アンジュルム新曲のはなし
『悔しいわ/Piece of Peace~しあわせのパズル~』
2022年10月発売の両A面シングル、どちらも素晴らしい充実ぶりです。
『悔しいわ』、You Tubeですっかりハマり、ライブでパフォーマンスを見て更に好きになり。このド派手に攻める感じかなりアンジュだわ!となっていましたが『Piece of Piece~しあわせのパズル~』の方もすごく好きです。
最初、タイトルだけの情報だとほんわか系?誰が歌っても名曲系?と警戒したのですが、めちゃくちゃアンジュルム用の曲なんですよね。
こういうバラード調の曲でシングル切れるのもまた竹内体制の安定感を象徴しているようで、嬉しいです。
鑑賞会動画を見てしまうと強風にしか目が行かないおもしろ映像になってしまいますが、サムネのこのエモさですよ。
あかりかこ。
2期3期としてここまで歩んできて、今2人がバディを組んでいることの意味など考え出すと、運命よ…と夜も眠れなくなります。単純に戦力としてだけじゃない2人の強さとか決意とかそういうのがアンジュにはある。
星部氏、アンジュルムへの優しい目線
そんなPiece of Piece(略称ほしい)、作者星部ショウ氏のライナーノーツで曲理解がより深まった気がしたので、備忘録としてここに残しておきます。
【㊗️本日発売🎉】#アンジュルム の新曲『Piece of Peace~しあわせのパズル~』のライナーノーツをUPしました!
— 星部ショウ (@hoshibesho) October 19, 2022
よろしくお願いいたします〜♪
作詞:星部ショウ
作曲:Shusui/Josef Melin
編曲:Josef Melin pic.twitter.com/swH8Z4uXcY
リンク → 星部ショウ オフィシャルサイト
このライナーノーツを読んで分かったのは「しあわせのパズル」という言葉は星部氏から見た「アンジュルムってこうだ」、という言葉なんだということ。
ひとつの決定的表現といってもいい。
ライナーノーツから、星部氏が抱いているイメージが読み取れて、すごく納得しました。楽曲を聴き直し、もう一度にっこり。なんて優しい目線でアンジュルムを見てくれているんでしょう。
イメージ戦略でもなく、過去のワードに引きずられるでもなく、純粋に今のアンジュルムを描こうという意思が見えます。とてもあたたかい。
新メンバーが入るたびにグループとしての新たな魅力が加わっていく感じ。
パズルのピースが繋がって新たな世界が広がっていく感じ。
ここですね。
「今の」アンジュルムという形は、今のメンバー10人(10個のピース)がつながっているパズル。
その少し前には別の10人(10個のピース)がつながっていて、ちがう形を見せていた。
11個だったり12個だったり、ずっと前にはまったく違うピースがまったく違う形で連なっていたこともあったり、そもそも最初は4スマという4個のピースだったり。
将来的に今いるメンバーが旅立っていき、また形が変わって別のメンバーが加わることもあるはず。でも全部、アンジュルムで。
途切れない。
つながっていき、変わっていく。
完成形は、ひとつじゃない。
完成形は、絶対じゃない。
完成形は、無い。
表面に浮かぶパズルの絵柄は移ろっていく。少し前に見えていたものと、次に見えるものが違う。だからこそ伝えられる壮大な物語がある。
たまたま同じ時代に隣り合った人たち同士で微笑み合って、育み伝え合うLOVEがある。
そこに愛がある限り、いつでも正解。
そうか、アンジュルムって、そういうことなんだな。
星部氏がライナーノーツで解説してくれた楽曲への想いは、例の謎映像で「スマイレージ/アンジュルムってそういうことちゃうやろ」となっていたわたしに「こういうことやな」をくれました。
『Piece of Piece~しあわせのパズル~』
ビジョンがあり、愛があり。やさしい目線があり。意味ある素敵な楽曲です。
しあわせのひとかけら、受け取ったよ。
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