こんにちは!首の後ろが日焼けポルカです!夏ですね!\そーですね!/
前の記事があまりにも恥ずかしいので、早く流してしまおうと連続で更新します。
はてなブログって面白いですね。ここにいるだけで賢くなれるって本気で思う時あります。古今東西のジャニーズに詳しすぎる。尊敬。特に面白いのは、やっぱり「ジャニーズ10選」ですね。曲しかり、人しかり。その人がそのポジションに抜擢するなりの理由が細かければ細かいほど、顔も名前も曲名も歌い手も全然知らなかったはずなのに興味がむくむくと沸いてくるから不思議です。
でも私は、ジャニーズ全体から10選できるほど知識もないし熱量もない…皆さんがジャニーズを推す熱量に相当するものはなにかないかなって考えた結果、私は私なりにハロプロをオススメしてみよう!という結論に至りました。
個性豊かな新旧の人材、20年近くの伝統と歴史、そして何よりもつんく♂はじめ才能溢れるクリエイター陣による、豊かな楽曲資源。Hello!Plojectの魅力を少しでもお伝えできるようにがんばります。
今回は「夏」をテーマに、ジャニーズファンの方にもおススメできる曲を選んでみました。ハロプロ新規ファンの方、女子ドル最近気になるって方にもご覧頂けたら幸いです。
<参考>
熱の入った網羅的なありがたい記事でした。春編も楽しかった。
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- コケティッシュでラブリー「チュッ!夏パ~ティ」
- 聞き惚れる音楽展開「真夏の光線」
- 強がりを歌いこなす「GOOD BYE 夏男」
- 恋の1歩手前「夢見る15歳」
- 新しい世界に夏JUMP「本気ボンバー‼」
- 夏休みの絵日記「蝉」
- 運命的デュエット「レディマーメイド」
- こんな幼なじみが欲しかった「ほたる祭りの日」
- 全開で夏を楽しむ「シャニムニ パラダイス」
- つんくビート美少女図鑑「SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~」
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まずは、ヒットしたメジャーどころソングからご紹介。前置きしておきますが、先は長いです。どうぞお付き合いをば。
1.チュッ! 夏パ~ティ/三人祭[石川梨華・加護亜依・松浦亜弥](2001)
メンバーは、モーニング娘。4期の石川梨華、加護亜衣、そして平成最後のソロアイドルレジェンド松浦亜弥。恒例のハロー!プロジェクトのシャッフルユニット*1の1つでした。
今改めて見ると、すごいんです。素朴なのにたまげるほど可愛いです。まず、あいぼんこと加護亜衣ちゃんが初期型の顔してます。加護ちゃんと梨華ちゃんはデビューから2年目。あややはこの年にデビューしたばかり。なのにどうでしょう。完成しきってます。この時代のこの人達の活動密度はすごい。デビュー時に完成していて、あっという間に名実ともに国民的アイドル、そして数年で卒業もしくは活動休止。歴代ハロメンでもこんなに一時にまばゆく輝いた女の子たちっていたでしょうか。
今思うとこの曲どうこうじゃなくて、彼女たちのキャラクターを浸透させる意味合いがあったのかな。とにかく可愛いんだぞ、全力でアイドルやれるんだぞ、と。とにかくアイドルとしての実力がずば抜けている3人です。
それにしてもぶっとんでいる。当時小学生高学年だった私は引いてました。ピンクのカツラ、ぶりっこ、パンツ見せ、キス顔、…きもっ。当時のファン達にとっても好きな楽曲だったかは分からないです。皆さんのお好きなジャニーズがこんなテイストの曲出したらどうしますか。衣装が媚び媚びだったらどう思われますか。…案外喜ぶかしら??
作詞作曲はつんくさん、編曲は高橋諭一 - Wikipediaさん。森高千里さんやあややの編曲も多く手掛けられている方です。リズムがとにかく心地よい。夏の熱気ではなく海辺の爽やかさが伝わってきます。余計なものが一切ない、少女の淡い恋心とスピーディーな夏の恋の曲です。
2.真夏の光線/モーニング娘。(1999)
断言します。これは名曲です。イントロ開始3秒で分かる名曲の気配。この曲の良さは、コーラスワークの妙とメロディー展開に尽きると思っています。
この当時のモーニング娘。のメンバーについて少し説明します。初期メンバー5名*2に2期メンバーが3名*3加入後、初期メンのWエースの1人であった福田明日香が卒業した後の第1弾シングルです。ボーカル重視でスタートしたモーニング娘。(デビュー曲「モーニングコーヒー」からして2部に分かれたメロディーライン)ですが、2期が加入後、3期メンバー後藤真希が加入して「LOVEマシーン」というダンスナンバー路線に行くまでのこの時期は特に、重厚なコーラスが特徴でした。
その主要なハモリメンバーが、矢口真里なんですよ。今や、別の意味で有名になってしまいましたが(笑) メインを張ることは少なかったものの、エースのなっちを輝かせるために欠かせないコーラス技術を持っていました。「Memory青春の光」もコーラスの名曲。
そしてメロディー展開の部分ですが、イントロ[導入]→Aメロ[基本]→Bメロ[展開]→(フワフワ)→サビへと至る展開が絶妙。Bメロの終わりからサビにかけて強まる期待感が、一瞬の「フワフワ」でステップアップし、サビの「AH(きょーねんとー)」ここで一気に広がる!まさに真夏の強い日差しと高い青空を思わせる展開。弾ける夏の解放感の曲です。
しかし、更にすごいのはここから。サビ終わりでCメロとでも言うべき新たなフレーズに突入し「ハイウェイ混んでも ちっとも構わない 帰りたくないのよ 今夜」で高音を漂う夏の夜への期待感。少しけだるげな歌声がむんむんした都会の夏の渋滞したドライブ道を感じさせます。そこからの「エンドレスサマー」で急に冷やっと急降下、うまくイントロのメロに着地するこのメロディー展開。…絶妙。間違いなくモーニング娘。初期の名作です。
作詞作曲はつんくさん、編曲は高橋諭一 - Wikipediaさん。編曲、キーボード、劇伴、CMソングと幅広くご活躍されてる方なので、誰もが必ずどこかで耳にしたことがあるはずです。
3.GOOD BYE 夏男/松浦亜弥(2003)
さぁあややが来ましたよ!あややの夏ソングといえば「トロピカ~ル恋して~る」「Yeah!めっちゃホリディ」の明るい系が有名ですが、私はこの夏男を推したい。
まずこれは、歌いこなせるあややの歌唱力がズバ抜けている。カラオケで歌うとよく分かるんですが、自由奔放に急上昇急降下を繰り返すメロディー、まだそこから一段上がるかという転調、短調ゆえに半音頻発、これらを余裕の表情で力強く歌い上げる…当時17歳ですよ、彼女。もはやベテラン扱いされてましたが。
しかし歌詞がせつない。せつなすぎる。MVで観ると、変衣装(しかしこれがハロプロスタンダードでもある)と変シチュエーション(何故宇宙船)と変振付(何故鼻をつまむ)にごまかされがちでありますが。(男装したヒゲあややはめっちゃイケメン)
内容は、好きになってもらったのに、両想いにはなれない失恋ソングです。好きになってもらった純な女の子のイメージとチャラい本当の私は違うからと自分から身を引く。しかし、本当に純なのは、その女の子の心根の方なのです。彼女も相手のことが好き。だからこそ本当の私を好きになってもらいたい。チャラいことを言い訳にしてますが、ちっともチャラくなんかない、真剣に恋する10代少女の戸惑い。相手に打ち明けることもなく、ひとりで空回りしてます。その強気さが、イイ。「なんも知らないうちに振られちゃってよ」「もっと好きになったら知らないからね」。
作詞作曲はつんくさん、編曲は鈴木Daichi秀行 - Wikipediaさん。ジャニーズ関連も結構手掛けてらっしゃるんですね!Wikiには、KAT-TUN、少年隊、SMAP、SexyZone、NEWS、Hey!Say!JUMP、山下智久、Ya-Ya-yahが載ってました。ほうほう。
4.夢見る15歳/スマイレージ(2010)
きました、ハロプロの本気。スマイレージ*4のデビュー曲です。ちなみにこのメンバーを好きになったら現在4名中2名は芸能界引退してるために亡霊化します、お気をつけて。
「夢見る 15歳」というタイトルからこの曲調を想像できる方はすごいです。つんくさんになれるYo!キラーチューンなのに歌謡曲、っていうのはハロプロ黄金パターンの1つです。短調。暗い。歌詞だって「さみしいよ さみしいよ なんかさみしいよ」。なのにハロオタはこの曲で盛り上がるんですよ。とにかく本気でコールする曲です。\イーヤフォンで!/
この歌詞のすごいところは、ずばりサビです。
夏祭り 手を繋ぎ 花火を見上げて
きれいだと 私見て 君が言う
浴衣着て 金魚すくい 君が3匹で
と具体的なエピソードが来てふんふんと聴いていたら、続く
…なんて恋 夢見てる15歳(フィフティーン)
でスッと落とす。な、なんですとー!?という衝撃が味わえます。ここまでの話はなんだったのか。そう、全て少女の想像。いや、もはや妄想の域。
2番でも「海に行き」「バーベキュー」とどんどん妄想の幅を広げていきます。でも結局「ひとりきり イヤフォンで 音楽聴いている」「すごい恋 夢見てる 15歳(フィフティーン)」。好きな人が今いるのか、「君」が実在してるのかすら定かではない。…これ、キラキラの女子アイドルのデビュー曲ですよ。歌わせるセンスがそら恐ろしい。
作詞作曲はつんくさん、 編曲は平田祥一郎 - Wikipediaさん。ヒラショーさんも幅広くご活躍なされている方ですが、ジャニーズだとSMAP「Dear WOMAN」の作曲・編曲をなされてるんですね。Wikiには他にKAT-TUN、NEWS、SMAPが。
5.本気ボンバー!!/Berryz工房(2010)
残念ながら無期限活動停止中のBerryz工房の夏ソング。ベリーズといえば関ジャニ∞と共通点が多いグループとしても話題になりました。
【もはや運命】関ジャニ∞とBerryz工房の共通点が多すぎて怖い【10周年】 - NAVER まとめ
Berryz工房とは (ベリーズコウボウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
ちなみに曲タイトルは"本気"と書いて"マジ"と読みます。キングオブ男…!またもや共通点を見つけてしまいました。
明るいポップな夏ソングです。アニメ「イナズマイレブン」のEDだったので世代の方にはそちらの知名度もあるかも。ロックテイストなアイメイクと衣装が新鮮。ももちこと嗣永桃子が髪をおろしてるのも素朴で可愛いです。突き抜けるような声質のメンバーと少しこもるような声質のメンバーがいるのですが、この曲ではあまり目立った穴もなくバランスのよい楽曲に仕上がっていると思います。
とにかく明るく前向きに夏に向かっていくような曲。「夏じゃん!」「夏JUMP!」ですからね。恋愛ではなく、成長やひと夏の冒険を思わせるような励ましソングです。青空に向かって駆け出したくなるような青春のエネルギーをはらんでいます。
作詞作曲はつんくさん、編曲は板垣祐介 - Wikipediaさん。Wiki見て、AKB48の「ギンガムチェック」の作・編曲を手掛けていることに気付いたのですが、Hey!Say!JUMPの「Magic Power」の作曲者でもありました。
6.蝉/Berryz工房(2004|アルバム曲)
「蝉」だからってマルちゃんとはなんの関係もないですよ!ぱーんっ!
同じくBerryz工房ですが、こちらは「本気ボンバー!!」と正反対の雰囲気を持つ1曲。1stアルバム所収なので、メンバーがまだ「8人時代」*5で、平均年齢が11才かそこらです。
曲や歌詞はなんてことありません。おそらく親の実家であろう田舎に「里帰り」して「晩御飯はすき焼き」食べて「携帯は場所悪の圏外 つまんない」ので「夕暮れ時に散歩する」くらいです。サビは「弟は元気に蝉を採って 私にずいぶんと自慢げに見せびらかす」。…ってそんなアイドルソングあるかーい!!
何の話?って普通は訝しむんですかね。私がつんくソングに慣れすぎているでしょうか。そう、この妙に具体的なのに普遍的な夏の情景を描いた歌詞こそが、この曲の魅力です。サビにいきなり「弟」という歌詞が登場するなんてことは、歌としてはとても突飛。だけど、夏休み明けの教室や暑中見舞いのハガキで語られる思い出としては、なんの不思議もない。小学生アイドル達の夏休みの絵日記を覗くような気持ちで聞ける曲です。
この曲の舞台が田舎だからでしょうか。暑さは感じず、すだれのかかった畳の部屋や風通しの良い木漏れ日のような空気感があります。作詞作曲はつんくさん、編曲は高橋諭一さん。
7.レディーマーメイド/ダイヤレディー[鈴木愛理・菅谷梨沙子](2013)
この曲嫌いなドルオタさんはいないと思う!!実はこの曲がイチオシです。(ここに来て急にイチオシを出す)ぜひMVをご覧ください!!オススメポイントは、歌い手と歌詞のストーリー性です。
歌っているのは現℃-ute*6の鈴木愛理ちゃんとBerryz工房の菅谷梨沙子ちゃん。この2人はデビューしたグループこそ違えど、全員が同じタイミングで加入したハロプロキッズ*7の中でも同い年のコンビ(当時小2)です。この曲発表時の2人は活動12年目のベテランでありながら、大人の女性に差し掛かった19歳という絶妙な年ごろ。
オーディションの時こんなにも子どもだったこの子たちが…!!いつの間にか大人になっていたことにハッとさせられます。それほどにビジュアルも歌唱力も熟している。
恋愛の歌のように見せて、これは女の子同士の友情に胸を熱くするソングです。「海辺の町で二人で一つ ずっと前から一緒さHey Girl !」。男たちは夏が終わったら去っていったけれど、2人の女の子たちは海辺の町でずっと一緒なんですよ…!退廃的な潮風の匂いが漂う1曲です。2人の歌姫、愛理と梨沙子の異なる魅力がハモリによって倍増します。
作詞は角田崇徳 - Wikipediaさん、作曲は中島卓偉 - Wikipediaさん、編曲は木之下慶行 - Wikipediaさん。SATOUMI movementというハロプロシャッフルユニットのようなものから誕生した楽曲のうちの1曲でした。
ライブでもこのクオリティだよ!もちろん生唄だよ!!
8.ほたる祭りの日/ジュリン[宮本佳林・佐藤優樹](2013)
こちらはSATOYAMA movement*8より生まれた、同じく2人ユニット。当時14歳*9のモーニング娘。10期メンバー佐藤優樹とJuice=Juice宮本佳林が抜擢されました。先程の「レディマーメイド」は大人に差し掛かる色気溢れる楽曲でしたが、こちらは素朴な田舎の少女そのもの。子どもからご年配の方まで誰が聞いてもあぁ良い曲だなぁと思う「赤い屋根の家」のような曲です。
アイドルとして常に100点満点のかりんちゃんと、まだ未知数の可能性を秘めた状態であるまーちゃんの2人の歌声と表情のあどけなさがいい。この後2人はどんどん覚醒し、今やハロプロの中枢を担う歌い手に成長しました。
映像的にも美しいMVです。発売形態はDVDシングルということで、ビジュアル力にも自信のあるユニットとして組まれていることが分かります。実際、白のワンピースで歌う姿は何とも言えず可憐です。歌詞で描かれている、夢を追って東京に出て行った幼なじみをけなげに待ち続ける女の子の雰囲気を存分に表現した総合力の高い作品です。
ちなみに、歌詞・歌ともに2番がとても良いので、間奏の台詞部分を乗り越えてくださいね!
作詞・作曲は角田崇徳さん。良い仕事してますね…。編曲は、鈴木俊介 - Wikipediaさん。モーニング娘。'16の最新曲「泡沫サタデーナイト!」のアレンジも手掛けています。 \ウッタカタ!/
9.シャニムニ パラダイス/モーニング娘。[高橋愛・新垣里沙・藤本美貴・田中れいな](2007|アルバム曲)
とにかく楽しい!な曲。振り付けがキャッチーなうえ、メンバーが全開の笑顔で振りきって踊る姿を見ると、頭カラッポにして夏を楽しむ姿勢を教わるような気がします。「たーのしい たーのしい なーつやーすみー!」って単純過ぎて逆に無い。
歌っているのは歴代でも屈指の歌唱力を持つすごいメンバー達なのですが、こんなお祭りソングだからこそ安定感が際立ちます。MVPはガキさんこと5期メンバーの新垣里沙。天職のような全力っぷりです。
照れの残る女帝ミキティに比べてこのなんの迷いもない振り切りっぷり。間違いなくホームラン!すごくないですか?
お手手ひよひよ、キック、お膝パカパカ、ロボットダンスなどなど、一度観たら病みつきになる楽しさです。でも「助けられたよ 毎日の練習に」という泣かされる一節が唐突に差し挟まれるあたり流石です。そう、ただの夏休みじゃなくて、「仲間との」楽しい夏休みを歌った曲なんですよね。
作詞作曲はつんくさん、編曲は守尾崇 - Wikipediaさん。山Pのアルバム曲を手掛けられているようですね。
ちなみに、ミキティ脱退後、披露されたこの曲でメンバーとして加わった亀井絵里ちゃんのソロアングルがむちゃくちゃ可愛いのでよかったら観てください。(私情)
10.SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~/モーニング娘。(2006)
最後に、中身のないアゲアゲソングを紹介します。どうしてこうなった!というべき作品なのに、聞いてるうちにまぁいっかと思える不思議な曲です。その秘密は「ちまたで噂のセクシー上!上!(フワフワ)」という呪文にあります。
「トンチキソング」(最近覚えたジャニ用語)ってこういうのですかね??ハロなら単に「まぁ寺田だし」*10で済ませている分野です。
まず状況がよく分からない。どうやら海辺で出会ったイケてるけどずるい女たらしに惚れちゃった?イッパイ期待?からの「そよ風に寄り添って」?どういうことだってばよ。そよ風には寄り添えないよ。逆なら分かるけど。
初夏の訪れを感じさせるBPMの速さに由来する軽さがありますが、例によってメロディーは短調。この曲最大の楽しいところであり、同時に最大の謎でもある「ちまたで噂のセクシー上!上!(フワフワ)」は言葉として意味を為してない。単に上を指さしてるというだけ。そして振り付けはパラパラ。
パラパラって若い人知ってるのかしら…コナンくんですら踊ってた時代があったんだよ…だけどこの曲はとっくにパラパラが廃れてからのリリースなんだけどね!!
この時代、モーニング娘。は黄金期を築いたメンバーが居なくなり、急速に新陳代謝を進めることになりました。一般にも楽曲が受け入れられることが少なくなった。なのにそこであえてこんな「THE・迷走」みたいな曲を作っちゃう攻めの姿勢、すごくありませんか?置きに行くための曲じゃなく、この時一番気持ちいい音楽をただ作りました、という感じ。
この曲が持つのは、当時の世間の空気感ではなく、当時のモーニング娘。の魅力を最大限に生かした歌声の軽快さや芯の通ったビート。そしてメンバー全員のどこを切り取っても女神のように美しいビジュアル。もしかしたら、つんくさんはただ可愛い子にただ軽い恋をさせてみたかっただけなのかも。
流行りの音楽じゃなくても、発表から10年の時を経ても、この曲のMVに映し出された当時のメンバーの魅力は色褪せないのは、作り手がその良さを誰よりも分かっているからなんだと思います。そう、モーニング娘。って、在籍メンバーのキャラクターがその方向性を作っていくんですよね。一貫したプロデュースじゃなくて、素材がそのまま向き出しで、だからこそ魅力的。この曲オリジナルメンバーの「気のいいギャル達感」は、時代が少しずれていたら引き出せなかった魅力だろうなぁ。
作詞作曲はつんくさん、編曲は高橋諭一さん。あ、ちなみにヘッドホンして合いの手に耳をすませるとつんくソング中毒になるよ!!聞くんじゃないぞ!!
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さて、全曲お付き合い頂いた方、付き合い切れずに読み飛ばした方、大変お疲れさまでしたー!!全部合わせて9000字くらいです( ゚∀゚)アハハ
ひとくちに夏といっても初夏~真夏~夏の終わりと季節が様々で、切り口も恋愛のドキドキや失恋や妄想、田舎の情景、バイクを飛ばす海岸通りと色々ありました。歌うグループもメンバーも入れ替わり、成長した姿や幼さも楽しむことができます。また、ライブでは別のグループのメンバーや後輩がカバーしているのも楽しいので、ぜひ気になった方はYouTubeの関連動画を辿る旅にお出かけください。
「ハロプロが誇るぶっとびソング10選」についてはまた改めてお送りしますね。お楽しみに!あ、「ハロプロなら当たり前!セリフ入り名曲選」もやりたいな!
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*1:毎年テーマごとにユニットを編成してシングルをリリース。少数精鋭のエースユニット、対抗する中規模ユニット、お祭りのような大人数ユニットが基本
*2:安倍なつみ、飯田圭織、中澤裕子、石黒彩、福田明日香
*3:矢口真里、市井沙耶香、保田圭
*4:ハロプロエッグ(ジャニーズJr.のようなもの)の生え抜き4名ユニットでデビュー。その後オリジナルメンバー2名の卒業に伴い2期メンバー加入、3期メンバー加入と同時にグループ名を「アンジュルム」に改名、2016年7月現在4期メンバーまで迎えるという、卒業加入を繰り返すモーニング娘。方式になった。
*5:この後初期にメンバーが1人卒業します。
*6:読みは「きゅーと」。メンバーの脱退卒業が相次ぎましたが現在5人のメンバーで活動。10年以上のキャリアとそれに見合った実力を持つ女子アイドル界の実力派。
*7:全員が小学生で即デビュー。8人がBerryz工房を結成、残りの7人が遅れて℃-uteとしてデビュー。
*8:里山と里海合わせてSATOYAMA SATOUMI movement。前後数年続く謎のお仕事。
*9:佐藤優樹は1999年5月7日生まれ、宮本佳林は1998年12月1日なので学年はかりんちゃんが1コ上。
*10:つんく♂さんの本名に由来