雨の降らない星では愛せないだろう?

ハロー!プロジェクト、関ジャニ∞、フィギュアスケート、その他つれづれ

推しのグループにもう一人の推しが移籍する

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深夜。1日1ももちシリーズを書き進めようと思ってPCを開き、そういえばさっきTLでむろたんの画像付きのはてなブログを見かけたけどまだ読んでなかったな、と思い、探して読んだ。泣いた。

湧き上がる感動を抑えきれず、深夜だからTLに人が居ないのは分かってたけど、思わずツイッターで拡散してしまった。

それと同時に、ここ最近の出来事をきっかけにずっとモヤモヤしていた色んなことに、ちょっとだけ答えが出たようなスッキリした気持ちになったので、その気持ちを記しておきたい。

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上手く言えないかもしれないけど、お許しを。

 

きっかけのブログ 

まずは、こちらを読んで頂かないと話が始まらないので、読んでくださいお願いします。

okometokaraage.hatenablog.jp

この方のブログは以前にも別記事を拝読したことがあるし、なんなら文中に出てきた「アンジュルムにインド人みたいなダンスする女の子がいる、やばい」ツイートも回ってきたことがあったのだけど、まさかこんな風にまた巡り合えるなんて思ってもみなかった。

話の本筋とは違うのだけど、この方が観られたという「ハロ!ステ号外」は、ハロヲタにはちょっと笑い飛ばせないくらいしんどい出来事の1つだった。(もちろん人によって程度の差はあるけれど)(あと本当言うと、その前段階の「ハロ!ステ号外予告」と「カントリー・ガールズの今後の活動について」が一番しんどかった)

どう考えても内向きにしか事が運んでないようにしか見えないのに、効果的な大改革をやってのけてるつもりでいるらしい事務所に腹が立って仕方なかったのだけど、実はハロヲタじゃない人にもこの新体制の激震が届いていて、この動画を最後まで観てもらうこともできていたということを知り、心底驚いた。

本当に驚いた。

動画を観た後に、ハロプロのことをもっと知りたいという好奇心が湧くくらいには、ちょっとは外向きに発信できていたんだ。ただしんどい思いをしているこの改革にもちょっとは意味があったんだ。そのことを知ることができただけで、このブログを読んで良かったなと思えた。すごく救われた。

ここまで書いたからにはリンクを貼らないといけないと思うので、貼っておきます。ねぇ本当に、この動画、外部の人から興味持ってもらえるような動画になってる?


ハロ!ステ号外 ~ハロー!プロジェクト2017新体制決定スペシャル~

 

むろたんに出会ってくださった

この記事主さんは、その後アンジュルムと出会うことになる。出会うというか、知っていたということを認識された、とのこと。それもまた嬉しい事実で、アンジュルムの歌がファン以外に届いていたということをこんなにも実感できたことはないし、とても心強い体験談だった。

そして、見覚えのある笑顔がブログに登場した。

むろたん。そう、むろたんを見つけてくださったのだ。

そんな時に私の前に現れてしまったスーパーファニーキュートダンスをするアイドル、室田瑞希さん。インド人みたいな動きをするしインド映画の踊りを踊れてしまう人だと思った瞬間に““出会ってしまった””と感じた。出会ってしまった、室田瑞希さんに出会ってしまった。

号外出 - おこめとからあげ

室田瑞希さんのことを知ってくださった。そして、「変なダンスで世界に羽ばたこうとしている女」を「大大大好き」とおっしゃってくださった。

動画を観て気になる存在になったところから、アンジュルムの初現場を即セッティングするところまで一気に駆け下りて(?)くださった。その原動力が何かといえば、もうそれは好きの気持ちに他ならない。

そんな気持ちを、推しが、誰かに抱かせたということが、たまらなく嬉しかった。

あぁ、むろたん、良かったね。

そう心の中で推しに話しかけた時、胸のあたりがぐっと何かをこらえるようなそんな感じにおそわれた。泣けた。

そして、その感情をもとに、心の何処かが晴れ晴れとした気持ちになった。

 

ここからは、その心境にたどり着くまでの自分語りです。引用させて頂いたブログのことから一旦話が離れます。

 

推しと推し

「ハロ!ステ号外」動画でカントリーメンの移籍・兼任先が発表された時のこと。結果にひとまず揺さぶられ、一通り色んな論争にも口を挟んだ後に、ふっと気付いた。

推しが推しと同じグループでやっていくことになった。

いや、そんなことある?

こんな風に一所懸命に好きなのは、アンジュルムとカントリー・ガールズだけ。別にハローの各グループで1人ずつ推しを決めている訳でもない。それなのに、ハロメン51人*1もいる中でたまたま2人だけの推しが、こんな風に被ってくることなんて、ありえるんですか?いや、ありえたんですね。あっちゃった…。そんな事態なんて想定してなかったから、めちゃくちゃ戸惑った。

この時はこんな風に明るく終わってるし、その後も(無意識に呟いてなければ)そんなにこの件について触れることはなかった。けど、実はずっと悶々としていた。

そう、私にもついに「推し変」がやってきたのかと。

 

推し変に至る、至らない

亀井絵里ちゃんが殿堂入り推しなのは間違いないんだけど、なんせ好きになった時には既に卒業して芸能界を去っていたので、リアルタイムで推しが存在するのはむろたんが初めてだった。それなりに堅い気持ちで「推しと呼ぶのはアンジュのむろたんだけ」と決めていた。ところが、カントリーを好きになりむすぶから目を離せなくなりカントリー現場もデビューしてしまい、私は兼ヲタでやっていくことを決意した。

むすぶを、推す。

それでも、私の中でむろたんが一番であることは変わらなかった。好きな気持ちに序列をつけることはできないが、どうしてもヲタをやっていると一人だけを選ばざるをえない状況に見舞われることがある。そんな時は迷わずむろたんを推そうと決めていた。むろ推しであることをハロヲタとしての立ち位置にしていた。実際に、ツイッターのプロフィールにも、様々列挙する中に「室田瑞希(現在一推し)」とわざわざ記述していたほどだ。

けどそれは裏を返せば、一推しでない推しがいる、という自分でもよく分からない状況になるということだった。「兼ヲタです。推しは2人です。」というのは、ヲタの中で特別珍しいことでもないし、2人の推しがいると2倍以上に毎日が楽しいのでこれまでそんなに悩んだことはなかった。

しかし、このところ、そう、実は新体制の兆しもまだない春頃から、密かに自分の中で葛藤していた。

それは、「むろたんからむすぶに一推しが変わってしまっているのかもしれない」という悩みだった。

もうこれは気持ちの問題で、恋とかそういうものに近いので「気付いたら好きだった、気付いたら好きじゃなくなっていた」というのは抗えない感情であることは充分に承知していた。それでもあっさりと「じゃあむすぶが一推しで」とプロフィールを書き換える気持ちにはなれなかった。

むろたんのことはめちゃくちゃ好きだし、むろたんにお金を落とすことはやりがいがあるし、むろたんにだけは握手で伝えたいこといっぱい浮かぶし、それは推しに必要な私の中の条件を満たしている。だけど、ライブ中いつでもむろたんのことを観ているかというと実はそうでもない時間の方が長いし、最近だったら笠原桃奈ちゃんに目を奪われていることが多い。

それって、私もしかしてむろ推しじゃなくなってるのかもしれない。でもむろのことは責任持ってずっと推すと決めているのに、そんな途中で推し変するなんて。私って、そんな軽い気持ちでむろを推していたの。

「こんな気持ち…初めて」。私の中の小方リサがささやく。

ジャニーズファンの方々が、「担降り」に葛藤する気持ちが、ようやく私にも分かった。これは、アイデンティティーに関わる問題だ。

むろを「一推し」からただの「推し」に降格することは、同時にむすぶの「一推し」昇格を意味する。推しを増やすだけならまだしも、自分の一番を変えてしまうなんて、そんなの…。でも、自然に考えてしまうのは、むろのことじゃないことが多くなってきている…。でもそんなの、一過性の気持ちでいちいち推しを変えました、なんて、中学生のカップルの別れた報告じゃあるまいし…って、そうグダグダ悩んでいるうちに、カントリーはこの春ますます可愛くなり、また自然とむすぶのことを考える時間が多くなった。カントリーに強く肩入れしてハロヲタをやっているその状態。

そんな時に、むすぶは、アンジュルムのむすぶにもなった。1推しの居る場所に、もっと1推しかもしれない子がやってくることになった。…自然と「推し変」という選択肢が浮かんだ。

もう、Tシャツはどちらのを着ていけばいいのか分からなくなってしまった。誰も私のTシャツの色なんか見ていやしないのに、自分の中で、むろたんとむすぶの両方がいる場所でむすぶのTシャツを着ることは、どうしても葛藤がある。でも、こんな状況だからこそ、応援を表明したい。でも、むろたんに推し変したんだと思われたくない。むろ推しが減ったという事実も事務所にさとられたくはない。むすぶ加入でむろからむすぶに流れたんじゃなく、今はむすぶを第一に思いたい、その気持ちで行動することが悩ましい。

 

はい、大変前置きが長くなりました。本当はこの気持ちのぐずぐずした部分だけで1本ブログ書こうと思っていたので、細かく描写してしまった。ここでようやく、元のブログのお話に戻る訳ですが。

 

推しを好きになってくれた人がいた

勝手に自分の中のむろを降格させるさせないでややこしくしてしまっていた。今後どうするか、悩んでいた。そんな中、引用させて頂いた今回のブログを読ませて頂いて真っ先に感じたのは、純粋に「むろたん、良かったね」ということだった。

むろが愛されているという事実でこんなにも嬉しく思えるなんて。「なんだ、私はこんなにもむろたんのこと、大好きなんじゃないか」と、答えが降りてきたような気持ちになった。

そうだ、私はやっぱり室田瑞希ちゃんが好きなんだ。好きじゃなくなってなんかない。好きだから、こんなにも手放しがたく思っていたんだ。それが答えだった。その証拠に、むろを見つけてもらえて、こんなにも誇りに思っている。それって、私のむろだと思っているから。

むろの道のりを見守り、むろの行く末を不安に思っていたところに、たった一人、むろたんを好きになってくれた新規の方が居たと知った。それだけで、なんだか報われたような、救われたような気持ちになった。

過去の批評も厳しい未来の予測もしてしまいがちな私は、ただ、「今」のむろたんを気に入ってくれる人を眩しく思う。純粋な「好き」の気持ちを、むろたんに、アンジュに向けてくれる人がいたことを嬉しく感じるとともに、自分はその感情を失ってしまったのか、と少しだけ省みる。だけどそれは、好きの種類が変わっていっているだけだと、素直に思えた。 

この記事主さんが、沼に落ちるか、一度見て満足するかは分からないけれど、"出会ってくれた"その素敵な瞬間があったというだけで、とても嬉しくなる。

むろを好きになってくれた人がいた。世界はとっくにむろを見つけていた。むろを推していて良かったと、そう思えた。

 

行雲流水

結局、「一推し」どうするか問題にカタはついていない。だって、好きに順序はつけられない。人の気持ちを明確に計ることなんてできない。

けれど、少し肩の荷が下りた。

今は心のままに、むすぶのことを愛したいと思う。

それを「推し変」と呼ぶのか、いつかまた気持ちが変わるのかはまだ分からないけれど。力になりたい人の応援をめいっぱいして、見ていたい人を気のおもむくままに追い。その自然な結果を見守りたい。たぶん、現場に行けば、きっとまた新しく見えてくるものがあるから。推しと推しが2人で並ぶこともあるかもしれない。それって今は複雑だけど、きっと誰よりも私が喜ぶべき瞬間だと思うから。

考えすぎない。考えに考えて、その答えにたどり着いた。そのきっかけとなるブログに出会えたことに感謝している。

私のハロコンは大阪2日目、昼夜参戦。アンジュルムの秋ツアーも行きたい。むすぶとかわむーを笑顔で受け入れたあの子たちのように、いつも笑顔で未来を受け入れたい。愛はあるがまま、それがきっと一番。

 

わお、ちょっと聞いて、大発見。ハロプロ研修生アルバム。

1 Let's say “Hello!”

1 Let's say “Hello!”

 

むろたんとむすぶ、お隣同士だわ。わお。

*1:2017/7/13現在