11月15日に発売になりました関ジャニ∞『応答セヨ』。
いやぁ…きましたね…きました…。
【MVの45秒ver.が観られます】
『応答セヨ』感想
すごく良いです。何が良いって上手く言えないんですけど、めっちゃ良いんです。
「誰かにとってのかっこいい」 も「みんなにとってあったかい」も全て実現してるような、夢のような曲。J-POPの王道、メジャーロックど真ん中みたいな曲なのに、なんだかものすごく新鮮で。
キャリア20年以上の大物芸能人として。年間140万人動員の人気アイドルとして。40枚目のシングル曲で、新しい世界を見せてくれること。よく分かんないけど、すごく凄い人たちだなって思います。
もちろん、周囲のスタッフや楽曲提供を受けられる環境、タイアップをとれる力なんかも全て含めて、いつでも今が最高で最強の関ジャニ∞。この時代にファンをやれてて幸せだなぁって思います。それはきっと、どの時代のファンもそうなんだろうな。
ものすごくアツイ曲。歌声に温度がないと歌いこなせない。
燃える炎。情熱。エネルギー。子どもの頃見た流星をいつまでもいつまでも追いかけ続ける。走り続ける。「応答せよ」と呼び掛け続ける。
《未来へ向かって前向き前向き!滑って転んでも七転び八起き!》
これまで関ジャニ∞の色んな曲で、繰り返し繰り返し歌われてきたテーマ。それはすなわち、関ジャニ∞自身が貫いてきた人生のテーマ。
『応答セヨ』で描かれる人間も、泥臭く、きっと世渡りが下手で、いつももがいているような人。それでも未来への希望は捨てない人。
新たなアプローチで引き出されるものもまた関ジャニ∞らしさだということに驚きが隠せない。どこまでいっても「らしい」ものが出てくるだなんて、どれだけ奥深い人間の集まりなのか。音楽が「振り幅をつける」のではなく「深みを掘り起こす」のだと思う。
これまでにリリースしたバンドスタイルのシングル曲って、
- LIFE〜目の前の向こうへ〜
- イエローパンジーストリート
- マイホーム
- ツブサニコイ
- 愛でした。
- ここにしかない景色
- ココロ空モヨウ
- 言ったじゃないか
- 強く 強く 強く
- 侍唄(さむらいソング)
- NOROSHI
…かな。あと、今は『ズッコケ男道』をバンドでもやれる。そしてここに加わる『応答セヨ』。いいね。すっごくいい。
なんだか、外で歌いやすいバンド曲になるだろうなって気がしていて。
明るく前向きでメッセージ性もテンポ感もあって。読み解く文脈を必要としてないけど自分を重ねられる。メジャーな曲ってこういう感じ。
『象』とか『宇宙に行ったライオン』とか、名曲だけど例えば生放送の音楽特番で歌うような曲じゃない感じがする。でも、『応答セヨ』は色んなところで何度も歌っても色あせなさそう。何度擦られても薄れなさそうな名曲の輝き。何だろうなぁ…TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN! 』みたいな感じに育っていくといいなぁ。
紅白出場決定
NHK紅白歌合戦、6回目の出場が決定した関ジャニ∞。おめでとうございます。
夏頃から、今年の歌唱曲は『LIFE〜目の前の向こうへ〜』だと思ってて。
というのも、プロモーションの一環として、今は「本格的な音楽性」を打ち出している時期でもある(レギュラー番組『関ジャム完全燃show』、初の野外ロックフェス『METROCK東京』参戦etc.)し、これまで関ジャニ∞の音楽の大きな一面であるバンドスタイルでの歌唱は無い中、いざ初バンドするなら今が最適だろう、と。
NHK「SONGS」で特集を組んでもらった時に『LIFE〜目の前の向こうへ〜』を重要に扱っているところからしても、あぁしっくりくるな、と。
今年1番のヒットナンバーといえば『なぐりガキBEAT』だろうし、それでも充分素敵に関ジャニ∞らしさを魅せられるだろうけど、やっぱり今、紅白でLIFEを歌ってほしい。物語としてもめっちゃ良いし。
でも、ここにきて『応答セヨ』、良いなぁ。晴れ舞台で歌ってるところ、見たいなぁ。11月発売の新曲でなかなか難しいだろうけど、この曲を歌わせてもらえるくらいの関ジャニ∞だとしたら泣けるだろうなぁ。そこそこ良い位置で、じっくり音楽を聞かせてほしい。
ここまで言っててもしかしたらダンス曲の『今』だったりするかもしれないけど(笑)、それはそれで大いに感動するのでありですね。未来を越える 今、今、今。これも今年を代表する曲だと思うし。1年の締めくくりというより、来年への鮮やかなスタートという感じがして素敵。
情景『応答セヨ』
この曲を聴くと、何故か絵が描きたくなるんです。描けもしないのに。
頭の中に浮かぶ情景があって。あまりにもはっきりと思い浮かべられるものだから、もしかしたら似たような絵をどこかで観たことがあるのかもしれないけど。
たぶん『君の名は。』かな。尾を引く彗星を眺める少年を背中越しのアングルで。『ハウルの動く城』も流れ星のシーンが印象的。そんな感じの蓄積されてきたイメージが『応答セヨ』をきっかけに溢れ出すんですね。
なので私の中でアニメ映像の断片がだいたい完成していて。
少年が夜道を必死に走る、転んだり諦めそうになる、木立を抜け開けた小高い丘にたどり着いた時大きな彗星が夜を駆けていく、顔が星の明るさで照らされる、驚きと嬉しさと希望に満ち溢れた表情の少年、目の中に星が宿される
時は経って少年が青年になり社会に揉まれる、夢を忘れたふりして生きる、あの頃と同じ彗星が接近のニュースに一度は興味がないふりをしたけど気にかかる、失敗する、へこむ、どこかへ踏み出そうとした足の向きを変える
走る、スーツで上手く走れない、少年の姿がオーバーラップ、あの頃より大きく見える彗星、再び目に星が宿る、彗星を追いかけどこまでも走る、軽くなる脚、星を捕まえ乗りこなす空想、そして彗星に誓う
…どこかに「7人の仲間」の背中のシーンも欲しいんですけどちょっと無理でした。
ポルノグラフィティ晴一さんの作詞ですが、こんなにも情景や感情があらわな詞を書く方だったなんて初めて気付きました。魅力がすごい。
実は楽しみすぎてまだMVを観てないんですが、これから観るのが楽しみです。
シングルには『Sweet Parade』と『Street blues』も収録。これ、とんでもなく良い…。詳しい感想は語れたらまたの機会に。
映画『泥棒役者』主題歌
明日は公開初日の『泥棒役者』 観に行ってきます。舞台挨拶中継付きの時間帯を観たかったんですが、残念ながら前々から予定してた観劇と時間がぶつかるので諦めました。でもずっと観るのを楽しみにしていた映画なので、初日に見られるの嬉しいなぁ。楽しんできます。