こんにちは、ポルカです。
旅当時のついろぐ見たら、観光の合間にTwitterでハロコンレポ見てめちゃくちゃモヤってるの笑う。何処の国に居てもヲタクはやることが一緒や…。
でもハロー!ヒストリーからカントリー・ガールズパート省くのまじで鬼の所業じゃない?
前回
ハットルグリムス教会やグロッタ灯台の散策など2020年1月1日のことを書きました。
さて、1月2日です。
6日目:1月2日(木) シンクヴェトリル国立公園~ゴールデンサークル観光
おはようございます。さっそく本日の天気を確認しましょう。(当時のスクショ)
いや、さっむ!?!?!?!?!?
氷点下じゃん!!!!!!!
今の時点で体感温度マイナス6℃のにわか雪て…こわい…。
天候に関しては如何ともしがたいので、せめて朝食にあたたかいお茶漬けでも食べようね…。
本日は、いよいよシルフラでのシュノーケリングの日です。
自ら申し込んでおきながら非常に恐れていましたが、ついにこの日がやって来てしまいましためっちゃ寒い日になった。
抜かりなくツアー準備を整えます。
参加時必要な服装・持ち物
暖かく防水性のある服,手袋,セーターとズボン(フリースまたはウール),暖かい靴下,ハイ
キング用の靴,ランチ
水に濡れた場合に備え、念のため着替え一式をご準備ください。
歩きやすい靴
ツアーピックアップは8:30。
集合場所に指定されたFosshotel Lindtというホテルまで10分程歩いて行きます。
いやもう圧倒的に雰囲気が夜。
雪が積もってる中をトレッキングシューズでサクサク歩くのは楽しかった。
到着したここが集合場所。ちょっと軒先で待たせていただきましょう。
おやこんなところに気温計が。見なかったことにしましょう。
なかなかの長時間待ったあと無事にピックアップされ向かったのは、レイキャビークを離れてシンクヴェトリル国立公園内のとある場所。
とあるというか、何も知らない人から見たらそこが何なのか謎の場所という感じ。
荒野の中に沢山の大型車が停まっていて、人々が風にさらされて立っている。
説明があまり無いままとりあえず降りてくれ、みたいになって、各々に合ったドライスーツとグッズを見繕われるのでそれに着替えます。
ここ、着替え場所が用意されている訳じゃないというのがつらかった…!!
漠然と更衣室、あるいは小屋みたいなものを漠然と期待していましたが雪原の中にそんな施設は無く、乗ってきたバスの座席のせまーいところで窮屈さを存分に感じながら準備し、雪風吹きっさらしの野外でスーツを着せてもらいました。
次に何が待っているのか、置いてけぼりをくらわないか、全体のタイム感が分からないのも焦る。
ちなみに、ウェットスーツとは違ってドライスーツは普通の服の上から着用します。
首元がかなり締まっているし水は通さない素材なので、それで大丈夫なのです。私はセーターとレギンスパンツを履いていたと思います。
その代わり、水中に沈むことは出来ずぷかぷか浮いてしまう感じ。
水中手袋も渡されるのですが、明らかに薄くて「これは…?」と訝しむ。(伏線です)
グループに振り分けられ、インストラクターの下に集合。もちろん戸外です。
あれこれ流暢な英語で説明してくれるのですが、雰囲気は厳しめ。
もちろん、危険を伴うアクティヴィティですから、真面目に聞かないといけません。地図を見ながら、ここからエントリーしてこういうところを見てここに帰ってくるよ、器具の使い方はこう、としっかりレクチャーを受けます。
しかしここで私、目を付けられてしまうのです。
グループに参加者が10人近く居るにも関わらず、わたし一人だけにいきなり「ちゃんと聞いてる?」みたいなことを問われ、その後も事あるごとにインストラクターさんから「分かってるか?」という鋭い視線付きの確認を投げかけられます。
あぁ、これ、学生生活で身に覚えがあるやつ…!
何故か苦手な先生にこそ、こういうのやられちゃうんですよね。そして委縮して悪循環。理科、体育、外部の監督的な人…数々のトラウマが走馬灯のようによぎります。
しかしもう良い大人ですから、こういう時に縮こまっては駄目だということも分かる。
気を強く持ち、あえて明るい声色での返事と、適切なタイミングでの大げさな頷きで理解力をアピール。なんせ「英語での説明が理解できない場合は、参加できません」と明記してあるツアーなのですから、インストラクターさんからアウト判定を出されないように気を張らないと…!
バウチャーより
ツアーは全て英語でのご案内となります。そのため英語での意思疎通が問題なくでき、インストラクターの質問に確実に答えられる方、自分からコミュニケーションの取れる方がご参加可能です。英語力によってはインストラクターの判断により、安全を考慮し当日参加をお断りさせていただく場合もございます。あらかじめご了承ください。
オール英語とはいえ内容は分かりやすく、そこまでチンプンカンプンという訳でもないのに、見た目の分かってる感が足りないからって追い返されたら意気消沈どころではない。
結局、普通に進行してもらえましたが、ここでの気疲れがアイスランド旅行最大の恐怖ポイントだったかもしれません。
そんなトラウマ雪原を離れ、いよいよシルフラに向かいます。
川の船着き場みたいなところで順番を待ちます。
わたし、これまでにダイビングの経験は何度かありますが、シュノーケリングは逆にはじめて。とにかく息をすればいいんだよね、と確認します。
筒の先に水が入らないのか不安でしたが、ドライスーツを着ていてずっと水面に浮かんでいるのでその心配は不要だったことが経験してみて分かります。
いよいよエントリー!
…つ、つめたい…!!!!!
水に入った途端に分かる。これはアカンやつ!!
極冷水に浸かった全身が、生命活動の危機を訴えてくる。
そしてすぐに気付く。いや顔面ノーガード…!!
ドライスーツに守られている部分も充分寒いのに、容赦なく顔と頭が冷えていく…!
更に気付く。あ、この手袋、別に耐水とかじゃないのね!?
普通にびっしょびしょでした。指先がめちゃくちゃ冷たくて、痛い。
手袋と頭の部分の防寒について:
こちらはドライスーツの素材ではなく、水が浸透してくる素材となります。そのため極力その部分は動かさずに体温を保持する必要がありますのでご注意ください。
一応、バウチャーに事前説明はありましたが…聞くのと体感するのとでは大違い。体温保持に努めるしかない…どうやって?
しかしそれはそれとして、憧れのシルフラ!水中は本当に綺麗でした。
エントリーする前に水面を見た時は「普通の川やん」と思っていたのですが、水面下の世界はまるで別物。
透明度が高く、青く澄んでいて、底まではっきり見えて遠くまで美しい。
水の流れに沿って、どんどんと泳いでいきます。
指先が凍ってGoProの録画スイッチをうまく押せないし、録画中なのかそうでないのかよく分からなくなってくる。
こうやって映り込んでるのが手袋です。
撮れてるかはともかく、何かしらのボタンと思われるものをとにかく押してました。感覚がね、無いんです。
そうして流れること数十分のち、川の淵に上陸しました。
そこから「歩いて駐車場まで戻るぞ」と言われたのですが…「駐車場、どこ?」状態。
ここが何m離れた地点なのかも分からないまま、濡れたドライスーツ、濡れた頭、濡れた手袋を装着したままで雪風に吹きつけられながら、重い身体でひたすら前へ前へ歩き続けるのでした。
説明よりも水中よりも、何よりこの時間がきつかった。雪中行軍!
なんとか生き延び、バンの中でホットチョコレートとクッキーをいただく。おかわりもした気がする。いのちが維持されるあたたかさ、ありがてぇ…。
一般的なツアーではギャウというプレートの境目を歩いて観光しますが、シュノーケリングで潜ったシルフラもかけがえない体験となりました。想像よりもハードだったけどこれで夢がまた一つ叶ったので、何もかも良い思い出さ…。
でも誰かに伝えるなら…
「シルフラシュノーケリングは夏がおススメです!ツアーの説明にはドライスーツ着用だから冬でも大丈夫って書いてあるけど、冷水風呂以上の寒さをカクゴして行ってね!」
移動して、午後は通常のゴールデンサークル観光。別のツアーに合流する形で見て回っていきます。
ゲイシール間欠泉エリア
地熱活動が盛んなことで知られるアイスランドの目玉ともいえる観光地。
ゲイシール間欠泉(噴出待ち)。うちが浪花の間欠泉や!
— ポルカ (@polka8dot) 2020年1月2日
#FSKとおでかけ pic.twitter.com/BsFFRcJyNz
↑有名なゲイシール間欠泉は現在噴出してないので、これはお隣のストロックル間欠泉ですね。
雪のおかげか日光が眩しくて、向きによって夕方のようにも見える空に地熱の湯気がよく映えて、ここでは本当に綺麗な写真がたくさん撮れました。多いですが載せます。
動画 ※音が出ます ※声も出てます
【ブログ用】
— ポルカ (@polka8dot) 2021年10月4日
アイスランドのストロックル間欠泉です
※音が出ます
※ドルヲタの習性か、つい出た私のFooooo!!も入っています pic.twitter.com/q9q91OIr2B
続いてグトルフォスの滝へ。
南海岸ツアーで見た滝とはまるで規模が違う、すっごいでっかい滝!!!!
まず流れる川がすごく広くて、落差がすごくて、上から見ても展望台から見てもド迫力!!「アイスランドで見たおススメしたい滝ランキング」堂々No.1です。このブログシリーズのアイキャッチにもしています。
しかしここでは逆に、晴れた反射が眩しすぎて写真がうまく撮れないトラップが。
設定を模索。
明るすぎて逆に暗くなるスキー写真あるあるみたいにしか撮れないチクショウ。
ふなちゃんとグトルフォスの滝。気温は−9℃。#FSKとおでかけ pic.twitter.com/TbLC5apBjm
— ポルカ (@polka8dot) 2020年1月2日
実際の美しさは、あなたもあなたの推しと現地に行ってその目でお確かめください。
さて、レイキャビークに帰りますか。
だだっぴろい国立公園なので空気はしんと冷えていたけど見事に晴れて、美しい景色とアイスランドの大自然を堪能できました。大満足です。
何より、午前中と違っていのちの危険が無いのが良い。
しかし、この日もかなしい出来事が。
昼頃には、無情にも「悪天候で今夜もオーロラハンティングツアー催行できず」のお知らせメールが届いていたのです。
これで、残りチャンスは明日1月3日、ラストの夜のみとなりました。
「またか…」とがっかりする気持ちを抑え、わずかな希望をかき集め、翌日に参加振替の要望を返信しておきます。自然相手には、それしか出来ることはありません。後は、気持ちを強く持つこと。せめて、ツアー催行してくれ…!
レイキャビークに戻ると雪。繁華街のスーパーで夕飯を買い出します。
「カフェ・ロキで食べた肉?に似てるよね!」とパケ買いした何か。何だったかは未だに分かっていません。
このボロボロになってる左のかたまりは、確かグリル用サーモンを買ったんだったと思います。焼いたらこうなった。味は美味しかった。
それにいつものパスタにSKYR、ビタミン補給でフルーツジュースも添えて。
後半の山場である観光ツアーの1日を終えて、今日もお疲れ様でした。
続く
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