雨の降らない星では愛せないだろう?

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「ベストアーティスト2016」その日NOROSHIが高々とぶち上がった

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日本テレビ系列「ベストアーティスト2016」にて、私の感情は高ぶりそして枯れ果てました。

お茶の間に私の悲鳴が響き渡りました。いえ、私だけではない。この時間、全国何十万人の関ジャニ∞ファンが同じように叫んでいたと思われます。これは、ツイッター上の文字だけでの叫びではありません。TVを見て、本気で断末魔の悲鳴を上げたのです。

 

何故、ここまで大仰な反応をしてしまったのかというと、時は関ジャニ∞出演前に遡ります。

人間には心を守るための防衛本能が備わっています。 期待してがっかりするのは辛いから、そんな経験を積み重ねるうちに初めから期待しないようになるのです。この時の私もそうでした。ジャニーズWESTTOKIOが黒衣装でシックに決めているのを見て、尚更その後に控える関ジャニ∞の衣装に対して何の期待感も持たないようにしようと、自ら先にハードルを下げる発言をしていました。ドラマ主題歌メドレーでは、元気が出るLIVE!!ツアー衣装。色柄テカテカ。これぞ関ジャニ∞の見本のようなメンバーカラー衣装です。単独の出番では新曲『NOROSHI』を披露するだろうという予想はしていましたが、おそらくジャケ写の衣装かこの日のための特製メンバーカラー衣装だろうと低く低く構えていました。

そこに現れた、7人の侍。

闇夜に響く嬌声。ぎゃああああああああああ!!!

説明しておきますと、この時点でまだ歌っていません。歌衣装を着て登場してきただけです。しかも、バックステージ。それなのにもうしんでます。

その後CM中。

言語化できていない。そして歌の出番がいよいよ来ると。

この言葉を残して、もう二度と帰ることはなかった…。

 

…とはいかず、出番が終わるとあっさりツイッターに戻ってきます。

しかし、TVの中では嵐がお着替えして登場、桑田圭祐さんが泣けるバラードを歌唱しているにも関わらず、もはや視線は定まっていませんでした。すごい速さで流れていく狂喜乱舞のタイムラインをうつろな目で眺めます。

しばらく呆けた後、ようやく絞り出した言葉がこれ。

もう私はしんでいるんです。ころされたんです。それなのに幸せを感じているんです。

興奮しすぎた反動で動けなくなった身体。心地よい疲労感の中で幸せを反芻します。

幸せすぎて泣いてます。期待していない、期待していない、と言い聞かせたのは実は期待の裏返しだったことはもう明らかです。その期待に応えたどころか、想定していたラインをはるばる上で飛び越えていった、我らが関ジャニ∞。その奇跡にぶちのめされました。

先ほどまで「!」と短文で連投していた実況魔はもうどこにもいません。そこにいるのは長文でただひたすら感謝を述べる信者です。天啓でも受けたかのような変わりようです。

こうやって心をつかまれた者が沼に入るといいます。ちょっとやそっとのことでは抜け出せなくなります。でもいいのです。足元が底なし沼だろうと、本人は幸せなのです。

反撃の狼煙をぶち上げてみせた関ジャニ∞。その旗印の元に駆けつけ、後に続いて一気に攻め上がりたいと思います。

 

ちなみに、信者になるとこういうことも言い出します。

盲目です。夜が明けても目は覚めていません。

このまま日中は『NOROSHI』のことを考えながら過ごし、夜には「Rの法則」「ジャニ勉」が待っているので関ジャニ∞にまた会えます。

与えられた衝撃は大きすぎた。すっかり、7人の侍の中毒です。

 

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