雨の降らない星では愛せないだろう?

ハロー!プロジェクト、関ジャニ∞、その他つれづれ

『ウチのガヤがすみません』蒼井優×アンジュルム

10月24日放送の『ウチのガヤがすみません!』を観ました。

いやぁ、素晴らしかった!

どれくらい素晴らしかったというと、まだそんなに知名度のないアイドルをバラエティー番組に出す時は全員このフォーマットに則って紹介してほしい、というレベル。

ただしそのためには、有名人の熱狂的なファンがついている必要があります。

 

今回は、映画『彼女がその名を知らない鳥たち』の宣伝告知のために番組出演した阿部サダヲさんと蒼井優さん。

kanotori.com

興味のある情報でおもてなしという形で、阿部さんには調味料(大葉ソースなど)が紹介され、その合間合間で周りを取り囲むひな壇芸人(ガヤ)が短いネタを披露していくという進行。

蒼井優さんのターンで「アンジュルムご本人が来てくれてます!」という流れになるのは予告映像(サイリウム持って感涙)から判明していたのですが、まさか、あんなに前段を長く設けてくれるとは!!

 

何が始まったかというと、オフ会。いわゆる「アンジュルム芸人」。 

ガチな人がね、居るんですよ。普通に現場でヲタクやってて、え、あなた芸人さんだったの?っていう感じの人。(首にタオル、手首にリストバンド、スポーツウェアに短パンでサイリウム入れを腰に装備してジャンプしてそうなタイプの人)

まさか、あやちょの「表情の緻密さ」や「平行線ポーズの平行線感」について、映像を用いながら語られる日が来るなんて思いもしませんでしたね(笑)でもこれが、実に説得力のある映像なんだ。

そして、1/3スケールのフィギュアスタンドとか、ビジュアルハンガーとか、そういうグッズを紹介されて、当然のごとくドン引くスタジオ。そりゃそうでしょう、ヲタクにとっても半分ネタになるくらいのグッズだし(笑)。(そういうファングッズって、面白がって買う気持ちとガチで買う気持ち、半々ぐらいだよね。マジかよwwって遊び心が楽しいというか。)

でもそれを見て嬉しそうな蒼井優さん。ハロプロイベント御用達の上々軍団(さわやか五郎と鈴木啓太)のことを知っていて「当然でしょ?」という態度で、司会のフットボールアワー後藤さんやガヤの空気に抵抗。

そもそも、アンジュルムという単語の口火を切ったのが蒼井優さんなんですよね。恥ずかしがったりせずに、実に「その名を呼ぶのが嬉しい」というような顔で。

オタクが言いがちな「いや、その、あんま皆知らないかもしれないですけど、ハロー!プロジェクトっていう、モーニング娘。の、あっモーニング娘。って言っても昔のじゃなくて今もやってて、その妹分みたいな、スマイレージって知ってますかね、あの、レコ大新人賞とったこともあって、改名したんですよ、それが好きで、そのね、グループ名がね、アンジュルムっていう女の子のアイドルグループにハマッてて、好きって言ってもまだ全然そんな長い訳じゃないんだけど…」みたいな長い枕詞は無く、「好きなアイドルが…」と振られて「はい!(挙手)アンジュルム!!」と笑顔で食い気味に答えるその清々しさ。さすが清純派女優(?)。

 

最後には阿部サダヲさんも「いややっぱご本人見ると(印象が)変わりましたよ」と言ってくださっていたのも良かったなぁ。

蒼井優さんや少なくはない数の芸人さんが、短くはない時間をかけてやいやい言った、その時間に意味があったという印象。「馬鹿にしていた人の鼻を明かしてやった」というほど大げさなことではなく、もっと静かに価値が認められたというか。「知らなかったけどこれは蒼井優がハマるのも分かるな」って思ってもらえたってことでしょう。共感。それが何より嬉しいよね。

「好きなものを一緒に好きになってもらえる」のがオタクの最上級の喜びだとしたら、その次に来るのが「好きな気持ちを分かってもらえる」だと思います。好きなものを好きになってくれなくてもいいけど、好きな気持ちを否定されたくはなくて。

阿部サダヲさんは<好きな気持ち>を否定せず、距離をとって、認めてくれたのがまず嬉しい。その上で、<好きなもの>を自分の眼で見て評価してくれた。そして、「いいよね、それ。それを好きで楽しそうな君もいいね」って。尊重してくれた。

もしかしたら、蒼井優さんと同じアンジュルム好きの立場になってくれるよりも、嬉しいくらいかもしれないな。

 

そんな優しいコメントを引っ張り出してくれた番組の空気もあったんだと思う。ひな壇芸人さんたち、ご本人(アンジュルム)登場に照れまくる蒼井優さん見て、ほっこりしてたし(笑)。

後藤さんは、アイドル好きがアイドルの衣装着たいって思ってると思ってるのかな!?的外れに私がビックリすると同時に、蒼井優さんが「いや思わないですよ」ってバッサリ言ってて、あ、蒼井優さん完全にこっち側だな(笑)って仲間意識持ちました。

あと、適度なツッコミとガヤのおかげで、スタジオが完全に置いてけぼりにならないように、ひな壇芸人と絡む機会があったのもよかったです。「ちんぷんかんぷ~ん」「ヒロチョ~ぉ↑↑」(笑)

 

番組では触れてなかったけどハロヲタ的に地味に面白いのは、

・司会のフット後藤さんはアンジュルム芸人なんやねんという流れを作っていたけど、出演していない相方のフット岩尾さんは重度のハロヲタっていうこと

いや、相方、アンジュルムばりばり好きですよ!!今年のアンジュルムの大きなTV出演のうちの1つ『マヨなか笑人』でアンジュルムを紹介したのは岩尾さんだったし(笑)

・ハロヲタにとって一番会いに行ける芸人、上々軍団がファン側として参加してること

普段君らステージ側じゃん。何しれっと「あやちょ~ぉ↑↑」言ってんの(笑)。蒼井優さんに認知もらってる上々軍団うけた。さわごろもけーたも居てくれて良かった。2人は我が軍中の我が軍!

 

いやぁ、全てのピースが上手くハマってた。 

「なんやこの流れ!誰やお前ら!蒼井優さんそんな感じなんや!?」っていうツッコミが過剰になると、語ってる対象のアンジュルムのことまでくだらないって否定する空気になりがちだと思うんですよね。でも、そうはならなかった。対象は否定せずに笑いの空気が維持できてたのは、腕がある人たちが協力して空気を作り上げる、この番組ならではだなぁと感心しました。

 

今回に限らず、いろんな番組で、ゲストがハマっていると紹介するものって、イロモノ扱いされることが多々あるなって思うんです。「私、意外なコレが好きなんです!」みたいな持ってき方って、「好き」を面白がって茶化さないといけない空気があって。

「これが好きなんです!食べてみてくださいよ~!」→「えぇ~何コレ~!やっば~!」

「今こういうエクササイズハマってて!一緒にやりましょう~!」→「むりむり!なんなんコレ~!」

「お風呂でこういう過ごし方するのが好きなんです~!」→「ありえんって~!」

…なぜか、大倉くんの声で脳内再生されるけども(笑) 、まぁ「もひとりおるおる」とか、ジャニ勉の頑固道とか、そういうやつ。

バラエティー番組として必要なリアクションでも、その言葉は微妙に誰かのどこかを否定することにもつながるのかな、ってちょっとだけ思うんです。

そういう意味で、オタクってやつは繊細で(笑)微妙に生きづらいことも多いですよね。こちらの「推し!」に対して、周りが「引く!」っていうのは、テレビの中だけじゃなく、誰もが生活の中で経験しているありふれたこと。受け止められ方によって「私変わってますアピール」、「人と違う自分アピール」にとられかねないし。 そうやって、自分の大切な何かをうまく汲み取ってもらえないのがこわくて、「オタク」=大切なものがある人、は隠れて生きていくんですよね。

 

しかし同時に、人により、オタクアピールが個性の表出にもなるというか。あえて、「〇〇好き」を押し出す人もいて。

盆栽好きの太郎、アイスホッケー好きの花子、ハロヲタの次郎、エイターの緑子。りさこ推しののぞむ、さやし推しのまゆ、箱推しのゆう。

自分自身に個性を見出すのではなく、誰かの威を借るという意味合いも多少あるなと思いますが。そして、どこかに所属を求め、肩書きが付いていることで自分のラベリングをしているところもあるかもしれない。

けど、人って、好きな何かが名刺代わりになりえるんですよね。好きなもので飾られてる自分が嬉しいんですよね。うん。つくづく思います。隙あらば鞘師の話ぶっこんでいくまゆまゆ、イキイキしてて好きよ。笑

 

だいぶ話が逸れましたが。

とにかく。

 

アンジュルムが好きで好きでたまらない蒼井優さんが、まぶしかった!

何の曇りもなくアンジュルムを素晴らしいと思っているであろう、あの笑顔がうらやましかった! 

 

最近全然ブログ更新してなかったんですが、この10月まるっきり書いてない訳じゃなく、実は相当量書いた上で記事3本ほどボツにしてるんです。世に出してもまぁいいけど、くらいの感じには仕上がってたんですが、あと一歩、公開に踏み切れなかった。書いてても、なんとなく乗り切れなかった。ということは、何処かで何かが心に引っ掛かっていたのでしょう。

批評というか、考察というか、そういうものって難しいですね。

なんのためにこんな言葉を尽くしてるんだろうって、ふと我に返っちゃうんです。

“単なる悪口”になってはいけないと自分でブレーキをかけて、もっと高尚な何かを目指して、良い例えを思い付いて、でもそれは果たして「良い」例えなのか。誰かの気分を害したり、対象の足を引っ張ったりするかもしれない「悪い」言葉を尽くすことに意味はあるのか。感情を込めずに不満を述べるには技量が要る。

そんな闇にハマってしまっている時の私は、少なくとも、蒼井優さんみたいに幸せそうな顔をしてハロプロを語ってはいなかったなぁ。

 

「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ」。

ほんとその通りですね。

言ってみれば、私も一人の“アンジュルム芸人”。

自分じゃないものを自分の名刺に掲げるくらいなら、好きなものの好きなところを即答できる自分でいたいなって改めて肝に銘じました。

 
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番組終了後、アンジュルムを長く好意的に扱ってもらえた嬉しさを噛み締めていたところ、蒼井優さんのファンの方が「好きな人が好きなもので幸せになっている姿を見れて幸せ」というような内容のツイートをされていて。

全てがWIN-WINというか、幸せって連鎖していくんだなぁと思いました。

正の感情「好き」「嬉しい」「幸せ」で回ってる世界はすごく素敵ですね。そういうキラメキのある言葉を世に出していけたらいいなぁ。

(とか言いつつね、思ってることは思ってることなので、恐れずに言葉にします。ボツにした記事も、うまく優しくリライトできたらいいなぁ。)

 

蒼井優さん、アンジュルムを好きになってくれて、その気持ちを世に出してくれてありがとう。アンジュルムに浄化される蒼井優さんの話で、私も浄化されました。笑

蒼井優さんも、松岡茉優さんも、岩尾望さんも、マツコ・デラックスさんも、柳原可奈子さんも、ユースケ・サンタマリアさんも!名前を挙げきれないくらい、まだまだいっぱい!

ハロプロを好きでいてくれる人のことが、私は好きです!笑

この方々の発信力の大きさに一オタクとして感謝しています。共に愛あるハロプロの世界を愛していきましょう。みんなハロヲタにな~あれ☆

 

まだ観てない方、TVerの見逃し配信はこちらだそうです。

tver.jp 

濃くて楽しい時間でした。 愛さえあればなんにもいらない!!

 

 

▼緻密な表情のあやちょはこちら

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