2017年2月22日、ハロー!プロジェクトの新グループ「つばきファクトリー」がいよいよメジャーデビューします。
目次
つばきファクトリーとは
ハロプロ研修生から選抜され、2015年4月29日に結成された、当時6人組ユニット。その後、インディーズで活動し、3枚のシングルを発表。2016年8月に研修生より3人のメンバーが増員され、9人組でメジャーデビューが決定。
ほぼ同時期に結成された「こぶしファクトリー」は2015年内にメジャーデビューを果たしていたため、比較すると「つばきファクトリー」は経験を積み、万全の準備を整えてからデビューを果たす形になる。
2グループの「ファクトリー」は2015年3月に無期限の活動停止に入った「Berryz工房」に由来するもの。こぶし、つばきはそれぞれ日本古来から愛された花の名前。
↑リ、リリース特設サイト…だと!?そんなものが…!? インタビューにポスターマップにカウントダウン画像だと…!?!?新鮮なので一度覗いてみてください。驚くことに、まともな売り出し戦略が展開されています!(言い草)
デビュー曲トリプルA面ミュージックビデオ
何を置いても、楽曲を語らないことには始まりません!力を入れたメジャーデビュー曲3曲のミュージックビデオをご覧ください!
『初恋サンライズ』
<これぞデビュー曲!疾走感溢れるキャッチーな魅力>
つばきファクトリー『初恋サンライズ』(Camellia Factory [First Love Sunrise]) (Promotion Edit)
サンラッァァァァイズ!これは流行る。アニソンのような曲調と時を止める台詞。一度聞いたら癖になる。
『Just Try! 』
<玄人向けつんくさん曲!つばきファクトリーのイメージの真逆に挑む>
つばきファクトリー『Just Try!』(Camellia Factory[Just Try!])(Promotion Edit)
「ホラホラ不思議でしょう~」ってその歌詞が不思議だわ!!!(全力ツッコミ)
『うるわしのカメリア』
<つばきのテーマソング!大正浪漫と明るく楽しい女学生>
つばきファクトリー『うるわしのカメリア』(Camellia Factory [The Magnificent Camellia]) (Promotion Edit)
蓄音機や矢絣のレトロなイメージがたまらない! 歌詞に散りばめられた歴史的仮名遣いの世界観が素敵!
メンバー紹介
特設サイトから画像を引っ張ってきただけ。すごいよアー写とプロフィールを一緒にして加工してある!めっちゃ便利!!さすがメジャーデビュー!!!
山岸 理子
りこりこ!おっとり系リーダー。
お気に入りの部分:吸い込まれそうなまんまるなお目目。
小形 リサ
りさまる。!実は「。」までがニックネーム…らしい。ミステリアス。
お気に入りの部分:口角。
新沼 希空
きそら!最近茶髪になりあか抜けた。泣かされ役が多かった研修生時代をよくぞ乗り越えました。
お気に入りの部分:眉毛。
谷本 安美
あんみぃ!マイペースな道産子。笑いが周囲を和ませる。
お気に入りの部分:眉毛。
岸本 ゆめの
きしもん!ハロプロのボーイッシュキャラの決定版。大きな声で元気よく。
お気に入りの部分:きりりとした目。
浅倉 樹々
ききちゃん!ステージ上ではスイッチが入り、顔面から驚くべき輝きを放つ。
お気に入りの部分:歌う時の憑依型笑顔。
小野 瑞歩
おのみず!持ち前の笑顔と歌声でなんでもできる綺麗なお姉さん枠になりそう。
お気に入りの部分:作り込まれた表情。
小野田 紗栞
さおりん!その恐るべき握力で虜にされたものが後を絶たないという…。
お気に入りの部分:特徴的な歌い方。
秋山 眞緒
まおぴん!最年少で皆の妹。しかしダンスの実力はメンバー1を狙える。
お気に入りの部分:おでこ。
つばきファクトリー所感とハロプロの変動
行くぜ、つばきファクトリー!(イェー)
つばきファクトリーは一口では言えない、すごーく不思議な魅力を持ったグループです。
おしとやか、おとなしい、優美、地味。インディーズで6人で活動している時は、長所と短所がどちらにどう転ぶか分からないようなそんな危うさがありました。きっとそれも魅力の一つではあったんですが、メンバー増員とメジャーデビュー決定により一気につばきは見違えましたね。
私がつばきに惹かれたのは『独り占め』を2016夏ハロで見てからだったので大分遅いんですが、その直後に増員。イメージがガラッと変わりそうで、迷走するんじゃないの?大丈夫?と心配したものですが、約半年の間にグループとしてすごく仕上げてきましたね。先日の2017冬ハロでは、既にハローの中心部に食い込み始めているほどの尋常じゃない存在感があると感じました。
良い意味で予想を裏切られました。つばき、キテます。
「ハロプロらしさ」とは
メジャーデビュー決定後「つばきファクトリーのデビュー曲、すごくハロプロっぽい!」と評されているのを見掛ける度に違和感が拭えません。『初恋サンライズ』『うるわしのカメリア』って、ハロプロっぽいですか?まず、『初恋サンライズ』ですが、アップテンポとマイナーコードの組み合わせは確かにハロプロ曲っぽい、ところがあるのかなとも思います。『まっさらブルージーンズ』っぽいかな。ちょっとこっぱずかしい台詞が入るところもなのかな?
つんくらしさの後追いはもはやつんくではないんだよ…。何故なら現在のつんくは既に過去のつんくであり、常に時代の三歩先行ってるのがつんくだから、過去のつんくの真似をしてる時点でそれはもはやつんくらしさではないんだよ…。(つんくがゲシュタルト崩壊)
『Just Try!』くらいの常人がついていけなさがやっぱりつんくだと思う訳です。そして、「つんくらしさ=ハロプロらしさ」は私の中で絶対の公式だったのだと、つんくを失ってから気付く…。しかし、その公式は最近ファンになった人にとってはあまり浸透していないのかなというのが、こぶし以降に思うことですね。
つんくの良いところどりなのか、反省を生かしてなのか、つんく以外の現在のハロプロ曲には「キャッチーという原則」がある気がしています。『初恋サンライズ』はすごく良いデビュー曲だけれど、何処のグループでもハマるんじゃないかな。それこそ、ハロプロじゃなくても。大衆受けを狙うということは、大衆と同じものを生み出すということだったのだなぁと今更ながらに気付いています。
『うるわしのカメリア』はよくできている。本当によくできていると思います。素晴らしい。デビューの時点でコンセプトが明確であり、つばきファクトリーのテーマソングを既に引っさげてデビューできるということがすごい。
しかしその「よくできている」ところがハロプロっぽくない。かつてのハロプロ、特にベリキューは、コンセプトでメンバーを決めた訳ではなく、成長に伴って出てきた個性を見極めてから路線が決定するようなところがあったと思います。どう育てるか、ではなく、育った結果どうするか。アイドルグループの作り方としては、型破りな感じです。すくすくのびのび。それが良さでもありとっつきにくさでもあったのでしょう。
つばきファクトリーはハロプロでどの位置に立つのか
結局、何が言いたいかというと、「つばきファクトリーはかつてのハロプロっぽさを引き継いではいない。しかし、新しいハロプロの王道になるのではないか」と思っているということです。
ここまで言い切ってはいますが、結局何がその直感の要因になっているのか、特定できてはいません。しかし、ぼんやりと感じ取っているのは、つばきファクトリーデビューに際する「隙のなさ」です。
専ヲタではないので知っている限りの印象にはなりますが(逆に、詳しくない自分が知っていることというのは、=事務所が打ち出しているイメージそのまま、かもしれない)、全員歌える、全員踊れる、似合わない髪型やメイクでハンデ背負わされてる子がいない、年齢構成の幅広さ、そして何よりキャッチーな楽曲、コンセプトに基づいた衣装、お金をかけたMV。戦略的にもミスをせず、皆まとめて「デキる子たちのグループ」で売り出すことに成功している気がします。というか、今時の研修生制度では、歌えない子も踊れない子もいないんですね。そんな子をデビューさせる時代は終わったんだと、直近でデビューした研修生出身者達を見ても思います。
かつての王道のメンバー構成といえば、Juice=Juiceかなと思います。
5人*1でデビューするにあたり、まず真ん中に置かれた駒が絶対エース・宮本佳林ちゃん。その脇を固めるのが歌の実力者・高木紗友希ちゃんとビジュアルの女王・植村あかりちゃん。そして左右の後方にお姉さん組として妖艶なサブリーダー・金澤朋子ちゃん、ほんわか癒し系なリーダー・宮崎由加ちゃん。いくつかジャケットパターンはありましたが、ほとんど並びは変わりませんでした。
それに対して、今回のつばきファクトリーはトリプルA面の3曲に合わせて柔軟にフォーメーションを変えてきています。
6人時代は一応のエース扱いは浅倉樹々ちゃんかなぁと思っていたのですが、9人になって分からなくなりました。それほどまでに絶対エースが不在なのは珍しいですよね。こぶしが、大佐・浜ちゃんと隠し玉・れいれいの二大看板でデビューした感じに比べると、あまりにも丸腰すぎて大丈夫かと思ってしまいます。
しかし、この突出したエースがいないことがきっと逆につばきの売りなんだろうなぁと思います。そして、今後つばきの武器になり、つばきの独自性を築く鍵になるんだろうなぁということも。
あと、定石である、いわゆる「落ちこぼれメン」がいないのは面白いなぁと思います。複数人を集めたらそのポジションを誰か一人に割り当てたくなるものなのに。そういう意味では、こぶしはその前時代的メソッドで集められたメンバーな感じがします。本当に、こぶしは良い意味でも悪い意味でもすごくBerryzに似てきてるところがあるなぁと思っているのですが(歌割の偏りとか、体型管理とか)、同じファクトリーでもつばきはちょっと違った感じがします。今のところの印象でしかないのですけれども。
研修生メソッドが確立された最近では、かつてのようにメンバー全体でバランスをとるグループではなく、つばきファクトリーのように平均点以上のメンバーを揃えるのが当たり前になってきているのかもしれません。かつて見られたような「隙」「抜け」「遊び」「未知数」ではなく、仕上がっているものを真面目に選ぶような。そしてそれは、楽曲リリースの傾向にもつながっているように思います。そんなハロプロ新時代を象徴するような優等生グループがつばきファクトリーだったと、いつか後の時代で評価されることもあるのかもしれません。
気高く咲き誇れ!
単純に、「祝・メジャーデビュー!キャメリア ファイッ!*2」的な文章を書こうと思っていたはずなのに、思わぬ方向に思考が行ってしまいました。
デビューを間近に控えてハロコンで見た感想としては、とにかく「つばき、キテる」とそればかりを感じました。下手したら今回の冬ハロの目玉なんじゃないかと思ったほど。ハロプロは最年少グループのつばきに一気に喰われるかもしれません。今年1年の勢いに注目したいです。
今、皆いい顔してますね。ビジュアルも仕上げてきましたし、なんというか、アイドルとしてのオーラが出てきました。満ち溢れる自信に惹き付けられる感じがします。推されると、女の子はこんなにも輝くんだなぁ、としみじみ眺めています。
という訳で、改めて。
つばきファクトリーメジャーデビューおめでとう!
ハロー!プロジェクトの今後を担ってくれることを大いに期待しています!!
アイドルとして生きる青春まんまんなかで、気高く咲き誇れ!

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