ハロプロ生現場、冬ハロ以来です。
感染予防対策について
全体的に係員が多く動員されており、丁寧だけど経費が心配になった。
・席ごとに集合時間がバラバラ
チケットの開場時刻ではなく事前にHPをチェックしないといけない。
・独自の追跡システムに登録必須
会場前の案内板にて公演ごとに違うQRコードを掲示、登録完了画面を見せないと入場できない。
・検温
NEWS ZEROで映ってた中野とは違って、列形成無し、検温は非接触型体温計ではなくモニターのサーモグラフィーだった。なかなか体温が表示されなくて「(前髪上げて)おでこ出してください」って言われた。オーディションでつんくさんに言われるやつや!
・チケットもぎり無し、見せるだけ
・物販無し、ロビー広々
・座席は1席とばし
オリックス劇場の客席の狭さはまじでアレなので、これはマジで快適でした。ありがたや。
・着席して以降は無音でただ開演を待つのみ
稀に移動しておしゃべりしてる人もいたけれど…うーむ。
・終演後は規制退場
近くの席の人がごそっとまとまって呼ばれる。静かに迅速に階段を下りてると避難訓練みたいだった。
会場の外で溜まらないでくださいとアナウンスがあるにも関わらず、公園でいつものように集まっているグループがあったのは残念でした。「コロナなんて所詮」という考え方の人たちかもしれないけれど、あらゆる人への迷惑を考えて空気読んだ振る舞いをすべきだと思う。自分たちが一時楽しければそれでいいという公演ではない。
開演前
薄暗い中に白い布がだらーんと吊り下げられており、おそらく蓄音機を模したもの。上手側に「The Ballad」というプレートが照らされている。なんとなくイメージは伝わる。(ノスタルジーな喫茶店とかブロードウェイのショーとか、そういう感じ)
華やかさはなく、流石にさみしすぎる。暗い気持ちになる。灯火管制の中、隠れて闇営業してるみたいな…。
セット建て込みや運搬にかかる人員を削減したのだろうという事情は分かるけれども…。(そして、お安いチケット代で賄えるセットなのだろうということも分かるけれども…。
開演5分前のブザーが鳴っても、アナウンスも諸注意VTRも無しでシーンとした空間。
影アナ誰かなと思ったけど今考えるとMCのなっきぃ。拍手で始まるハロコン新鮮。
オープニング 全員 365日の神飛行機(AKB48)
センターに一人タケちゃんが登場、最初のソロを歌う。爽やかな歌声が気持ちいい。白のジャケットが似合ってかっこいい。
次々にメンバーが登場。全曲ソロじゃないんかい。
マーメイドまりあ、素晴らしい。りんちゃんにタンクトップとロングスカート着せた人誰?田舎で会う従妹じゃん?分かってる。
落ちサビのソロかりんちゃん、清涼感がグッド。世に聞こしめるかりんちゃん THE アイドルであるぞ。
最後フォーメーションが入れ替わる。
なっきぃのMC。声が良くて惚れ惚れする。バインダーガン見。
普段は全員引き連れると120名くらいにもなるメンバーとスタッフ陣を減らしました的な説明。なるほどそれでまことさんをリストラ…(?)
1.横山玲奈 ひまわりの約束 (秦基博)
ひまわり模様の衣装、非常に分かりやすい。明るい歌声、それに加えサビの「ひまわりのような」のaの口で笑顔😄を見せることに全てを賭けたパフォーマンス。めちゃくちゃハロプロ歌唱だな…と思って聴いていました。
2.植村あかり 駅 (竹内まりや)
歌声、上質…。ソロフェスでも良いなと思ったけど、更にホールならではの響きの深さがあり聞き応えがありました。
3.岸本ゆめの やさしいキスをして(DREAMS COME TRUE)
すごい…すごい!この難曲をハロプロメンバーが歌いこなせるのか疑っていましたが、ハロプロにはきしもんがいた!この曲は原曲ボーカルの歌声が超独特で超有名ですし、音程のみならず、歌声と気持ちのテンションのバランスみたいなところにも難しさがあるように思うのですが、がっちり掴んでいました。思いを込めているのに引いて歌えているので押し付けがましくない。ワンフレーズだけの聞き応えじゃなく、曲全体を使って物語ることができる歌姫だなと思いました。
MC よこやんの歌について、なっきぃが「THEハロプロ節」と評していたのが面白かった。ざ・はろぷろぶし。同感です。
MC終わりに次歌うメンバーがスタンバイするのが丸見えになるシステム。
4.工藤由愛 さよなら 大好きな人 (花*花)
タコちゃん、登場していきなり、がっと肩幅に足を開いて立ったのが勇ましかった。Juice=Juiceの風格。何を歌うんだ…と身構えた。
まっすぐな歌声、まっすぐな瞳。
個人的な事情なのですが、この曲は私の人生史上最大レベルの泣き曲なので、このタコちゃんのまっすぐさが胸にぐさーーっと刺さって涙が止まりませんでした。
逃げられない、このまっすぐさからは。
5.宮本佳林 オリビアを聴きながら (杏里)
"ジャスミン"ティーね、なるほど(なるほど?)…。
2番の歌詞など初めて聞いたのですが、今も記憶に残っているのは、かりんちゃんがしっかり噛み砕いた上で抑揚をつけてフレーズで届けてくれたからなんだろうな。
サビでかりんちゃん節を駆使して、過剰なまでに盛り上げてくるのが逆に面白いくらいでした。「疲れ果てたあなた 私の幻を愛したの」の「れ」と「し」の発音がすごーく松田聖子。
「の」は一旦フラットに出して、伸ばしてる途中のビブラートで上の響きを足して正しい音に乗せるのをやりたいんじゃないかなと思うのですが、毎フレーズ上手くいっていませんでした。曲の締めなのにそこだけ気にかかったかな。
6.笠原桃奈 あなたに逢いたくて~Missing You~ (松田聖子)
3曲連続失恋ブロック。これぞバラードの醍醐味。知らんけど。
かりんちゃんの直後に松田聖子を歌うとは…!勝手にドロドロを感じてドキドキした。
この桃奈が、すごく良かったんですよ…!ビックリするほどに良かった。
桃奈はまだ歌い方が確立してなくて、バクチみたいな、当たるか当たらないか八卦みたいなところがあるんだけども、なのに、綺麗なところをずっと保ってた…!
桃奈のすごく良い部分を引き出す選曲だったのかもしれない、あるいは、桃奈出来上がったのかもしれない…!!
歌声のクリアー具合はすぐ直前のかりんちゃん並み、というか、かりんちゃんから癖とビブラートをとった感じで、よりクリアーに感じました。上下をつけるわけじゃないけど、松田聖子で勝った、と内心思いました。
「る」の発音が松田聖子だなと感じたのですが、MCで「松田聖子さんの発音を研究した」と言ってたので、その成果が出てるよ、と心の中でサムズアップ送りました。
7.清野桃々姫 香水 (瑛人)
上手い!心地良く聞きやすかったです。今時の若手歌手というような歌い方でした。声が良いし、遠くまで届けようと開いているし、聞き手を意識したオープンな感じ。
この曲を初めて知ったのですが、ももひめの滑舌が良いのか歌詞がするっと入ってきて印象に残りました。おそらく抑揚の付け方も上手いんだな。
8.一岡伶奈 TOMORROW (岡本真夜)
わざわざバラード調にアレンジを直してあるの、何故…!?バラード曲が星の数程ある中で、そこまでしてこの曲歌わなきゃならなかった…!?
けど、その価値があるくらい良い歌でした!いっちゃんにものすごく合ってた!
純真さとか懸命さとか、そういう+αが伝わってきて涙が出ました。
これは、本来の持ち曲をグループで歌うハロコンでは私は感じ取れなかっただろうなぁ。企画に感謝。
9.牧野真莉愛 夢をあきらめないで (岡村孝子)
登場してセンターに立ち、歌い出しまでのイントロで深々とお辞儀していたのが好印象でした。演歌歌手か。
MCで、なっきぃがまりあに「マッキー」と呼びかけたのにビックリ。受けたまりあが「はい、わたし、牧野真莉愛は…」とフルネームで語ったのにもビックリ。
今回みんな「わたし○○は…」と名字を名乗るルールがあったようでしたが、フルネームで言ったのは覚えている限りまりあだけでした。おもろ。
ステイホームで始めたことというトークテーマで、まりあがバレエのオンラインレッスンを始めましたという話。なっきぃが「バレエやお絵かきもそうだけど、牧野真莉愛らしくいてくれる趣味で嬉しいよね~!」と言っていてなんかドキリとした。
10.岡村美波 あなたに会えてよかった (小泉今日子)
歌声の癖が強い!(千鳥ノブ)
それしか覚えてない…圧倒的個性の歌声でした。
11.山﨑夢羽 愛唄 (GReeeeN)
上手かった。この曲女性一人で歌うの難しくないのかなって思ったけど、破綻は一個もなくてむしろ聴かせてくれました。
途中で「あっ!緑色の衣装を着ている…!グリーン!GReeeeN…!?」って気付いてからはもうそれしか考えられなくなってしまった。
12.浅倉樹々 カブトムシ (aiko)
ふぉ~…すごい、とても上手い…。おみそれいたしました…。
自分が歌うと思うとぞっとする難曲だけど、aikoの雰囲気を壊さず、かといって物真似になりすぎず、柔らかくなだらかで、息の流れも全然切れない。拍手です。
13.小田さくら もののけ姫 (米良美一)
MCの後、闇の中に登場した小田のたたずまい「降臨」だった…。
サンが降りてきてた。野性味と神秘性。
まるで舞台みたいで、出来上がった世界の中にヒロインがいました。台詞とか言い出すかと思った。
リバーブがやりすぎなくらいかけられてて面白くなってしまった。ちょっとコットンクラブに分けてやれ!
14.橋迫鈴 セーラー服と機関銃 (薬師丸ひろ子)
これ、大人の趣味でしょ!!!!(大声)
そして、ありがたいことに私と趣味が合うんですよ…そう、りんちゃんにはこの曲で大正解です。
抑揚をつけすぎずトントンと歌う形が曲にぴったりでした。MCで「言葉と言葉を繋げるように歌いました」と言っていたので、意図的にやってるらしい。
15.竹内朱莉 雪の華 (中島美嘉)
りんからのタケ〜!熱い曲順です。
下向いて曲中に入り込む姿がまるで中島美嘉そのものでした。
最後の方だったか少し歌詞が怪しかったように聞こえましたが、上手く誤魔化して流石ベテラン。
タケちゃんの歌声はcute寄りのcoolだと思うので、この曲がベストマッチかというと少し疑問でした。意識して憂いを出そうとしているようには感じたけれど、湿度がもう少し欲しいところ。
タケちゃんの歌声を聴いていると、「早くライブ行きたいアンジュルムの皆に会いたいタケの周りにアンジュルムが居るのを見たいアンジュルムでのタケの歌を聞きたいー!!」との思いが自分の中に渦巻いていくのを感じました。
MCでなっきぃに「タケちゃんじゃないみたい」と言われて「同一人物でし…た!」と答えたタケちゃん、可愛かったです。
16.山﨑愛生 手紙 ~拝啓 十五の君へ~ (アンジェラ・アキ)
ジュニアモデルみたいなスタイル…!ちゃおの表紙みたいだった。
No.370 ついに!! 山﨑愛生 | モーニング娘。’20 15期オフィシャルブログ Powered by Ameba
途中のッパパッッパン!のところで客電ついたんだけど、あれはクラップくらいしてほしかったという意図だよね…?
よく考えたら歓声は制限されてても拍手はできるんだからクラップはできない道理がないはずなんだけど、急すぎて観客みんな戸惑って終わった。そして客電は消えた。
17.谷本安美 打上花火 (DAOKO)
息混じりの、こんな歌い方できるなんて…!ハロコンで聞く歌声としてとっても新鮮でした。
きしもん、ももな、ききちゃん、いっちゃん、ゆはね、ももひめ、タケちゃん、良かったよ
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年7月19日
夜公演のAチーム感想に続く。
総括はそちらで。