雨の降らない星では愛せないだろう?

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"かっさーは愛そのもの” アンジュルムコンサート2021「桃源郷~笠原桃奈 卒業スペシャル~」

ついに迎えた2021年11月15日。

アンジュルムコンサート2021「桃源郷~笠原桃奈 卒業スペシャル~」

めちゃくちゃ良いコンサートでした!!!!!!!!!!

 

このメンバーで初めての単独ライブって聞いてそんなことある!?と思った完成度だったし、このメンバーでやるのは今日が最後ですって聞いてそんなことある!?殺生な!!と悲嘆にくれるレベルには超仕上がってました。

テレビ中継での応援になりましたが、映る人映る人強すぎてなんだこの集団って思いましたし、全カットが素晴らしかったので現地で観たらそんなのまるで…アッ桃源郷!?ってなりました。馬鹿みたいな感想ですが、アンジュルムが好きで最高です。

 

のっけからどうしても昨年の起承転結と比べてしまうけど、コンサートとしては断然!今回の桃源郷が良かったです。

2020『起承転結』は感染対策上「ここまでしかできない」が目立っていて消化不良で、異常なまでの場位置移動でメンバーの高い緊張も見てとれて、バラードコンの流れを汲んだセットリストはどこか寂しくて、あとアンコールも間を埋めるための映像で、かなり特殊だった。

それに比べて今回はまとまった形でダンスが見られて、手も繋げるし肩も組めるしハグもできるし近くで笑い合えるし、もうそれだけで100点です。幸せを貰えます。ほぼ同じ形態のセットだからこそ慣れて「昨年からパワーアップさせるぞ」+「アンジュルムの通常に戻すぞ」の両方が感じられた。花道を活かしたドンデンガエシのライティングはかっこよかったし、メンバーもカメラアピールとかこなれてて気持ちよかった。

「その時出来る精一杯」はそれはそれで尊かったけど、やっぱりわたしは勢い溢れるアンジュルムのライブが大好き。単純に好み。だから1曲目から中盤、ラストスパート、アンコールまで休みなく攻めまくった今回のセトリは楽しかったです。

余裕で体力有り余ってる彼女たちを観てたら、はやくアンジュルム単独でツアーさせてあげて!という気持ちでいっぱいになりました。室内飼いはストレスよ。

 

 

 

ももなの卒業

桃奈のことは当たり前に大好きなのに、こんなにも喪失感がないものか…とちょっと自分でもビックリしています。それくらい希望に溢れた卒コンでした。

桃奈が見ている未来がしっかりしているから、それを周りにも伝えて理解を得られているから、アンジュルムでやるべきことは充分にやり遂げたから、なのかな。

いつか未来でアンジュルムリーダーになる桃奈を疑ったことはなかったけど、そうじゃない未来もとっても素晴らしいじゃないと教えてくれた、卒業前からそのワクワクを共有させてくれたことに感謝してます。

でもラジオで菊池亜希子さんと蒼井優さんがおっしゃっていたけど「夢の場所が想像と違ってもまだ4,5回失敗してもなんとかなる年齢だし、間違えてから改めて戻ってきても全然いいよ」(意訳)という言葉は本当そうだなと同意出来て、愛する場所を自ら旅立ったことをプレッシャーにしすぎてしまわないでほしいなと思います。

ま、でも、メンバーが言っていたように桃奈の意志の強さがあればどのようにでも道は開けていくんだろうと信じてもいますが。

 

桃奈の手紙は素晴らしかった。知性と愛に溢れて、どこまでも桃奈らしかった。

すごい早口でしゃべり始めた時は、あーすごい言いたいことあるんだろうな、端折って手紙にするよりは全部詰め込んできたんだな。らしいな。と微笑ましくなりました。

桃奈は言葉の力を知ってる人だから。桃奈が選んできてくれた言葉たちは全文見事でした。

その中でも特に、自分の出会いが恵まれていることを指して「私は、私を特別だと思えます」と表現したのには唸りました。

自分の幸福に行き着いている、人生の真理を悟っている人の言葉だと感じました。

卒業に際して思想の面で成長を示す、にしても程がありまくるところが笠原桃奈さんという人間から目が離せない所以でした。そうでした、この人はそうでした。

誰よりも無邪気で、誰よりも真剣で、誰よりも分からないことを分かろうとして。そんな桃奈が5年間でたどり着いたひとつの真理がやはり「愛」であったこと。アンジュルムのBIG LOVEが軽いものではないことの証明でもあるように思います。

かみこ達が言うように、桃奈が言葉で育てた「アンジュルムらしさ」も沢山あるんだろうな。そしてそれは、時代が変わっても確実に引き継がれていくのでしょう。

 

 

メンバーそれぞれ

 

三色団子ちゃん

約1年弱前はコンサートに華を添える存在だったのに、今日はめちゃくちゃアンジュルムの顔をしていて、その成長ぶりすごく頼もしかったです。メンバーが楽しんでる顔に煽られるの大好きです。

為ちゃんが全身で曲を表していて、ケロちゃんが顔で曲を楽しんでいて、わかなちゃんが自分を貫いていて、その三者三様の持ち味がいいぞ!このままどんどんイケイケで調子に乗ってほしいと思います。

でもやっぱり1年経っても不器用なケロンヌの46億年LOVE脚パカパカが好きです。

 

りん

表情筋強化ギプスでも付けてましたかってくらい自在に顔が動くようになってて、これだよこれ!新人が見違える醍醐味!ってなりました。明るい表情、これすなわち希望。

ビジュアルも歌声の抜けも仕上がってて、安定感抜群。一人加入のポテンシャルを改めて見せつけてもらいました。ハッサコパイセンはやっぱりパイセンでしたぜ!

ダンスも、持ち前の正確さに加えてちょっとしたニュアンスが加わるようになってて、これだよこれ!と膝を打ちました。アンジュルム育ちの野性味が見られるだけでたまらんのです。

 

れいら

年下組というグループ分けで歌ってた時、いや嘘やろ君そこにおるの・笑。とネタにしたくなった程には貫禄たっぷりでした。アンジュルムの立派な戦力すぎてキャリアが訳分かんないことになっております。美の面でも、最後の挨拶の時光り輝きすぎてておそろしくなった。

今回初めて、カメラに向かってドヤらないれいらのパフォーマンスって面白い存在だなと気付きました。歌い終わりちょっと目線を逸らすのよね。表情のバリエーション増えてきたらもっとすごいことになりそう。

 

かむ

こーいう子好き!と言いたくなったライブでした。現場行ってたら帰り道かむの話ばっかりしてたかもしれない。かむを見つけてしまった…何度目だ?って感じですけども。推しの概念に今一番近い人かもしれない。

とにかくスーパーサブ、というのが現状アンジュルムにおいての立ち位置かなと思いますが、単なる便利屋さんで終わらんき!と燃える土佐魂があらゆるクオリティーを向上させてしまうんですね。(想像)

踊れる、可愛いのが得意、セクシーなお姉さんもできる、そこに加えて今回はソロパートでの活躍が目覚ましかったです。いちいち上手いんだこれが!歌声の伸びが心地よかったし、表現が多彩で見事でした。普段から誠実に結果を出してるからこそチャンスが回ってくるし、またそこで結果を出して次に繋がる、バラエティーなど他のお仕事と同じかむポジなサイクルがここでも現れてるなと思いました。

そして、たくさんのふなちゃんパートを引き継いでくれてありがとう。まるで違う2人の歌声だけど、オリジナルを大事にしてくれるかむちゃんだからこそかむちゃんのオリジナリティー溢れるパートになっていると思いました。情熱なめんじゃねぇ、感無量です。

 

かみこ

生き生きしてましたね!モデルもタレントもばっちりこなしてるけど、あなたやっぱりステージ大好きだね~~!と一目で分かりました。

1年前と比べるしか材料が無いのであれですが、声にストレスが全くない状態というか、集中してるのにリラックスしてる感じ…ゾーンに入ってた?見ていて一切心配が無いくらい、勝ち確でした。

やっぱね、言いたいことは前日までに言っておくべき。当日はただ楽しむのだ!今回それが出来たからコンディションが良かったのだと思います。

 

りかこ

同じく、りかこも力みが無くてかっこよかった。大ベテランみを感じた!気合い入れまくりモードの吼えるりかこも大好きなんだけど、今回くらい自然体でも充分に女王様なのどういうことなの…。

これだけ多くのメンバーを見送っててもまったくスレないりかこ。卒業の度に毎度毎度ちゃんとそのメンバーとの思い出に向き合って、一番大切だったことを心に刻んでるんだなぁと感激します。というか、普段からそういう風に他人と接してるんだろうね。くしゃっとなる恒例のあの表情を見る度に、良い子だ…って毎回思います。ステージ上でクソッて言っちゃうとこまですっごい好き!

 

タケ

卒業するメンバーのために一番泣くのが、一番年上のお姉さんって時点でずるいですよ。だってこんな、よちよちしてた時から見てたもんねぇ…ってもらい泣きしちゃいます。

交差点、いつも歌えなくなっちゃうけど今回は最後の「ありがとう」をしっかり届けられて良かった。その後号泣してたけど!なんなら桃奈の肩で泣いてたけど!桃奈はりかこの肩を借りてましたね。こういう形のアンジュルム、竹内リーダーらしくてとても好き。心に残るシーンになりました。

髪色髪型の素敵お姉さんっぷりに見惚れます。ジャケットの時の袖の長さがスタイリストさんGJです。はっきりしようぜの間奏、後輩率いたキメ方最強です。竹内リーダー最強伝説、まだまだ極めていけますね。

 

ももな

ド派手でアガる1着目、キュートでスタイリッシュなピンクの2着目、そしてシルバーがきらめき黒で締める最高にかっこいいセレモニースーツ、どれも優勝でした。ヘアアレンジもどれも似合っててずっとガッツポーズでした。ピンヒールの高さはどうかしてます。最後にはネックレスを食べちゃって、イヤリングをどんどん吹っ飛ばしちゃってるももなが「暴れん坊」の称号らしくて大好きが止まりませんでした。

『地球は今日も愛を育む』で卒業ソロ歌おうなんて思う人、いるんですね?いました。これ以上ないくらい似合いまくっている選曲で、改めてスマイレージ・アンジュルムで育って過ごしてきた時間と、そこで培った「自分」への理解力の深さに感服しました。

 

タケが『友よ』で「ありがとう出会ってくれたこと」と高らかに歌い上げた時、駆け寄ってくる姿が私たちの愛しき大型犬ももなすぎて、泣きました。

挨拶で、現最年少わかなちゃんを見つめるかつての最年少ももなの瞳がお姉さん通り越してお母さんで、母性はここに受け継がれている…と泣きました。

桃奈が「貴方」と呼びかけてくれたことに自分の特別さを感じられて泣きました。

こんなにいっぱい泣かされたのに、桃奈もいっぱい泣いてたのに、終わった後は心がスッキリ晴れやかで、笑顔で未来に向かっていこうという気持ちになりました。

全部、桃奈のおかげです。笠原桃奈というお人柄が導いた、最高のコンサートでした。

 

りかこが言った「かっさーは愛そのもの」という言葉は全く大げさでなく、桃奈を見てきた人と今日桃奈を見た誰にとってもしっくりくるフレーズだと思いました。

『愛のため今日まで進化してきた人間 愛のため今日まで退化してきた人間』で愛を抱えていた子が、大事に大事に自分なりの愛を学んで慈しんで育んで、たくさん周りの人に愛されて、また真摯な愛で返して、「まばゆい愛の時代」を作り上げてきたことの結果が、今日の武道館だったんだと思います。

愛に満ちた空間、それは貴女がこれまでに世界に振りまいてきた愛だよ。

 

ダンスパフォーマンスの始まり方、新しいことがアンジュルムにもたらされた興奮がありました。

各曲ソロパートではリリース時に与えられてからちょっとずつ磨いてきたものを存分に出し切り、信頼する仲間たちと心から楽しそうに46億年LOVEを歌い踊り、そして「どんな時代にも流されずに」を最初で最後、高らかに歌い上げた『大器晩成』。ハロコンでアンジュルム電撃加入、即電撃パフォーマンスデビューした時の曲です。

今日の晴れ舞台に桃奈の歴史も、努力も、明るい未来も、全部詰まっていました。

 

桃奈にとって前に居たお姉さんたちがどんどん旅立っていくのを見てきた中で、桃奈が旅立ちを考えるのはなんら不思議なことじゃないけど、それも順番とかじゃなくて、行く時が来たらそれぞれ行くアンジュルムがすごい好きだなと改めて思いました。

どんなインタビューやブログで読むよりも、桃奈も行く時が来たんだなと自然と納得できたのがコンサートの場であること、嬉しく思います。アンジュルムを旅立つには交差点に立たないといけない、そしてそれぞれの道を歩んでいくことを自ら選び取らないといけない。だからこそ卒業の瞬間、とてつもなく強くなって美しくなって、みんな羽ばたいていくんだなと感じました。

 

そして、アンジュルムの方も。タケちゃんが言った通りオーディションも開催中でグループは新しい道に進んで行っている途中で、誰もがそこに留まることのない、武道館がゴールでもスタートでもなく通過点なのが、それは希望だなって思いました。

通過点は通過点でも、とっても大事な通過点ですが。

交差点では別れがあるけど出会いもあって、新しい道と景色が待ってる。

 

桃奈は、最後に「皆様、どうぞお元気で!」と高らかに祝福の祈りを捧げてくれました。

桃奈にも、月並みですがご多幸と今後のご活躍を祈りたいと思います。

どうかいつまでも、最上級の愛に包まれていてください。

私たちは桃奈が育んでくれた愛を、同じ地球の上で感じて生きていきます。

 

 

アンジュルム卒業おめでとうございます!

笠原桃奈さん、大好きです!!!!!

 

心から愛しているよ!!!!!!!!!

 

 

 

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笠原桃奈が笑顔でアンジュルムを卒業! “離れ離れになっても、どこにいても、この先どう生きようとアンジュルムのことが大好き!” - 日刊エンタメクリップ

 


 

▽関連記事▽

 

かみかさバースデーイベントとカントリー・ガールズ7周年と

2021年11月5日です。

カントリー・ガールズ結成7周年おめでとうございます!

こうやってお祝いしていけばそのうち活動期間よりその後の方が長くなってしまうのですね。やなふな加入6周年なんて、もう本人たちの活動もないので祝いがたい。

時は止まったなぁなんて考えてた今日この頃です。

 

そんな本日、「アンジュルム 上國料萌衣&笠原桃奈バースデーイベント2021」を配信で観ました。

 

いつのまにかやってきて、いつのまにか終わっている印象のハロプロ配信。今回はギリギリ見逃さずに済みました。本日11月5日(金)21時までですのでまだの方お早めに。

事務所の人はいっそ見逃してほしいのかと思わんばかりの告知の少なさと配信期間の短さ。FCのも、新しくできたサイト(タンブラー)のも「情報はリリースしたからそれで良いだろ!あとはそっちの責任!」とばかりに投げてくる事務的な姿勢が見えるのがどうかと思ってるクチですが。まあそんな愚痴は置いといて。

 

かみかさふたごバーイベ。

わたしは今年の今日これを見るべきだったし、見て良かったと思いました。

 

カントリーの曲が生きてた。

 

ふなちゃんがいた。

 

ただでさえ桃奈卒業で極まってるのに、その2点だけで上乗せ感無量でした。

久しぶりに、カントリー大好きの一面に人格が引っ張られる感覚がしました。

 

 

ソロの選曲

カントリーの曲が生きてたというのはですね、桃奈がソロで歌った『待てないアフターファイブ』と、かみこがソロで歌った『VIVA!!薔薇色の人生』のことです。

なんて素敵な選曲!当日にレポでセトリを知った時も『待てないアフターファイブ』は桃奈に合うなぁ~流石!と思っていたのですが、実際観て、ちゃんと振り付けを踊りながら歌ってくれてることに胸いっぱいになってしまいました。そう、この振り付けが良いのよね、大好きなのよ。

歌詞からメロディー、振り付け、衣装、編曲に至るまでめちゃくちゃ高クオリティーだったのにMVもなく披露機会も少なかったこの曲。カントリーといえば!という風に語られることは少ないけれど、わたしはカントリーの楽曲が昇っていく過程でかなり重要な局面にあった曲だと思っています。

現在のハロメン達がカントリーの曲をチョイスする時はほとんどの場合可愛い曲を使いたい場面だったりするので、そこかぁという無難な選曲にもなりがちですが、桃奈がこの曲を掬い上げてくれてすごく嬉しかった!

桃奈の健康的で明るい笑顔が都会的なこの曲の主人公を具現化したようだし、刻んだジャジィなリズムが桃奈をよく引き立てていました。

 

もう一つ。かみこの『VIVA!!薔薇色の人生』。

まずもって、普通にイベントの中盤に入れる度胸がすごい。わたしならラストにしか使えない。笑

かみこならではの芯の通った明るい歌声が、この曲をすごくすごくすっごくキラキラさせてくれました。

ソロで聴くのも良いもんですね!かみこはなんでもソロで歌えるけど、この曲がソロで聴かせられるだけの曲だと考えたことは今までなかったです。かみの力すごい。

かみこも振り付けを踊ってくれました。嬉しい。そして、アルプス一万尺。

そこだけ登場した桃奈と2人で楽しくやり合って。当然やなふなとは全然違う、かみかさだけの「2人」の感じ。とっても楽しそうで、すっごく素敵でした。

 

「私なら大丈夫です」を伝えたい、ふたごのかたわれ。

 

卒業に際し、そんな存在がいることの稀有さ。胸がきゅっとなります。

 

 

ゆめ組のいま

あと、ふなちゃん。居ましたね。うん。見学とかではなく、存在が。

かむがゲストに登場して3人で歌った『夢』。

ゆめ組って終わらないんだなって思いました。

というか、あの頃描いた夢って、時間が経っても色褪せないんだなって。

 

過去のハロ映像を観ていて、好き!と心がときめく瞬間そこには船木結がいます。

何度だってわたしはふなちゃんに出会ってしまうし、好きになってしまうんですね。でも、本人は先に進んでいるのにいつまでも過去の生身の人間を拝んでいていいのかなって葛藤があります。

 

そんなアンニュイな日にかみかさバーイベが開催され、セトリを見ました。なので、すごくマイナスな捉え方をしました。

エモさが、つらかった。時間が過ぎて道が分かたれていくことが、刺さる1日でした。

 

でも、今日の機会に配信で見てちゃんと捉えなおせて良かったです。

今という未来があの頃描いた夢の通りじゃなくても、あの頃夢を描いたという事実は消えなくて、きらめきはそのままなんだって。

タイムパラドックスみたいに、未来で居なくなってしまうことになった人が過去の写真からも消えてしまうわけじゃない。

今がせつないからって過去までかなしいものにしちゃだめですね。

 

それに、全然せつなくもない。2021年に3人で歌う『夢』も心踊りました。

ふなちゃんのところをふなちゃんっぽく歌う3人に愛を感じましたし、ふなちゃんのコーラスは今もあたたかくしっかりと曲を支えていたし、MCで自然と空いた3人の隙間にふなちゃんが見えました。かむちゃんが写真を撮るときに、ダブルピースをしたのも、たぶんふなちゃんの分。

 

MCで「船木結ちゃん、OGの」として名前を挙げられて、OGかぁって感慨深くなりました。船木結、アンジュルムOG。それって、グループが続いているからこその概念ですよね。

みんなが守ってくれる。桃奈はこの度旅立つけれど、かみこにも、かむちゃんにも、彼女たちの中に残っていくものがある。

居場所だった場所が、旅立ちの場所になり、帰る場所にもなる。

アンジュルムが船木結にとってひとつのふるさとになっていることを改めて嬉しく感じましたし、それは桃奈にとっても間違いなくそうであると確かめることができました。

 

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かみかさバースデー 川村文乃 | アンジュルム メンバー オフィシャルブログ Powered by Ameba

 

こんな風にちょっと明後日な方向にまで想いを馳せてしまったかみかさバーイベでしたが、18歳の桃奈と22歳のかみこが充分な仕上がりを見せているのは確認できました。

11月15日の武道館でどこまでのものをやっちゃってくれるのか本当に楽しみです。勢いのまま、桃源郷に伝説築いちゃってください。

そうね。かみこはきっと泣くし、桃奈はきっととびきりの笑顔を見せてくれるんだろうな。

 

2021年10月。

お誕生日おめでとう、ふたごたち。

いつも今をプレゼントしてくれて、ありがとう。

 

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かみかさラスト 笠原桃奈 | アンジュルム メンバー オフィシャルブログ Powered by Ameba

川村文乃がアンジュルムでよかった

あなたはもう、目撃しましたか?

大勝利バラエティーこと「アウト×デラックス アンジュルム川村文乃のマグロ解体ショー」を!!

まだの方は今すぐTVer or FODで無料で観られますので、さぁさぁ!(※期間限定です)

 

 

※FODのリンクがうまく埋め込めないのでツイート貼り付け…

https://fod.fujitv.co.jp/title/2590/2590810076

 

 

前回出演時に語った「自分で釣ったマグロで解体ショーがしたい」という夢から「今、相模湾で釣れます」と番組の釣りおじさんが動き、あれよあれよというまに第2弾企画!なんて持ってるんだかわむー!

しかも前回はVTR2本立てでしたが今回は丸々1本川村文乃!…素晴らしい…

 

 

アウト×デラックスのナイスなところ

大勝利ポイントその1:マツコと山ちゃんのアシストが強力すぎる

メンバーがスタジオ出演したことも相まってかマツコがかなりデレモードで、座間とか中野サンプラザとかのサービスワードも連発。

山里さんは前回より更に立ち位置を調整してきた感じで、マジでかむちゃんのことをわかってる解説ワードを細かく入れてくれて心があったまった。「マグロにヲタはいなかったか~」が好き。(TLにマグロになりたいヲタが大量出現してた)

その2人の連携が見事で、前回のマツコによる「お前の嫁が一番アウトだな」という蒼井優さんイジリを「私がアンジュの役に立てたってことよね」と蒼井優さんが喜んでた話を「それを分かってくれる嫁だと思ってた」ってマツコが喜ぶ好循環!

矢部さんもつられてか、かわむー呼びを自然にしてくれたりアンジュルムの名前を何度も口に出してくれたり、かなり味方ポジションで。

なんだこのハッピー空間。地上波バラエティーがいきなりホームになっている…。

 

大勝利ポイントその2:編集が神

字幕的なテロップではなくツッコミ的なテロップが面白い番組が神バラエティーという認識は間違いないと思うんだけど、丁寧に突っ込まれるアウトポイントがいちいち全部面白かった!

BGMで交差点が流れ、桃奈の卒業VTRが始まった時は涙がリアルに滲んでしまったし、そこからのドンデンガエシは熱すぎた!

最後に収録後舞台裏で泣いちゃってるかわむーを映してくれたのは愛でしかないし、アイドリングトークのマツコ→タケの話なんて編集でカットしてもなんらおかしくないのに入れてくれてありがとうだし…。

編集した方がヲタなんじゃないかとかは一切思ってないけど、こういう出演者にやさしいバラエティーって本当にありがたい…。

 

大勝利ポイントその3:川村文乃のタレント力

明らかに前回の出演を踏まえて成長してきていましたよね?

多少無理くりだった前回のアウト(MC陣がアウトを演出してくれて、そこに乗っかった形)(乗っかれるのも上手くて凄いと思ったけど)に比べて、今回は自ら撮れ高を稼ぎに行っていたとみた。

船上で「わたしが触ったエビだよ~」「船の上に私がいるというのに」こんなこと絶対かむちゃん言わない!(でもキャラ作ってるってほどじゃなく、お茶目でかわいいかわむーの範囲におさまってるのがすごい)(矢部さん「なんか平和やな~」「そやな~」)

釣りロケは性質上大半がカットされるけど、カメラはずっと回してて大変だろうし、こうやって発言で尺になる部分作るのって編集Dに親切すぎる…。

でも何より、どんな時も笑顔でかわいい!明るくて元気!誰にでもできることじゃない、かむちゃんの持ってる素晴らしい長所だと思う。

 

大勝利ポイントその4:アンジュルムガヤ隊

竹内朱莉出陣!笠原桃奈出陣!伊勢鈴蘭出陣!為永幸音出陣!

顔が売れてるかみこりかこもベンチに残したこのメンバーであれだけ結果出せるなんてアンジュルム豊かすぎる!

タケは流石のバラエティー力で「こんなかっこいいかわむー初めて」などと言って、本業よりかっこいいのかよ方向でとっかかりを作ってたと思う。

一方かっさーは、卒業前にマグロ解体ショーで送り出したい!という一般的にはちょっとズレたかむちゃんの想いに対して熱く本気で喜んでた。

かむちゃんの資格取得に関して「そんな努力いらないww」とか「マグロで送り出されてもww」みたいな方向性でいじるやり方もあったと思うし彼女たちはそれができたと思うけど(容易に想像つく)、そうじゃなくて努力を褒め個性を称え感謝の気持ちを伝えたアンジュルムがアンジュルムらしくて大好き!!!!(告白)

番組全体がほんわかと熱くなり、1級マグロ解体師はアウトじゃなくてかわむーのキラキラしちゅー個性…という雰囲気に仕上がってたけど、オチ部分でたけももれらためそれぞれがちゃんとエピソード披露してアウトデラックスの趣旨を維持してたのも素晴らしかった。

特に桃奈の「虫もいただくぅ!」は最高でした。「ぅ!」が好きすぎる。「盛り上げようとするんじゃない?川村さんって」という理解力高い矢部さんのコメントから、山里さんの「それは盛り上がったの?」の流れで、かっさー保存決定版画像になった「トラウマですよね」はコメント力高い。しっかりと一言でパワーワード決めた。シャークアタックのところもそうだけど、笠原桃奈さんリアクション顔が上手すぎるんよ。

冒頭で「竹内の芸歴を感じさせる…」って話をマツコがしてたけど、中落ちで一人だけ椅子から立ち上がったタケはバラエティーリーダーとしての芸歴が確かに見えた!みんなは先輩の背中を見てきっと学ぶことでしょう…なんて実り多い出演だ…。

 

 

川村文乃パワーについて

 

総じて、川村文乃あっぱれ!これに尽きます。

 

いや本当何千回何万回言われてきていることだしわたしにとっても繰り返しになるけど、かつて「個性が無い」「アンジュルムの役に立てていない」と悩んだかむちゃんが、スキルを磨き歌割りやダンスパートの美味しいところを獲得し、個人ではソロフェス!などギラギラに準備して常に勝ちに行って結果を残し、個人的にカメラマンさんに撮ってもらった写真を載せるなど日々SNS更新を頑張りスタイルの良さやファッションを魅せ、コロナ禍でステージを封じられた期間には特技を生かした動画でファンを楽しませる&アピールを行い、高知出身を活かしたマメなPRで肩書とお仕事を次々にゲットし(高知県観光特使!高知市PR大使!ゆず活アンバサダー!)、今は地上波バラエティーでMCを務め(「西之風ブラン堂」期待以上に面白い!)、そして「女性初の1級マグロ解体師」資格取得ニュースで話題を作り、FCイベントで披露のみならずそのネタで番組出演し、メンバー連れて二度目の番組凱旋……

 

いや、わらしべ長者とかの寓話かよってレベル!貴女が努力のシンデレラガールだ。

グループに還元どころじゃないです。かむの力でアンジュルムには波が来ています。

 

 

まだ「お仕事」じゃないところから、自分だけが持ってる種に目をかけ、一つ一つの芽を大事に育て、確実に全部を伸ばして…。

今のかむの「キャラ」は一日にして成らなかった。

例えば持って生まれた「高知県出身」は、そのままだと個性そのものには育たなかった。

ライブ前に更新する観光案内、方言でのおしゃべり、特技の「カツオをさばくこと」だって具体的な動画や写真でのおさかなアピールがあるからこそネタになる。

 



↓↓この1年後がこれ↓↓

 

 

でもその全てに媚がない。そこがかむちゃんの本当に素晴らしいところ。

ただ一所懸命にやれることを探して全力でやる。見返りとして自分のファンに可愛いと言われたいとかじゃない。

ファンの人を喜ばせたい気持ち。素晴らしいものを見せたい気持ち。もっと多くの人に知ってもらいたい気持ち。できることがあったら全てやりたい気持ち。

「お金持ちになりたい」という有名なあれ。その言葉に裏もキャラもなく、醜い欲望ではなく全て将来の夢や希望に変換される、その純粋さ。

そんなん、人としてめちゃくちゃ好きになってしまうじゃないですか。

 

 

真面目に、ただ夢を見てる人だからかわむーが好き。

彼女はどこまでも、骨の髄までTHEアイドルなんだと思います。

 

そんな川村文乃さんがアンジュルムに居てくれて、来てくれて本当に良かった。

アンジュルムの素敵さの、間違いなく貴女は一因です。

陰日向なく努力するという才能を、美しいその生き様を、アンジュルムで見せてくれてありがとう。

 

おかげで、わたしもキラキラしちゅー夢が見られます。

ちょっとしたことを怠らない。面倒で大変なことこそ丁寧にやる。その心持ちを教わりました。

過去も現在も未来も、かわむーみたいにコツコツと前向きに取り組めば良くしていけるって信じられる。

 

かわむーが今後ますます輝く姿を楽しみにしています。

貴女だけが扱える刃を武器に、これからも未来を切り開いていってね。

 

なんでも捌けるよ、川村文乃なら。

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オマケ 「一体、何村文乃さんなんだ…」ツイートシリーズ

きっちりとして嫌味じゃない程度のタグ付けとリンク誘導のマメさを、全ヲタクも全マネージャーも頭を垂れて見習いたいね…いや、かむちゃんご本人のツイートとは言ってませんよ?

 

ふなっきと行く!卒業旅行 in アイスランド #8「オーロラ 最後の夜空」

こんにちはポルカです。

2019→2020アイスランド旅行記もついに第8話となりました!

 

前回

・1月2日、シルフラで身も心も凍えてしんだ

・間欠泉と滝が絶景だった

 

ここまで残念ながら、目的の一つである「オーロラ」にはかけらも巡り合えていません…!

アイスランド滞在はいよいよ最後の1日です。はてさて、天は我らに微笑んでくれるのか…!!

 

 

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7日目:1月3日(金) 火山洞窟ツアー~レイキャビークの街

観光最後の日。

天候不順でツアーなどが順延する可能性も考えて、予備日としてフリーに使えるよう空けておいた日でした。

しかしオーロラハンティングツアー以外は思いのほか順調にすすんだため、ぽっかり空いた日となって。前日の夜に困ってツアーパンフレットやオプショナルツアーサイトを眺めて決めたのが「The Lava Tunnel 火山洞窟ツアー」です。

 

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火山帯ならではのアクティヴィティだし、レイキャビクから片道30分、午前中で終わるということでこれは丁度いいと申し込み。

そうやってまたいそいそと朝早くから、暖かく防水の服装とGood hiking shoes(指定)を着込んで最寄りのバス停からピックアップされて行くのでした。

 

道中は見渡す限りの雪原。

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ぽつんと一軒の小屋。ここがツアーガイドさんのいる受付です。

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ほっとするような可愛いクリスマスツリーの装い。

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ヘルメットを被り、いざ雪中行軍。

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トンネル内に入っていきます。

 

トンネルといってもところどころに穴が開いていて、そこに降り積もる雪と青空が綺麗。

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階段を歩き、奥まで進んでいきます。地質的な説明をしてくれますが、英語の用語が難しくて聞き流すのみ…。

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後頭部のハッシュタグは上手く撮れても、ふなちゃんは影絵になってしまいます。

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バスツアーを終えレイキャビークに戻って来た後は、そのまま歩いて散策に出かけます。

この日はとてもよく晴れているけど、気温が低くて雪が積もっていて寒かった!

 

 

数日前も歩いたソルファーの彫像サンボヤージャーからハルパコンサートホールの方へ海沿いを歩き、を越え「Seabaron(Saegreifinn)というお店まで。

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お昼ご飯です!!!!

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冷え切った身体をあたためてくれるロブスタースープと魚の串焼き。

お値段はリーズナブルで(2人分で約6,200円…あれ?)、時間帯がずれたのか店内は混んでおらずほっと一息でした。

 

色合いが可愛らしい繫華街を通り抜け。

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マップ片手に町の教会に寄ってみたり。

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凍り付いたチョルトニン湖のなんと美しかったこと!!

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サンタのおじさんが引っかかってるおうち

 

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積雪の坂道をのぼる自転車のひと

 

家ごとに色も形も本当に様々なときめく住宅街を抜けていくと、いつのまにかお馴染みハットルグリムス教会までやってきました。

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初めて内部まで見学してみたり。

 

 

更に歩いて、街外れにあるペルトランという施設を目指します。

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ちょっと見えてる丸いドームがペルトラン

交通手段がうまく見つからず歩いて行きましたが、これがかなりしんどかった…!
近くまでバスで行ってもどのみち最後は歩きらしいのですが、雪道にかなり体力を奪われました。

オマケに入場料がバカ高い。中は自然科学や疑似氷の洞窟の展示で、人によっては評価が分かれるところ。

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しかし、展望台がすっごく良かった…!!

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澄み渡った空気、どこまでも見晴らしの良い景色!

極寒ともいえる屋外でしたが、ここから一望したレイキャビクの風景は忘れられません。

 

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また光が眩しすぎて逆に影が濃くなってしまうやつです。遠くの山並みまで本当に美しかった。

ちょうど夕暮れかけた時間帯で、すごく印象深い色合いでした。

 

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ふなちゃんと景色の両どりはできない

 

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美しい雪道を歩いて宿に戻り、パスタと謎肉とSKYRで最後の晩餐。

ギリギリまでドキドキしましたが、ツアーキャンセルを知らせるメールもなく…

 

 

いよいよ、到着日以来のオーロラハンティングツアー催行です!!

 

 

前回のガイドさんとは違う方で、若くて元気な印象。

ミニバスに乗った人数も前回より少なく和気あいあいとした雰囲気。

連れて行ってくれる場所も前回とはまるで違って、本当に灯りの無い真っ暗な川辺。

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クッキーとあたたかいココアも振る舞ってくれます。のんびりムードでしばらく待機。

 

 

すると…!

 

にわかに騒がしい雰囲気。山の向こうを撮影して明るい声を上げる人たち。

なに?まさか…?とわたしたちもカメラを向けてみると…

 

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……!!!!

出、出~~~~~!!

オーロラだ~~~~~~~~~~~!!!!!!!

 

 

正直、肉眼では「ちょっと明るいかな?」程度ではっきりとは分からないのですが、レンズ越しに見るとまるで違う、緑色の光の帯!

焦りながらスマホ、GoPro、ミラーレス一眼をとっかえひっかえし、設定を模索しながら、より明確な写真を追い求めます。

しかしこれが本当に難しい…!

一応、露光などの設定は頭に入れてきたつもりでしたが、いざ本番となるとあたふたするばかりでした。せっかく持ってきた三脚もうまく使いこなせなかった…。

 

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最初はいつ消えてしまうかと慌てましたが、それでも悠々と写真を撮れるくらいオーロラは残り続け、かなり長い時間ツアー参加者の目を楽しませてくれました。

そのうち、だんだんとゆるやかに緑の光は夜空に紛れていき、この夜のオーロラショーは静かに終了となりました。

 

オーロラが見れると見れないではツアーの雰囲気は大違いです。

初日と違って明るい空気でツアーは解散、参加者たちは満足の帰路につきました。

 

私たちにとっても、初日の収穫無しの重苦しい疲れたツアー、その後2回の天候不順によるツアーキャンセル、期待むなしく毎晩見上げた寒空を経て、最終日にツアーがちゃんと催行され、そして念願叶ってオーロラが見れて、なんと嬉しかったことか。

はるばるでしたが夢を叶えるためにアイスランドに来て、日程ギリギリまで滞在を計画し、最後まで諦めずチャレンジし続けて、それで良かったんだと幸せな気持ちになりました。

 

 

思えば、計画した通り全ての行程が進みました。

世界最大の露天風呂ブルーラグーンでお酒を飲み、氷の洞窟アイスブルーを体験し、大晦日には花火を見て、大陸のはざまシルフラでシュノーケリングも行い、数々の絶景に触れ、そして諦めかけたオーロラまでちゃんと最終日の夜に見られた。

神様が味方してくれたんだと思います。

 

アイスランド、思い残すことは何も無し。

素晴らしい旅となりました。めでたしめでたし!

 

 

 

次回、最終回!帰路です。

アイスランド編こーんなに良い締めなのに、まさかのコペンハーゲンでハプニング発生、帰国ピンチに陥ります。

今でも思い出しては心臓がバクバクします。果たしてどんな悪運を引き寄せてしまうのか!乞うご期待。

 

 

続く

 

ふなっきと行く!卒業旅行 in アイスランド #7「極寒!真冬のシルフラシュノーケリング」

こんにちは、ポルカです。

旅当時のついろぐ見たら、観光の合間にTwitterでハロコンレポ見てめちゃくちゃモヤってるの笑う。何処の国に居てもヲタクはやることが一緒や…。

でもハロー!ヒストリーからカントリー・ガールズパート省くのまじで鬼の所業じゃない?

 

前回

ハットルグリムス教会やグロッタ灯台の散策など2020年1月1日のことを書きました。

 

さて、1月2日です。

 

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6日目:1月2日(木) シンクヴェトリル国立公園~ゴールデンサークル観光

 

おはようございます。さっそく本日の天気を確認しましょう。(当時のスクショ)

 

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いや、さっむ!?!?!?!?!?

氷点下じゃん!!!!!!!

 

今の時点で体感温度マイナス6℃のにわか雪て…こわい…。

天候に関しては如何ともしがたいので、せめて朝食にあたたかいお茶漬けでも食べようね…。

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本日は、いよいよシルフラでのシュノーケリングの日です。

自ら申し込んでおきながら非常に恐れていましたが、ついにこの日がやって来てしまいましためっちゃ寒い日になった。

 

抜かりなくツアー準備を整えます。

参加時必要な服装・持ち物
暖かく防水性のある服,手袋,セーターとズボン(フリースまたはウール),暖かい靴下,ハイ
キング用の靴,ランチ
水に濡れた場合に備え、念のため着替え一式をご準備ください。
歩きやすい靴

 

ツアーピックアップは8:30。

集合場所に指定されたFosshotel Lindtというホテルまで10分程歩いて行きます。

 

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いやもう圧倒的に雰囲気が夜。

雪が積もってる中をトレッキングシューズでサクサク歩くのは楽しかった。

 

到着したここが集合場所。ちょっと軒先で待たせていただきましょう。

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おやこんなところに気温計が。見なかったことにしましょう。

 

 

なかなかの長時間待ったあと無事にピックアップされ向かったのは、レイキャビークを離れてシンクヴェトリル国立公園内のとある場所。

とあるというか、何も知らない人から見たらそこが何なのか謎の場所という感じ。

荒野の中に沢山の大型車が停まっていて、人々が風にさらされて立っている。

 

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説明があまり無いままとりあえず降りてくれ、みたいになって、各々に合ったドライスーツとグッズを見繕われるのでそれに着替えます。

ここ、着替え場所が用意されている訳じゃないというのがつらかった…!!

漠然と更衣室、あるいは小屋みたいなものを漠然と期待していましたが雪原の中にそんな施設は無く、乗ってきたバスの座席のせまーいところで窮屈さを存分に感じながら準備し、雪風吹きっさらしの野外でスーツを着せてもらいました。

次に何が待っているのか、置いてけぼりをくらわないか、全体のタイム感が分からないのも焦る。

 

ちなみに、ウェットスーツとは違ってドライスーツは普通の服の上から着用します。

首元がかなり締まっているし水は通さない素材なので、それで大丈夫なのです。私はセーターとレギンスパンツを履いていたと思います。

その代わり、水中に沈むことは出来ずぷかぷか浮いてしまう感じ。

水中手袋も渡されるのですが、明らかに薄くて「これは…?」と訝しむ。(伏線です)

 

グループに振り分けられ、インストラクターの下に集合。もちろん戸外です。

あれこれ流暢な英語で説明してくれるのですが、雰囲気は厳しめ。

もちろん、危険を伴うアクティヴィティですから、真面目に聞かないといけません。地図を見ながら、ここからエントリーしてこういうところを見てここに帰ってくるよ、器具の使い方はこう、としっかりレクチャーを受けます。

 

しかしここで私、目を付けられてしまうのです。

グループに参加者が10人近く居るにも関わらず、わたし一人だけにいきなり「ちゃんと聞いてる?」みたいなことを問われ、その後も事あるごとにインストラクターさんから「分かってるか?」という鋭い視線付きの確認を投げかけられます。

 

あぁ、これ、学生生活で身に覚えがあるやつ…!

 

何故か苦手な先生にこそ、こういうのやられちゃうんですよね。そして委縮して悪循環。理科、体育、外部の監督的な人…数々のトラウマが走馬灯のようによぎります。

しかしもう良い大人ですから、こういう時に縮こまっては駄目だということも分かる。

気を強く持ち、あえて明るい声色での返事と、適切なタイミングでの大げさな頷きで理解力をアピール。なんせ「英語での説明が理解できない場合は、参加できません」と明記してあるツアーなのですから、インストラクターさんからアウト判定を出されないように気を張らないと…!

 

バウチャーより

ツアーは全て英語でのご案内となります。そのため英語での意思疎通が問題なくでき、インストラクターの質問に確実に答えられる方、自分からコミュニケーションの取れる方がご参加可能です。英語力によってはインストラクターの判断により、安全を考慮し当日参加をお断りさせていただく場合もございます。あらかじめご了承ください。 

 

オール英語とはいえ内容は分かりやすく、そこまでチンプンカンプンという訳でもないのに、見た目の分かってる感が足りないからって追い返されたら意気消沈どころではない。

結局、普通に進行してもらえましたが、ここでの気疲れがアイスランド旅行最大の恐怖ポイントだったかもしれません。

 

そんなトラウマ雪原を離れ、いよいよシルフラに向かいます。

川の船着き場みたいなところで順番を待ちます。

 

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わたし、これまでにダイビングの経験は何度かありますが、シュノーケリングは逆にはじめて。とにかく息をすればいいんだよね、と確認します。

筒の先に水が入らないのか不安でしたが、ドライスーツを着ていてずっと水面に浮かんでいるのでその心配は不要だったことが経験してみて分かります。

 

いよいよエントリー!

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…つ、つめたい…!!!!!

水に入った途端に分かる。これはアカンやつ!!

極冷水に浸かった全身が、生命活動の危機を訴えてくる。

 

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そしてすぐに気付く。いや顔面ノーガード…!!

ドライスーツに守られている部分も充分寒いのに、容赦なく顔と頭が冷えていく…!

更に気付く。あ、この手袋、別に耐水とかじゃないのね!?

普通にびっしょびしょでした。指先がめちゃくちゃ冷たくて、痛い。

 

手袋と頭の部分の防寒について:
こちらはドライスーツの素材ではなく、水が浸透してくる素材となります。そのため極力その部分は動かさずに体温を保持する必要がありますのでご注意ください。

一応、バウチャーに事前説明はありましたが…聞くのと体感するのとでは大違い。体温保持に努めるしかない…どうやって?

 

しかしそれはそれとして、憧れのシルフラ!水中は本当に綺麗でした。

エントリーする前に水面を見た時は「普通の川やん」と思っていたのですが、水面下の世界はまるで別物。

透明度が高く、青く澄んでいて、底まではっきり見えて遠くまで美しい。

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水の流れに沿って、どんどんと泳いでいきます。

指先が凍ってGoProの録画スイッチをうまく押せないし、録画中なのかそうでないのかよく分からなくなってくる。

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こうやって映り込んでるのが手袋です。

撮れてるかはともかく、何かしらのボタンと思われるものをとにかく押してました。感覚がね、無いんです。

 

そうして流れること数十分のち、川の淵に上陸しました。

そこから「歩いて駐車場まで戻るぞ」と言われたのですが…「駐車場、どこ?」状態。

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ここが何m離れた地点なのかも分からないまま、濡れたドライスーツ、濡れた頭、濡れた手袋を装着したままで雪風に吹きつけられながら、重い身体でひたすら前へ前へ歩き続けるのでした。

説明よりも水中よりも、何よりこの時間がきつかった。雪中行軍!

 

なんとか生き延び、バンの中でホットチョコレートとクッキーをいただく。おかわりもした気がする。いのちが維持されるあたたかさ、ありがてぇ…。

一般的なツアーではギャウというプレートの境目を歩いて観光しますが、シュノーケリングで潜ったシルフラもかけがえない体験となりました。想像よりもハードだったけどこれで夢がまた一つ叶ったので、何もかも良い思い出さ…。

 

でも誰かに伝えるなら…

「シルフラシュノーケリングは夏がおススメです!ツアーの説明にはドライスーツ着用だから冬でも大丈夫って書いてあるけど、冷水風呂以上の寒さをカクゴして行ってね!」

 

 

移動して、午後は通常のゴールデンサークル観光。別のツアーに合流する形で見て回っていきます。

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身を寄せ合う馬。分かるよ…

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絶景が続く

 

 

ゲイシール間欠泉エリア

地熱活動が盛んなことで知られるアイスランドの目玉ともいえる観光地。

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↑有名なゲイシール間欠泉は現在噴出してないので、これはお隣のストロックル間欠泉ですね。

 

雪のおかげか日光が眩しくて、向きによって夕方のようにも見える空に地熱の湯気がよく映えて、ここでは本当に綺麗な写真がたくさん撮れました。多いですが載せます。

 

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動画 ※音が出ます ※声も出てます

 

 

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凍った案内板でお勉強

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ツボに入った注意看板。「気ィつけて歩きや!あんた自身のリスクや!病院は62km向こうやで」

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アイスランドのこういうセンスよ

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ビジターセンターの駐車場も絶景に

 

 

続いてグトルフォスの滝へ。

南海岸ツアーで見た滝とはまるで規模が違う、すっごいでっかい滝!!!!

まず流れる川がすごく広くて、落差がすごくて、上から見ても展望台から見てもド迫力!!「アイスランドで見たおススメしたい滝ランキング」堂々No.1です。このブログシリーズのアイキャッチにもしています。

 

しかしここでは逆に、晴れた反射が眩しすぎて写真がうまく撮れないトラップが。

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設定を模索。

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明るすぎて逆に暗くなるスキー写真あるあるみたいにしか撮れないチクショウ。

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実際の美しさは、あなたもあなたの推しと現地に行ってその目でお確かめください。

 

 

さて、レイキャビークに帰りますか。

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だだっぴろい国立公園なので空気はしんと冷えていたけど見事に晴れて、美しい景色とアイスランドの大自然を堪能できました。大満足です。

何より、午前中と違っていのちの危険が無いのが良い。

 

しかし、この日もかなしい出来事が。

昼頃には、無情にも「悪天候で今夜もオーロラハンティングツアー催行できず」のお知らせメールが届いていたのです。

これで、残りチャンスは明日1月3日、ラストの夜のみとなりました。

「またか…」とがっかりする気持ちを抑え、わずかな希望をかき集め、翌日に参加振替の要望を返信しておきます。自然相手には、それしか出来ることはありません。後は、気持ちを強く持つこと。せめて、ツアー催行してくれ…!

 

 

レイキャビークに戻ると雪。繁華街のスーパーで夕飯を買い出します。

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「カフェ・ロキで食べた肉?に似てるよね!」とパケ買いした何か。何だったかは未だに分かっていません。

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このボロボロになってる左のかたまりは、確かグリル用サーモンを買ったんだったと思います。焼いたらこうなった。味は美味しかった。

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それにいつものパスタにSKYR、ビタミン補給でフルーツジュースも添えて。

後半の山場である観光ツアーの1日を終えて、今日もお疲れ様でした。

 

 

 

続く

 

 

第8話はこちら

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ふなっきと行く!卒業旅行 in アイスランド #6「新年レイキャビク街歩き」

こんにちは、ポルカです。

10月になりました。どんどん明けましておめでとうございますの気持ち。

このシリーズも6回目となりました。あと5回も書けば終わるはずです。うまくいけば4回かな。前回の「テンポ上げていきます」発言とはなんだったのか。回数じゃなくて頻度を上げろって話ですね。

 

前回

・天気が悪かったけど氷の洞窟探検でアイスブルーに行けた

・大晦日の花火


はてさて、めでたく迎えた元日はどのような1日になるのでしょうか。


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5日目:2020年1月1日(水) レイキャビク市内

あけましておめでとうございます。約2年前のご挨拶を、今。

 

この日はホリデーで各社ツアー全般がお休みであることを活かし、旅前半の疲れを癒す休養日に充てております。

外が真っ暗な中で毎朝起きるのは、きつい!

元旦くらいは出発時間に縛られずしっかり寝て、ゆっくり起きて、身体を休めます。

 

曇り空。お天気は悪いけど、まだスーパーと花火しか見ていなかったレイキャビーク中心部の街歩きにいざ繰り出そう!

 

 

まずは、街のシンボルでもあり一番近くの見どころでもあるハットルグリムス教会へ。

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薄曇りと写真写りが相まって、神秘的な雰囲気がすごい。時刻は昼前なんですけどね。

 

人出は多くもなく少なくもなく、歩きやすい。

前日の花火の時は裏側からだったので、真正面から見ておおーっとなる。

 

ふなちゃんには元旦くらいアイドルお休みしてもらいます。いつも本当におつかれさま。

 

 

そして、ランチ。教会目の前の有名なカフェ・ロキで。

お値段の方もなかなか有名価格なのですが(…)元旦ですし!ここは思い切ってプレートを1つとラムスープを頼んで2人でシェアします。全然思い切ってない。

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アイスランドプレート

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ドでかラムスープ

煮凝りみたいなやつはなかなか癖のある個性的なお味でした。サーモンの下に敷いてあったパン?の甘さが印象に残ってます。

お店はかなり賑わっておりました。占めて日本円で約4,400円也。

 

 

そのままぶらぶらとストリートを下りて行き、今度はバスに乗ります。

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Straeto公式アプリさまさま

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バス停で時刻表と路線図をチェック。バス停の名前や現在地が分からなくなると、降りられなくなるし帰って来られるか分からないから!

 

かすかに通っていた公共Wi-fiを拾い、スマホでバスチケットを購入。

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2人分いっぺんに買えました。

そしてバスが近付いたらアクティベートして、乗車。

 

ここまでスムーズそうに書いてますけど、実際は全然そんなことはないです。めちゃくちゃGoogle Mapと公式アプリを交互に調べてわたわたしてました。

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でも乗ってしまえば快適で、車内ではアナウンスに加え電光表示もあったので安心でした。空いていたのもありがたかった。

 

バスは目印のない住宅街をぐんぐん進む。そして、目印のない住宅街で降車。

Lindarbraut/Hofgaröarという名前のバス停。そこから歩いて、岬方面を目指します。

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今向かっているのが、セルチャルトナルネースという場所にあるグロッタ灯台

まずはその姿が見えるKvika footbathというスポットまで徒歩約15分といったところ。

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足湯。…足湯…?想像していたより遙かに小さい。

足浸けて座れ…る?まあ、寛げなくはないでしょう。うん。そういうことにしよう。


しかし実際は寛ぐどころではないのです。

 

マジで寒い!!!!

超・強風です!!!!!!!!

 

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海から吹きすさぶ突き刺すような冷たさのごうごう風が、気力と体力を奪っていく。

 

ここから灯台まで、まだかなりあります。

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どうする?ここから更に灯台まで歩く?帰りも…歩いて帰ってくるしかないんだよ…?

 

…………

 

…………帰ろう!!

 

灯台好き、海好き、お散歩好きとしてここでの断念は無念でしたが、お目当ての灯台は遠景で見られたのでそれで良しとしました。

ということで寒さの中、速足で先ほどのバス停に戻ります。

時刻を調べたところ、なんとまださっきのチケットの有効時間内だったので、市内中心部までお得に戻れました。

すごい短い時間でわーっと行ってわーっと帰ってきたのですが、市バスとアイスランド風を体験できて、楽しかった思い出です。

 

 

うってかわって繁華街、ロイガヴェーグル・ストリート

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街はクリスマスの装い。新年明けて1月6日までがアイスランドのクリスマスシーズンらしい。

 

ヴァイキングのモチーフも街にたくさん。

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午後になって更に天気が悪くなり、雪が降ってきました。

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ダウンが雪の結晶に彩られました。

小雨はストールを頭に巻いてやり過ごしていましたが、雪交じりの雨を避けるためしばし軒先で雨宿りしながら街を観察。

 

センスが良い。ポップで可愛くて、でもバランスがとれている街並み。

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海岸沿いに出ると、新しいマンションっぽい建物もあるけど、無機質すぎない印象を受けるデザイン。

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何か足りないものがあったら駆け込もうと思っていたH&Mも見えます。

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ソルファーの彫像サンボヤージャー。

ここはまた後日、天気が良くて海沿い散歩する日にも訪れます。

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日が差さずとっても凍えましたが、バス旅とはまた違う街歩きが楽しかったです。

 

 

元旦です。

ということで、いつものパスタディナーに紅白のお餅をプラス!

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お湯であっためるやつを持って行きました。あたためすぎてくっついとる。

 

夜はオーロラどうかなー?と一応外に出て確認。

いけそうなら灯りの少ない海岸や、思い切って昼間行ったグロッタ灯台の方まで足を延ばそうとも考えていたのですが…

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うーん。諦めて寝ましょう。

 

 

次回、これまでの寒さなど序章に過ぎなかった体験をします。

「冬のアイスランド、水中からこんにちは!」衝撃の寒さをお楽しみに!!

 

第7話はこちら

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