雨の降らない星では愛せないだろう?

ハロー!プロジェクト、関ジャニ∞、フィギュアスケート、その他つれづれ

ジャニ勉 初めての番協

ジャニ勉の番組協力、いわゆる番協に参加してきました。

これがおそろしいほどの幸運ということは分かるんですが、終わって時間が経ってからもまだ現実感がないんです。 2017年現場納めが終わったと思っていたのに、まさかその後にこんなこと起こっちゃうなんて。

ご存じの通り番協には鉄の掟が敷かれています。「ここで起こったこと誰にも他言してはならぬぞ、良いな」という忍びの里のような世界です。出演者が誰なのか、何が話されたのか、親を人質にとられたとしても喋ってはなりません。嘘です。

ただ、貴重な体験をしたので、収録内容レポではなく、行動記録として残しておきたいと思います。ネットの海に漂う先人たちの体験談には本当に助けられました。

ちなみに、この番協は約3ヶ月前のお話です。収録分は先日放送されました。

 

※注意※

今回の番協は、今回の番協でしかありません。持ち物も注意点も、時を経て変わっていっているようです。実際に、数年前の体験談とは参加までの過程が違っていたりしました。もし当選された方が読まれる場合でも、必ずご自身に届いた最新の注意文に従って行動なさってください。

  

 

番協参加まで

前月末

メール伝言板が届く。その月に2日ある収録日をまとめて募集していた。ぽちっと応募。 

収録日5日前(金曜日)

当選メールが届く。受信時間は18時頃。応募したことさえさっぱり忘れていたので、メールに気付いたのは深夜だった。指が震える。世界がぐるぐる歪んで見えた。

記載事項を何度も読み直す。各項目で重要なことは以下の通り。

1)当選のご案内

当選番号と会員情報が書いてある。紛れもなく私。

専用ページURLにアクセスして参加意思表示しないといけない。締切までは約3日。受付完了メールは届かないので、落ち着いて記憶が確かな時に操作するべし。

2)当日の本人確認

参加意思表示が完了している場合は、収録日前日にQRコードが配信される。

3)当日のご案内

収録日・集合場所・集合時間(厳守)・終了予定時間が書いてある。何本目の収録かは分からないけど、私の場合は15時集合で終了予定時間が18:15だった。

当日の持ち物…顔写真付き本人確認証明書、会員証、当選メール画面、参加承諾書(未成年)、前日配信のQRコード

服装・所持品

☆いすに座った際に膝が見えてしまう短いパンツ・スカート、露出の多い服装、移動の際踏んでしまう恐れのある長さのパンツ・スカートはご遠慮ください。

☆サンダル・ミュール・ヒールが2cm以上ある靴などはご遠慮ください。かならず足が覆われている靴で。

☆最小限の手荷物で。服装などがふさわしくないと判断された場合は参加できない。

☆遅刻は当選無効、時間前の集合場所へのお集まりはご遠慮ください。(←瞬間移動かな?) 

収録日前日まで

服装にとにかく悩む。まず靴。ヒールの付いた靴を履いていく気は元よりなかったものの、ふと思い付きで、何の変哲もない普通のスニーカーの底の高さを定規で測ってみたらぴったり2cmだった。こ、これより少しでも高いとアウトか…。流石に、これより低いものがあるはずもないので、まぁ普通にスニーカーを履いてればセーフかなという感じ。

そしてボトムス。短いとだめ。長すぎてもだめ。難しいな。普段の自分の服装だと、膝丈ワンピースとか、ミモレ丈スカートとか、ワイドパンツとかが着たいし、折角だから可愛くヒラヒラしたジャニオタお姉さま目指したいけど、スカートが大丈夫なのかどうか判断しきれない。結局、オシャレしていって入れなかったら元も子もないので、安全策でスキニーパンツにした。普段あまり履かないんだけど。

肝心のトップス。なまじ下を普段の自分と違うテイストに決めたから、上をどうしたらいいのか難しい。きれいめ?白系?黒系?自担カラー?ヒラヒラ?モコモコ?フワフワ?……ま、正解なんてないですよね。ギリギリまで悩みました。 

狂ったように「ジャニ勉 番協 レポ」などのワードで検索をかけまくる。

収録日当日

休みを取ったことだし伸びた前髪も気になるし、美容院に行ってからカンテレに向かうことに。どんだけ気合い入っとんねん!ジャニショに寄ったものの緊張して新写真が目に入らない。念入りにメイクして、何度も何度もお化粧直しして、身だしなみを気にして…。そのうち「ま、普段芸能人に囲まれとる人相手にどんだけ化粧しても意味ないわな!」って開き直ることでエンドレスメイクから解放されました。心の中ではもうちょいエグいこと思ってましたが。笑

スタジオのベンチの下にはあまり荷物を置くスペースがないとのことで、どのくらいまで荷物を削るべきか悩みました。案の定悩みすぎて疲れたので、カンテレ最寄りの扇町駅の改札外にあるコインロッカーに上着と荷物は突っ込んで、小さいショルダーバッグに必要最低限のものだけ入れていきました。駅直結なので寒くはないです。集まった人たちを見る限り、そこまで荷物を少なくしてるのは私だけでしたが…。普通で大丈夫です、普通で。

(後々スタジオ内で観察してたら、リュックやワンピースの人も居ました。それがいつも誰でもOKなのか責任持てませんが、少クラの後ろの人たちよりは自由な感じなのかな~って思いました。)

 

番協集合~スタジオ入りまで 

14:40 カンテレ到着

15時集合(しかし時間前に集合してはいけない)なので、一旦様子見を兼ねて14:40頃に到着。既にそれらしき人は結構いっぱいいたので、安心してうろうろ。ロビーには、カンテレ60周年を記念したジャニ勉のおっきい写真パネルがちょうどその日から展示されていました。嬉しくなって写真を撮りました。

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パネルと一緒に撮ってる人もいて、「いいなぁ~誰かに頼んで撮ってもらおうかなぁ」と思ってたところにスタッフさんらしき人がやってきて「シャッター押しますよ」と明るく声をかけてくれたので、すかさず一番に撮ってもらいました。全体を1枚映してくれた後「寄りでも撮りますよ、誰が良いですか」と言ってもらい、めちゃくちゃ恥ずかしかったけど安田さんの横で1枚撮ってもらいました。後で撮ってもらった写真を見たら自分でも笑うくらいニッコニコしてました。近くに同担拒否さんが居たら刺されるレベル。

14:45 整列

軽く呼び出しが始まりました。当選番号順に整列です。うすうす気付いてたことなんですが、当選番号が3ケタで、おそらく頭の数字が収録回の何本目、後ろ2ケタがその回の番号だと予想していたら、まさにその通りでした。とても若い数字だったので早めに並びました。足元に目安が示してあったので秩序をもって並べます。このタイミングか、もう少し後のタイミングで「奇数・偶数…」と2列を作っていきます。

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「僕らの秘密基地にようこそ。」…ひぃぃ、歓迎されちゃった…。

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5分くらいで全体の整列完了。まだトイレは行って良いとのこと。結構な人数が行ってました。ここで最終トイレだと案内されましたが、結局入場待ちや収録開始前に突然トイレ行った人もいたので、何が何でも最後だってことはなさそうです。待ってる間に持ち物を準備しておくように言われます。会員証の裏面に名前を書いていない人はここで慌てて書いてました。 

15:00 参加確認

全員揃ってるのでと前置きし確認開始。番号順に、QRコード・会員証・身分証の3点をお姉さんが確認していきます。QRコードは確かお姉さんのスマホでピッと読み取ってました。ハイテク。

同時に服装チェックも行われます。チェックリストがある訳ではなく、お姉さんがぱっと見で気になったところを指摘するような感じでした。無い人は何も言われない。もうすぐ私の番だ…と緊張していたら、私の直前の人がなんと服装チェックで引っかかってしまい、ドキッとしました。心臓に悪い。

その人は厚底サンダルさんでした。「だめなの知ってた?」とお姉さんに聞かれ「知らなかった」と答えたら「メールの注意事項ちゃんと読まないとだめだよ」と言われていました。お姉さんは「本当なら入れないけど、わざわざ来てもらってるから一番後ろでいいかな」という上手い言い方でその人を列の一番最後に回していました。100人分くらい後ろになったのかな…。想像していたファミクラのお姉さんよりも優しい言い方だと思いましたが、もちろん「入れない番協もあるからね」としっかり釘を刺すところは流石だな、と思いました。

立って待ってる間、10分くらいしてから噂の「摺りガラスの廊下」と呼ばれるものが、すぐ上にあることに気付きました。誰か通る時は扉が開いたり話し声がしたりしました。「あっ今通った」と思っても誰かまではなかなか特定できなかったのですが、亮ちゃんはあの歩き方のおかげで摺りガラス越しでもばっちり見分けがつきました。

この時点でスマホは電源を切りカバンの中に閉まっていたので経過時間が分からなくなりました。後は身を任せるのみ。しばらく待った後、スタジオの中に粛々と入場していきます。 

 

スタジオにて 

収録前 

中に入るとすぐスタジオ!あのスタジオ!!

入った順に下手1列目から座っていきます。そしてなんと!はっきりは言えないのですが、限りなく前方列でした!うわぁぁ!!そんなの聞いてない!!!!メンバーまで10mないくらい…こわすぎて隣の人と変なテンションになりました。

セットの手前横にはモニターがあって、観覧客はVTRをそれで観るようです。椅子はベンチ式で、椅子の下には空間がないタイプでした。荷物は足元に。最前列の人は2列目の人のところに置いてもらいます。

スタジオ内はBGMが流れていて、最初『NOROSHI』だったのでテンション上がります。ジャムだったのかな?先ほどチェックしてくれたファミクラのお姉さんが前に立って説明をする時、さっきまでと同じようにピンと張りつめて緊張していたんですが「中に入ったらもう大丈夫ですよ」と急にゆるんでました。その時のBGMが『青春のすべて』だったせいもありなんだかゆったりした空気。「大丈夫ですか?」って聞かれて内心(大丈夫ちゃうわ)って返事してました。

前説

そして前説。酒井さん。(名前書いといてって言ってた)

教えてもらった放送予定日がえらく先でびっくりしました。年末年始挟んだのもあるんでしょうが、約3ヶ月先でした。ちなみに、聞いてた日は実際の放送日の1週後の予定だったので、ずれることもあるんだな~と興味深いです。

今日は何の日ということで、内心では別のことを思ってましたがどなたかが「良い夫婦の日」と答えてました。答えは「カンテレ60周年」の日。巨大パネルは前日に立て込みしたと教えてくれました。「木村拓哉さんのサイン(だったか何か)が飾ってあるので帰りに見ていってください」っていうのも教えてくれたんですが、ファミクラのお姉さんから「帰りは建物内に留まらずすぐに帰るように」というお達しを頂戴していたので(それはムリなんやで)って思ってました。

あと「初めての人~」とか聞かれて挙手したんですが、けっこう多くてびっくりしてました。慣れてる人は5回とか来てるからって。「え~じゃあ知ってます?」という切り口で色々教えてくれました。「知ってると思うけどあのドア(セット内下手奥)から出てきます~」へぇ~~!(登場シーンは放送されないので知りませんでした)「で、帰りはこっちから出ますからね」えぇ~~~~!?!?!?「あ、こっち?」どっちみち私の座ってた上手側でした。上手側、狂喜乱舞…というより恐怖に慄く…。その様子を見て「指差し道はこっちですからね」と下手側さんも喜ばせる。「まぁどこも近いし」それな!

クレーンカメラとかで遊んでくれたりもしたような気もする。登場した瞬間にキャアアア!っていう練習もしたかな。本番では気兼ねなくリアクションとっていいそう。その方が収録盛り上がるからって。

本番 

そして収録がいよいよ始まるとなって、スタジオの空気がさっと変わった。緊張感。スタッフさんが「入ります」って言った瞬間、さっと亮ちゃんから出てきた!!ひぁぁ…ほんまキャアアア!!ですよ!それに続いてゲストさんが入ってきたと思いきやぬるっとはじまった。なんかワンクッション…無いのね。テープを1mmも無駄にせず、「撮る」「撮られる」お仕事なんだなって思った。ステージなんだね。

収録自体は1時間半くらいだったかなぁ。時計がなかったので時間は分からなかったけど。長いなぁって思った。旧ジャニ勉の番協経験者のレポを読むと途中でセットチェンジがあるって書いてたんだけど、現在は無し。なので入ってきてからずーっとノンストップなのであまり気が休まらない。けど動きもないので、ちょっと集中力が保ちませんでした。前にエイトさん居るのになんてこと。

あと、私は脚があまり長くないので、深く腰掛けすぎて足が床に届かず、突っ張って大変でした。姿勢を直す隙が無い。目も段々見えなくなってくるし、なんだかぼーっとして、現実感が無かった…。 

想像してたより、まるでTVを見てるみたいで。スイッチを入れたら動き出す世界というか。そこにあるのに自分が関与しない世界。そういえば、こっちに向かって「拍手!」「笑って!」みたいな指示出してくる人居なかった。(すごい大げさにウケてるちょっと偉い感じの人はいたなぁ、プロデューサーさんかな?)

これは目の前で起こってることなんだ。いつも見てるものが今ここで発生してるんだ。あのエイトは遅れたエイトだけどこのエイトは今同じ時を生きてるエイトなんだ!…みたいな、目の前で作られているという感動はありました。

ていうか、旧ジャニ勉だったら全員正面向いてたの?むり。

収録終了

「本日のゲストは〇〇さん、〇〇さんでした~!」って言って、「はいオッケーでーす!」ってOK出た瞬間にはカウンターの方に移動して即座に指差し道の収録始まったからビックリした。無駄がない…。そしてさささっと喋って、さささっと終えて、はいオッケー。すげぇ。

「あ、終わった…」と思ったら、すっかり頭から抜けていたけど、エイトさん達がハケはじめて、気付いたらすぐ目の前、ほんの数mのところを大倉くんが通っていって、度肝抜かれた。ステージとか、柵とか、ない、同じ地平、何も隔てない空間に、私と(?)大倉くんが……。びっくりして変な気を起こす暇もなかったよ。

そして続々とメンバーがはけていく。無限大のやばさ。はける前こっち見てくれてたのは丸ちゃんだったかなぁ、亮ちゃんだったかなぁ、横山さんだったかなぁ、もう記憶が曖昧…。とりあえず安田さんは全然見てくれなかったのは覚えてる。メガネの横顔。

解散の儀 

スタジオの外に出て、お姉さんから再び注意を受けて、放送を楽しみにしている人がいるから放送日までSNSとかでゲストとか内容とかばらしちゃだめだよと厳命を受け、三々五々散っていきました。終わったのが17:30くらいだったので、集合から約2時間半ってところかなぁ。

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ハチエモン(って名前らしい)を拝んで帰る。ありがとうございました…。

 

出演者の印象・後日談 

丸ちゃん

声がよく通るし、あのVTRの曲に合わせてリズム刻んでたり、明るい空気を作ってくれてた!とにかくにぎやか(笑)前半で一つキャラが完成したのが最後にきちっとハマったので、すごい丸ちゃん中心に場が上手くまわってるんだな~と思った。一番端に座って下手側の客席によく視線を送ってたので、そっちに座ってた観覧客さんは気を抜けなかっただろうな。スタイルがやばいくらい良くて「お隆様…♡」って言いたくなる感じだった。

亮ちゃん

とにかく顔が爆裂イケメン!なんだあの造形美!顔が小さくて彫りが深くて…何時間でも見ていられる…。眉毛の動きが本当にすさまじくて、上に上がってホームラン状態になった時は亮ちゃんが楽しそう!ってなったし、下がり眉になっちゃった時は一緒にしゅんってしちゃったし、しかめっ面の時は険しい!険しい!って思った。何故だか膝から床に崩れ落ちてしまうことが2回くらいあって、あぁ亮ちゃん…!って思った。

カットされてたけど、丸ちゃんに亮ちゃんが「ゴワゴワやないか!」のネタをやるくだりがあって、ものすごく力強く叩きすぎて「スパァン!!」ってものすごい音がして亮ちゃんが申し訳なさそうになってた。

横山さん

テレビやってた!突っ込む時には声張るし、村上さんに話回すし、ゲストさん二人がどちらもほんわか系だったから、補足したり誰かのぼそっとした突っ込みを拾ってシュート決めさせたり。さすが!あとテレビで見てても思うけど、やたらちらちらこっち見てくる。一回あの大爆笑のケタケタ笑いが出た時、楽しそうで嬉しかった。VTR中に靴下を思いっきり引っ張って直してたのが面白かった。あと村上さんの話をしてる時にすばるくんと自然に顔を合わせてたのがアアアア!!!!(尊い)

ヤスくん

メガネ短髪暗めのシャツ最高やでしかし。お疲れモードかなって思った。表情が暗めで引っ込んでたし。でも何回か決めるところでばっちり決めてたのと、後半ペットトークの時は「わかるわかる、言わへんけど」という顔でよく頷いてた。

すばるくん

めっちゃ姿勢低くして獲物を見るみたいな目でモニター見てた。猫の話題のとき(あの人が猫やん)って思ってた。「何言うてんねん」って言った時の顔がホンマにあの顔や!って思った。エロい話題になりそうな時についぱっと見てしまったんだけど、本人はあまり動じてなかった。 

大倉くん

位置的にカメラでほとんど見えなかったんだけど、たまにVTRとかでカメラがいなくなって見えるとおそろしくイケメンでびびる。なにあの髪ふわふわ。自分でふわふわして直してるのかわいかった。シャツからしてエイタメヤクザっぽくて最高だった。片耳ピアス!!あと靴下の上の肌まで見えちゃってるのかわいかった。

村上さん

仕切りがすごい。本当に彼が仕切って全てを進行させるんだなぁ。あの場の全て、彼のもの。場を回すってこういうことか。一度ADさんが、上手に移動したり下手で調整したりウロウロしたにも関わらず何度も同じ話題のカンペを出し続けた時に(何やってんねん)って心の中で思ってたら彼も突っ込んだから楽しかった。あと、脚!!なが!!うつくしい!!付き合いたい体格みがすごい…。VTRみてる時にお口ぷくーっが何回も見れて、横のモニターにぷくーっが映るのも感激したけど、すぐ横に目を動かしたら本物が目の前でお口ぷくーっしてるんだもん、もうよくわからない。横顔超きれい。

 

ちなみにゲストさんは田中要次さんと岡副麻希さんの回でした。

岡副さんは名前が出てこず…桐谷美玲さんに見えたけどそれはないだろって思って(笑)名前を言われてから、あぁ~って思いました。色黒っていう触れ込みなのは知ってて、足は確かに黒かったけど顔は白かったし。やばいくらいトークがゆるゆるで、しぶやさんって言っちゃうし、前の回で収録してたらしきゲストさんの名前を言っちゃった時?(おそらく)、スタッフさんたちの「あーあ」「あちゃー」な空気がすごかった。

田中要次さんは前来てた放送回でも思ったけどかなりゆるい人ですね。でもおかげで村上さんの猫トークがめっちゃ聞けてありがたかった!村上さんの「こんなんうちのチーもでっせ、あるあるですよね」とでも言いたそうな顔とトークを引き出してくれてありがとう!爪切りの話に乗ってくれてありがとう!!!!!!

 

放送されたのを観て…編集って偉大だなぁと思いました。現ジャニ勉にけっこう文句を言ってる方の視聴者なんですが(笑)、スタジオで観た時よりは放送されたものの方が面白いような気がしました。やっぱり間延びってあるんですね。あと、BGMとかテロップとか入る方が適度な刺激になるので見やすい。普段より長めに見せてもらって言うことでもないかもしれませんが。

セットの横にあったモニターでVTRを観たんですが、どっちかっていうとメンバー観てたいしどうしようって思いました(笑)。あと、頑固道の時は何故かそこのモニターが映らなかったので、後方の横にあるモニターで何となくの内容を把握…。

あと覚えてることは、カメラってすごいドタバタ動かしてるんだなぁということと、声ってマイク通してスタジオ内に降ってくるんだなぁということ。確か。

あ、亮ちゃんのくだりで観客に問いかけるところがあり、そこでがーっとカメラが振り返って観客を映したので、やめてくれーっと思いました。思ったけど顔を隠す訳にもいかないし。結果は…オンエアでお確かめあれ。特定はご勘弁を。 

 

Gift from Eight 

何故こんな風にひょんな感じで番協に参加することになったかというと、実は収録日が誕生日でした。

これまで番協は「いつか行ってみたいけど、いつ行きたいとまでは思ってない」ものでした。募集メールが届いて見慣れた日付を見た時に、「その“いつか”がこの日だったらいいな」とぼんやり思いました。急な休みをとろうと思えばとれることだけ一応確認して、深く考えることなくその場でぽちっと申し込んで、あとは忘れていました。

当選メールが届いたのが金曜の夕方なのですが、当落日だということすら気付いていなかった上にメールはあまり随時チェックしていないので、当選に気付いたのはなんとメール受信から7時間経った夜中1時でした。丸ちゃん出演の「マヨなか笑人」を観ている時だったと思います。

事態を飲み込めず、心臓は早鐘を打ち始め、よく分からないけど予定を調整したり準備したりしないといけない気はして、かといって今から服を買いに行く訳にも美容院に行く訳にもいかず、誰かに話したくても騒げる時間でもなく、翌日は『泥棒役者』を観に出かけるという大事な予定があるので寝ないといけないし(笑)とにかくパニックでした。

「誕生日に番協行けたら素敵だな~休みとってエイトに会いに行くなんて最高のプレゼントになるよ~」なんて軽い気持ちで応募したら、まさか本当に引き当ててしまうなんて。毎回応募している人がいるとしたら差し置いて申し訳ないくらいなのですが、無欲の時こそ当たる、こういうことってあるんだなぁと思いました。「こうしてやる!」じゃなくて「こうだったら素敵だなぁ」が叶ったので幸せいっぱいです。素敵な思い出になりました。

これに味を占めて毎回応募…するかは分かりませんが、自分にも行ける身近な現場として、ジャニ勉番協をとらえてみてもいいかもしれないと思いました。行く前は「誕生日が命日になるのでは」「生きて…帰れるかなぁ!」という感じでしたが、生きてますし良い思い出です。楽しかったです!!

 

4Stars 2017 梅田芸術劇場メインホール 12.16夜公演

4Stars 2017』梅田芸術劇場での公演に行ってきました! 

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初めての4Stars。2013の時は…知ってたかな、知ってたけど行かなかった、だったような気がする、たぶん。けど行きませんでした。後悔してました。でも生でラミン・カリムルーとシエラ・ボーゲスの歌を聞く機会が今また目の前に巡ってくるだなんて!と、今度は大興奮してチケットをとりました。…予算の都合で3階席のB席だけど。しかし、遠いとはいえドセンがとれたので聞きやすかったです。

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※感想にコンサートの曲目が含まれます※

※東京公演が終わるまでセットリストを知りたくない方はお気を付けください※

 

4Stars 2017

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ラミン・カリムルー、シエラ・ボーゲス、そしてパティーナ・ミラー出演の予定が代役でシンシア・エリヴォ。日本からは城田優。ミュージカル界で活躍するこの4人が織り成すコンサート。

それぞれ実績のあるミュージカルスター…とはいえ、鳴り物入りでどんなステージを見せてくれるのか全く予想ができなかった。

圧倒的だった。

めくるめく、歌、歌、歌。とてつもなく、上手い、歌。

素晴らしかった。これほどまでに歌が上手いコンサート、他にあるの?

  

初日(ゲネプロかな?)の公式映像が早速出てるけど、全くこんなものじゃなくて! 


『4Stars 2017』 舞台映像

いや、もちろんこの曲『I Could Have Danced All Night』も最高に楽しかったんだけど!You Tubeなんかじゃまっっっったく伝わってこない!

歌が、圧なんだよ!!

生で聞いてナンボですね、本当に。 身体で感じる音楽、素晴らしかったです。

 

セットリスト

セットリストの一部はHPで事前に公開されていました。このリストにない曲も合わせて実際は40曲以上が披露されました!

 

『4Stars 2017』特設ページ | 梅田芸術劇場

セットリスト(一部)

2017.12.04更新

“Another Day of Sun” – LA LA LAND
“アナザー・デイ・オブ・サン” 『ラ・ラ・ランド』
♪Sierra Boggess & Yu Shirota
シエラ・ボーゲス & 城田優
“Anthem” – CHESS
“アンセム” 『チェス』
♪ALL
全員
“Beauty and the Beast”
– Beauty and the Beast
“美女と野獣” 『美女と野獣』
♪Cynthia Erivo & Yu Shirota
シンシア・エリヴォ & 城田優
“Die Schatten werden länger”
– Elisabeth
“闇が広がる” 『エリザベート』
♪Ramin Karimloo & Yu Shirota
ラミン・カリムルー & 城田優
“Empty Chairs at Empty Tables”
– Les Misérables
“カフェ・ソング” 『レ・ミゼラブル』
♪Ramin Karimloo
ラミン・カリムル―
“I Could Have Danced All Night”
– My Fair Lady
“踊り明かそう” 『マイ・フェア・レディ』
♪ALL
全員
“Ich gehör nur mir”
– Elisabeth
“私だけに” 『エリザベート』
Sierra Boggess
シエラ・ボーゲス
“I’m Here”
– The Color Purple
“アイム・ヒア” 『カラー・パープル 』
♪Cynthia Erivo
シンシア・エリヴォ
“J'ai Peur” – Roméo and Juliette
“僕は怖い” 『ロミオ&ジュリエット』
♪Yu Shirota
城田優
“Kiss of the Spider Woman” – Kiss of the Spider Woman
“蜘蛛女のキス” 『蜘蛛女のキス』
♪Yu Shirota
城田優
“Losing My Mind/Not A Day Goes By“ – Sondheim on Sondheim
“ルージング・マイ・マインド/ノット・ア・ディ・ゴーズ・バイ” 『ソンドハイム・オン・ソンドハイム』
♪Cynthia Erivo & Sierra Boggess
シンシア・エリヴォ & シエラ・ボーゲス
“Muddy Water” – Big River
“マディー・ウォーター” 『ビッグ・リバー』
♪Ramin Karimloo & Yu Shirota
ラミン・カリムルー & 城田優
“My Favorite Things” – The Sound of Music
“私のお気に入り” 『サウンド・オブ・ミュージック』
♪Cynthia Erivo & Yu Shirota
シンシア・エリヴォ & 城田優
“Neverland” – Finding Neverland
“ネバーランド” 『ファインディング・ネバーランド』
♪Ramin Karimloo
ラミン・カリムルー
“Part of Your World” – The Little Mermaid
“パート・オブ・ユア・ワールド” 『リトル・マーメイド』
♪Sierra Boggess
シエラ・ボーゲス
“Take Me to Heaven” – Sister Act
“天国へ行かせて” 『天使にラブ・ソングを』
♪Cynthia Erivo
シンシア・エリヴォ
“The Color Purple”
– The Color Purple
“カラー・パープル” 『カラー・パープル』
♪ALL
全員
“The Music of the Night”
– The Phantom of the Opera
“ミュージック・オブ・ザ・ナイト” 『オペラ座の怪人』
♪Ramin Karimloo
ラミン・カリムル―
“Where Did The Rock Go”
– School of Rock
“ウェア・ディッド・ザ・ロック・ゴー” 『スクール・オブ・ロック』
♪Sierra Boggess
シエラ・ボーゲス
“Wishing You Were Somehow Here Again”
– The Phantom of the Opera
“墓場にて” 『オペラ座の怪人』
♪Sierra Boggess
シエラ・ボーゲス

(原題アルファベット順)
※諸事情により楽曲に一部変更がある場合がございます。予めご了承ください。

何が凄いって、ミュージカルナンバーを、そのキャストご本人が歌われるってことなんですよね…。日本に居ながらにして。ていうか大阪で。梅田だよ。茶屋町。ブロードウェイやウエストエンドにこちらから出向かせて頂くような方々なのに…ありがたや…。

私は『オペラ座の怪人』に関しては、『25周年記念公演 in ロンドン』版を一番繰り返し観ているので、もはやこれがオリジナルのような感じがしているのだけど、だからこそラミンとシエラの2人がそこに並んでいるのを観るだけで感動したし、オペラ座の曲を歌われた時には「ご本家や…!」ってゾクゾクしました。映像の中の人たちを観られるだなんて…長生きはするもんだ…。 

オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン [Blu-ray]

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感想

覚えてるところだけ、感想を書いていきます。

その前に、ぴあの鑑賞レポートにすごく記憶が助けられたので、こちらを貼っておきます。 

kansai.pia.co.jp

 

全くの初めてだったので何も考えてなかったけど、入場したらオケがセットのど真ん中に既にスタンバイしていて、「あ、そうか、オケ付きなのか…!」と興奮した。それもオケピじゃなくて、ステージの真ん中という。20人ちょっとの編成だったかな?楽器の種類も豊富で、贅沢な音楽環境だった。普段四季だからこういう時オケ付きなだけでワクワクする。 

 

1幕

始めに導入部の司会として登場したのが城田優。私の人生の初・城田優。

まず、目を疑いました。一目見た瞬間「えっ?」ってなった。スタイルが異常。作画がキャプテン翼の人なの?顔がとてつもなく小さく、足がとてつもなく長い。最後まであの頭身に目が慣れなかった。衝撃を受けました。

そして喋り出した英語のなんと流ちょうなこと。「そうか、城田優ってイギリスとかのハーフだったのか…」ってその時は思った。帰りながら調べたらスペインだったので、英語関係なかった。しかしほとんどを日本で過ごされているようなので、やはりあのネイティブ発音っぷりは凄い。この時点でまず、城田優さんに「おっ…?」って思い始めてました。

彼の雄弁な語りが旅へと誘う。テーマは”愛”とのこと。

1曲目の歌は、まず、知らない歌だった。後から分かったけどミュージカル『Pipin』より"Corner of the Sky"。当然ながら、英語。

 

本当に贅沢。

オープニングから息つく間もなく、歌い出す、シエラ、ラミン、城田さん、シンシア。シエラはいきなり"Part of Your World"!ご本家による、代表曲!早速それが2曲目だなんてことある!?どこまでも透明感のあるアリエル…気持ちいいくらいの美声。

感動に浸る間もなく、次々にものすごい歌がやってくる。ラミンの"Finding Naverland"もいきなり世界観を作っていて、もうとにかく濃い。曲数が多いのに1曲1曲がみっちりしている。

城田さんの"Maria"、良かった!あれだけ連呼するマリアの名前がちっとも同じ響きに聞こえなくて、それぞれごとに感情が込められていて、素敵だった。双眼鏡を使って表情を見ていたのだけど、すごく表し方が上手で、見惚れた。

そして、序盤でまず印象的だったのは、シンシアがメインで歌った"Color Purple"の最後、全員参加で「アーメン…」のコーラスのところ。「n----」のハミングの響きの美しさに鳥肌が立った。奇跡みたいな歌を聞いていると思った。

 

MCで曲間を空けることなく、歌がただ続いていく。入れ替わり、全ての組み合わせのデュエットを贅沢に何度も実現させていく。登場するものの歌わず、別の人が歌っている舞台上でただ佇んでいる時もあり、でもそれがまた演劇上での相手役のようであり、素敵な空間だった。3階構造を贅沢に使いこなし、時には左右から出会ってみたり、時にはピアノのそばで佇んでみたり、見上げたり、すれ違ったり、離れたり近づいたり。歌の魅せ方が見事だった。

"Another Day of Sun"からだったかな?ダンサーが登場して、それも必然性のある曲だけしか出てこない感じで、アクセントとして華やいだ。そうそう、男性ダンサーのうちのお一人がモヒカンヘアーだったんだけど遠目に見ると『Glee』のパックに見えて、勝手に面白かった(笑)。 

いや、ほんと序盤の曲から全部聞きどころすぎて見事だった。これに尽きる。いつハイライトかと思ったらずっとハイライト。時間もたっぷり。B席は5000円だったのだけど、わりと早い段階で「私これに5000円しか払ってないなんて…」って愕然とした。

 

1幕で私が1番ぐっときたのが、『エビータ』の"Don’t Cry For Me Argentina"。シンシアの歌ったこの曲が素晴らしかった!!セットの頂上のど真ん中で歌ったんだけど、まさに演説のようで…ものすごい説得力をもって歌が沁み込んできた。泣いてしまったよ。歌で聞かせるということ…実感したような気がします。

あと、『エリザベート』の『闇が広がる』。ラミンが歌ってる言葉がやけに聞き取れる、意味が分かる…?って疑問に思ってたら、日本語じゃないですか!すごい衝撃でした。歌の上手さって言語を超えるけども、英語続きの中ふっと分かる言葉が来た時の快感?なんていうんだろ、考えずにただ感覚で聞ける感じ?それもまた面白かった。城田さんとの対決感も迫力あった。シエラが日本語で歌った『私だけに』も、少し片言だったけどたっぷり魅力的に聞かせてもらった。

日本語といえば『モーツァルト!』の『僕こそミュージック』を初めて生で聞いたんだけど、破天荒な感じなのが余計に高揚感を煽る感じでしっかり聞き入ってしまった。城田さんってM!やってないよね…すごい目がキラキラしてて良かった。

スペイン語?で歌ってた曲もあったし、言語脳が活発化されて(笑)、すごく聞き応えがあった。言語に関わらずすごく聞き取りやすかったし、例え日本語でも初めて聞く曲全部があんなに伝わってくるかというとそうではないのでやっぱり流石、一流歌手だなぁ…と思った。

1幕の選曲で印象的だったのは、ラミンといえばジャン・バルジャンだと思っていたので、マリウスの『カフェ・ソング』を歌い出してびっくりした。empty chairs at empty tables…締め付けられたよ。あと『ムーランルージュ』の『ロクサーヌのタンゴ』が歌われたんだけど、お馴染みの曲なせいで脳内で何人ものスケーターが滑ってた(笑)。

 

もうとにかくどの組み合わせでも最強っていうのがすごい。どの人が出てきても最高なのが分かってるから、誰かが引っ込んでも残念な気持ちにならない。そして、2人以上の声が重なると、もうその度に鳥肌。

割と最初の方に、ラミンがffで歌い上げたかと思ったらすっと引いてpで響かせたところがあって、ひやぁなんて職人なんだ!って思った。

でもゾクゾクくる場面の次に明るくクスッとくるような曲を持ってきてくれるところも多くて、恋に落ちた感じで振り返り振り返りしながら退場していくところとか微笑ましかった。その分、振り返らずに去っていく人のところでは、あぁ…って思ったけど、それもこれも全部愛だね。 

 

2幕 

幕が開き、間奏曲。オケは素敵だなぁ…。

1 幕が『踊り明かそう』で終わって、華やかで楽しい雰囲気のまま休憩に入って、まだ半分なの?という満足感でいっぱいだった。けど、2幕では楽しさとは別の方向に揺さぶられまくった。もう、聞かせる曲のオンパレード。あれを1日2回公演、日々連続でやってるだなんて、あの人たち、どれだけ魂強いんだ??

 

ミュージカルも曲も初めて知ったんだけど、『Nine』の曲、良かった。シエラが歌った…と思うんだけど、"Unusual Way"っていう歌詞だけ必死に頭にメモった。雰囲気が抜群だった。

あと、1幕だったか2幕だったかな、"Spider"って単語が気になった城田さんの歌が怪しくて良かったんだけど、後から調べたらミュージカル版『蜘蛛女のキス』の曲だった。作り出す雰囲気が絶妙に官能的で、「ファンの人だったらこれ1曲でお釣り来る系のナンバーや…」って思った。

 

そして、お目当てのシエラの"Wishing You Were Somehow Here Again"がついに来た時には、もうゾクゾクしっぱなしだった!その身を投げ出すようなあの歌い方が大好きで、この目で実際に観られるなんて信じられなかった。

双眼鏡でかぶり付きで観てたから、次の曲で"Music of the Night"が始まった時にシエラ以外視界に入ってなくて、一瞬何が起こったか理解できなかった。気付いたら、一番てっぺんに、ラミン、もとい、ファントムが、居た…!クリスティーヌは魅入られたようにステージから動かなくて…まさかこの2人のファントムとクリスティーヌとしての画を観れるなんて…最高だった。

そして"Let your soul take you where you long to be"のところ…ラミンの声が、裏声ではなくあの張りのある高音が、どこまでもどこまでも響いて、残響が空間に染み渡って……。うん、そりゃあね、クリスも闇に堕ちますわ、って納得。楽しみにしてて良かった最高の2曲でした。

あと、ラミンはやっぱり"Bring Him Home"も見事でした。どうしてもあの最初のファルセットがどうなるか、誰が歌っても身構えてしまうところがあるのだけど、悪い意味でぞわぞわしなかった!それどころか、うっとりさせるように紡ぐ。曲が進むにつれ段々気持ちが入っていって、逆に力が放たれていく感じもして、引き込まれた。歌が感情であり、祈りだった…。


シンシアが歌詞を見ながらピアノのそばで歌ってたのは…『アイーダ』の"Easy as Life"だっただろうか?ものすごく良かった…。魂からの歌という感じがした…。

そして、この曲のことを語らずにはいられない、"I’m Here"!もう、セットリストのクライマックスは全員が大勝負曲で、ホームランの連続みたいな感じだったんだけど、この最後にシンシアが"I’m Here"で逆転満塁ホームランかっ飛ばしていったよね~という感じ。こんなの日本だと初めてってくらい、フォーッ!って歓声が飛ぶコンサートだったんだけど、この曲で最高潮に達したと思う。曲の途中でスタオベしたくなる感じ、ものすごいエネルギーだった。彼女の身体全部がオープンになって、空間の隅々までコネクトしているような感じ。

アンコールで聞かせてくれた"Take Me to Heaven"の時には、観客全員が彼女のとりこだった。出る声出る声が素晴らしかった。

 

この回はクリスマススペシャルアンコール付きの回ということで、"We wish a Merry Xmas"を歌ってくれました。そしてご挨拶してくれました。英語を城田さんが通訳してくれたり、城田さんが「ワタシハ、ニホンゴデ、ハナシマス」っておどけたり。

あれだけ英語でコミュニケートできるというのはやはり強みだし、お互いにすごく信頼し合えているんだろうな…と思った。4人全員が良い関係を築けているんだろうな。でないと、あれだけの音楽のぶつけ合いできないもの。

歓声は鳴りやまず、3回くらいかな?出てきてくれた。城田さんがシンシアをお姫様抱っこしたりラミンがシエラを肩に担いだり(笑)。アンコール全体が、ハッピーな雰囲気で楽しかった!

  

シンシア・エリヴォ

シンシアの歌声は独特のニュアンスを持っていて、鼻と喉に少し引っかかりのある感じ。そして、なんといっても歌声の伸びやかさ!まるで強いゴムのようにしなやか。口元を起点にどこまでも軽く離れていくんだけど、必ず瞬時に戻ってくる。あの自由さが魅力だな。

2幕の衣装がスケスケのインナーにジャケットというセクシーな装いだったけど、ワッペンみたいにハートマークとかが付いていて可愛らしかった。あと、驚くべきヒールの高さ!!あんな爪先立ちみたいな姿勢で、なんであんなに歌えるの!?どこに力を入れているのか…全くもって想像もつかない。

 

シエラ・ボーゲス

映像では分かりにくかったけど、シエラの歌声は口元というより頭の後ろから上に響かせる感じの、広がりを持った歌声だった。響いてから届く。とてつもないビブラ~~ト。歌声が身体の後ろから広がって聞こえるので、もし目に見えるとしたら孔雀の羽みたいな感じだと思う。そして、口の下の方から、前に前に出す声とのギャップがすごい!ド迫力の歌姫。

2幕で髪をアップにしてドレス着て美しかった。あと、シエラは歌う時に一緒に舞台上に居る人に向けて歌うというか、2人なら2人で作り込む雰囲気がとても上手だなと思った。ただ歌が上手いだけでなく、舞台で役として生きる、女優さんだなぁという感じがしました。 

 

ラミン・カリムルー

ラミンは、たぶん私の当初のお目当ては彼で、でもコンサート始まってすぐに4人共の歌声を大好きになってからは「ラミンだけじゃなかったなぁ」と思ってそれはそれで喜んでたんだけど、でも生のジャン・バルジャンやファントムを聞いたら「あぁやっぱりラミンの歌を聞きに来てよかった」と思った。ファントム姿をよく観てるせいで、お顔全体というより口元で「あぁファントムだ」って思う感じだったけど(笑)、映像と同じ口の形で同じ歌声で、あぁもう本当にご本人だ…とひれ伏す感覚でした。 

歌声の芯が強くて、強弱も高低も全く無理がなくて。圧倒的に上手いのに聞きやすい感じ。主人公として歌うために生まれてきたのかな。

 

城田優

城田優さんは……正直一人だけ劣ってるんだろうなって見くびってた。それできっと何かが嫌で、2013の時も観に行かなかったんだと思う。聞きもせずなんて失礼な…。今では、日本ミュージカル界の代表として4Starsを開くのが城田優さんでよかったって思ってる。本当に素晴らしい歌い手!

歌がとんでもなく上手い!あんなにナチュラルに歌い上げる(矛盾してるね)、すごい力量の持ち主。歌の表情の付け方もとても上手だし、声量も申し分なし。あれで顔が芸術だし外国語もペラペラだしどんだけハイスペックの持ち主なの。

出会いが『イケメン♂パラダイス』(堀北真希のね)だったせいだと思うけど、映像俳優が舞台俳優を頑張ってる、と思い込んでた。これまでを恥じる。顔で役者の実力を決めつけるだなんて、アイドル好きの端くれとしても大いに反省した。彼があちこちの舞台の主役を務めてるのは、当然のことです!

とはいっても、美しいことに変わりはない訳で。座り姿も芸術的過ぎた。非常にかっこいい人。彼が演じる洋モノミュージカル、観たいなぁ…。

色んなところの評を漁る限り、2013は初々しかったけど2017は進化してる、とのことなので、初・城田優がこのコンサートだったのは幸運だったのかもしれない。良くない時に当たったらなおさら評価を固定させてしまうしね。(そしてWキャストとかだと避けるようになってしまう。)私の中で大注目のミュージカル俳優さんになりました。

 

いや、ほんと、四者四様の歌声。それぞれ素晴らしい星の輝きっぷりでした。あのメンバーで世界ツアーしても良いんじゃないって思ったよ。 

メインのお稽古はアメリカでやったんだよね。すごい、あの構成を考えた人すごい、最高!止まらないミュージック、次々に切り替わるのにすぐに世界が作られるから違和感がない。歌わない人が舞台上にいるだけで、物語になる。急ごしらえの合同コンでもユニットでもソロでもなく、4人だから作れるステージでした。 

 

まとめ

この日のセットリストは、私からすると、

・知ってる!好き!…2割

・聞いたことはあるけどそのミュージカル観てない…1割

・なんとなくアレの曲だろうなって分かる…1割

・知らない曲…6割

って感じの割合でした。要するに、レミゼとオペラ座とサウンドオブミュージックとディズニーくらいしか観たことなくて、日本で演ってないミュージカルは聞いたこともない、ライトなミュージカル愛好者(笑)。

けど、いっぱい新しい曲を知ることができて興奮しているので、これくらいの難易度でちょうど良かったかもしれないです。曲紹介がないので「良い曲!これ何の曲!?」ってなってもすぐには判明しないのはもどかしかったけど…でも英語の曲だから必死にリスニングして歌詞を断片的に覚えて…なんとか突き止めたり。そういうのが楽しい。

話の流れまで理解して聞く曲が少ないからこそ、劇中曲としてというより独立して聞けた気がします。でも歌手が歌の向こうにある物語をしっかり踏まえて感情を作っているから、歌がその背景にある物語を想像させてくれる感じがしました。どの曲も聞き流せないくらい、いっぱい感情が伝わってきました。

 

突き詰めると、音楽って良いな、って気持ちでいっぱいになった夜でした。

4Starsの名は伊達じゃなかった。美しくそれぞれの色で輝く4つの星。

 

 

そして!ちょうど12/20から東京公演が始まります!!

4stars2017.com

チケットが弱冠数あるみたいだし、一人でも多くの人に行ってもらいたい!あの歌声の素晴らしさを是非とも感じてみてほしいです。まじで、膝に置いてた上着が歌声で震えてたんだって!人間の歌の力って凄いなって、きっと思えるはず。

はぁ…もう既に、次回公演の実現が待ち遠しいです。ミュージカルの歌を知る旅に、また連れて行ってもらえますように。

 

The Color Purple (2015 Broadway Cast Recording)

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僕らはみんな音楽 ーいま、太陽に向かって咲く花/春を告げる花

音楽をやる人について思うこと。

 

関ジャムを観ていると思わぬところで驚かされることがある。あんなにも、歌って楽器を演奏して、音楽でお金をもらっている「プロ」であるはずの関ジャニ∞が、音楽のことを知らないことに。
もちろん、番組の進行上、知っていても知らないふりで質問をしていたりリアクションをしてみたりボケてみたりということはあるだろう。
しかし、当たり前にやっていることを語句で知らなかったりする(ように見える)
と、「知らない」のにそれでお金を稼いでいることを不思議に思ってしまうことがある。

 

音楽を知っている、とはどういうことだろうか。

 

かつて。

いや、もしかしたら今も、かもしれない。

私は、物事には「正しい」ルートがあると信じていた。
ゴールまでには階段があって、1番下の段から、1つも飛ばすことなく、踏みしめて上り詰めていくものだと思っていた。
教科書のように、昇級試験のように。学ぶということは知識を積み重ねていくことであり、そのためには1つを終えてからその次に取りかからねばならないと思っていた。

 

しかし、いつからか気付き始めた。
道は1つではない。同じところに至るように見えても歩き方は人それぞれだし、どこを近道しても、遠回りしても、同じところに戻ってきても、それは悪いことでもなんでもないのだと。
同時に、それは、私にとって恐ろしい気付きでもあった。
与えられる課題をクリアし、会得していく先に「正しい」ゴールがあると信じていたのに、道のり自体を検討し、いつも疑う必要があると分かったからだ。
思考停止しているだけではいけない。とても安心してはいられない。

 

幼い頃から、私は音楽が好きだった。歌うことが大好きで、自然に「うたのおねえさん」に憧れた。
ある日、うたのおねえさんにはどうやってなるのかと母親に訊ねると、母はこう答えた。
「音大を出てないといけないのよ」。
その言葉は特に学歴を強いる意図はなかったし、私の幼い夢を縛るような言い方でもなかった。なり方を訊かれて答えた、ただそれだけだったと思う。
しかし私は、自分で縛ってしまった。
音大に行かないといけない。音楽を専門的に勉強しないといけない。そこまで打ち込んでも、就職する時にうたのおねえさんの募集があるかも分からない。だから、うたのおねえさんになるのは難しい。そう考えた。
なんて現実的な子どもだろうか。
そして私は、叶う可能性の低い夢は持たない、という結論を出したのだ。
何もその時だけではない。私は、そうやって石橋を叩く前から渡りきれるかどうか心配する癖がある。
渡るにしろ渡らないにしろ、途中で渡りたくなくなるかもしれないにしろ、まず叩いてみたって損はないのに。

 

後になって思う。
音楽だって、とりあえずやってみればよかった。
音楽科だって、目指した後に諦めたって、なんにも恥ずかしいことなんてなかった。
受からないかもしれないから、大成しないかもしれないから、そうやって言い訳して夢をおそれた。
それくらいで諦められる気持ちなんだから、元から本気なんかじゃなかったんだね、と賢く自分を分析してみせた。
そうして自分で勝手に限界を決めて手を伸ばさなかったものを、後からいつも悔やんだ。だけどその時にはもう遅いと、いつもまた諦めた。
今考えると、いつでもあの時はまだ遅くなんてなかったのに。

 

話が逸れたが、音楽の道というものをそのようにして固い頭でとらえていた私は、かつてポップス歌手を見下していたところがある。
いくら歌が上手くても、でも音大も出ていないのに、と思った。
初めて作詞作曲したんです、と聞くと、理論も分かっていないのに、と思った。
体系的に学んでいない人に音楽をされるのが、嫌いだった。

なんて狭い物の見方。そして、その基準でその時々の自分のことも測った。

今の自分は自分じゃない。まだ私は本気出してない。
いつか私は作曲するようになるけどそれはコード理論を勉強してからだし、作詞しているものはあっても最高傑作がいくつもできてからでないと発表できないし、のど自慢に出たいけどチャンピオンになれる曲とシチュエーションが揃ってからできないし。そう思い続けてきた。
今でもどこか、ある日ひょんなことで才能が発掘されるのではないか、と夢を見ている節がある。
でもそれは、夢と呼ぶのもおこがましい尊大な自尊心である。

 

挑戦しない自分に気付いてから、ずっと恥ずかしかった。
それでも、その時点からできることすら、やってみようとしなかった。
そんな自分に、夢を掴むために努力した人たちは、眩しかった。
でも、彼らは「学んでいない」人だった。だから平気で見下した。そうやって安心していた。
自分自身は音高出でも音大出でもない、何かを成し遂げたこともない、ただの人だというのに。

 

ずっと大好きな歌手の坂本真綾さん。
歌手デビュー14周年目に、突如ピアノを始めた。
素晴らしい歌をずっと歌ってきたのに、実は楽譜が読めなくて、ピアノの譜面は耳で覚えたという。
コンサートのMCでそのことを聞き、びっくりした。正直、そんな余計なことやらなくていいのに、と思った。グランドピアノの前に座る姿は見るからに緊張していて、いたたまれなくなった。
しかし、いざ弾き始めてこぼれたピアノの音色に耳を疑った。
その音はまるで真綾さん自身の歌声のように、美しい音楽を奏でていた。
それに加えて歌も歌う。弾き語りだ。例え間違えても、演奏を止めることもできない。
私は、そんなこと、できなかった。
弾き語りへの憧れはあっても、歌もピアノも同時にできるようになるにはまずピアノが弾けないといけないと思っていたし、完璧にできないと恥ずかしいから真剣に取り組まなかった。
ああなんてすごい人なんだ、と憧れを強めると同時に、自分自身を恥じた。猛烈に情けなかった。

 

そんな真綾さんは、たった1曲だったピアノのレパートリーをその後いくつも増やした。
15周年記念の日本武道館ライブでは、ギターにも挑戦した。そして、「下手っぴだけど、やってよかった!」と清々しく笑った。ちょうど、30歳の誕生日に。
その場で、初めて自分で作詞作曲した曲を披露した。ピアノで弾き語りをした。『everywhere』というタイトルの、とても素敵な曲だ。
そして、歌手デビューから18年目、『シンガーソングライター』というアルバムを発売。これまで作詞のみ、そして自然発生的に作詞作曲してきた彼女が、全曲自作曲のCDを出したのだ。 とても味わい深い、心のこもった、良いアルバムだ。

 


坂本真綾 「Road to SSW」ダイジェスト

 

”良いと思うものを、こう、やっていくってことは、音楽じゃなくても全部、それに尽きるなあ”

 

物心ついた時からピアノを弾いていなくとも、学校で音楽理論を教わっていなくとも、良い音楽は作り出せるのだと、当たり前のことに改めて気付かされた。

長いキャリアも、年齢も、彼女の足かせではなかった。たどり着いた場所は、ゴールではなくスタートだった。

人は、何かをする時に、遅すぎることはない。
そして例え何かになった後だって、いつでも違う何かになることができる。
吹き替え声優、アニメ声優、女優、歌手、作詞家、作曲家、ミュージカル役者、エッセイスト、その他なんでも。
いつでも挑戦を続ける真綾さんの姿に、いつも真摯に生きるということを教わる。

 

坂本真綾15周年記念ライブ“Gift” at 日本武道館 [Blu-ray]

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話はここで冒頭に戻る。関ジャニ∞だ。

私は彼らの音楽が大好きなのだけど、彼らは音楽だけをやっている人ではない。

とても上手にできる人たちばかりなのだけど、仕事が無いと楽器に触らないこともある人もいる。プロのミュージシャンならあるまじき行為。

ということは彼らは「プロのミュージシャン」ではないということだろうか。

どちらかというと、音楽は戦うための武器の1つであり、「関ジャニ∞であるため」のものなのだろうかと思うこともある。

成り立ちからして「せざるを得ない」状況で楽器を始めた人が多い。というか、過半数がそうじゃないか。ギターからベースに転向を勧められた丸山さん(これ自体はバンドあるあるかもしれないけれど)、ドラムを叩けないとグループに入れないため一から始めた大倉さん、錦戸さんも今ではフロントマンなのに関ジャニ∞としてギターを持つのは遅かったし、横山さん村上さんは2人とも本当に、しなくてはいけないからだったと思う。

だけどそれも全部過去のこと。

いや、もしかしたら今もしなくてはいけないからしているのかもしれないけれど、きっとそれだけじゃない。音楽を楽しんでいる。きっと好きでやっている。

というか、それすら私の物差しかもしれない。

丸山さんが「最近までビジネスベースだった」と語ったというのは驚きだったけれど、きっと、好きじゃなくたって、かまわないのだ。 

どんな道を歩んできた人も、今ステージに立っている。それが全て。

音を楽しむ機会は、音で楽しませる力は、いつだって誰にだってゆるされている。 

「せざるを得ない」人が奏でる音楽だって、美しい。

「知らない」人が歌う歌も、世界を震わせる。

むしろ、その姿勢そのものに心動かされる時もある。


きっとつまりは、人間なんだろう。

音楽が愛を伝えてくれるのは、そこに愛が込められているから。どんなに震える指だって、そのまごころに嘘はない。 

 

FNS歌謡祭、一番印象に残ったのは、そんな気持ちにさせてくれた村上さんのピアノだった。 

 

いま、太陽に向かって咲く花

いま、太陽に向かって咲く花

 

  

 

あと、番組視聴中に発表された"水曜22:00"のあの子のこと。

 

 

歩んできた道と違う道を選ぶこともある。歩き方を変える時もある。

全部自分で決めればいい。どこに行ったって、結局、人は何かをせざるを得ない。

だけど「せざるを得ない」その状況で何を学び取れるか。どんなきらめきを作り出せるか。それはその人の心の持ちようで決まる。だって、どんな風景にだって色鮮やかな幸せはある。真摯に向き合えばきっと分かる。音楽の本当の幸せを「知る」のは、きっと続けられる人だけだ。

だけど、どんな時だって、欲しいものがあったら手を伸ばしていいんだよ。欲張っていいんだよ、きっと。貪欲に求めればいい。人間だもの。 

 

私は知っている。歌をもう歌わないと決めた人にも、きらめきは確かにあった。

花がほころぶように誰もが笑顔になる奇跡の瞬間は、音楽の中に存在していた。神様からもらったGiftを歌に乗せておすそわけしてくれていた。

たくさんの人を歌で笑顔にできる人は、決して平凡な女の子なんかじゃなかったよ、と思う。

例え限られた時期であっても、輝きを宿せる人は、うつくしい人だ。 

 

子どもの頃から知っているからいつも心配してきたけれど、本当は今も心配だけど、きっと大丈夫なんだと思う。

ステージの上に生きなくとも、好きだった笑顔は変わらないはず。きっとこれからも、世の中のどこかにあたたかな春を告げる人であるはず。  

だからどうか元気でいてほしい。すこやかに育ってほしい。そして誰かを笑顔にしてほしい。そうやって、いつもあったかい空気に包まれていてほしい。

 

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こぶしファクトリーの皆と、今はこぶしファクトリーじゃなくなった皆が、歌った歌は、届いているよ。今も誰かを、私を、動かし続けているよ。

 

 

そう、どの道を歩んでも、人生だ。 

階段を使えなくて、よじ登っても、目指すところにたどり着こうともがく人は美しい。

今、その時を生きる。”生きることは音楽”。 

誰かの書いた譜面が読めなくたって、自分なりに奏でればいい。 

 

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FNS歌謡祭と、こぶしと、たぐっちと、れなこと、りおりおと、あと自分のこと。

全部混ざって混沌としてる、これもまた、今日の私のうた。

 

誰かが奏でてくれた音楽のおかげで、今日も豊かに生きてる。

 

アンジュルム ライブツアー2017秋~Black & White~<11/25昼>

※間違えて記事を一度引っ込めてしまいました…スターくださった方、すみません…※

 

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滋賀昼に参戦。これにて年内アンジュ納めでした。あっというまに今年が終わっていく。しかしすぐハロコンがあるのでちっとも納まる感じはしない。  

 

セットリスト 

アンジュルム ライブツアー2017秋 ~Black & White~

11月25日(土)滋賀U☆STONE 昼公演 セットリスト 

 01. マナーモード(新曲)
 02. 愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
 03. 出過ぎた杭は打たれない
 04. 次々続々
  ★MC
 05. 魔法使いサリー
 06. カクゴして!
 07. 魔女っ子メグちゃん
  ★MC (勝田・室田→和田・上國料)
 08. 愛さえあればなんにもいらない
 09. 七転び八起き
 10. ドンデンガエシ
 11. 大器晩成
 

アンコール
 12. キソクタダシクウツクシク(新曲)
  ★MC
 13. 友よ 

 

前回大阪で入ったセトリと2曲チェンジ。MCも新メンバー固定じゃなくなってた。

 

01. マナーモード

開演前に「新曲入るなら何がセトリから外れるんでしょうかね、ちょいカワ…あはは!」って言ってたのが現実になってしまいました。 あはは!

この曲は特にサビの振付が楽しい。かっさーの声も動きも目立って楽しい。良曲ですね。

 

12. (EN1) キソクタダシクウツクシク

I 無双 strongちゃん…。もう1曲の新曲はやらないのね。

この曲は完全なる初見。ゴシックな感じ?圧がすごかった。むすぶがメインに近い位置にいて、おう…と思った。

アンコール明け、マタギベストを脱いで登場した和田様!黒のノースリーブ!!あぁ…麗しかった…。良いものでした。合掌。 

 

★MC 

九位一体以来の会場ということで、その時も参戦してたし嬉しかった。タケちゃんはたち。当日は休みだったので家族とお酒を飲んだタケちゃんは強い方だったらしい。「20歳の誕生日を初めて家族で過ごせて」←「20歳の誕生日はそりゃ初めてでしょ」。りなぷ~「いいな~私も来年休みとろう」←タケ「休みとるとかじゃないから!有休とかないから私たち」。

むろたんがこないだユニバに行った話。人気のアトラクションに全部乗れた。

室「バックドロップと、ミニオンと、ダイナソーと、あとなんだっけな」勝「ハリー・ポッター?」室「それ!」勝「ハリー・ポッター思い出せないとかある?ww」

「勝田さんがハリーポッター行った時は3Dメガネ無かったでしょ!?」「あったよ」ばっさりなぷ~。ハリー・ポッター大好きなのに”ディメンター”の名前が思い出せなくて悔しいりなぷ~。最後の挨拶でも言ってた。「この会場の思い出になりました」。

あやかみのトークテーマは「最近嬉しかったこと」。かみこは休みの日に水彩画であやちょを描いて送ったらあやちょが褒めてくれて嬉しかった。あやちょ曰く日本画みたいに輪郭線がしっかりしてる。今度くれる予定なので嬉しい。あやちょの嬉しいことは「まさに今なんですけどー…この髪型(ひっつめポニテ)にして出てきたら皆さんが喜んでくれるんですよねー…それが嬉しい」とニコニコしてた。可愛かった!

あやちょは可愛いと言われることも喜ばれることも嬉しく思ってくれてる、ということが嬉しかった!

 

感想

舞台『夢見るテレビジョン』と中野サンプラザでのホールコンサート「風林火山」を差し挟んだ秋のライブハウスツアー「Black & White」。最初よりはかわふなの違和感も薄れてきたかも。チームとしての形ができているというか。私は未だにふとした時にふなちゃんがそこにいることにぐっときてしまうことはあるけど、彼女はとっくにアンジュルムなので、これは私の問題。

感想が少ないのは誰がどうしたとかちょっとどうでもよくなってるからです。マイナスの意味でなく、その瞬間楽しいものを見ていられたから細かいことを覚えてなくてももういいやというか。今私は一周回ってアンジュルム箱推しになったのかもな…と考えながら観てました。みんな好きだしみんながいるからアンジュルムが好き。深く介入したいと思わないしただ眺めていられたら。だからこそ、見上げるのも眩しいくらいの場所に立っていてほしい。

うん。春はホールで観たいな!ライブハウスは難しい!舞台上のこと以外をいちいち色々気に病むのはもういやだ!

 

握手

バッジのおかげです。手の記憶はない。 

  

石山駅よりバスで 

ameblo.jp

 

石山寺行ったよ、あやちょ

紅葉が綺麗だったよ

 

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如意輪観音様

 

バイバイ

 

 

▼大阪参戦記事 

www.polka8dot.com

 

映画『泥棒役者』―君が思うほどはまっすぐに歩いてこれなかったけど

11月18日公開、映画『泥棒役者』を観に行ってきました!

細かい色んな話をしたい気持ちもあるんですが、観た勢いのまま書き殴ります。感想にはネタバレも含まれます。まだ観てない方は避けて頂くか、読んだら観に行きたくなるような感想を目指して私ががんばります!

 

あったかい物語でした。ハートウォーミングなコメディー。経歴や職業で「良い人」も「悪い人」も決められる訳がない。みんな色々抱えて生きてる。

笑いどころがいっぱいで楽しい。前園俊太郎ですっ☆の決めポーズの親指。

元々が舞台なのもあり、時間と空間を限定した舞台設定。(なんか演劇のそういう理論なかったっけ…時間空間と何かの3つは移動せずにやりきるべしみたいな…なんだっけなシェイクスピアかギリシア劇か…演劇論さぼりまくってたからな…)

夜に始まり夜に終わるたった1日の物語。舞台は主にあの家だけ。

(舞台版にはじめの恋人とか編集長とか出てこないんじゃないかな?ってなんとなく考えてた、登場しなくても語られるだけで存在する演出でもできそう) 

主要な登場人物は、元泥棒はじめ、泥棒の先輩、絵本作家、編集者、セールスマン。サブで恋人と編集長とユーチューバー。あとは警官くらいかな?演じる劇団の規模や役者によっていくらでも登場人物の構成を変えられそうな面白い脚本。  

泥棒役者 [DVD]

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泥棒役者 (角川文庫)

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勘違いコメディーだから、ここを失敗すると全てが破綻してしまう、という瞬間が何度かあって、はじめの機転(というより流されているだけ)によりなんとかうまく持ちこたえていくんだけど、一旦「本人バレ」により破綻してしまう。ここでどうなるかと思ったら前園が「泥棒役者」の共犯者になるという展開。この辺りが面白かった。

そのうち4人で1つのことを成し遂げようとがんばる展開に。正直みんなが「それはいい!」と絶賛する企画案がくだらなくて、本人たちの必死さとのギャップが面白いんだけど、当人たちは一所懸命なのに端から見ると滑稽なのが青春って感じで良いシーンだった。その笑顔を外から見るだけで入れない人もいるところも含めて、一時的な人間の結束。

また、良い雰囲気が一瞬で緊迫に変わるシーンは、全ての関係を台無しにしてしまうことにもつながりそうでハラハラした。宮川大輔さんだけもうずっとマジにこわくって、あのほんわかした笑いの雰囲気が通じない「悪い人」なんだけど、最後の最後に「変身」という形で未来への希望を見せてくれたのも彼だった。

 

普段のキャラクターが濃い人が、濃いキャラクターを演じているので、とにかく人物が強い。見た目にもインパクトを持たせているしそれを容赦なく言及するところがあってユースケ・サンタマリアさんへの「顔色の悪い」が妙にツボにはまってしまった。

キャラもの、多少強引な勘違いの連続。喜劇とコントとの差はどこにあるのだろうなんてことも想った。この物語が板に乗る時それは演劇と冠するけども、ではアンジャッシュのコントもアンジャッシュ以外の人物が演じれば、複数組み合わせて筋にすれば演劇になるのか?差を差たらしめるものはなんだろう。

舞台は、舞台という限られた空間でどれだけ多くのものを見せてくれるのかという驚きもその楽しみの中に含まれていて、狭い家の中で次々に人が訪問し事件が二転三転していくこの話は舞台上ならさぞかし見応えがあるだろうと思った。逆に映画の場合は「映画のスケール感」、つまりロケや大河的な時間経過というものに慣れてしまっているところもあるので、この物語を映画で見せると少しだけやっぱり「ハコ感」があるなぁとも思った。

もちろんそれはこの映画の最大の特徴であり、立派なチャームポイントなのだけど。ここで感じている「閉じ込められている感」「扉の向こうが遠い感」があるからこそ脱出の解放感が生きるし、外の明るい世界で待つ恋人はまさに別世界の人として位置付けられることもできる。狭い家の中の更に狭いところに閉じこもってしまう人は、あの家の中で最後まで心を開けないままだった。開くことができていたら、どんなコンプレックスも皆でゆるく笑い飛ばすことができていたかもしれないのに。そういう笑えない役に本職がお笑い芸人の宮川大輔さんという配役だったのは面白かったとも思う。

 

恋人とはじめとの生活がとても良い雰囲気で、冒頭のあの時間は幸せそのものだったし、時折送られてくるメッセージからも「嘘つきで隠し事をしている泥棒」という肩書きだけは最低な男にはふさわしくないくらいの可愛く優しいしっかりものの彼女ということが分かる。

最後のシーン、わりとお決まりの展開なのにも関わらず、じんと来てしまった。太陽くん。あったかいモジャ。今ここでラストシーンになったらまずいぞ、『応答セヨ』かかったらまずいぞまずいぞ…と思っていたにも関わらずイントロが流れ出してしまった。前園さん、宮川さんからのみさちゃん。人情三連発はずるい。一気に涙が溢れてしまった。

 

「つまずいてばかりの僕を 君だけは笑わなかった」

ああ…涙腺が。そこから、Aメロ歌い出しの丸ちゃんの声がはじめで。はじめの声は丸ちゃんの声だったけど、丸ちゃんの声もまたはじめの声だった。

音楽の使い方が実にずるい。2番に入るや否やの後日談…そして雲間から現状突破するようなサビヘ。主題歌:関ジャニ∞『応答セヨ』のエンドロール。感慨深いとかそういうものを体験しにいったつもりはなかったのに、本当になかったのに、勝手に高ぶってずっとぽろぽろ泣いていた。来てほしいところをぴったり突いて来た音楽。全てを包み込むような言葉。

「君が思うほどは まっすぐに歩いてこれなかったけど いつかまた逢えたら」

モジャとマッシュと奥さんと轟さん。タマとミキともじゃもじゃいぬ。

何度でも生み出せる。無からも有からも。人は未来を続けられる。

 

 

出先からの更新のため散文失礼しました。

『泥棒役者』と『応答セヨ』が、はじめにとっての『タマとミキ』のような作品になることを祈っています。

 

映画「泥棒役者」オリジナル・サウンドトラック

映画「泥棒役者」オリジナル・サウンドトラック

 

 

関ジャニ∞『応答セヨ』にまつわる感想とアレコレ

11月15日に発売になりました関ジャニ∞『応答セヨ』

いやぁ…きましたね…きました…。

 

【MVの45秒ver.が観られます】

www.infinity-r.jp

 

『応答セヨ』感想

すごく良いです。何が良いって上手く言えないんですけど、めっちゃ良いんです。

「誰かにとってのかっこいい」 も「みんなにとってあったかい」も全て実現してるような、夢のような曲。J-POPの王道、メジャーロックど真ん中みたいな曲なのに、なんだかものすごく新鮮で。

キャリア20年以上の大物芸能人として。年間140万人動員の人気アイドルとして。40枚目のシングル曲で、新しい世界を見せてくれること。よく分かんないけど、すごく凄い人たちだなって思います。

もちろん、周囲のスタッフや楽曲提供を受けられる環境、タイアップをとれる力なんかも全て含めて、いつでも今が最高で最強の関ジャニ∞。この時代にファンをやれてて幸せだなぁって思います。それはきっと、どの時代のファンもそうなんだろうな。

 

ものすごくアツイ曲。歌声に温度がないと歌いこなせない。

燃える炎。情熱。エネルギー。子どもの頃見た流星をいつまでもいつまでも追いかけ続ける。走り続ける。「応答せよ」と呼び掛け続ける。

《未来へ向かって前向き前向き!滑って転んでも七転び八起き!》

これまで関ジャニ∞の色んな曲で、繰り返し繰り返し歌われてきたテーマ。それはすなわち、関ジャニ∞自身が貫いてきた人生のテーマ。

『応答セヨ』で描かれる人間も、泥臭く、きっと世渡りが下手で、いつももがいているような人。それでも未来への希望は捨てない人。

新たなアプローチで引き出されるものもまた関ジャニ∞らしさだということに驚きが隠せない。どこまでいっても「らしい」ものが出てくるだなんて、どれだけ奥深い人間の集まりなのか。音楽が「振り幅をつける」のではなく「深みを掘り起こす」のだと思う。

  

これまでにリリースしたバンドスタイルのシングル曲って、 

  • LIFE〜目の前の向こうへ〜
  • イエローパンジーストリート
  • マイホーム
  • ツブサニコイ
  • 愛でした。
  • ここにしかない景色
  • ココロ空モヨウ
  • 言ったじゃないか
  • 強く 強く 強く
  • 侍唄(さむらいソング)
  • NOROSHI

…かな。あと、今は『ズッコケ男道』をバンドでもやれる。そしてここに加わる『応答セヨ』。いいね。すっごくいい。

なんだか、外で歌いやすいバンド曲になるだろうなって気がしていて。

明るく前向きでメッセージ性もテンポ感もあって。読み解く文脈を必要としてないけど自分を重ねられる。メジャーな曲ってこういう感じ。

『象』とか『宇宙に行ったライオン』とか、名曲だけど例えば生放送の音楽特番で歌うような曲じゃない感じがする。でも、『応答セヨ』は色んなところで何度も歌っても色あせなさそう。何度擦られても薄れなさそうな名曲の輝き。何だろうなぁ…TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN! 』みたいな感じに育っていくといいなぁ。

 

紅白出場決定

www.nhk.or.jp

 

NHK紅白歌合戦、6回目の出場が決定した関ジャニ∞。おめでとうございます。

夏頃から、今年の歌唱曲は『LIFE〜目の前の向こうへ〜』だと思ってて。

というのも、プロモーションの一環として、今は「本格的な音楽性」を打ち出している時期でもある(レギュラー番組『関ジャム完全燃show』、初の野外ロックフェス『METROCK東京』参戦etc.)し、これまで関ジャニ∞の音楽の大きな一面であるバンドスタイルでの歌唱は無い中、いざ初バンドするなら今が最適だろう、と。

NHK「SONGS」で特集を組んでもらった時に『LIFE〜目の前の向こうへ〜』を重要に扱っているところからしても、あぁしっくりくるな、と。

今年1番のヒットナンバーといえば『なぐりガキBEAT』だろうし、それでも充分素敵に関ジャニ∞らしさを魅せられるだろうけど、やっぱり今、紅白でLIFEを歌ってほしい。物語としてもめっちゃ良いし。

でも、ここにきて『応答セヨ』、良いなぁ。晴れ舞台で歌ってるところ、見たいなぁ。11月発売の新曲でなかなか難しいだろうけど、この曲を歌わせてもらえるくらいの関ジャニ∞だとしたら泣けるだろうなぁ。そこそこ良い位置で、じっくり音楽を聞かせてほしい。

ここまで言っててもしかしたらダンス曲の『今』だったりするかもしれないけど(笑)、それはそれで大いに感動するのでありですね。未来を越える 今、今、今。これも今年を代表する曲だと思うし。1年の締めくくりというより、来年への鮮やかなスタートという感じがして素敵。

 

情景『応答セヨ』

この曲を聴くと、何故か絵が描きたくなるんです。描けもしないのに。

頭の中に浮かぶ情景があって。あまりにもはっきりと思い浮かべられるものだから、もしかしたら似たような絵をどこかで観たことがあるのかもしれないけど。

たぶん『君の名は。』かな。尾を引く彗星を眺める少年を背中越しのアングルで。『ハウルの動く城』も流れ星のシーンが印象的。そんな感じの蓄積されてきたイメージが『応答セヨ』をきっかけに溢れ出すんですね。


「君の名は。」予告

なので私の中でアニメ映像の断片がだいたい完成していて。

少年が夜道を必死に走る、転んだり諦めそうになる、木立を抜け開けた小高い丘にたどり着いた時大きな彗星が夜を駆けていく、顔が星の明るさで照らされる、驚きと嬉しさと希望に満ち溢れた表情の少年、目の中に星が宿される

時は経って少年が青年になり社会に揉まれる、夢を忘れたふりして生きる、あの頃と同じ彗星が接近のニュースに一度は興味がないふりをしたけど気にかかる、失敗する、へこむ、どこかへ踏み出そうとした足の向きを変える

走る、スーツで上手く走れない、少年の姿がオーバーラップ、あの頃より大きく見える彗星、再び目に星が宿る、彗星を追いかけどこまでも走る、軽くなる脚、星を捕まえ乗りこなす空想、そして彗星に誓う

…どこかに「7人の仲間」の背中のシーンも欲しいんですけどちょっと無理でした。

ポルノグラフィティ晴一さんの作詞ですが、こんなにも情景や感情があらわな詞を書く方だったなんて初めて気付きました。魅力がすごい。

実は楽しみすぎてまだMVを観てないんですが、これから観るのが楽しみです。

シングルには『Sweet Parade』と『Street blues』も収録。これ、とんでもなく良い…。詳しい感想は語れたらまたの機会に。 

 

映画『泥棒役者』主題歌

明日は公開初日の『泥棒役者』 観に行ってきます。舞台挨拶中継付きの時間帯を観たかったんですが、残念ながら前々から予定してた観劇と時間がぶつかるので諦めました。でもずっと観るのを楽しみにしていた映画なので、初日に見られるの嬉しいなぁ。楽しんできます。