2017年3月5日放送*1の『関ジャム 完全燃SHOW』にて「ヒャダインが選ぶ10代の原石アーティスト」として取り上げられた「こぶしファクトリー」についてご紹介します。
目次
こぶしファクトリーとは?
日本が誇るアイドル文化の老舗「ハロー!プロジェクト」の新進気鋭ユニット、それがこぶしファクトリーです!
力強い歌声から可愛らしい歌声まで、童顔から最年少と思えない大人っぽい顔まで、才女からおバカまで、バラエティー豊かなメンバー8人で構成されています。ご覧の通りメンバーカラーを前面に押し出していくスタイルは関ジャニ∞ファンなら馴染み深い(?)はず。
オフィシャルサイトのページはこちら。
こぶしファクトリー|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト
さくっとメンバー紹介
◆パープル◆番組内でヒャダインさん*2が紹介されていたように、最年少のエース井上玲音(いのうえ れい)ちゃんは15歳。この春中学を卒業します。しかしクールなその瞳と力強く熱い魂のこもった歌声は一度聞いたら忘れられないはず。
◆ピンク◆浜浦彩乃(はまうら あやの)ちゃんのスタイルは軽い作画崩壊。最近衝撃を受けた画像がこちら。セーラームーン通り越してキャプテン翼かな?
◆ターコイズ◆広瀬彩海(ひろせ あやか)ちゃんがリーダー。パワフルな歌声はこぶしというグループの屋台骨。皆のおっかさん。
◆ロイヤルブルー◆野村みな美(のむら みなみ)ちゃんは渋い職人タイプ。確かな技術でパフォーマンスの質を上げてくれる。私見では、先日まで上演していた、こぶしファクトリー主演舞台『JKニンジャガールズ』*3のくノ一衣装がメンバー一似合っていると思ってます。
◆グリーン◆和田桜子(わだ さくらこ)ちゃんは一番大きい可能性を秘めている!大きいという言葉に他の含みは無いぞ!無いからね!
◆マスタード◆藤井梨央(ふじい りお)ちゃんはリオオリンピックの時中央で輝いていました!こぶし最後の良心か、はたまた最強の変態か。
◆オレンジ◆ちっこくて生意気幼女っぽいのが田口夏実(たぐち なつみ)ちゃん!
◆レッド◆美の化身、小川麗奈(おがわ れな)ちゃん!アホな子ほど可愛い。
メンバー紹介が雑なのは、あえてです。あえてですよ!キャラクターも良いけれど、まずは何よりも彼女達の歌を聞いてほしいという考え抜かれた作戦です!ですよ!
ということで、まずは、関ジャムで紹介された『辛夷の花』を、歌詞の付いたミュージックビデオでぜひともご覧ください。
『辛夷の花』
こぶしファクトリー『辛夷の花』(Magnolia Factory[The Kobushi Magnolia Flower]) (MV)
タイトルは「こぶしのはな」と読みます。ご存知の方は多いと思いますが、「こぶし」という花があります。冬の終わりに真っ白く気高く咲くその花と、彼女達「こぶしファクトリー」を重ね合わせた秀逸な楽曲。非公式のファン投票「ハロプロ楽曲大賞'16」で選考期間のギリギリ最後のリリースだったにも関わらず、楽曲部門5位、MV部門2位に入賞。投票コメント(第15回ハロプロ楽曲大賞'16>> 楽曲部門 4位~10位)を読んでいるとついつられて目頭が熱くなってきます。
星部ショウさん*4が書いた歌詞がとにかく素晴らしい。どこがって聞かれても全編素晴らしいのですが、特に私がぐっと来る部分をいくつか引用します。
歌詞の魅力がスゴイ
真っ直ぐ
清く この世に咲いてゆけ 派手な花ではないけれど
友を信じ 人に元気 灯す人になろう
「派手な花ではないけれど」。こぶしのメンバーには、いわゆるシンデレラガール的なデビューを飾ったメンバーはいません。幼い頃からハロプロ研修生やナイスガールトレイニーで研鑽を積み、何度もオーディションに挑戦し、しかしデビューを逃し続け、挫折を繰り返してきた日々。そんな彼女達がやっとの思いでデビューを掴んだのがこぶしファクトリーという新ユニット。誰にも見付けてもらえなかった花が、ようやく開くことができたのです。華やかなアイドル界で泥を付けながらしっかり根を張ってきたからこそ、その花は美しく咲くでしょう。
真っ直ぐ
土に根を張り 咲いてゆけ 飾りなんかはないけれど
さり気なくって 欠かせなくって そんな人になろう
「さり気なくって 欠かせなくって」そんな歌を歌う歌手であってほしいし、「そんな人に」なってほしい。ハロプロメンバーを見守るファンは、きっと皆そんな気持ちじゃないかと思います。ハロヲタは、極論を言えば、ハロメンがアイドルとして売れることも大事だけれど、まっとうな心を持った大人に育つことの方が、きっと大事。真っ直ぐ、汚れないまま大人になって、幸せになってくれることを、きっと皆望んでるんじゃないかと。フレーズの終わりにさらっと歌われる「そんな人になろう」という決意表明。十代の彼女達はおそらく、まだその言葉の本当の価値を知らないで歌っていると思いますが、親の様に見守る大人達にはぐっと来てしまいます。
ちっぽけな遠慮と優しさで 安直に空気を読むよりも
流れ変える人でありたい
この曲はメッセージソングというジャンルになると思いますが、現代への風刺のエッセンスだけではなく、自分たちはこうする、こうなりたいという決意表明に主眼が置かれています。最年長が18歳。まだ不安定な年代の彼女達が理想を掲げるからこそ、その清らかさが響いてくるのだと思います。
真っ直ぐ
熱く現在を歌ってゆけ
真っ直ぐ
届く歌を歌ってゆけ
こぶしの武器は、歌。アイドルなら、人間なら、誰もができる「歌う」ということ。特別なコンセプトや特技はない。けれど、いつの日も、ただ真っ直ぐに歌う、それを大切にしていこうというこの曲。
冬のように 凍えてる人々の心に 春を告げる花になろう
そんなこぶしの歌が、人々の心を溶かす。誰かにとっての春になる。「人々を元気にする」という、アイドルなら誰もが目指す目標であり、かつ原点でもある夢を、こぶしは真っ直ぐ、飾り気のない歌声で目指していくのだと、この曲が示してくれました。
メロディーもMVもコンセプトもイイ
メロディーは、関ジャムで紹介された通りフォークソングの要素を含んでいます。吉田拓郎さんの節回し、いわゆる「拓郎節」のような独特の字余り感。こんな歌を現代女子が歌えるなんて思ってもみなかった。いや、歌わせようなんて思った人がすごいです。そのギミックの一方で、Aメロ→Bメロ→サビの展開は王道ドストレートです。起承転結を地で行くような曲。だからこそ、誰の心にもすんなりと届く、愛される歌になったのだと思います。
また、高評価されたMVはハロプロらしくないオールロケ。色調がセピアチックで、素材そのものを生かした、こぶしらしい仕上がりになっています。衣装も良かった。ちょうど今のファッションの流行が、フォークソング時代の流行をリバイバルさせたもの。なので、曲に合った懐かしいテイストのジャンパーを着ていて、かつ最先端の可愛らしさも出せています。
メンバーが立ち尽くす歌唱シーンでは、都会の厳しさ、寒さが伝わってくる質感。曇天や雨上がりといった空模様からより一層曲のメッセージが伝わってきます。そんな中を一所懸命に、力の限り、ただ走るだけ。彼女達の真剣な表情からは、こぶしは、それしかできないし、それこそが大事なんだと伝わってきます。
自撮り、カメラアピール、ファンサ、高度なダンス、電波ソング、それも良いけれど、結局最後は「歌」。ハロプロは原点である「歌」の未来をこぶしに託したんじゃないかと思います。
この曲は、実はシングル曲ではなく、アルバム曲です。
- アーティスト: こぶしファクトリー
- 出版社/メーカー: UP FRONT WORKS Z = MUSIC =
- 発売日: 2016/11/30
- メディア: CD
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昨年11月30日にリリースしたファーストアルバム『辛夷其ノ壱』のリード曲であり最後のトラックが『辛夷の花』。こぶしにとって、一番大事にするべきアンセムをこのタイミングで得られたことが素晴らしい。今後、関ジャニ∞にとっての『大阪ロマネスク』みたいな曲に育っていくんじゃないでしょうか。ライブで終盤に歌われた日には、泣いてしまうこと間違いなしです。
こぶしファクトリーの魅力をもっと知りたい方に!紹介したい厳選3曲
『辛夷の花』を聞いてくださった方は、「こぶしファクトリーはいつも昭和な感じの曲なの?」「しっとりとした曲が多いの?」「まじめな感じなの?」と思われたかもしれません。
とんでもない!断じて!そんなことはありません!
余すところなく…と言いたいところですが、語っても語り切れないこぶしファクトリーの魅力を、これまでにリリースされたシングル3枚9曲*5の中から厳選した3曲でお伝えします!
①『念には念(念入りVer.)』
こぶしファクトリー『念には念(念入りVer.)』(Magnolia Factory [Be Double Sure (with ”NEN” Ver.)]) (Promotion Edit)
きっと人生はドラマのように 何が起きるのかわからない
肝心な時こそ「もしも」に備えりゃ 憂いなし
デビューシングルにして最強の楽曲。MVは安定のハロプロクオリティーですが、この曲に関しては演出無しなのが逆に彼女たちの魅力を引き出していると言えなくも無いことも無くも無い(?)。誰もに起こりうる共感できる歌詞に「ネンネンネンネネンネンネン」という呪文が加われば、つい口ずさみたくなること間違いなし。
②『ドスコイ!ケンキョにダイタン』
こぶしファクトリー『ドスコイ!ケンキョにダイタン』(Magnolia Factory [Dosukoi! Humble but Bold]) (Promotion Edit)
雨が降ろうが槍が降ろうが 初めの志は忘れない
大切なのは勝ち負けじゃない 価値あるものを生み続けること
「がなり」という武器を惜しげもなく放ちまくったこちらもデビューシングル。2015年にレコード大賞最優秀新人賞を受賞した際に生放送で歌った曲です。MVにはお相撲さんが登場、和太鼓の音で曲が始まる、歌舞伎や狂言やお相撲の取り組みを取り入れた振り付けなど、和のテイストが特徴。
ちなみに、関ジャムで横山くんが「全員上手いんですか?グループに1人ぐらい歌下手な奴絶対居るやないすか」と発言し、村上くんが「ま、うちのグループ2人居ますからね」とコメントして笑いが起こる場面がありましたが、この時私はたぐっち*6とれなこ*7のことを思い浮かべていました。歌が下手という訳ではないんですが、声質がこぶしファクトリーの清涼剤的アクセントになっている2人。この曲のMVの3:00~でそれが顕著になっているのでぜひ注目して聞いてみてください。他のメンバーが真剣な真顔でがなりまくっているところに2人はニコニコやってきて「じーんせいはしょぎょーむーじょお♪」とキラキラした声で歌うのです。和みます。
③『桜ナイトフィーバー』
こぶしファクトリー『桜ナイトフィーバー』(Magnolia Factory [Cherry Blossom Night Fever]) (Promotion Edit)
ぼくらだってイキモノなんだ 夜は眠りたい
桜フィーバー!フィーバー! KANさん*8の楽曲をこぶしバージョンでリリース。 明るく軽やかなアイドルこぶしが見られます。MVでぜひとも観てほしいのが、桜パネルたぐっちと艶姿れいれい*9。まず、桜パネルたぐっち。可愛い。可愛い。…ごめんなさい可愛いとしか言えません。そして、れいれいの艶姿。2:45に注目です。一瞬だけ『千本桜』のMVかと思うようなこだわりのカット。演歌歌手のような風格。しかしこの時14歳な訳だから末恐ろしい。
オマケ:お好みに基づいたお客様へのおすすめ商品です
・キャッチーな『念には念(念入りVer.)』が気になった方は…
⇒『チョット愚直に!猪突猛進』チョッ!チョッ!チョッ!チョット!
・パワフルな『ドスコイ!ケンキョにダイタン』が気になった方は…
⇒『押忍!こぶし魂』こぶし節が炸裂する!男気ソング!
・楽しい『桜ナイトフィーバー』が気になった方は…
⇒『ラーメン大好き小泉さんの唄』*10小泉さ~ん♪小泉さ~ん♪好き好き~♪
リンクは張りませんが、紹介した曲は全てYou Tubeの公式チャンネルにMVがありますのでぜひともお気軽にご覧ください!
関ジャムの影響力とバズらないこぶしファクトリー
さて、関ジャムでは説明が足りない部分を補足説明かつそれに乗じた語りをさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
先日紹介記事を書いたつばきファクトリー始め、ハロプロには10代の恐るべき才能は、山のように眠っております。
ぜひとも見つかってほしい。誰もが自分のジャンルに思ってることだと思いますが、『本当は知らないハロプロの世界』を関ジャムで特集してほしいんです!…ってくらい、関ジャムって、今、最も注目を集めてる音楽番組ですよね。質が高くて面白い。特集されたらファンが増えること間違いなしです。
今回紹介されたことで、こぶしは少なからず世間に見てもらえたはず。見つかるきっかけが関ジャムになるとしたら、兼ヲタ冥利に尽きるというもの。それはなんとも嬉しい!好きなアイドル・ハロプロを押し上げるほどの力を持った番組を持った好きなアイドル・関ジャニ∞!世界線つながりすぎて震えるー!ハロヲタ風に言うと「すごーい、幸せ」♡*11
しかし、こぶしファクトリーは、おそらく今回の機会を逃すんじゃないかなーと残念ながら思っております。その理由は、ツイッター。
今回たくさんの10代アーティストが紹介されましたが、このチャンスをとらえてツイッターでお礼や宣伝を呟いているアーティストがいっぱいいました。放送中や放送直後はたくさんの人がツイッターを見てるからRT数も多くなるし、うまくいけばネット記事になることもあります。しかし一方で、こぶしツイッター(マネージャーが運営しているため、ハロプロ内でも担当者により動きに差が出る)はピクリともしませんでした。こういう時、お願いだから、SNSをどんどん活用してほしい!関ジャムとSNSの相性は抜群に良いと思うので、取り上げられたアーティスト達は関ジャムを上手に利用して、ステップアップのきっかけにしてほしいと思います。見つけてもらったら今度は関ジャムを最大限に利用すべし!いくら関ジャムきっかけで火が点くと言っても、待ってるだけじゃダメ!待たない、使うの♡(cv.ブルゾンちえみ)
とはいえ、その辺りのいまいち時代を乗りこなせないところがハロプロの魅力の一つでもあります。いつの日もただ真っ直ぐに歌を歌うだけ!そんな愚直な魅力満載のこぶしファクトリーが音楽を愛する皆様にどうか愛されますように!ハロプロはいいぞ!!
*1:野球中継延長のため、実際の放送は3月6日0:20~でした。
*2:ヒャダインさんこと前山田健一さんは、こぶしファクトリーに『チョット愚直に!猪突猛進』 というシングル曲を提供してくれています。
*3:『JKニンジャガールズ』は2017年夏になんと映画化されます!
*4:最近ハロプロに多数の名曲を提供している期待の新人。作詞・作曲・編曲もこなす。グループや状況に合った歌詞を書けるところが長所。
*5:シングル枚数が3枚なのにシングル曲が9曲あるのは、いつもトリプルA面シングルだからです。
*6:田口夏実ちゃんの愛称。
*7:小川麗奈ちゃんの愛称。
*8:「しーんぱーいないからねー♪」で有名な『愛は勝つ』を歌っている方。アップフロントの大先輩。
*9:井上玲音ちゃんの愛称。
*10:シャ乱Q『ラーメン大好き小池さんの唄』の再構成曲。ドラマ『ラーメン大好き小泉さん』の主題歌としてタイアップしました。
*11:ハロ!ステアイキャッチ。