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『minako-太陽になった歌姫-』 本田美奈子の<いのち>は田村芽実の歌声に宿る

ハロー!プロジェクトから、本物の女優が誕生しました。

その名は田村芽実(たむら めいみ)と言います。
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スマイレージ2期メンバーとして加入し、アンジュルムに改名後もパフォーマンスと意識の高さでグループを引っ張り続け、2016年5月30日の日本武道館公演をもって卒業。「ミュージカル女優を目指す」。若干17歳での決断でした。
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幼少期より舞台に立ち、昭和歌謡とミュージカルを愛し続けてきた彼女。心を込めた歌を歌うことが生きがいで、何より大切にしているのは笑顔。そんな田村芽実ちゃんが、卒業後初めて舞台に立つことになったのが『minako-太陽になった歌姫-』でした。

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事務所に所属せずフリーの状態で*1、なんと初舞台が主演作というスター街道への一歩をこの作品で踏み出しました。チケットは完売、そして、その力量を余すところなく発揮することで、大勢の期待に応えました。

幸運にも、CBGKシブゲキ!!全8回公演のうちの1回(6/19マチネ)に立ち会うことができましたので、感想を書き残しておきます。

田村芽実ちゃんが日本一のミュージカル女優になったあかつきには、その第一歩をこの目で観劇することができた幸運を羨まれるでしょう。きっと、そう遠くはない未来に。

 

目次

 

minakoの歌と描かれた人生

夢を歌に乗せて

タイトルの「minako」とは、2005年に急性白血病で急逝された歌手の本田美奈子.さんのこと。この舞台は、これまで物語化されることのなかった美奈子さんの生涯を、歌も交えて描いていくというもの。実際に舞台上では、主に5曲を歌唱する場面があり、歌い上げたそのどれもが素晴らしいものでした。

まず、歌手オーディションの場面を再現した欧陽菲菲の『ラブ・イズ・オーヴァー』。オリジナルのイメージとは違い、まだ高校生の未知なる可能性を秘めた、伸びやかで、爽やかな歌声。ここから物語が始まっていくと観客に感じさせ、物語上では事務所社長にそう感じさせるような。「私、歌うために生まれてきたんです」という美奈子の言葉。屈託のない笑顔と曇りのない眼という表現からだけではなく、その運命を信じるに値する歌声を見事に披露してみせました。

 他の歌手とは違うことをしたいと自らセクシーな衣装をプロデュースし、激しく歌い踊る大ヒット曲『1986年のマリリン』


田村芽実、「1986年のマリリン」熱唱! 舞台「minako-太陽になった歌姫-」ゲネプロ

この動画を見て頂ければ分かる通り、すさまじい気迫。実際のエピソード通り「15回のTV収録全てで衣装パターンを変えるプロ意識の高さ」という場面でもあるのですが*2、歌のスイッチも毎公演入れ直しているのだろうなと感じました。

そして、思うようにいかないバンド活動に疲れ果て、思い悩む場面にて歌唱した『Primary~思い出はかわらない』。歌っている間に徐々に迷いが晴れていき、「私、歌が、歌いたい!」と改めて決意。その清らかな心をそのまま心象風景として舞台の上に描いてくれたようでした。

 

いのちをあげよう

そして、転機。決定していたCMまで白紙に戻してもらうように頼み込み、1年間休業し、全てを役に注ぎ込んだというミュージカル『ミス・サイゴン』より、主人公キムとして歌う『いのちをあげよう』

この歌が、本当に素晴らしかったです。

今回の舞台では、どの曲を歌うか、何曲くらい歌うか、詳細が分からないまま観劇に赴きました。そして、物語が中盤まで進んだ時点で大事な曲は何曲か歌うとは分かったものの、この歌はおそらく東宝ミュージカルが権利を持つものなので、今回の舞台で披露するとは期待しないでおこうと思いながら観ていました。なので、オーディション、稽古、初日の舞台裏の場面の後に、あの気高く悲しみを誘う前奏が流れ出した時には、何かの間違いではないかと思ったほどです。


I'd Give My Life For You - MInako Honda

この時、田村芽実ちゃんは、キムでした。同時に、本田美奈子.さんでもありました。つまり、キムでもあり、本田美奈子.さんであり、そして芽実ちゃん自身でもありました。

アイドル時代、芽実ちゃんの特技は「一人ミュージカル」*3です。ミュージカル、特に『ミス・サイゴン』のように何度も再演を重ねてきている伝統ミュージカルは、演技や歌の「型」が決まっています。ミュージカルファンとして、そして本田美奈子.さんに憧れてきた芽実ちゃんは、当たり前にその歌い方を真似て歌って生きてきました。それが、遺憾なく発揮される場所、それがこの『minako-太陽になった歌姫-』の舞台だったのです。

キムとして命を懸けた歌を聞きながら、「めいめいの中に美奈子さんは息づいている、生きている」、そう感じました。物語の重要な台詞(そもそもは美奈子さんの名言)として、「私は舞台では演じない、生きるの」という言葉がありました。

美奈子さんは決してキムの人生を演じませんでした。ただ、キムとして懸命に生きました。初日の舞台に上がる前「私はキム…!」と強く発言したその瞬間は既に、本田美奈子.ではなくキムだったように見えました。このように、美奈子さんを観てきたかのようについ語ってしまいますが、この「キムになった美奈子」は「美奈子になった芽実」だったという現実。あの瞬間、芽実ちゃんに何重にも型映しになった命が燃えていたかと思うと、空恐ろしい気持ちになります。

Twitterで「シブゲキを帝劇に変える女」という感想を見掛けました。(元ツイを探せなくてすみません。)素晴らしい『いのちをあげよう』でした。いつかは帝劇、ではなく、もういつキム役として招かれても遜色ない実力です。よく研究しているだけでなく、役として歌に魂を乗せることを、田村芽実は既に知っています。

歌を愛し、歌に生きる、それが本田美奈子.さんです。そして、田村芽実も、また。

 

アメイジンググレイス

そして年月は過ぎ、病と闘う病棟のナースステーションで、看護師さん達に捧げた最期の歌『アメイジンググレイス』。 


元アンジュルム田村芽実、主演舞台で「アメイジング・グレイス」熱唱 舞台「minako ー太陽になった歌姫ー」ゲネプロ

喋り方が穏やかになったところが、美奈子さんの最期の日々そっくりそのままで、心にくるものがありました。それと同じように、歌声も変化しています。ここまで歌ってきたどの歌ともはっきり違い、ある境地に至ったとしか思えない天上の歌声。もはや「我」も「役」もなく、ただそこには感謝や祈りや優しさや…ただ美しいものだけが漂っていました。漂わせていました。この場面に合わせて減量したのだろう、田村芽実の細い身体から。

一代記を歌で表現しないといけないという難しさ。年齢のことだけではなく、その時々で歌に入る感情も異なるということ。美奈子さんが表現したかったものも歌に乗せないといけない。そしてお芝居である以上は、美奈子さんご本人が意図していなかったものまで分かりやすく再表現しないといけない。

この歌が「死」の直前だなんて、美奈子さんは思っていなかった。周りの誰も、知らなかった。だけど観客は知っている。演じる側も知っている。過剰になりすぎてはいけない。だけど、物語のクライマックスとして成功させなければいけない。力んではいけない。しかし力強くなくてはいけない。泣かせなくてはいけない。だけど笑ってなくてはいけない。その上で、心の宿った歌を歌わなくてはいけない。

要求されるものが無数にある中で、芽実ちゃんは、歌い切りました。 

 

田村芽実の紡ぐ物語は続く

 「物語は続く」。

この言葉がどのような意味を持つか、田村芽実のファンなら、そしてスマイレージ・アンジュルムを知る者ならすぐに分かることでしょう。


スマイレージ 『プリーズ ミニスカ ポストウーマン!』 (MV)

スマイレージ正規メンバーとしてデビュー後最初の曲で、13歳の芽実ちゃんがメインに近い位置に抜擢された曲です。もう1人のメインであった初期メンバー前田憂佳ちゃんは、この曲を最後にスマイレージを卒業してしまいます。この曲と、「物語は続く」の歌詞を残して。そしてそれから4年半後。芽実ちゃんの卒業コンサートで当時のMVをモニターに映しながらこの曲は歌い継がれました。ここから分かるように、この曲はスマイレージの歴史の交錯を象徴する曲であり、新たな道に踏み出していくメンバー個人の人生にもかかる壮大な曲です。

このシンプルかつ深みのある「物語は続く」が、どうしてもスマイレージ(現・アンジュルム)を飛び出した後にこの『minako』の舞台に挑んだ芽実ちゃん、そして美奈子さんと芽実ちゃんの人生にも思い起こされて仕方ありません。

この脚本家の野沢トオルさんと田村芽実ちゃんの対談インタビューを読んで、恐ろしいほどの「縁」を感じました。 

www.billboard-japan.com

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ここで話されていた内容や他の取材*4などで語った内容を簡単にまとめると、こうなります。

田村芽実

・本田美奈子.さんにずっと憧れていた

・キムやエポニーヌをやりたいのも、美奈子さんに憧れているから

・美奈子さんのことを知るうちに自分との共通点(信念や幼少期)が多くあることに気付く

・美奈子さんを演じるよりも自分の中にある

野沢トオル(脚本家)

・スマイレージ時代から演出に関わっていた

・本田美奈子.役は田村芽実が良いと思っていた

・本田美奈子.さんに憧れていることは知らなかった

高杉社長

・田村芽実が良いと思っていたら野沢氏も推薦してきた

・(後に自分の事務所に所属させる、美奈子さんと同じく)

芽実ちゃんを知った上でこの物語の美奈子を観ると、演じているのかどうか分からなくなる感覚に襲われました。

天真爛漫で、人懐っこく、誰かの悪口は言わず、鍛錬に勤しみ、正義感が強く、決めたことはまっすぐやり抜き、誰からも愛され、いつも誰かを幸せにすることを考えていて、歌が好きで、懸命に生きる人。

話し方も、振る舞い方も、めいめいそのままに見えるのに、美奈子さんなんです。

めいめいと美奈子さんが溶け合う。

高杉社長にとって美奈子さんが眩しくて太陽みたいな人だったと、よく分かりました。だって、私にとってもめいめいは太陽ですから。この世を明るく照らしてくれる、希望の歌姫ですから。

 

作品について思うこと(苦言)

正直、脚本については思うところが色々あります。

脚本家パートが要るのか問題。これは言い出したら身も蓋も無いことだけれど、どうしても。それは勿論、私が田村芽実ちゃんをお目当てに行っているからということもあるけれど、本田美奈子.さんのお話としてもちょっと言い難いくらい、その他の人のパートが多すぎると感じました。

なんせ、脚本家の野島が出てくると暗いんですよね。書けない、書けない理由を八つ当たりする、どう見ても最低な脚本家。美奈子さんに思い入れが無い、そんな人にそもそも美奈子さんの舞台を任せたくない…って感じてしまいます。

そして、いざ書き始める理由になるのが、美奈子さんの歌や生き方に心を動かされたからではなく、マネージャーの娘も白血病で亡くなっていたと知ったから。そこからは心を入れ替えて美奈子さんのことを知ろうとし始めるのですが、その動機が唐突な上に弱い。野島が美奈子.さんという太陽に照らされて生き方を改めるということなら、繋がった、と思えたのかもしれないですが。美奈子の物語全体における野島の必然性がよく分からなかったです。

現代とリンクさせるのは、悪くなかったと思うんです。残された人々、特に高杉社長が何を思っているのか、主治医はその後どうしたのか、ということを描くのは意味がある。しかし、「本田美奈子さんの生涯を初めて舞台化することになり脚本を依頼されるが書けないコメディー脚本家」という、舞台におけるメタ部分は美奈子さんの物語にとって必要だったのでしょうか。物語に深みが出るのなら良いのですが、むしろ難解さを出してしまっているのが残念でした。

そう思うのも、美奈子さんの場面、正確に言うなら田村芽実ちゃんの出演シーンがもっと欲しかったと欲張ってしまう私のファン心からなのかもしれません。それは否めません。けれど、重要なシーンがモニターに映された文字だけで進行させられていくのは、舞台としてちょっと不完全な感じがしました。そこを飛ばすのなら、野島のシーンをもっと削ってほしかったです。

一番がっかりしてしまったのは、『いのちをあげよう』の絶唱の後、更に息をのむような事故、舞台を降りることを迫られつんざくような悲鳴を上げた美奈子…感情を揺さぶられる場面が連続したところで、唐突に現代パートに戻ってきてしまった場面では、本当に野島の存在が余計だと感じました。

普通に、生まれてから亡くなるまでを追った、自伝的なストーリーにできなかったものか。それで充分だったと思うんです。そしてそれが単純すぎるというならば、野島が脚本を書く理由をもう少し意味あるものにしてほしかった。マネージャーの娘が白血病で亡くなったのは、ドナーが居なかったせい、だからもっとこの病気のことを知ってもらわないといけない、と思うようになるとか。

最後のシーンは、野島の書いた舞台『minako-太陽になった歌姫-』の幕が開くというシーン。この舞台は、誰の物語だったのでしょうか。主役は美奈子.じゃなくて野島ですか。描くべき支柱が、中途半端に感じました。無名の新人だからリスクが高くて仕方ないのかもしれないけれど、もっと田村芽実ちゃんに賭けていたら良かったのに。もったいないことしましたね。

なんというか、色んな人の都合が透けて見える場面が多くて。啓蒙作品なのかなって感じるところもありますし。がっつり日本赤十字社と組んでやってる作品だし、それは全然良いんですが、それならもっと闘病生活に重きを置いた仕上げ方もあったんじゃないかなとか。とにかく、所属事務所(ボンド企画=ビーエムアイ)、レコード会社(ポニーキャニオン)、脚本家(野沢トオルさん)、日本赤十字社、と色んな人の理想を詰め込み過ぎているように思いました。やっとで企画された舞台化だからかもしれないけれど。色んな人の熱が入った作品になるのは良いことですが、それを調整すべき立場の脚本家が自らを前面に押し出したストーリーにしている時点で、一体何を書きたいのかと。

最初に入場した時に、ロビーに溢れるスタッフの多さに結構圧倒されたところがあって。チケットもぎり、スペシャルシートの特典交換ブース、物販ブース、DVD予約受付ブース、募金ブース…そう広くはないスペースに大人が大量に溢れている様子はちょっと異様でした。気合いを入れて下さっていてありがたいなぁとは思ったものの。そういう「関係各所」がそのまま舞台の中身にも反映されていたなぁと、後から考えれば結びついてしまいました。

タイトルは『minako-太陽になった歌姫-』なのに、物語の中で太陽という言葉が語られることはなかったように思います。カタルシスがあるような作りの舞台ではないのです。だから、その回収されなかった伏線は、これから田村芽実自身が生きて体現していくことに期待したいと思います。「物語は続く」のですから。

 

物語全体の感想

以下、簡単に羅列。

・最期の『アメイジンググレイス』(ご本人)の歌声がスピーカーから流れてスタート

・おっさんに次ぐおっさんだらけで、いつめいめいが出てくるのかと

・最後まで誰だったか分からなくなるおっさんもいた

・暗転中、はしゃぐめいめいの声が聞こえた瞬間、ビビッと心が震えて泣いた、そんな自分にびっくりした

・いきいきしてる!スマ初期めいみたいにはつらつ

・小顔!スタイル良すぎ!腕の長さ細さ尋常じゃない!

・友達役と二人楽しそう

・まさかの『天城越え』来るかと思った

・『ラブ・イズ・オーヴァー』の軽やかなこと 

・『マリリン』ルーフの「ル」のところだけ似せてほしかった、モノマネが全てではないけど

・ここは観客が「観客役」だと思うから歌終わりに拍手したかったなぁ

・一番すごい場面は『いのちをあげよう』からの事故急展開「続けて!2幕にも出る」「会社は君を守る義務がある」「…いやああああ!!」舞台という魂を奪われた美奈子の絶叫

・ここで幕間が欲しかった(『ミス・サイゴン』の1幕終わりのイメージも手伝って)、脚本家パートにいきなり入るともったいない

・エポニーヌも聞きたかった

・『つばさ』は歌うと思ってた、歌ってほしかった

・めいめいでもこの曲はまだOKが出なかったのかもしれない

・日本酒飲んでよっぱらいめいめいがすごく可愛い、まだ18歳だけど

・名場面「私、歌が歌いたい!」

・音階が分からずラララで通す気の強さと歌声の力強さ

・舞台稽古で仲間ができるシーンに不覚にも感動、これからめいめいはこうやってカンパニーで過ごしていくんだろうな

・ポスターの衣装はキムだった

・キャストの多さは、美奈子さんに関わった人の多さ

・子役かわいい

・不良を止めるシーンめちゃくちゃ可愛い、この世の天使か

・「だめよー!!!」「…ねっ♡」ふにゃあああ

・告知シーンつらい

・私たちは美奈子さんの死に向かう日々を目の当たりにする

・めいめいって闘病少女顔

・無菌室、ベンチ、ボスとの空気感がすごくよかった

・高杉さんが語る美奈子、みたいなのがいっぱい出ている気がした

・高杉さんと美奈子のシーンが一番美しい思い出として描かれていた

 ・カテコでの座長として中央に立つ姿、万感

・目線くれたような気がする、大泣きしてたからか

・白めいめい美しかった

  

私と作品との「縁」

私は、本田美奈子.さんのファンとまでは言えないかもしれませんが、一時期ずっとCDを聞いていました。皮肉なもので、追悼特集がきっかけでその人柄と歌声に魅了されたのです。なので、その後スマイレージ・アンジュルムに出会い、芽実ちゃんが本田美奈子.さんを好きと知った時には嬉しくなりましたし、美奈子さんきっかけでエポニーヌ役を目指している芽実ちゃんを人一倍応援していました。卒業後、活動再開はまだまだ先だと思っていた芽実ちゃんがtwitterを始めた時には驚きましたが、本田美奈子.さん役で主演デビューが決定したと知った時にはもっと驚きました。

これは、私は絶対に観に行かないといけない舞台だと思いました。

そして、観終わって思うことは、観に行って本当に良かったということです。

この役をやれるのは、田村芽実しかいない。そして、その役に巡り合うタイミングも、その後の流れも、全て運命的なもの。奇跡を見たんだ、と思いました。

あと、あんなに最高だった武道館での卒業コンサートを、つまらない理由のせいでライブビューイングで済ませてしまった自分をずっと責めていて。その後悔が無くなるということは一生あり得ません。しかし、1年後の初舞台に駆けつけられたことで、背負っていたものが少しだけ楽になりました。今観るべきものを、この目で観れたこと。それが何より嬉しかったです。

 

今回の舞台で田村芽実を知った方へ

芽実ちゃんの歌に、演技に、笑顔に、何か少しでも感じるものがあったのならば、ぜひとも「アンジュルムコンサートツアー2016春『九位一体』~田村芽実卒業スペシャル」の映像を観て頂きたいです。アイドルに興味がなくとも、曲を知らなくとも、間違いなく引き込まれること間違いなしとお約束致します。

アイドルが見せることのできる最高峰の一つを実現してみせたステージの記録です。

『抒情組曲「スマイルファンタジー」』『交差点』、田村芽実のミュージカル風ソロ『自転車チリリン』は、minakoを愛した方なら間違いなく心を掴まれるでしょう。もしかしたら、minakoが歌っているとさえ思えるかもしれません。

 

スマイレージ・アンジュルム、そしてハロプロファンへ

めいめいは、最高でした。歌は1年前よりもまだ上手くなっていました。主演の風格は見事なものでした。めいめいの「小さいけれど、大きな一歩」*5は、確実に夢に近付く歩みでした。

ぜひ、映像化されるこの舞台を観てください。めいめいを応援するという意味だけではなく。私たちは、今のめいめいを観ておいた方がいい。

舞台「minako-太陽になった歌姫-」DVD豪華版

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舞台「minako-太陽になった歌姫-」DVD

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そのうち、アンジュルムは「田村芽実が居たグループ」として有名になるでしょう。めいめいが拡げてくれたアンジュルムの無限の可能性を理解するためにも、ぜひとも観ておいてほしい作品です。

 

田村芽実の今後

この作品がきっかけで、美奈子さんの所属事務所に芽実ちゃんも所属が決まるなんて、良くできた話もできすぎだと思いました。ですが、本当なんですよね。この世の中は、物語みたいに美しいんですよね。この作品の田村芽実を知った上で、高杉社長は芽実ちゃんを育てたいと思ってくれたんですよね。

本人twitter、公式LINE、LINEブログ、個人ファンクラブを作ってくれるくらい丁寧に売り込んでくれて。公開ゲネプロを芸能ニュースにもしてもらえるくらい力を持っている。舞台はポニーキャニオンでDVD化し、既にAmazon等でも取り扱いがあるくらい流通も完璧。そんな事務所に所属できるなんて、芽実ちゃんはなんて恵まれている。

それだけじゃなく、美奈子さんとボスの関係性をご存知の方や舞台をご覧になった方なら分かる通り、あの会社は、タレントを愛してくれる会社です。タレント自身のやりたいことを第一優先に考え、その実現に奔走してくれる。仕事をとってくる者の都合のことなんかタレントは気にする必要はないとまで言ってくれる。守ってくれる。育ててくれる。芽実ちゃんにふさわしい、愛に溢れた事務所です。

きっと、彼女の人徳が、最適な場所に導いてくれたのでしょう。努力する、善き人のことは、誰かが必ず見守ってくれているのですね。

 

今後のお仕事*6も決定しています。

 

これからも、田村芽実はいのちを燃やしてひた走るでしょう。

美奈子さんの心と共に、歌い続けるでしょう。

 

lineblog.me

美奈子さんは、これからずっと私と一緒に歌ってくれます。
1人で歌うんじゃない。ずっと美奈子さんと歌います。
美奈子さんの意思は私が継ぎます。
歌の世界で必ず太陽になります。
約束します。

 

卒業のあの日、「一人前の表現者になって帰ってきます」と約束した芽実ちゃん。

約束は、必ず守るいい子なんです。その言葉に疑いはありません。

田村芽実は、描いた夢を必ず実現させる、引力を持った女の子。

だから必ず、太陽になれる。信じています。

めいめいが歌姫として輝く夢が実現することを。

今よりも広い劇場に、強く明るく、美しい歌声を響かせる未来を。 

 

こんなにも、美しい夢を見せてくれて、ありがとう。

 

*1:その後、本田美奈子.さんの所属事務所ビーエムアイに決定します。

*2:舞台においては公演ごとに美奈子さん着用の衣装を回替わりにしました。私が行った回は銀色で上下セパレートのセクシーなスカートでした。

*3:アイドル時代、ステージ上で『レミゼラブル』の『ブリュメ街の襲撃』などを披露していました。6人もの登場人物の歌い分けは見事なものでした。You Tubeで「一人ミュージカル」と検索してみてください。

*4: 

cakes.mu

*5:卒業コンサートでのファンへの手紙に書かれた言葉。【手紙全文】アンジュルム 田村芽実、「毎日全力で生きて、一人前の表現者になって帰ってきます。」 | アンジュルム | BARKS音楽ニュース

*6:舞台『グランギニョル』。ピースピット2017年本公演≪TRUMPシリーズ最新作≫『グランギニョル -Grand Guignol-』 作・演出:末満健一

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