だけど、サイを高々掲げるハロ現場に慣れていた私にとっては、「うちわは胸の高さ」ルールも初めて知った時は驚いてしまいました。毒されてますね。 

 

ハードルその2

コンサートに気軽にいけない。すぐ行けない。

 

現場自体もすごく少ないですしね。メディア中心に活動してるアイドル。

で、ファンクラブに入るとなったらいよいよ、「ファン」であると自らを定義することになるわけです。

 

③新規ジャニオタあるある「身近にジャニオタがいた経験がある」

泣く子もだまるジャニーズといえば、多くの売れっ子タレントを抱える歴史あるタレント事務所。必然的に、そのファンもまた超巨大勢力。様々なジャンルのオタク全般で言っても、ジャニオタは超メジャージャンルと言えるでしょう。

ということは、ジャニオタ珍しくない。

更新【ジャニーズ】ファンクラブ会員番号数まとめ【2016】SMAP・嵐・エイト・キスマイ・セクゾほか - NAVER まとめ

こちらを参考にさせて頂くとですよ、

◎最新会員番号から見る推測会員数

嵐…130万人、SMAP…98万人、KinKi Kids…46万人、関ジャニ∞26万人、V6…23万人、Hey!Say!JUMP…15万人、KUT-TUN…12万人、TOKIO…11万人、タッキー&翼…11万人、Kis-My-Ft210万人、NEWS…8万人、山下智久…6万人

 ※注意※公式発表数字ではありません※

 ※また、グループごとの優劣をつける意図はありません!!※

合計してみると396万人。調べたら横浜市の人口が2016年6月1日現在で約373万人でした。規模がおかしい!ジャニーズファンで政令指定都市作れちゃうね?!

勿論これは通し番号であり、退会者が含まれている数字です。グループ兼任もいますし、名義貸しもあるでしょうし、実際の会員数ではありません。また、新しいグループやJr.ファンも当然ながらいます。そもそも愛は数字じゃ測れないし。何の話だっけ。

 

とにかく、ジャニオタっていうのはわりと誰にでも身近な存在。日本の人口の3%存在してるのなら、40人学級に1人は居てもおかしくない、そんな存在なわけです。あっ思ったより結構リアルな数字だね?

 そうするとですよ、いざ、自分が思わぬタイミングでジャニーズにハマり、自分が「ファン」「オタ」「担当」やらであることを自覚する頃、こういうことが起こりうる。

 

 えっ…。

 TVにかじりつく家族を馬鹿にしていたのに…!?

 陰キャラだった私がクラスの中心だったあの子と同じに…!?

 愛あふれすぎてたあの子と肩を並べるなんて…!?

 

自分がファンになるなんて思ってもなかった頃、馬鹿にするとまでいかなくても遠巻きに眺めていたことがあったはずです。

そう、ジャニーズファンというのは身近によくいたために、自分の中に「こんな感じの人」というイメージがある。

そして、そこに足を踏み入れようとしている自分に気付く。

 

 A. ああなるのか私も…?(怖れパターン)

 B. ああなりたいな私も…。(憧れパターン)

 C. ああはなれないな私は…。(諦めパターン)

 D. ああはなりたくない私は…。(拒絶パターン)

 

あなたはどのパターンでしたか?私はAに近いですかね。別物だと思ってたのに、自分もかよ!というツッコミ。まわりまわって今かよ!!メジャージャンル過ぎてハマるはずがない。自分の世界とは別物だと思っていた。

そして、かつて身近にいたジャニーズファンが布教するタイプの人だった場合、こういうことも起こりうる。

 

どうしてあの子がオススメしてきたタイミングで興味を持たなかったんだ自分!

 

くやしい。本当にくやしい。だって「浪花いろは節」のシングル押し付けられ貸してもらってたじゃん私!!安田くんと12年前に出会ってたじゃん!!!

 

ハードルその3

かつての自分を恨むことになる。昔からのファンがうらやましくなる。

 

1番おそろしかったのは、ジャニーズにはハロプロのような「卒業」やスケート選手のような「引退」制度がないので、一度好きになったらもう一生ものの趣味になるな…と腹を据えなくちゃいけなかったことです。

これからの一生をジャニーズファンとして生きていくのかもしれない…。

安田くんを好きになったことで、人生の道筋がある意味決まったのでした。

 

ハードルが高い分、Romanticが止まらない

ハマりかけた当初、とりあえずアルバム聴くか…と思ってiTunesで探した。…無い。レコチョクでも探した。…無い。

あっ!music.jpのCMしてたよな? 無い。…オルゴール作品集だと…?

 

どうやって曲を聞けっちゅうんやー!!

 

ネットで曲を買えない。これはすっごい困りました。

折り悪く、たまたま私は海外を長期放浪していました。すぐにCD・DVDを手に入れられる環境じゃない。聴きたい。買いたい。なのに買えない。高まり続ける購買意欲。

今!商機逃してるよ!ジャニーズ様にとっては、はした金かもしれないけど!

届かない訴えを胸に秘め、帰国したら即ポチると決めたのでした。

Amazonの履歴見てみたら、同日に①関ジャニズムCD②8ESTのDVD③十祭のDVD買ってた。厳選したんだと思います、自分なりに。けどわずか6日後に④関ジャニズムDVDを注文して、そこから1ヶ月以内に⑤JUKE BOXのDVD買ってた。

 

止めきれてない!全然止めきれてないよ!!

 

高いハードル、飛び越えてしまえば後はゴールまで一直線。

乗り越える意欲、走り続ける原動力は、ただひたすらに、愛でした。

 

*1:通称FCイベ。ファンクラブ会員限定で申し込める、ソロイベントやバースデーイベントなど。イベント内容はトークと企画、カバー楽曲披露などが多い。http://www.up-fc.jp/helloproject/