雨の降らない星では愛せないだろう?

ハロー!プロジェクト、関ジャニ∞、フィギュアスケート、その他つれづれ

大雪と関ジャニ∞とモーニング娘。'16の記録

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関ジャニ's エイターテインメント ネタバレなし>

またまた書く予定のなかった記事を書いています。この日は何万人もの人にとってちょっとだけ特殊な日になったことでしょうが、私にとってどうだったかを記録しておきたいと思います。どうも、スケヲタ*1ハロヲタ*2で新米エイター*3ポルカです。

 

関ジャニ∞の12月10日

12月10日、関ジャニ∞コンサートツアー「関ジャニ's エイターテインメント」が札幌ドームで幕を開けました。初日、おめでとうございます!!

…と本来なら喜色満面で書きたかったのですが、残念ながらそういう訳にもいかなくなりました。12月上旬としては29年ぶりの大雪に見舞われた北海道、札幌周辺。新千歳空港の除雪作業が追いつかず、滑走路が閉鎖。18時までに248便の飛行機が欠航しました。

朝から、いいえ、遅れや欠航が目立ち始めた昨日から、ツイッターのTLはざわめいていました。前日入りすらできなかった人の体験談が恐怖と共に拡散されていきます。当日入り予定の人たちの祈りに、経験者からのアドバイスが入り混じります。そして、その祈りやアドバイスもむなしく、搭乗予定の飛行機が欠航した方、新千歳上空にて出発空港に引き返した方が、残念ながら私の直接のフォロワーさんにも何人も現れました。

その方たちの気持ちを思うと、なんとも言えずつらい気持ちになります。ですので、初日おめでとうございますの前に、皆さま本当にお疲れさまでしたとお伝えしたいです。この日のために準備し、この日を心待ちにされてこられた方が、札幌ドームまでたどり着けなかった。悔しさはいかほどのものでしょう。しかし、冬の北海道とはいえ、ここまでの事態は誰にとっても想定外だったはずです。どうか、ご自分を責めたりなさらないでくださいね。

一方で、救いもありました。心配されていた、丸山隆平さんの札幌入りが無事に果たされ、公演が無事に行われそうだということが分かったのです。サタデープラスの生放送は毎週土曜日8:00から9:25、大阪MBSのスタジオから行われます。通常通りなら丸ちゃんが当日入りという危機。しかし、札幌からの中継という形でその事態は回避されていました。これが、前日やつい最近になって決定した対策だったのか、それともずっと以前からの予定通りの放送内容だったのかは分かりません。どちらにせよ、それを決めた人は先を見る能力に長けた非常に優秀な人だったと言えましょう。実際、演者が会場にたどり着けず、中止が決定した公演が同じ札幌にあったのですから。

 

モーニング娘。'16の12月10日

そう、モーニング娘。'16です。ニトリ文化ホールにて秋ツアー「The Vision」千秋楽武道館公演前のホールラスト公演でした。11日に行われる武道館公演では新人である13期メンバーの加入があるため、モーニング娘。'16として活動してきた現11人メンバー体制での最後の公演というなかなか重要な意味合いを持つ公演です。そして、10期メンバー佐藤優樹ちゃんの地元、凱旋公演でもあります。メンバーも、そして見守るファンも大切にしたい公演でした。

歴戦の猛者であるモーヲタ*4は全国を飛び回ることに長けているため、この日も早々に会場に到着し、グッズ販売にも参加していました。ところが、13時頃、会場周辺には異変が。撤収が始まったかと思うと、お知らせの紙が張り出されます。その紙には無情にも「公演中止」の文字が刻まれていました。そう、メンバーが乗った飛行機が新千歳空港に着陸できず、羽田空港に引き返してしまったために会場入りが叶わなかったのです。幸か不幸か、幻となった12/10の日付入り日替わり写真は飛ぶように売れたと言います。さすがハロヲタ、転んでもただでは起きません。

客がたどり着いているのに演者がたどり着けないとは何事か、という意見もありました。ご尤もです。仕事に穴を開けないための危機回避能力は芸能人のマネージメントにおいて最低限必要な能力です。元々は、日帰りかそれに近い予定で移動が組まれていたようです。前日にレギュラーラジオの収録の仕事やハロショ*5でのトークイベントの仕事があるメンバーがいたために、当日入り予定だったのでしょう。ちなみに、翌日は大阪でCD購入者イベント*6があるために移動必須です。冬の北海道に行くとは思えない余裕のないスケジューリングです。普段からこんなものなんですが、いつも乗り切れているからといって通用しないこともあるという良い例ですね。いや、悪い例か。

そもそもの予定の組み方も悪いですが、雪の影響があると想定された時点でなんとかして移動ができなかったのかと考えてしまいます。しかし、メンバーだけで11人。10代から20代前半の芸能人の女の子たちだけで飛行機に乗せる訳にはいかないので当然マネージャーが同乗する必要があります。関ジャニ∞目当てのエイター、そしてモーヲタが溢れ返る飛行機の便がこの人数で予約変更できたかは疑問です。当日朝早くの便に変更したくともできない事情もあったんじゃないでしょうか。予定通りの便に乗り、開始を多少遅らせるくらいの方が対応は簡単だと考えたのかもしれません。そして、もう一つ、雪の札幌入りしてしまうと翌日大阪入りできない可能性も大人の脳裏に浮かび、汚い計算が働いたのではないでしょうか。

糞事務所にちくちく嫌味を言うのは終わりにしたい。けど、メンバーにこんな想いをさせたのは、天気じゃなくて、大人だってことをしっかりと自覚してほしい。

ameblo.jp

10期メンバーの石田亜佑美ちゃんが当日更新したブログです。

自然災害とか、悪天候とか、もう嫌いだ

吐き捨てるようなこんな言い方、いつもはしない子なのに…。

だからこそ、今すごく悔しいです

 

どうしたらいいのか分からない気持ちで、申し訳なさでいっぱいで、今自分に何ができるのか分からなくて、、、すみません

 謝らないといけないことは、なるべく大人が減らしてほしい。表に立つお仕事をする以上、「本人が何一つ悪くないことなら謝らなくていいよ」とはファンだって言ってあげられないのだから…。

終わりにしますと言いながら、最後に一個だけ。ツアーファイナルの12月12日武道館公演がまだ終わってないのに、秋ツアーの予定を丸ごとHPから消したのは何事?過密スケジュールの隠蔽?

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ツイッターでの12月10日

さて、ようやく本題らしき部分に入ります。

そんなこんなで札幌とドルヲタ界隈は阿鼻叫喚の様相を呈していました。エイター界隈では、チケットを持っているのに札幌にたどり着けなかったファンの嘆きは勿論、チケットを誰かに譲ったり同行入場する予定だったはずの相手が到着できないことが分かった人も焦り始めます。ただでさえ、今回の札幌ドーム公演に際し、チケット販売の状況から、席が埋まってないのではないか?という恐ろしい疑念がありました。(チケットに余裕があるように見えた実際の理由は、これまでよりも座席範囲を拡大して360°にしたからのようですが。)不慮の事態とはいえ、とんでもないガラコン*7になるのでは?と考え始めるのも致し方ないことでした。

そのタイミングで都合よく現れたのが、行き場をなくしたモーヲタです。札幌にいる暇なドルヲタ*8です。フットワークの軽いことで有名なハロヲタです。

TLを遡れないのですが(セットリストのネタバレを防ぐために公演時間よりツイッター絶ちしてるので)、おそらく私のTLに現れた限りではこの方のツイが始めです。

(※先に呟いた方はいらっしゃるかもしれないです。未確認。)

 

!?

 

そして、すぐさまこの呟き。

 

!?!?

 

 

まさかの事態です。関ジャムでの共演が、ここに来て活きるとは…!

そして続々と増え続ける、モーヲタによる #エイタメ求*9的ツイート。

 

飛行機の欠航、娘。コンの中止と相次ぐ悲報に心を痛めながらツイッターを眺めていた私、この辺りで何かのスイッチが入ります。そう、ハロヲタ兼エイターの血が騒いだのです。ハロプロの良さ、関ジャニ∞の良さを身を以って知っている私だからこそ、この機に伝えたいことがありました。

この日の午後は忘れられないかもしれません…これらのツイートは、私史上最大のRT数でした。ていうか夜中の今でもまだ通知が鳴ってます。 公演終わってるっちゅうのに。

そこまで意識せずに放った呟きは、あっという間にエイター界隈からハロヲタ界隈まで駆け抜けました。この辺りから増え始める、モーヲタに向けたエイターからの指南、あるいは兼ヲタからのエール。

※余談ですが、村上くん担になることを決めたモーヲタが何故多かったかというと、いつもハロプロがお世話になっているマツコ・デラックスのそのお友達っていうイメージが何処かにあったからじゃないかというのが私の推理です。

小娘さま(小娘のつれづれ)にまでご支援頂いてしまいました。

すごい勢いで、札幌ドームへと後押しされるモーヲタ

 

通常ではありえないそのフットワークの軽さに、エイター界隈も盛り上がり始めます。「ありがとうハロヲタさん!空席防止のために来てくれるなんてモーニング娘。のファンの方は優しい方ばっかり!絆が生まれた日!」的な呟きもちらほら見かけるようになります。

ここまでの勢いで盛り上がるとは思ってもなかった私は、それらを見て少し冷静になり始めます。正直言うと、そこまでハロヲタを美化しないでくれ、って思ってました。自分もハロヲタだからこそ、です。

自分がニトリ文化ホールにいるモーヲタだったとしたら、「関ジャニ∞のコンサートが近くであるけど観客が来れなくて席余ってるらしいぜ、行ってみる?」ってひらめくのは、親切心からじゃなくて100パーセント好奇心からだと思うからです。それは、ヤケクソであり、ネタです。「何を言ってるかわからねーと思うが…」ってツイをしたいんです。人生の経験値も、ドルヲタとしての経験値も高いモーヲタは、そうやって切り替えてネタに昇華する力が優れているというだけです。

そう軽く捉えていたからこそ煽ったのであって、「親切なモーニング娘。ちゃんのファンの方々!感動><」って素直に感激しているお嬢さん方にちょっとビックリしてしまいます。

 

 

そうです。美談なんかじゃありません。

エイターは空席を作りたくないだけ。自分の持っているチケットを捌けさせたいだけ。

モーヲタは空いた時間を有効に使いたいだけ。ネタを作りたいだけ。空席防止のためではなく、自分のためだと思います。

美談っていうのは不利益を被ってまで誰かのために何かすることでしょう?今回は、両者のwin-winが一致しただけです。そこに、自分以外の誰かのため、なんて動機は存在していません。空席を作りたくないエイターだって、エイトのためでもあるけど、それは空席を作ることによりガッカリするメンバーの顔を見たくない自分のためっていうことにもなります。 

平たい言い方をしてごめんなさいね!*10

 

でも、「ただのwin-win」が悪い訳じゃないんです。勿論。失意しかなかった札幌に、何か新たな流れが生まれたことは確かなんですから。

見知らぬアイドルじゃなくて、TVでよく観るアイドルだったから、行く気になったはずです。ジャニーズといっても色々あるけれど、双方のヲタが好感触だったと思っている昨年の関ジャムでの共演が記憶に新しい関ジャニ∞だからこそ、観てもいいかなという気になったはずです。

ネタでしかないにしろ、やっぱり観たくないものは観ない訳ですから。この日の異業種交流は、モーニング娘。'16と関ジャニ∞という2つのグループだからこそ、起こり得たことだったんだと思います。それはやっぱり、綺麗な言葉で言うと、目に見えない「縁」に他ならない。

実際に、何人が札幌ドームに参戦したかは分かりません。ニトリ文化ホールのキャパ2300人と札幌ドームのキャパ4万人~5万人の違いを考えると、埋められた座席は微々たるものだったでしょう。だけどきっと、そのわずかな人数が、冷え切った札幌ドームをわずかにでも温めた。そう想像すると、こちらまであったかい気持ちになります。

勿論、こんなエピソードが生まれたからって、この日をただ良い思い出にはできないと思います。会場にたどり着けずに、大好きな関ジャニ∞に会うのを諦めざるをえなかったファンが、空席の数だけいたのですから。それに、そもそもチケットがとれずに札幌まで凝れなかったファンもいたでしょう。そこに、たまたま暇だったから来てみた的な、しかもオッサンが来ていたら、なんなのって思うファンも、当たり前に存在すると思います。

この予測が当たったのかどうか。杞憂に済んだのか、それとも学級会が繰り広げられたのか。済んでみれば誰もモーヲタなんて気にしていなかったのか。美談が増しているのか。公演後が気になって仕方ありません。

急遽参加したモーヲタは、本当に関ジャニ∞のコンサートを楽しめたのか。曲や演出への反応はどうだったのか。客席のノリが合わずに、肩身の狭い思いをすることはなかったのか。特有のマナーやお約束のコールなどをよく知らないファンが近くにいることで、気にかかってしまうエイターはいなかったのか。それら全て、知りたい。

ですが、私はセットリストのネタバレを回避して東京公演に臨むと決めたのです。ツイッターは覗けません。それどころか、某狼ですら近付けなくなってしまったのです。生きる場所ナッシング。

なので、私が書けるのはここまでです。公演直後の体感を知りたかったのですが、それは後日まとめか何かで後追いすることにします。エイトもハロプロも絶つことにしたので、元来のフィギュアスケートヲタクとして、グランプリファイナルをゆっくり見る時間ができました。

12月10日の悲劇や伝説のそもそもの原因を作った大雪は、松岡修造がフィギュアスケートグランプリファイナルのTV中継のために日本を離れているから説。

偶然にしろ、私にとってはヲタ活全ての世界線が一つに重なった奇跡の日となりました。 

 

◆終わりに

モーニング娘。'16と、その愛すべきヲタク達と、関ジャニ∞と、その愛らしいエイター達と。大雪に泣いた人達の今後に少しでも幸多かれと願わずにはいられません。会いたいのに会えなくて悲しい想いをされた方々、本当に、かける言葉もありません。

モーニング娘。'16の集大成が、そして、関ジャニ's エイターテインメントのこれからが、良きものになるよう、しがない兼ヲタの一人として、せめてお祈りさせてください。

私が愛するアイドル達は、今日泣いた人達をまた笑わせてくれる力を持ってるって、信じているので。

だからどうか、大雪が溶ける頃には、悲しみもどうか癒えますように。アイドルの持つ熱いエンターテインメントの力で、皆さんの心にいつか暖かい春が来ますように。

そして願わくば、"たこ焼き"が生んだ縁が、これからも繋がっていきますように。

 

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 ※ハロヲタ、エイター諸氏のツイートを拝借しております。ありがとうございます。支障がございましたら取り下げさせて頂きますのでご連絡ください。

*1:フィギュアスケートのヲタク。

*2:ハロー!プロジェクト、通称ハロプロのヲタク。娘。ヲタを含む。

*3:関ジャニ∞のファンの通称。eightにerを付けてeighter。

*4:モーニング娘。のヲタク。「娘。ヲタ」とも言う。

*5:ハロー!プロジェクトのグッズを販売するお店。ジャニーズにおけるジャニショと同じ。

*6:個別握手会、2ショットチェキ会等。CDに特典として参加申込券が付いている。

*7:客席ガラガラのコンサート、の意。

*8:アイドルヲタクのこと。

*9:エイターによる今回のツアーチケット譲渡を目的とするツイートにつけるツイッター上のタグ。

*10:カントリー・ガールズ「愛おしくってごめんね」。https://www.youtube.com/watch?v=g1tj7Q1UxXY うたちゃんうたちゃん。