『パノラマ』初回盤と通常盤にRIDE ON!!

オレ、ポルカAmazonから関ジャニ∞のシングル『パノラマ』が届いたんだ!…なにぃ!?

…まで書いて続きが出てきませんでした。私の身体に男子アニメ文法は染み付いてなかったみたいです。CDを聞いた感想を書きます。

 

通常盤

パノラマ(通常盤)

パノラマ(通常盤)

 
1.パノラマ

 お気に入り度:★★★★★

 疾走感好き度:★★★★★

 鐘の音好き度:★★★★★

表題曲です。TVアニメ『モンスターハンターストーリーズRIDE ON!!』OPテーマだけあって、アニメに合わせた世界観で、冒険に挑む勇気あふれる歌詞。メロディーやアレンジも、モンスターに乗ってフィールドを駆け抜けていくような疾走感が印象的です。期待通り、全曲通して聴いた後もこの曲が1番好きで、とても好きです。

『クジラとペンギン』『ふりむくわけにはいかないぜ』のようにカップリングやアルバム曲でしか打ち出せない曲があるとしたら(なんとなくの2曲)、この『パノラマ』はまさにその逆で、シングル曲でしかありえない曲。関ジャニ∞らしいといえばらしすぎる、くらいの元気真っ盛りな曲。系統でいえば『がむしゃら行進曲』の並びに当たる、大人目線で子どもに向けてのメッセージソング。

最初は「この曲は関ジャニ∞には少し若すぎるかな」とも思っていたのですが、よくよく考えてみて、実は今の関ジャニ∞ってこういうアニメソングを歌うのに適任なんだと思い直しました。例えば、もっと若い人が歌うと主人公に寄り過ぎで「大事な人守るために いざ立ち上がれ」なんて神の目線からの命令形が合わなくなりますし、もっと若い頃の関ジャニ∞が歌うにしても金髪でチャラいあんちゃん達が歌うにはメッセージが真面目すぎますし、水樹奈々様が歌うともっとルビふってかっこつけた歌詞になります。

「ドジしたりダサいところもあったけど、がむしゃらに少年期~青年期を駆け抜けた経験を持つ大人」「物語のように個性あふれるキャラクターを持った複数人」「冒険を後押しするような、いつまでも少年心を忘れない男たち」 。プレイ時間何千時間という経験豊富なハンターが何人もいたことに加え、グループとしてこれらのイメージが「関ジャニ∞×モンスターハンターストーリーズ」というコラボレーションを生み出すために良い方に働いたのではないでしょうか。

polka8dot.hatenablog.com

以前にもこの記事の中で書きましたが『モンスターハンターストーリーズ』というアニメコンテンツ関係者・愛好者の中で「初代オープニング曲」として末永く愛される曲になってくれたらな、と思います。名曲の誕生に、祝福の鐘の音を打ち鳴らしましょう。

 

2.background

 優しさ沁みる度:★★★★★

 聴き込みたい度:★★★★★

 歌唱に唸った度:★★★★★

オロナミンC」CMソングでありながら、昨年シングルリリースした『前向きスクリーム!』とは180°方向性の違う曲。めちゃくちゃしっとりして大人っぽい曲です。

それにしてもこの「background」というタイトル。改めて辞書を引いてみました。

backgroundの意味 - 英和辞典 - コトバンク

[名][C][U]
1 (風景・舞台・絵画などの)背景, 遠景(⇔foreground);(織物などの)地(色)
2 (事件などの)背景, 背後の事情;(…の)予備知識(on ...)
3 (人の)素性;経歴, 前歴, 素地, 下地
4 目立たない位置, 裏面
5 =background music.
6 (無線で)暗騒音;(計器の読みを妨害する)外来振動.
 (1) 後景に退く;影が薄くなる, 目立たなくなる.
 (2) 勢力を失う.
━━[形]背景の, 背景となる;影の, 目立たない, ひそかな
━━[動](他)…の背景をなす;(記者会見で)〈問題などの〉背景[経過]を説明する;…に予備知識を与える.

名詞1. 「背景」というのが主要な意味ですね。3.「素地,下地」や4.「目立たない位置,裏面」というのも気になるワードです。要するに、誰かが存在するその後ろにいる存在、その目線から歌った曲です。

この曲の歌詞はあまりにもJ-POP的といいますか、歌う時に誰に向けても届けられるような、聞く時に誰をも想えるような、ふわふわした単語が多用されています。

「僕」「君」「いつかきっと」「一人」「ありのまま」「想う」「いつだって」「とても」「切なくて」「愛しくて」「言葉」「勇気」「歌を歌おう」「届け」「心」「明日」「僕ら」…J-POPあるあるのオンパレードです。そういえばサビの出だしがGReeeeNっぽい。

この歌詞の具体性のなさがこの曲の不思議な雰囲気を形成していると感じました。誰にでも当てはまるからこそ、とらえどころのない世界観。思い浮かぶ絵がない。もう絶対オープニングテーマにはなれないソングです。

また、『パノラマ』との語気の違いも特徴的です。「見つけ出せ」「解き放て」「打ち鳴らせ」「立ち上がれ」「メソメソすんな」「目指せ」「巻き起こせ」「切り開け」「強くなれ」と鼓舞するような口調の『パノラマ』。それに対して『background』は「話をしよう」「考えてるよ」「君想うよ」「歌を歌おう」「分かり合えるよ」と、語りかけるような優しい口調ですね。「届け」という命令形が出てくる箇所が一部分ありますが、それは自分の発した「見えない言葉」に対しての命令であり、他者に対しての言葉ではないことが分かります。最後の一文「僕は君を探し続ける」からも分かるように、これは「僕」が「君」に対して決意表明を行う歌なんですね。熱いけれども、あくまでも自分の中で完結する歌。

頑張ってほしい人がいても、その人に向けて「がんばれ」と言わない。そっと後ろから見守って、応援する。いつかきっと分かり合う時までこの背景(=background)に徹するよ。私の解釈としてはそんなところでしょうか。直接的な「がんばれ」ではない、エールの送り方。大切な人に向けて、こんな「元気ハツラツ」の与え方もあるんだと教わった気がします。

タイアップの時期が被ったのは偶然だと思いますが、『パノラマ』とのふり幅の大きさがこのシングルを魅力的に彩ってくれました。1枚のCDの中で関ジャニ∞の異なる個性を引き出すことに成功しています。これもまた「オロナミンC」というお仕事との出会いが生み出してくれた、関ジャニ∞の大人的側面です。どちらも両極端なつくりですが、今だから関ジャニ∞が届けられるメッセージを詰め込んだ曲に仕上がっていると思います。

あと、一つ興味深いと思ったのが、辞書に戻って、形容詞5.の意味「background music」です。CMを観た時から、この曲を全面に押し出さず、映像の中でBGMとして埋没している印象を持っていました。CMソングとしてはかなり地味な部類で、ファンでなければ気にも留まらないくらいさりげない使われ方です。忠実に「background」としての役目を果たしている曲。そんな意味も含んでいたとしたら、面白いですね。

音楽面で言うと、技巧的な歌唱に少し驚きました。明らかに全員が歌い方を統一しています。具体的に言えば、フレーズの終わりの処理の仕方です。これまでの楽曲では、各々の個性を生かした、というか、各々が各々の気のおもむくままに歌ったものをそのまま収録している曲が多いと思っていたんですが、こんな風に誰か(おそらくディレクター)の意向に基づいて、練習をして、楽曲を生かそうとしている曲は珍しいんじゃないでしょうか。歌手としてこの曲を歌いこなすための挑戦を感じます。関ジャニ∞が「最強で最高」を極めるための新たな一歩ですね。私が望んだ姿を実現して見せてくれる日も、おそらくそう遠くはないはずだと、期待感が高まりました。

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3.王様クリニック by TAKATSU-KING

 パーリーピーポー度:★★★★★

 甘えちゃいたいよ度:★★★★★

 ????????度:★★★★★

久保田利伸プロデュース。KING楽曲はもっとブラックな感じに進んでいくと思っていたので、ゆったりした雰囲気に意外性を感じました。そもそも久保田利伸さんの音楽っていうのをよく知らないので、「THE 久保田利伸」だという評価を見掛けてもピンと来ませんでした。今でもよく分かっていません。『LA・LA・LA LOVE SONG』と『Missing』しか知らないんだもの。ドシャ降りの午後を待って街にとび出そうとする人だよね?

こういう曲調にも慣れてないので、良さを評価することも難しいです。好きでも嫌いでもない。何を狙ってるのかもうまく汲み取れない。なんで王様がクリニックなの?こう、下町の診療所みたいなイメージなのかな…気取らない王様が直々に見てくれる…慕われてて…家臣が「予約も無いとはこの方をなんと心得る!」って言ったらKINGが「そんなんええねん!寄っておいで甘えちゃって!!」みたいな…違うか…。

マツコにどうイジられるかすら想像もつかない。掛け合いを楽しむ曲なのかな…うーん…。

言っておきますが、嫌いな訳ではないです。KINGのことも。ただ、この曲を聴く耳と語る言葉をもたない気がするだけです。そういう風な系統の音楽に親しんできていないだけ。私の中で育つにはまだ時間がかかりそうです。

村上くんの歌唱・ラップはどんどん上手くなっていきますね。勢いとガチャガチャ感だけが武器だったのに、こんな癒し系R&Bできるまでになるなんて。余談ですがTVガイドのTAKATSU-KINGグラビアはとても良いお写真ばかりでした。

 

4.Steal your love

 セクシー度:★★★★★

 イケメン度:★★★★★

 聞き易い度:★★★★★

錦戸亮大倉忠義のユニット曲。もう「Steal you love 錦戸亮 大倉忠義」この文字情報だけで強い。実際聞いてみて、これまた期待を裏切らない出来の良さ。僕なら満点あげちゃう!*1

結構癖がないというか、前回tornの耽美さ、閉じた世界観とはまた違うスタイリッシュさを見せてくれています。情報量が少なめな歌詞なので、曲を中心に聞く感じですね。『パノラマ』と同じSHIKATAさん作詞作曲ですが、こちらの方が本領発揮って感じがします。打ち込みのリズムが心地よいです。

前作シングル『罪と夏』に収録されている『The Light』(丸山隆平安田章大ユニット曲)と繋げて聞いてみたいと思ってSHIKATAさんプレイリストを作成してみたんですが、かなりいい感じでした。

  • 「Sorry Sorry love」- 作詞・作曲・編曲
  • 「フローズンマルガリータ」- 作詞・作曲・編曲
  • 「Masterpiece」- 作詞・作曲・編曲
  • 「アダムとイヴ」- (横山裕大倉忠義 ユニット)作詞・作曲・編曲
  • 「韻踏ィニティ」- 作曲
  • 「The Light」(丸山隆平安田章大 ユニット)- 作詞・作曲
  • 「パノラマ」- 作詞・作曲
  • 「Steal your love」(錦戸亮大倉忠義 ユニット)- 作詞・作曲

Wikipediaより引っ張ってきた今日現在の関ジャニ∞SHIKATAさん曲です。良い仕事されてますね。あと、曲発注の際にどういうオーダーしてるかが大体分かる気がします。シングルにユニット曲を入れていく試みが次回も続くんでしょうが、残り3人が3人でユニットを組んでくれますようにと願っています。そして、その曲もSHIKATAさん曲だったら、今までのイメージを覆してくれそうで素敵ですよね。スタイリッシュ三馬鹿。

 

5.シークレットトラック

安田章大さんの一人喋りでした。内容的にも語り口的にもとても素晴らしかったです。だけど、いかんせん、長い…。9:03!!!5回以上は聞いてますが、たぶん毎回違う部分で聞いたり聞かなかったりをしている気がします。全部を集中しては聞けない…。音源を整理していて、前回の横山さんが2:59だったことに気付き、改めて安田さん長っ!ってなりました。…いえ、自分たちの音楽に対する情熱が溢れ出して止まらなかったのでしょうね。お察しします。

何が素晴らしいかと言いますと、褒めどころは以下の3点です。

1.曲の紹介に留まらず、曲の解説をしている

「一人関ジャム」ですね。『王様クリニック』の歌詞分析と『Steal you love』の歌詞解釈は大変参考になりました。

2.自分の参加曲以外もしっかり聞き込んでいる

4曲中2曲は自分が制作に参加していない曲であるにも関わらず、自分の曲のように語れるのがすごいです。自分たちの曲、という意識なんでしょう。

3.様々な観点から情報提供している

タイアップ先や作詞作曲者の紹介といった外向けの情報から、自分なりの歌詞の解釈まで、情報を盛り沢山抑えています。とても満足感が高い1トラックです。

改めて横山さんの『罪と夏』シークレットトラックを聞いてみたら、1曲1曲の紹介があっさりしていました。TVや雑誌で一言添えるようなコメントに、関ジャニ∞のスポークスマンらしさを感じました。メンバーエピソードも交えたりして、ファンへのサービスも忘れないところも横山さんらしさですね。そして、情報を盛り沢山お伝えしても横山さんと同じ方向に行かないところが、安田さんの良さですね。それぞれ違う観点から語れる、個性的な関ジャニ∞の良いところ出てますね。

あ、一つ気になったんですが、何度聞いても『モンスターハンターストリーズ』って言ってますよね? 安田くんしっかり…!

 

ブックレットのお写真は安田くんカッコよすぎでありがとうございますって感じと、大倉くん眠そうだなぁって感じです。 

 

 

初回限定盤

パノラマ(初回限定盤)(DVD付)

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◇Music Clip

・ほら出たー!アニメ文法!青空にタイトル!

・キッズダンサーより振りがバラバラなジャニーズ。

・ヤスくんが一番目立つのは贔屓目だろうか…衣装のせいかな金髪のせいかな恋する私の目のせいかな…ヤスくんセンターのV陣形がバッチリ素敵。

・夢オチじゃなくて、男の子は旅立ったっていうことでいいよね?

 

◇メイキング

・店員さんエプロン可愛すぎる。永遠にあの箱庭に閉じ込めて観察したい…。

・子ども来た設定の話しかけ方可愛すぎる。

・全員前髪がある世界って素晴らしすぎる。

・スチル撮影好き。

・振り入れ風景が楽しそうすぎる。

・子ども来た時の話しかけ方可愛すぎる。

・毎回毎回「らいどーん!」が楽しそうすぎる。

・一瞬角度的に亮ちゃんの顔がすごいこわいことになっている。

・踊るヤスくんの髪の毛の跳ね方…!

・「今この時間使ってちょっと音鳴らしてもらってもいいですか?いっかい皆付き合ってもらってもいい?」

・生唄で自分のハモリパートを歌ってるのが好き。

・キッズダンサーうますぎ。

・7人のおじさん達だけ笑ってる風景が平和すぎる。

・子どもに各々話しかけるのもおじさん的で平和すぎる。

・その梯子は色々な意味で危険だ。事故注意。

・錦大丸のアカペラ響きがいい。

・全員の目線の方向がバラバラの台が好き。肩すくめと足ぶらぶら…。

・横山さんひとり…。

・入りを間違える横山さん可愛すぎ。

・丸ちゃん動きすぎ村上くんと話しすぎ。

 

ブックレットのお写真は皆お目目がキラキラしてて素敵だなっていうのと、そんなに見つめられたら好きになっちゃうよぅって感じです。もうなってるか。

 

 

以上、前半は真面目に、後半はいつも通りゆるく語りました。

そしてちょうどこれからMステです!間に合った!よかったー!

今回の曲もコーラスワークが素敵だったので、 どうかMステの生唄でも心地よく響きますように。らいどーん!を楽しくできますように。あと、前髪が皆ふわふわしてますように。期待してます楽しみです!らいどーん!!

 

*1:元ネタ:フィギュアスケート日本男子界のレジェンド佐野稔先生の居酒屋解説より。「僕なら5点あげちゃう!」※GOEは3点満点です。

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