(画像はインフィニティ・レコーズ公式サイトより 。ジャニーズWEB大倉忠義さん連載『くらすます』3/31 #225にて使用許可有り、と解釈しました。)
ディフェンスのディスタンス
家に居ます。
推し事は今のところ、2月14日に関ジャニ∞の47都道府県ライブが最後になっています。
3月に行く予定だったアンジュルム金沢富山は延期になりました。
モントリオールのフィギュアスケート世界選手権も、4月のめいめいリリイベも、友人の結婚式もなくなりました。
予定が無いから家に居るわけではなく。
今の自分にできることは、家に居ること。ただそれだけで世界を救うヒーローの一人になれる。 そう信じて、積極的な行動として、家に居ます。
自粛要請への反発や自粛疲れは、無いとは言いません。
だけど、日々揺れ動く気持ちを未来に向けてくれたのは、アイドルでした。
「これからも一緒にいるために…
#距離を保とう
#ソーシャルディスタンス」
今、関ジャニ∞が発信してくれている愛のメッセージです。
これはきっと、攻めの距離感です。
未来を作る今 今 今
私たち一人一人の行動が、 明るい未来を作るはず。
さあ、家に居よう。
そして、間接的に、推したちを守ろう。
家でしていること
ライブも舞台もイベントも試合もない中ですが、気持ちを切り替えてからは、我ながらなかなか充実していると思っています。
◎家を整える
家にいることになったら急に家の汚さが気になった。気にならないくらいの汚れだったわけではなく、相当汚いのに気にならなかっただけである。
今、そしてこれからもしばらく家にいる時間が相当長くなるとしたら、家にいる時間を楽しいものにしないと生きがいがなくなる。家にいる時間をとびきり楽しくしてしまえば、楽しみのために外に出かけていくのと感情的には変わらなくなるはずだ。
思い立ち、改善に取り組んでいる途中でどうしても外せない用事(例えば観劇のための外出)に時間を割いてしまい、一旦手を止めてしまうと再開できないという癖がある。
そんな自分の性格を知りすぎてしまってるがゆえに、途中で断念したグチャグチャの部屋で暮すのが怖くて片付けに取りかかれない。
片付け前より汚くなる部屋が、というより、失敗がこわいのだ。
今は幸い、中断する用事がない。とりあえず横に寄せたものを放置していても、次に時間が空く日を待たずして翌日にまた空いた時間がやってくるのでこわくない。
今のところ締切もない。何日後に人が来るのでそれまでに片付けなければ、という場合は、時間の限界によりひとまずぐちゃっと納めてしまう部分も出てくる。奥から引っ張り出すレベルの改善が可能なのも嬉しい。
いつかコロナのこわいことが収まったら、前より綺麗になったこの部屋に友達を呼んで遊ぼう。そう思って、のんびりとがんばる。
◎花を愛でる
花見に行きたい。冬の間ずっとそう思ってきた。人生で一度も桜の下でお酒を飲んだことがない。だから今年こそは花見がしたい。友達と公園に行って、典型的なお花見をするんだ。
そうして、コロナが始まった。「今年は花見が流行るな」と、その時のわたしは思っていたのだった。飲食店内や室内で集まれない分、「外で飲むならいいよね」と全国民が一休さんみたいにとんちをはたらかせるにちがいないと予想したのである。
ところがどうだ。花見自粛要請が出た。
外で集まるのも駄目なのか。先回りして心配しすぎじゃないか、と思っていた。
冬の間あたためてきた楽しい予定が無くなり、ひどくがっかりした。
だけど、仕方がない。というより、完全に切り替えた。今のわたしはあえて家に居る。自粛ではなく、自分の行動でもって自分のまわりや世界を守るために。
ベランダに置く花を買ってきた。桜ではないけど、春はやっぱり花が見たいという気持ちは消えなかったので。
夕方、陽が少しでも残っているうちはカーテンを積極的に開けておくようになったので家に居ても季節の移り変わりを感じられるし、水やりのために扉を開けるので換気のためにも良いことだらけだ。
窓から見えるところに置いていると自然と目が行く。かわいい黄色いラナンキュラス、600円ちょっとだった。花はもうすぐ3つ目が咲く。愛でるものがある生活は豊かだ。
◎ゲームをする
Nintendo switchの「とびだせ どうぶつの森」を買った。
64の初代「どうぶつの森」、DSの「おいでよ どうぶつの森」、それからスマホの「どうぶつの森 ポケットキャンプ」はやったことがある。
DSは仕事感、スマホは作業感が強くて合わなかったので、新シリーズを続けられるか自信がなく、もうこの際64を今やり直そうかなとすら思ったのだけど、家人との会話マンネリ防止にも役立ちそうだし、外に出る代わりに新天地を駆けるのもいいかなということで思い切って買った。
始めてまだ1週間も経たないけど今のところ楽しい。 桜、ゲームで見られて嬉しい。いっぱい写真を撮ろう。
◎本・マンガを読む
幼少の頃からローラ・インガルスの大草原シリーズを愛読してきた。
その時々によって読み返したくなる箇所が違うが、今は『長い冬』を読みたい。
7ヶ月の猛吹雪。隣の家にも行けず、家族だけで孤立する。家族6人、食糧や体調に不安を抱えながら。
いともたやすく命の灯火が消えるかもしれない状況で、希望を抱いたり絶望を抱いたりの繰り返しの中、なんとか物資を工夫し、わずかな楽しみを心の支えに日々を乗り切り、その末にようやく冬は終わる。5月のクリスマスを祝うのだ。
先が見えない厳しい冬は、今の状況に似ている。いや、約140年前の娯楽の少なさは、現在より比べ物にならないだろう。
その中で、あらがう人たち。先人の生きた姿は、今の希望になる。
マンガの無料配信なども各社多くて助かっている。これを機に幾つかマンガアプリをダウンロードした。
◎配信・テレビを見る
ハロプロは、毎週更新ハロ!ステなどの元々あるYouTube番組に加え、アンジュルムに限って言うとインスタライブや毎日更新の「アンジュルム10番勝負」企画で明日という日が来るのを楽しみにさせてくれた。
Juice=Juiceも4月1日には新曲リリースを記念し、通常のリリイベのようなボリュームでYouTubeで生ライブをしてくれた。まぁあれですね、お知らせ部分がメインだったのかなと思わなくもないけど…とにかく、CDを買わずしてリリイベに最前参加できた。
YUMが48時間生配信をしていたのも、あやちょ部分中心に観た。クラウドファウンディング募集を早い段階で手掛けてくれたのも、不透明な心配をしなくて済むという面でありがたかった。
そしてなんといっても、ひなフェスとこぶしファクトリー解散ライブの無観客中継。
ひなフェス、演出の面でもうちょっとどうにかならんかったかという思いは残ったものの、こぶしへ課題を繋げたという点で良かったと思いたい。
観客は傍観者ではなく、参加者だ。重大な要素の欠如は否めない。完璧に感動的なライブであるために、歓声や拍手、ペンライトの一面の光がここにあればなぁ、自分がその一つになれていればなぁ、と惜しむ気持ちは拭い去れていない。
だけど、むろは立派に卒業していった。こぶしも綺麗に咲いた。
祝福が充分に降り注いだとは言い難いけれど、無観客ライブを決行したことで別の形での愛は発生したはずだし、それが彼女たちの人生においてこれからの糧になればいいと思う。
YouTubeジャニーズオフィシャルチャンネルの連続配信。これまたすごかった。
横アリからのライブ映像、マスク作り講座、そして手洗い励行ダンス『Wash You Hands』。ボリュームたっぷり、魅力たっぷり。流石のエンターテインメント力を改めて感じた。
客席が一つ一つ光ること。アイドル達が光に包まれている光景って、やっぱり観る側としても安心する。今回は動かない光だったけれど、その光が揺れ動いた過去や、いつかまた自分のパフォーマンスで揺り動かす未来を思い浮かべてくれたのだったらいいな。
大箱をキャンセルせずに使ったことや、撮影・映像・音響・衣装・特効・ディレクターなどのライブスタッフ、メイキングやWYH担当スタッフ、電飾を一つ一つ置いていったであろうスタッフ。生活のかかったあらゆる人たちの仕事を発生させたこと、それらも素晴らしい取り組みだと思う。
「Johnny's World Happy LIVE with YOU」 2020.3.29(日)20時~配信 【関ジャニ∞ / ジャニーズWEST / なにわ男子】
「Johnny's World Happy LIVE with YOU」 2020.3.31(火)20時~配信 【完全密着映像+手洗い動画 総集編映像】
そんな中、テレビでもアーティストを急遽集めての歌番組特番がいくつかあった。ありがたい。今だからこそ歌で元気づけたいという想いは、確実にお茶の間に届いています。
ただ、芸能界の感染拡大も気になる時期に入ってきているし、不特定多数が入り混じる場に、ソーシャルディスタンスを守り切れない推しがノーマスクで居ることを考えると気が狂いそうになるので、そろそろ何らか守る方針が確立されるといいなと思う。
自粛前にぎりぎり逃げ切ったねと言われるハロコン千秋楽やこぶしバスツアーみたいに、あの時はまだ無観客でライブやれてたから良かったよね、と。遠い目で振り返る未来にならないと良い。
手元に5月、6月、7月のチケットがある。
行けるか。いや、行きたい。
だけど、今は何より大切なものがある。
いつか来る春を。何ヶ月後か、何年後かは分からないけれど。
たまには辛くて 長い冬もあるさ
前も見えぬ 吹雪だってあるさ
でも必ず 耐え凌げばあったかい春は来るから
耐え凌ぐ。
いつか近くで笑い合う未来のために。
船木結卒業スペシャル、絶対絶対行くんだから。