映画「破門 ふたりのヤクビョーガミ」感想

映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』観てきました!面白かったです!

ネタバレありで感想をつづります。原作は未読。

日曜朝一の回でした。客層がエイターとかっていうより普通に中高年のご夫婦とかが多くて、映画好きの方たちが予告観て来てるのかなという感じで嬉しかったです。最初の方静まり返ってたから笑い起こらなくて大丈夫!?と心配しましたが、途中から良い感じにあったまってきて良かったです。私もう全然こらえきれなくてめっちゃ笑ってたし。 

 

目次

 

映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』について 

破門観る前のわたし「イケイケやくざ?なんやそれ」→破門観ながらわたし「イケイケやくざ、はい理解」

いやー、蔵之介さんすごかった。桑原がすごいのか蔵之介さんがすごいのか分かんなかった。男の人からあんな香り立つ色気感じたのは初めてかもしれない。いわゆる「おじさま萌え」とか「ヤクザ萌え」とか「メガネ萌え」とか「スーツ萌え」とかあんまり無い方だったんですけど(早い人は中学くらいで言ってたよね…素質ある…)、後天的に開発されてってる感じがする今日この頃…。赤のマフラー使いにメロメロでした。スーツから隠し切れない男の肉体感がにじみ出てて、そりゃモテるわ…と納得しきり。かと思いきや留袖!?ジェラピケ!?一人カラオケ!?ギャップがすごい…。声がやたら良かった。あと喧嘩めっちゃ強そうだった。生き生きとしてた。

二宮くんは振り回されてるだけじゃない

これ意外でした。二宮はイケイケやくざに連れまわされて迷惑、でも縁切れない、って感じのキャラクターだと思ってました。なので、サバキで儲けたり(儲かってないけど)金をせびったりして、二宮なりに桑原やヤクザ業界を利用しているっていうのが面白かったです。あと、自分の駄目なところを指摘されたらきちんと落ち込むところ。ぐーたらといえど根は真面目。それを乗り越える二宮の成長が物語の主軸になってて良い青年譚でした。欲を言えば成長した二宮からもうひとひねり欲しかったかなー。続編に期待。

思ったよりも全部予告で出てたな!?

TVでおなじみ、予告CM。もう何十回観たでしょうか。カラオケ屋さんの駐車場で二宮が「ずっと前から嫌いですわ!」と叫び、桑原が「気が合うのぅ」とニヤリとするシーン。そしてエンディングへ。ええええええ~~~~~!!!!!!ここで終わりなの~~!!!!ラストシーン予告で観てたの~~~~~~!!!!!衝撃。ストーリーほぼ知ってたってことになるじゃん…。で、実際映画観て面白かったのはあまり宣伝されなかった滝沢組とのやり取りだったり、二蝶会での仁義だったり、小清水や初見との騙し合いだったりしたんだよね。うん、國村隼さんとか宇崎竜童さんとか木下ほうかさんとかもっと押し出した方がいいと思う!ゴリッゴリで!!正直、北川景子ちゃん全然出てこやんやん!って思ったし!(笑)あ、でも橋本マナミさんが「ほなね」って去って行くシーンを何度も観てたせいで、私も騙された~っていうのは思ったけど。何が言いたいかと言うと、極道オヤジ特化バージョンのCM待ってます

桑原と二宮のキャラクターについて 

印象としては、横山さん演じる二宮はどういうキャラクターか序盤で掴みづらくて、徐々に「あぁ、こういうキャラクターなんだ(と押し出したかったんだ…)」って汲み取れるようになる感じ。蔵之介さん演じる桑原は最初からキャラクターがはっきりしているんだけど、段々意外なところがでてきてキャラクターに深みが出てくるような感じ。

33歳おっさんっていう設定が見た目的に説得力ないんだよね;;役年齢よりも実年齢の方がおっさんなのに肌きれい髪もきれい顔もきれいスタイルもいい横山さん。桑原が「ブ男」って言った時私も「はぁ!?」って思ったけど、二宮が「容姿端麗とは言わんけど」って言った時の方が「はぁ!?!?」ってキレそうになったよあなた容姿端麗だよ!あと言いがかりになるけどさ、車の運転シーンめっちゃ多いけどいちいちお手手がきれいだよ!!!!

でも啓ちゃんの性格面であるぐーたらっていうのはよく表されてたと思う。昼寝するソファーから手の届く範囲に食べ物とか全てある感じ。ものぐさ。めっちゃ共感。しかし寝起きすぐにモノ食べててすごい。あとね!私あの泡風呂入浴シーンはものぐさの表れだと思ったんですけど解釈合ってますか??服着たまま入浴してたじゃないですか!あれは「服洗濯したい、身体も洗いたい→着たまま入ったろ」だと思ったんですよね!サービスシーンかと期待してたら服を着てた時のがっかり…しかし濡れてるのもそれはそれで良い…FFPP…。

桑原は、カジノのシーンで英語でボーイさんに話し掛けてたりするのも可愛かった。さすが英語喋れんねや!って思ったら交換係のおばちゃんとはめっちゃ大阪弁で会話してて、"大阪弁は世界共通言語"理論で貫く感じが大阪人やなって思いました(笑)紙袋渡されて「おう、もらうわ」って!

桑原と二宮の面白かったシーン

一番面白かったのは、GPSのところ!(あかん、小清水逃げてまう!やばい!二宮くんピンチ!)って思った瞬間にいきなり現れてタクシーからドコン!と引きずり下ろした桑原さんは間違いなくヒーローだった。言うなれば東海林先輩(?)。(かっけぇ~!助かった!けどなんでタイミングよく帰ってきてるの!?)って疑問を解いた「にのみやくぅ~ん、わしのスマホ持って行ったらアカンやないかぁ。GPS使ってしもたわ」の桑原さんのにっこりで私もにっこり。(あ、なるほど伏線回収でピンチ救出!二人はコンビ!やったね!)と思った瞬間に二宮くんバッコーン殴られてめっちゃ笑った。

っていうか「に~の~み~や~くぅ~ん」って最高にたまらなかったんですけど!!あれ!あれをCMに入れてほしかった!嫌い同志のバディものっていうコンセプトめっちゃ分かりやすい!ストーリー展開よりも人間関係を重視したバージョンのCMを頼む…!(「啓ちゃん」と「悠紀」とか、「お頭」とか)CM何パターン作ってもらうつもりだよ欲深いですね、あっ啓ちゃんとお揃いだぁ♡

あと、スナックで桑原が最初に歌おうとした時の啓ちゃんの「歌うんかい」が正統派突っ込みですっごい好き。反射的に突っ込んじゃう気持ちは分かるけど普通ヤクザに「歌うんかい」とか言える~!?言えるんだよね~二宮は言えるんだよね~!!!で、桑原の歌が上手いけど絶妙に素人っぽくてオッサンっぽくてコミカルで可愛げがあって、でも蔵之介さんじゃなくて桑原っぽくて、これだけ役柄上、ストーリー上ばっちしな歌い方できるのすごい…!ってなった。

他の面白かったシーン

・警察の人良いキャラしてたな~。コンビにとって役立つ情報をくれるのに金でしか繋がってないし、あっさり同じ情報を初見にも売り渡してたのドライでめっちゃええやん?いやー、さすが大阪で最低ってことは世界で最低ですね!(笑)

・「5430」で「こ・し・み・じゅ」!「じゅ」って!zero→ズィロ→じゅ?って無理やり!!(笑) あの状況で語呂合わせを当てる啓ちゃんの空気の読めなさも愛しいし、小清水も「…!正解ですわぁ」って嬉しそうにしてんじゃねぇよ(笑)こういうちょっとしたやりとりが楽しい~。

・銀行のところ、啓ちゃんがきちんとネクタイ締めた!と思ったんだけど絶妙にダサネクタイだった…(笑)

その他色々

大阪弁

 「ですわ」って喋りが最後までちょっと馴染めなかったな~。33歳にしてはゴリッゴリやん?敬語+大阪弁の両立のためには仕方ないんですけどね、ちょっとくどい感じ。あとゴリッゴリやなと思ったのが「あんじょう」とか「せんど」。大阪の人に観てもらいたいって宣伝してたけどそれも納得したくらい大阪の色濃いわ~。方言に馴染みが薄い人だとほとんど聞き取られへんのちゃうかな??

・ロケ地

ロケ地も早々に特定されてたりしたけど、場所が分かると楽しい~。御堂筋の銀杏並木が黄色かったから2015年秋頃に撮影してたのかな?(※調べたら正解でした。11月下旬とのこと。)あべのハルカスの展望台で待ち合わせちゃうヤクザ可愛いなぁ。「吹き抜けになっとるとこか」って初見さん行ったことあるの??入場券買ってエレベーターに並んであべのべあちゃんに出迎えられたの???「うちあそこらへん~!」とか探したりしたの????きゃわいい!!!!!!(←妄想)中国人らしきカップルが自撮りしてるのも今どきの大阪って感じで面白かった(笑)

あと、今治に行くことになった時テンション上がった四国出身者は私です~!テンション上がりすぎて瀬戸大橋!瀬戸大橋だよ!って思い込んでたけど帰ってから「いや今治行くのに瀬戸大橋通るか…?」って不安になって調べたら案の定しまなみ海道だったざんね~ん。

・濵田崇裕くん

中盤頃にふと「あれ、濵ちゃんまだ出てきてへん…」と気付く。すると羽毛布団差し出す背中で初登場(たぶん)!うう~地味!しかし良い奴!気が利く!エリート!黒門でいとこだかなんだかに彫ってもらった刺青見せてる!可愛いな!何が可愛いってケンって名前が可愛い!似合う!

全体的に、濵ちゃんめっちゃ濵ちゃん!って思いました(笑) 濵ちゃんが役になりきれてないっていうよりは、濵ちゃんの持つ雰囲気がめっちゃケンっぽかった!「うす、うす、すんません」ってところとか濵ちゃんの可愛らしさ隠せてなさすぎて愛しかった。かなり良かったんじゃないでしょうか~!!

あ、あとセツオくん憎めなくてこちらも愛おしい。ボコられてハウスさせられてたのに後で後輩達?にホラ吹いてるところとかさ~(笑) 久しぶりに一人クローズに会えて嬉しかった。

・暴力シーン

濱ちゃんごめんね、かっこよかったであろう喧嘩シーン、怖くてほとんど目つぶってたから見られてないの…。痛いの無理ナンデス。殴る蹴るは大丈夫なんだけど刃物とか菜箸とか目つぶしとか本当に無理…。地味にきつかったのが茨木で車のドアに挟まれてるチンピラさんのところ。痛い痛い!ほとんど見られてないけど蔵之介さんガチで殴る蹴るしてたよね…?すごいなぁ身体張ってるなぁ…。

・分からなかったこと

 「行く前に絶縁と破門の違いは分かって行った方がいい」みたいな呟きを見掛けたんですが「ほのかなネタバレやめて><」と忠告を無視して行った結果見事に???になりました(苦笑)さーせん。想像力で乗り切るしかなかった。あと啓ちゃんの事務所にでっかいナマズ??居たのびっくりしたんだけど、あれって原作だと言及あったりするんですかね??桑原さんが1回目に言う「わしのこと嫌いなんか」も唐突でニュアンスがよく分からん??と思ったので、できれば出会いからちゃんと知りたい…。なんにせよ原作小説のシリーズ読みたい気持ちがめっちゃ高まってるので、メディアミックス大成功だね!!!

横山さんの演技

正直、予告で観てた時とか序盤の方とか「表情がないなぁ」って思ってたんですが、その分感情を爆発させたシーンとかニヤリなシーンとかが効いてきた感じでよかったです。横山さんができる啓坊を最大限表現できている気がしました。名優達の中にいても浮いてたりとか全然なかった。あと、映画館の音響で聞くと声がいいなぁって感じた。一般男性にしてはセクシーすぎるくらい(笑)

『スキャナー』の時には思いの外「ヤスくんがんばれ…!」って気持ちで見守ってしまったんですが、今回はほとんど思わなかったです。横山くんの演技仕事に慣れてきている私。安心感。かつては演技仕事観るのがつらいかもしれないと思ってたのに。不思議なものですね。

 

主題歌『なぐりガキBEAT』について 

すっごいよかった。

「大好きな関ジャニ∞が主題歌歌ってる…」って意味で感動するかなーと予想してたんですが、そうじゃなくて、もう歌詞の聞こえ方がぜんっぜんちがう!!映画2時間観ただけで曲にこんなに深みが伴うなんて。いや、すごかった。見え方の魔法。マジックみたい。

・歌詞がどこもかしこも二宮啓ちゃん!!!!!!

もうどこがとか言えないくらい全部!すごい!今までなんとなくこの辺がそうなんだろうなと思ってたところ(例:「どこまでも付いて来る うまく巻いてもまた沸いてくる ハンパな俺夢も共倒れ 疫病神とブルース」)じゃないところもめっちゃ二宮だった!すごい!二宮の歌う二宮のための二宮の応援歌!!

アニソンって歌い手のものというよりは、アニメという一つのコンテンツの中の一要素だから、そこが良いところなんだなぁ~!どれだけ歌い手(作り手)の個性と作品の世界観や色調を交差させられるかって実験をする試みが、とても魅力。どっちかがどっちかに寄せすぎちゃいけないし、全く歩み寄らないのもいけない。ドンピシャっていうのでもなく、すれ違いざまにハイタッチするくらいの関係が熱いと思う。化学反応。

モンスターハンターストーリーズ RIDE ON !!×パノラマ)

www.polka8dot.com

ドラマの世界に限りなく隣接してるのに、同調してないラインでスタイリッシュに作り上げてきた、この作品と作品の高め合いがすごく好きだなー。

(レンタル救世主×one chance)

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こんな風に私はとにかくよく言ってるんですが、「作品と作品との相乗効果で深みが何倍にもなる」っていう力の凄さを信じてるし大好きなので、こういう風に映画を彩る楽曲、素晴らしいと思いました!

・2番横山くんソロの「怖じ気づいて隠してた度胸 ここでひとつ見せてみろ」。特にここめっちゃぐっときた。映画観てる人の中でどれくらいの人が、二宮がここを歌ってるって知ってるんだろう。事前に知らないで来た人は二宮の歌声って気付かないんじゃないかな。もったいないな。あぁ…めっちゃ良かった。あの、横山くんのがなりが、漁港で車のエンジン全開にして飛び出してきた二宮の覚悟と勢いに重なって思えて、感動した。

・蜘蛛の糸

冒頭と終盤にあった啓ちゃんが溺れているようなシーン。既視感。『なぐりガキBEAT』のMVで横山さんが空中浮遊してたシーンを思い出しました。そして、あの二宮と桑原が溺れている水面から助かる、見捨てる、みたいになる最終盤。「蜘蛛の糸」のモチーフを表してるんですよね?そこでようやく『なぐりガキBEAT』の歌詞の「ガムシャラにもがくその手に『きっかけ』の糸がかかる」の歌詞が、抽象的なイメージではなく明確にこのシーンを指していたんだと分かりました。

・イントロでの聞き慣れた「ヘイ!」「ッハッハッハッハッ!」がなくて違和感。確か2番への間奏からはあったような。あと、最後「Knock Up The Scrawl Beat !!」が確か1回でしたね。ちょっとだけショートバージョン。観に行けてないんですが『土竜の唄 香港協奏曲』では落ちサビが短いという話を小耳に挟んだこともあるので、歌詞部分が短くされてなくてよかったです。

・役者さんの名前クレジットが出てきた時点で席を立つお客さんが多くて残念でした。一組立つとつられて何組か帰っちゃいますよね。あぁーなぐりガキまで待って…と思っていたらインスト曲が流れて、その後になぐりガキだったので、聞いてない人が多数。これだけ映画の世界観を表している楽曲だから、ぜったい楽しめるのになぁ。残念。

 

横山くんについてつらつらと書いていたのですが、長くなったので本日はここまで。

ほなね。

 

なぐりガキBEAT(通常盤)

なぐりガキBEAT(通常盤)

 

 

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