雨の降らない星では愛せないだろう?

ハロー!プロジェクト、関ジャニ∞、フィギュアスケート、その他つれづれ

アンジュルム concert tour 2024 spring「Secret secret」4/14大阪昼

やってまいりましたNHKホール大阪!声出しアンジュワンマン楽しかった~~!!

 

初日も入った人、今日来た人で挙手があって観客「良いバランスです」とかみこに褒めてもらったけど、本当になんか客層が良い感じというか男女比も良いし世代も色々だし良い感じだな~って思いました。開演前女子トイレの列が長くてビックリ!着替えとかもないのに!すごいなぁ、アンジュルム!

ツアータイトル見てこれはやると予想してた『Sister Sister』やらへんのかーい!ほなら何にかけたタイトルなんや!?と思ってたらメンバーの誰かがMCで「極意」って意味だと言ってました。そうなんや。言い方「ごくい」って感じで可愛かったけどもう誰だったか思い出せない…嗚呼記憶力…。

かみこが言うところの「ガツガツしたセトリ」って表現が妙にしっくりきて、そう、楽しさ全振りでもなく攻撃力高いでもなくガツガツ…息つく間もなければ時間も忘れる感じ。

りかこ卒にあたり強いて言えば昔のあの曲もあの曲も聴きたかった!はめっちゃあるけど、当然振り返りきることなんて出来ないし、今のメンバーと作り上げてきた近年の曲中心で充分エモでした。

 

それにしても1曲目よ!!

あ~~~~~~~~~~~~~~!正解!!

 

噂によればメンバーが希望した1曲目らしいじゃないですか…ぅゎ大正解すぎる。唸った。やられた。

 

セトリも良かったけど何よりはメンバー全員の成長!もれなく全員!

特に『共感詐欺』とか歌割りの目新しさがすごくて全瞬間見どころだったし。

(4:12~)

 

このハロステもそうなんだけど、観客の曲終わりの歓声が「Foooo!!」だけじゃなく「おおおおお~!!!」みたいな時けっこうあって、このメンバーが最後抜かれるんだ…!みたいな新鮮さに感動する場面結構あった。ケロね!ケロやばい!ふっと笑っただけでうわああってなる!

三色団子ちゃんがもうすっかりバッチリ中堅で、特にわかなちゃんの歌割りがぐっと増えたね!タケちゃんのパートが結構わかなちゃんにいってて納得。ダンスもシナというかキメというか、インパクトの付け方が自分らしくなってきた印象。

しおんぬの存在感はデカいし、後列に居ても目を引く。『ぶっ壊したい』が良かった。『次々続々』の間奏ダンス、タケ→タメになったのね。キャラクターとしてもコールとしてもバッチリハマるし、この采配は運命的ですごいなぁ。そして『共感詐欺』よ!オリジナルりなぷ~→タケのあのパート!「はみ出してしまった」為永幸音節って感じにぶちかましててアガッた!

関係ないけど『ぶっ壊したい』はMC直後の曲で、かみこの「続いての曲もぶっ壊していきましょ~!」で(ぶっ壊す!?)ってなった瞬間にメンバーがパッと構えに入って超かっこよかった。

 

そういえば超楽しかった『46億年LOVE』の「LOVE!」コールが「LOVE!」じゃなくなっていて衝撃を受けた。いつの間にそんなことに?(前日MCで決まってたらしいです、ムズ)

『サリーちゃん』がセトリ入りしてて、りかこ!となったのだけれども一緒にチーム組むのが新人2人でベテラン高低差の激しさよ。しかしまんまと可愛かった。

奥の高いステージと左右の階段なしで、中段だけだったから結構前後の余裕がなさそうだったけど、どっかの曲で4人ぐらいがその中段でキメてる時かっこよく見えたのと『愛されルート』で1列並ぶのは最高だった。『アイノケダモノ』リンボーダンス組はセンターじゃなく下手だった気がする。そういえば『愛されルート』のおっかけタケパート、りかこだったね。

『Forever Friend』が中盤のハイライトで、りかみこイチャイチャ曲だった。「東京や千葉へ~」のとこ「大阪へ」って替え歌してたね。最後の「明日も頑張ろう」で上にハモっていってビックリしたけど帰って音源聴き直したら全然入ってたわ。でも歌うのは良き。

『愛すべきべきHuman life』最後のアンジュ、アンジュのとこ、全員ユニゾンになってた。いま11人か~。

思い入れもあり、セトリに入っていてとても嬉しかった名曲『限りあるMoment』。いつもわたしは、落ちサビのりかこ「仲間から受け継いで」でこれまでに彼女と歌ってきた先輩たち同期後輩たち、つまり過去の仲間のことを想うのだけれど、この日はこの後を受けるのがかみこ「精一杯繋ぎたい」であることに感涙した。めっちゃ未来じゃん。ていうか卒コンじゃん(涙)。

 

着替え映像、前半のリハ映像はいい感じだな~と思ってたけど後半のステージ組みは…あはは。ライブ中に見る映像じゃ無さすぎる。THE時間つぶし。MVでも流した方が盛り上がると思う。リハ映像、かみこすっぴんじゃなかった??あと、左右に手を振る振りが映っていて、アンコールの曲目が分かってしまったという。

回替わりでりかこと誰かが務めているというMCはかむちゃん。この2人と言えば最近クイズ番組に出た2人ですということでクイズ?を出し合う姿可愛かった~。

かむちゃんの身体、見えてる中で一番自分で気に入っているホクロは?→口の下、りんちゃんがこんなに長い年月の付き合いなのにおにぎり食べた後「あやのちゃんあやのちゃん、海苔、ついてるよ」りんちゃんのあやのちゃん呼び…!!!!

りかこの身体、一番自分で気に入っているパーツは?→くちびる、横から見るとハート型で、上唇が「ふわふわわっしょい」

MC終わりで入ってきながらクイズ番組いじるかみこと、わっしょいわっしょいいじるはななちゃん、アンジュって最高だな~~~~

 

そう、わたしすっかり後藤花ちゃんと下井谷幸穂さんに落ちました。正式にです。

「はなな」と「ゆっぴょん」が自分の中に落ち着きました。もうこれからは臆さず可愛がってゆきます。

はななちゃんの話。すごく形容しがたい…形に収まらない魅力があって、そのまだふにゃふにゃとした魅力を何と呼ぶのでしょうか、若さと言えばそうなのでしょうが、天然物の魔性を感じます。ロングのポニーテールが素晴らしいのです。

ヒロイン力が高いんだな、と思いました。その歌の、その場のヒロインになれる個性。世が世なら月島きらりになっていただろうな。

そして、ゆきほちゃん。もいちゃん、もいもい?自分の中では今回「ゆっぴょん」がしっくりきましたので、しばらくはこう呼ぶと思います。

座席が下手寄りだったのでどうしても視界に入りがちで、一度見てしまうと目が離せなくなってしまうかわいさ。孫の発表会の気持ちです。基本的にはめちゃダンス上手いのに、場位置から場位置が一瞬余裕ない感じの「ただの移動」になってた時があり、思いがけない新人ぽさに胸キュンしました。

本編後半衣装がふわふわスカートだったのですが、ステージに腰かけてるぺいの横に座ろうとしてバランスを崩し、スカートの中見えちゃう!みたいに慌てて裾を抑えてる瞬間を目撃した日には、なんなんその可愛さ!?頭を抱えました。しかもその後、ぺいのソロパート前にカメラとぺいの間を横切ろうとしてしまい、被りをぺいに制されておっと!ってなってて…あ~~~今しか見れない可愛さ。ありがとう。

しかしゆっぴょん、とても姿勢が良い。背筋が伸びてて綺麗です。あいあいオリジナルのパートをもらってる部分が多いのも気のせいじゃないと思う…つい重ねて見てしまう大人は事務所内部にも居るよな~と納得します。ありがとう同志です。

…というわけで、しっかり11期に夢中です。やっぱ現場しか勝たん~~~~

 

ぺい、座ってのパフォーマンスでしたがそれでも見ちゃう存在感。ていうか好みのオンナすぎるんですよ、ホンマになんなん。これで立って踊ってたらガン見するしかなくなりますよ。モニターでの表情助かります本当。

れらが湿気で髪の毛が~って話してたけど見てる方からしたら本当全然気にならない。笑 赤のゴージャス衣装がよく似合ってました。

りんちゃんのダンスは見始めると止まらなくて他の人を追えなくなる~個カメラ欲しい。

みんな衣装めっちゃ良かったし、ヘアスタイルも可愛かった。りんちゃんのツンツンまとめ髪、特にすき~~~~!かみこの、左右につけてる大きい髪留めも素敵だった!

ヘアアレンジ 橋迫鈴 | アンジュルムメンバーオフィシャルブログ Powered by Ameba

 

その中でも金髪姉妹りかことかむは特に際立って素晴らしかったです…。りかこは最初の衣装が珍しく脚を出してて、センターに立つバックスタイルでうひゃってなっちゃった。

 

かむちゃんの話がしたい。かむ褒めします。

川村文乃といえば脚な風潮、誰が決めた?むしろかむちゃんは腕でしょう…!って脳内ツイッターに書いてました。鞭のようにしなり槍のように刺す。最大加速度と的確なストップ。かっこいいのよ。肩から全て動いて全身全部使えてるからこそあのプロポーションが際立つのよ。

いやしかし、後半衣装の脚は素晴らしかった…。脚というか腰の位置。そこから下半身のラインがもう美少女アニメだった。あの衣装を作ってくれた人と着こなしてるかむちゃんに宝くじが当たって大金持ちになってほしい。

かむちゃん、歌が素晴らしい。前々から頑張ってたのが、もう頑張らなくても常にヒット打ててる。最低ラインが底上げされて自力がついた感じ。力みが無いのにパワーがある。80%の力だからコントロールできてるし、こうなったらもういつでも100%の力を出せるしホームランも計算で打てる。地道なトレーニングと経験の賜物…続けるってこういうことなんだよな、としみじみ。

 

かむちゃんとは対照的に、かみこはパワーを持て余してるなと感じるほど。いや、有り余ってるのは情熱か?もっと、もっともっと!!って爆発してるような。パートごとにアクセル踏み込んでぶっつけに来る。

そんなかみこなのに全体を通して良い意味でかみこが目立たないというか、一時期ほどかみこ無双じゃない。すごい。

タケりかかみかむの四天王時代ののち、勿論今もりかかみかむが中心であることに間違いはないんだけど、更にもっとみんなが粒揃いっていうか、レベルが高い(結論)。

だから誰もが引っ張る存在だし、誰しも底上げする存在だし、みんな歌えて踊れて可愛くてかっこよくて、えーとアンジュルム最強です(定理)。

 

りかこのラストMC、後ろを向く振り付けでゆっぴょんはななと目が合うから笑顔になるって話。ゆっぴょんはななを見る目、語る口ぶりが、あの頃あやちょがはちれらを抱きしめてた雰囲気とおんなじだなって思いました。

愛で愛が作られ愛で満たされ愛は世界に放たれる。

万物は流転する、愛は巡り巡ってまた愛になる。

だからわたしもアンジュルム愛しいのです。

 

卒コンタイトル「君もおいでよ、愛情の世界へ」あ~~~~ほんとそれ

 

わたしの記憶違いでなければ「ありがとう 出会ってくれたこと」をりかこが歌ってた(ような気がする…)んですけど、本当に本当に、りかこについてはその一言に尽きます。

りかこは、いつどんな時も「希望」です。わたしの前に現れてくれてありがとう。大好きなアンジュルムを作ってくれて、アンジュルムであり続けてきてくれてありがとう。

横アリまでいっぱい笑っていっぱい泣いて楽しんでね。

 

 

LOVE

Hello! Project 2024 Winter 〜THREE OF US 2/17神戸夜公演

ハロコン!たぶん4年ぶり?

アンジュルムを観に行っただけなのに、cha cha SINGでいきなりいにしえの血が炙り出された感じです

 

神戸国際会館こくさいホール、17:15開演夜公演

チームB→アンジュルム、Juice=Juice、OCHA NORMA

 

OCHA NORMA

思ってたより人数多かった!偶数なのは何故か知ってて、6人か8人くらいと思ってたら10人いた

初めましてだと思ってたんだけど、ウチら〜ぼくら〜って歌う星部曲はなんか知ってた!OAか何かでお会いしたことあったかも

きららちゃん窪田さんなつめちゃん石栗さんは知ってる、あと「この子お顔がSNSでバズってた子だ…!」って子はお顔だけじゃなく全身がSNSで加工したみたいにイマドキスタイルだったし表情まですごい研究してて新世代の感じだった

あとチャチャ桃子のパートでももっぽい名前の子が歌ってた?

お茶の歌多くて面白かった チャチャカバーもお茶だからか!と気付いた時には内心爆笑でした 相変わらずの事務所ですな

歌い方が骨太な子が多い印象 覚えた!と思ったのに後半で見知らぬ子が出てきて、しかも覚えた子は似た顔の子と2人並んでて混乱した すまんもうむりだ

 

Juice=Juice

OP映像で最後に出てきたのがあーりー・るる・れいれいで、この3人がトップなのか…!と改めて衝撃 わたしのJuiceはゆめりあいまでです

下の世代の子も顔か名前はなんとなく分かるんだけどひとり完全に見当もつかない子がいて、すまんむりでした

Wonderful Worldが更に荘厳な曲になってて、これあーりー(オリメン)の卒業で泣くなぁ

ロマンスの途中なんかグレードアップしてなかった!?生演奏?あとコールが減ったように思った…って言っても知ってるの10年とか前だから気のせいかも

ひとそれの歌い出し、ついに知らない子になった…と思ったらJuiceじゃなくてオチャの子でした よかった

すごい格好良い曲があって、歌詞にプライドってあったのでこれがもしかしてよくタイトルを見かけるプライド・ブライドだったのかな?

あとわたしはやっぱり里愛の女です ずるかろうあの佇まいは

 

アンジュルム

りかこ〜〜〜!あの、場を支配する王の威厳を醸し出せるスターオーラはやはり貴重すぎて、ずーっと見つめてました ステージでの輝き方が体格含め見事なのよ

グループシャッフルコーナーでオチャノーマのお祭り曲を我が物顔でやりきって楽しんでて、いやこれでこそアンジュよな!大昔だけどハロコン念には念とか思い出したよ

それからひな壇での大器晩成とか、あれはいいのか?レベルでのびのびしてたねぇ そういう時の笑顔がみんな似てるのがなんだかチーム感あってやっぱり好きなんだな

りんちゃんがパフォーマンス制限してたんだけど(お大事に)その最低限の動きが逆にかっこいいんだから本当に彼女は見事なパフォーマーだよね

わかなちゃんのヒールが知らない間に分厚く高くなってたんだけど?え?いつのまに?

れらケロしおんぬ辺りが順調に中堅化してて、ぺいはもういっときのりかこかってくらいかっさらっていくタイプに超進化してて、アンジュルム問題ないにも程がある

俺達のあやのさん、歌がまた上手くなってて存在感マシマシだしタケの歌割りもみんなでわけわけしてて、かつてないほど歌割りに偏りがないのでは?

下井谷さんはねぇ、好きだよもちろん!ああいう子に数年に一度出会えるからたすかる 挙動をつい見守ってしまうよね〜〜すき〜〜

あと後藤花さん、笑った時にキラッ☆が出てたんですけどランカ・リーですか?見えたよ笑顔の周りに星が

かみこリーダーよかったです 誰よりもわたしが楽しい!って顔してた そりゃ客席の奥の奥まで楽しい空気になるわ そういえば研修生出身じゃないリーダーって珍しいのでは?(今更?)ハロコン仕切ってるの感慨深い〜

アイノケダモノで泣いちゃった自分にはビックリです 急に「タケちゃんおれへん…!」ってなった 今日はりかこロックオンだったんだけど、踊る最強りかこ見てたら踊る最強竹内が重なって見えて、2人ペアでいつも見てたから、おれへん…ってなって涙出てきちゃった

でも悔しいわのスーパー竹内タイムを複数人で分けるのすごくバランスよくて良いチームだなと思ったよ

前半のギラギラ&ファー衣装すごくよかったし、後半のメンカラ衣装もこれこれ!感が強くて素晴らしかったです ケロちゃんの手首ファーとかみこの長手袋とりかこのジャケットとわかなちゃんのロングスカートとぺいのシャツ、あと関係ないけど里愛のパンツな

 

最近の人・曲・コールが分からないので必然的に「ひと昔前の曲に異常に反応するお客さん」になってました 最後がポップ・ミュージックだったけどわたし的には最新曲です 初恋サンライズやってたハロコンとかこないだじゃなかった?

Rockの定義とか絶対解ける問題とか好きすぎてバカみたいとか、バーイベ的な選曲でまんまと盛り上がります 炙り出し〜 

研修生曲?研修生出身者を集めた曲?に見覚えがあって(表参道的なやつ)何処かでこれも出会ったことがあった気がする…

れいれいがこぶし曲を歌うとは驚きです よくあるの?春のこの時期だし、感傷的になっちゃった

ダンス部、ダンス部…!まだ生きてたのね!軽快で軽妙なりかこのダンスが今後もし見られなくなったら寂しいなぁ…活かせる何かを目指してくれていたら嬉しいんだけど

わたしにとってJuice=Juice的な顔ってあーりーだから、正直新しい子たち見てもハローの子だとは分かってもJuiceの子って分かんないから、あーりーが真ん中に居てくれるとすごくほっとする…今までありがとうの気持ちを各地でめいっぱい受け取ってほしいなって思った

 

久しぶりの声出しコンサート、オタクたちが元気そうで何よりでした 久々に生「ウリャ」聞いた

ハロー!プロジェクトってすごいね…この先何十年もいつまでも楽園で箱庭で理想郷であり続けるんだろうなって思いました

新人さんたちのトークも、なんだかハロプロっぽい喋り方というのがあって、かつての先輩たちと似てるんだよね 不思議

日本に何があっても100年経ってもわたしたちは毎週末何処かのホールで「ハロプロ最高!」やってるんでしょう 平和な世界だね

ありがとうのBIG LOVE

生きていると「今日はかつて何かの日だったな」という日がある。引っ掛かりを覚える日付について思い出してみると過去に関わりのあった誰かの誕生日だったりすることもあるけれど、結局はチケットをとって観に行った演劇やコンサートの日だったということがとても多い。

6月18日もそのうちの一つで、2019年に日本武道館でアンジュルムのコンサートが行われ和田彩花さんが卒業した日だ。その日現地に居て、コンサートのチケットや飛行機や夜行バスの手配、有給申請など全部をこの日付に合わせて動いていたのだから脳裏に焼き付いているのもさもありなんという感じである。そうか、もう丸4年も経ったのか。

竹内朱莉さんの卒業まであと数日という感傷に浸りながら迎えた6月18日に、改めて4年という月日の重みを感じた。

 

あのコンサートの帰り道、「タケちゃんが子どもみたいに泣きじゃくっていた」という事実が、あやちょの毅然とした美しさと同じくらい印象的で、ずっと考えていた。

「23時59分までは」。その時までは甘えていたいタケちゃんに、全く不安がないといえば嘘だった。アンジュルムのリーダーを任せられるか否かというより、6月19日以降生まれ変わるつもりのタケちゃんはそれまでの竹内朱莉らしさを捨ててしまうのではないかと、それが心配だったのだ。

無邪気で、笑顔も歌声も明るくて、与えられたポジションでいつも輝いていて、にぎやかで、とりつくろわない。そんなタケちゃんが大好きだからこそ、もしリーダーの立場でしがらみにがんじがらめになってしまったら、それは成長とはいえ残念だ。

あやちょの肩に顔を埋めて泣いたタケちゃんとはお別れなのだと思った。これからは、きっと泣かないタケちゃんになってしまうのだと感じた。

 

ところがそうはならなかった。そうなっていたらそれはそれで物語の美しさがあったが、予想に反してタケちゃんは誰よりも泣いた。卒コンの度にリーダーが一番泣いていて、びっくりした。でも、そこが良かった。すぐにもっと好きになった。

笑顔で送り出す以外の選択肢がとれるタケちゃん。涙を封じ込めない、立派な言葉も紡がない、そんな素直さは貴重だ。相次ぐ同期の卒業、どこかアンバランスなメンバー間、先が見えない激動の2019年だったが、しなやかで強い竹内リーダーらしいアンジュルムはあの時既にもう形作られはじめていたのだと思う。

 

2020年、未曽有の事態でも竹内リーダーは揺らがなかった。むしろ強固になったのがこの年だった。

わたしは、船木結推しとしてこの時期のアンジュルムに非常に感謝している。あの時、アンジュルムというあたたかな器が無かったら、アイドルふなちゃんの1年はただ失われたものになっていたかもしれない。手の繋げない距離で、抱き合えない距離で、励まし合いながら愛を伝え合いながら、自分たちの居場所を踏みしめる彼女たちはとても強かった。

8人で一つの小さなアンジュルム。その核にタケちゃんが笑って居てくれたことで、ファンもメンバーもみんな彷徨わずに済んだ。

 

なんだか年ごとに振り返る流れができてきている。では2021年、一気に色が変わった。『はっきりしようぜ/泳げないMermaid/愛されルート A or B?』のシングルは出色の出来で、快進撃かっこよかった。「第2章」って言葉だけが先行してた2019年よりぐぐっと輪郭が濃くなった感じがしたし新鮮だった。

三色団子ちゃんとりんちゃんの関係が橋迫軍団として確立していくにつれ、アンジュルムに一本筋が通ったというか、タケちゃんからりんちゃんまで、そして更にその先へと繋がったような感覚があった。

竹内リーダー率いるアンジュルムが完全に軌道に乗りきったね。いつの時代もにぎやかなスマイレージ/アンジュルム、こんなにメンバーが変わっても雰囲気が同じってすごいことだよ。年少者たちがのびのびしているのは明確にリーダーのおかげだ。

 

2022年。熟したアンジュルム、そしてタケちゃんも。

タケ、りかこ、かみこ、かむの4人がセンターにいるとまさに無敵を感じた。他の人を見ようと思っても目が離せなくて、わたしって竹内朱莉さんめっちゃ好きじゃんってすごい思った。ステージでタケちゃんという脂の乗ったパフォーマーを見られる幸福を噛み締めていた。アンジュルムファンとして満ち足りていた。

2021年から生たけ継続、書のお仕事も順調で素晴らしかったな。そんなタケ率いる時代のアンジュルムが『愛すべきべきHuman Life』で一つアンセム完成して嬉しかった。

 

そうやって2023年を迎えたけど、本当に4年間濃かった。充実していた。

不安定なところも不安なこともほとんど無くて、強く大きくなっていくアンジュルムに安心してついていけた。ファンが頑張って押さなきゃ、推さなきゃって勇む気持ちが全然無くて、今のアンジュルムは全てが正解だし最高だ。そういうゾーンに入ってる。

タケちゃんは「リーダーなんて自分にも出来たんだから大丈夫」って卑下でなく素直にそう言うけど、わたしは逆立ちしてもそういうことを言えないタイプの人間だから尊敬する。心からそう思ってそう言えることがかけがえない才覚だって、なれないわたしだから分かる。本当にすごい。

かみこが3代目リーダーに就任することがお知らせされて、予想と違ったけど期待外れではなくて、ますますワクワクさせてくれる展開だと心が躍った。自分たちで話し合って決めたというリーダー。かみこは、これまで自分が過ごしてきたアンジュルムが大好きだから、その選択をとったのだと思う。たすきを渡すその先で、愛ゆえに走り出そうと手を伸ばして待っている人がいること、それって2代目にとって何よりも最高のゴールじゃないだろうか。

 

いざ卒業に向けて言葉を紡ごうとすると、祝辞というより謝辞になる。どっちかっていうとラブレターになる。

タケちゃんが好きだ。あなたの歌が好きだ。あなたの踊りが好きだ。あなたの言葉が好きだ。あなたの振る舞いが好きだ。あなたの表情が好きだ。あなたの存在は光だ。

スマイレージに始まりアンジュルムに至るまで、いつもグループを明るく導いてくれたあなたは偉大だ。

 

タケちゃんがスキだ。タケちゃんがいるアンジュルムがスキだ。

『チョトマテクダサイ』でわたしと出会ってくれたあの日のタケちゃん。

『次々続々』で大きな会場全ての熱狂を集めていたあの日のタケちゃん。

『がんばらなくてもええねんで』で遊ばれていたあの日のタケちゃん。

『交差点』で泣いていたあの日のタケちゃん。

『大人の途中』でイケ散らかしていたあの日のタケちゃん。

「男性の皆さん楽しかったですかー?女性の皆さん楽しかったですかー?」と訊いてくれたいつものタケちゃん。

「みんなも一緒に歌ってね!ハイ!」タケちゃんの煽りでライブは何倍にも何十倍にも楽しくなった。そんな記憶を持って生きられていること、幸せだ。

アイドル竹内朱莉がこれまで放ってくれた輝きの全てに心から感謝したい。

 

改めて、卒コン終わりの瞬間を想像するとさみしすぎる。

タケちゃんの好きなパート、1回のコンサートで全部見れないじゃん。あれもこれも全部聞きたいよ。これからもずっとあなたのオリジナルで見ていたいよ。

『交差点』や『友よ』のことなんて考えたくもないほど。だけどきっとめちゃくちゃ攻撃的に、そして心から横アリのステージを楽しむ彼女たちが観られるだろう。それはすっごい楽しみなんだ。

「アンジュルムより愛をこめて」その場にわたしは立ち会えないけれど、いちファンより愛をこめて。アンジュルムがたくさん届けてくれた大きな愛の気持ちは何億倍にも膨らんで明日横アリを満たすよ。

メンバーとして、リーダーとして、あなたが注ぎ込んだ愛の結晶たちに囲まれて、これ以上にないほど華やかに愛されて旅立って行ってほしい。

 

 

いつの日のショートカットも、いつの日のロングヘアーも、どんな時も大好きです。

どうか良き卒業の日となりますように。最高で最強のライブを楽しみにしています。

いっぱい泣いて、いっぱい笑ってね。

 

 

……「大好きよ、ありがとう」。その歌詞は誰が届けるのかな。

その時タケちゃんはどんな顔するのかな。きっと、満ち溢れる全てはLOVEだね。

 

ANGERME CONCERT TOUR「BIG LOVE」3/26夜 NHK大阪ホール

Hello! Project 2023 Spring CITY CIRCUIT アンジュルム コンサートツアー「BIG LOVE」3/26NHK大阪ホール公演に参加してきました!!

券面上は3列目でしたが座席配置は2列目、しかし前列は無人列だったので、驚愕の最前席でした。そんなことある?良席というか神席でした。事務所さんありがとう、どうした?どうして??

そんな神席だったもんだから、アンジュルムのメンバーを眼前で楽しむっていう御前のような贅沢をしてまいりました。こうなって初めて分かるけど2階後方とかでも同じ値段の全席指定システムってどうかしてるな?いやどんな席でも楽しいのがアンジュルムのライブなんだけども。

モニターカメラが目の前に来るので視界はかなり遮られるっていうのはあった。キメのところほど立ち塞がるのでちょっと損した気分にはなる。でも近さは全てを凌駕する。マイクを通さない肉声が聞こえてきたり、目線をもらったりするのは生涯で唯一になるんじゃなかろうかと思える貴重体験でした。

今のところツアーは1公演のみ、タケちゃんと会うのもラストだろうと思いますが思い残すことはないくらいの最高のライブでした。

 

以下セットリストに触れますのでご注意のほど。

 

 

 

先週発売されたばかりの新アルバムを聴きながら向かったわけですが、後から落ち着いて考えてみると、いや全然アルバムの曲やってないな?

新曲群のうち、『23時のペルソナ』と『Sister Sister』と『Forever Friend』をやってない。この2曲は卒コンにとっておく方式?やばない?それともタケちゃん込みでは披露しないパターン?それもっとやばない?

そもそも収録シングル曲もほとんどやってない…えっ、ほとんどっていうか、べきべきだけじゃない!?久しぶりに『わたわた』とか『全起き』とかもなかった。いや、全起きは無いかなって思ってたけど『悔しいわ』すらやらないの、すげ~!

それでほとんどの時間を何に使ってたかっていうと、スマイレージ。スマイレージなんですよ。

 

もう、涙がにじむのが止まらなかった。タケちゃん卒業するんだ!って急激に実感した。

ツアーロゴも青色なんだよ!?タケちゃん主役じゃん!!主役じゃん…。

とてつもない数のライブをこなしてきたタケちゃんが、たぶん観客も本人たちもまたこの曲ってなってたくらいの当時の鉄板曲を、このツアーであと何回歌う機会が残ってるんだろうって、終わりを数えてしまった。脳内に浮かぶのは、ショートカットで一人だけズボンでボーイッシュキャラだったタケちゃん。当時がオーバーラップしてきて泣かせに来る。りかこはスマ3期でもあるけど、やっぱりタケちゃんが実質ラストスマイレージなんだな…。

このツアーでアンジュルムで積み上げてきたものじゃなくてスマイレージ回顧に振り切るのは意外でもあったけど(前ツアーでもやったテーマだし)、いきいきと若手が歌い継いで歌いこなしてるのを見ると今必要なんだなーと思った。全員のソロパートを楽しめるのは本当いいこと。

スマイレージのエンブレムと共に『(曲名)』(2013)って出てくること多くて、後で気付いたけど10年前!?もうずっと6スマ…!ってなってて、曲に身体が反応して楽しいのに涙がにじんで止まらなかった。

しかし、声出しも立ってフリコピもジャンプも無しでスマ曲は率直に言って苦行ぞ。理性が勝ってよかったわ。後でどうなろうと構わないからスキちゃんだけは叫ばせてくれ!って正直脳内物質が勝ちかけた瞬間があった。

もうすぐ公演によってはそのへんが解禁になるんだろうで。ぺいちゃんだったかも挨拶で楽しみにしてるって言ってたけど、ヲタクのみんなも既にうずうずしてるだろうなってセトリでした。あのセトリで声出しできたら確かにわたしもぶち上がるだろうな。

それでも『次々続々』を入れてないところが、さぁ…。分かってます、卒コン当日に入ってないわけがない。大歓声の「ターケー!」に会場が満たされることは。その瞬間のためにとっておいてるのだとしたら、今も卒業へのカウントダウン上にずっと居るんだなって感じて余計さみしい。

竹内朱莉さん、相変わらずえっぐいヒール履いてました。厚底な上に何cmか分からないけど凶悪なほどの高いヒール。どうして踊れるのか、そもそもなんで歩けるのか立てるのかマジで分からない。

身体が先に動いて、音楽はただ楽しむのみ、みたいなあかりかこがすごく好きなんですよ。いつまでも見てられる。でももう見られなくなる…。目の前で見られてすっごく嬉しいのにとっても切なかった。

 

良かったことを話そう。

最初の衣装!超かわいい!生地もいいしデザインもいい!スタイル抜群!ペプラムが踊る!!大感謝案件でした。みんな美しかったけどその中でもかみこのスタイルは異次元だった。

後半衣装はチェック模様がテーマで、やっぱスマイレージ意識なのかな?かむちゃんの膨らんだお袖、わかなちゃんの発表会スタイル、かわいかったです。れいらとかあのスカートでどうやって踊ってんのか謎。

シャギーポニテのりかこは本当ツボすぎてLOVEです。めちゃかわいい。ずっと見惚れてました。おこぼれですが最後に目線もいただいて沸き立った。後半の頭髪リボンも好きすぎた。ジャケットもよく似合ってて完成しきってた。歌い踊りながら近くのメンバーにアイコンタクトやコミュニケーションを求める、りかこっていつまでもりかこだしそこが好き。

かむちゃんのハーフアップツインテもマジで好き。タケが後半ざっくりお団子にしてたのも職人風情でかっこよかった。

回転寿司MC、一緒に行けてなくてすねるりかこも、量食べててすごいでしょって一点張りで話を押し通すかみこもしおんぬの告げ口をするケロもよきでした。挨拶でわかなちゃんに大阪弁を聞いて「めっちゃ好きやで」と言い残すケロ、よきキャラ。しおんぬも挨拶できっちり言い返すのが良い。

「アルバムを引っ提げたツアーが夢だったので、嬉しいです!」とかむちゃんが言っていて、しみじみした。そうだね。ふなちゃん、あなたはやっぱり短すぎたね。

たくさんのことをこれからもかむちゃんが叶えていってくれるんだろうな。

前述の通りステージに近かったので、曲中に声出してワーキャー言いながら左右のカメラに突撃していくのとか聞こえて超アンジュルムでした。ヒャーヒャー言ってた。ラインダンスでワキャワキャ言ってる声が聞こえてきた時は幸福すぎて永久保存したくなった。はける時とか袖からワイワイ聞こえる時もあったよ。

 

『まぁ、いっか!』のおでこからポンって手を前に出す振り付けがものすごいかわいい。幸せビーム出しとんのか?わかなちゃんの笑顔が極まっている。

『Top!』はCD聴いてると難しい曲だな~どうやって聞かせるんだろうと思ってたけど、歌ってるのも3人だけだったとはビックリ(クレジットちゃんと読んでなかった)。そしてその少数精鋭でハモるから更に驚き。ビジュアル選別みたいなメンバーなのにハンパない実力見せつけてくるやん?ケロの今の髪型似合っててすごい好き~。

『根っからプレイボーイ』はメンバーからして強いけどパフォも強い。やっぱり竹内さんアンジュルムに必要だよって思うバランスだった。こういう曲調のタケちゃんボイス素敵すぎるんだわ。そしてかむラップまじで武器だね。ユニット曲映像化してほしいからツアーファイナルでもきっちり披露してほしい。でもあれもこれも歌ってほしいから二夜連続でアンジュルム祭りやりません?

『Survive』はサビの膝をあげる振り付けが楽しいんだけど衣装的にちょっとハラハラした。移動もちょこちょこする感じだったし、もっと暴れられる服と環境でも見てみたい。入れ替わり立ち替わりまんべんない歌割りの中でもりんちゃんが特に光ってた。強靭な地声唱法と堂々とした立ち姿、りんちゃんかっこいいぜ!

【ハロ!ステ#470】Hello! Project 2023 Spring アンジュルム「Survive~生きてく為に夢を見んだ」研修生&OCHA NORMA!キッチン&歌詞 MC:伊勢鈴蘭&為永幸音 - YouTube

しょっぱな披露の『ぶっ壊したい』のダンスはすっごい好き!小刻みな動きが躍動感あってかっこいい!強いんだけど希望を届けてくれる曲で、アンジュルムに似合ってる。ボーカルをタケに頼らなくていいグループであることも誇りだなぁ。

『ええか~良い奴~好き純~大人の途中』のコーナーはぶち上がるしかなかったけど、一番涙腺にきたスマ曲は最後の『スキちゃん』。マジであの最終回感はなんなんだろうね、大団円だよね。是非とも、満員の「タケちゃんスキちゃん!!」に包まれてほしい。会場は最低でも横アリ、大本命さいたまスーパーアリーナでお願いします。

『チョトマテクダサイ』は自分にとってもスマイレージと出会った始まりの思い出でもあるし、ああいうひたすら明るい曲は歴史を経て超泣かせに来る。遅れ振り付けはしおんぬがやってて、反応速度が早すぎるのが逆にコミカルな感じ。

『ヤッタルチャン』もわかなちゃんが大活躍ですごいよかった。どっちの曲もかななんとは味が違うし、今どきの子はなんでもできてしっかりしてるし、アンジュルムには未来しかないのが確信できてすごい。

でもスタンドマイクは反則ですわ。最初『がんばらなくてもええねんで』かと思って、一瞬『自転車チリリン』?って思って、いやハンドル黄色いな!ってなった。ケロンヌがマイクに口を寄せて歌うポーズが妙に印象に残りました。ケロの目の表情が好き。ぺいちゃんの笑顔も、キメ顔とは全然違ってギャップがたまらんな!そしてりんちゃんの「チリンチリン~!」が微笑ましくて。挨拶で、この期間限定で鼻声極めますって笑いに変えてたのもさ~!スマイレージだわ。

『エイエモ~46億年LOVE~べきべき』なんてライブ終盤にやるには幸福すぎる。L・O・V・E LOVERY言いたいが!?

46億年オリジナルでむろ→ふなだった落ちサビで、いっつも、未だに泣きそうになるんです。かつてライトブルーとライトグリーンを順に掲げていた自分も込みで懐かしいのかもしれない。今はそれぞれ歌い継いだタケ→かむの色を必ず差し出してます。思い入れとエモがこの数十秒に詰まってるんだよね。

でも今は、べきべきが一番好きです。べきべきだけずっとお代わりしてたい。「お先はまっキラ」っていう曲なんだけど、それ以上に「いま、この瞬間」を愛している!って気持ちでいっぱいになる曲。

『カルナバル』では九位一体を、『共感詐欺』と『大人の途中』では十人十色を、『デスクイ』ではライブハウスでのライブの風景がそれぞれよぎって、もう何処がもともと誰のパートだったか今誰が歌ってるか全然分かんないけどとりあえず今の完成度の高さは歴代のどの時と戦っても勝てるレベルだよって思う。

そんな最新のアンジュルムをタケちゃんが作り上げてきたんだよな。みんなの卒コンで誰よりも泣いて、あやちょの後のリーダーになるのも引けてたタケちゃんがこないだのことのようなのに。だけど同時にタケリーダーの濃い4年間もしっかり記憶にあるし、アンジュルムってこんなに凄い!って思わせてくれたのは、あやちょ時代をもはや凌駕しているかもしれない。

今はもう、誰が卒業しても揺らがないと思う。そんな土台から強いアンジュルムを築いてくれたのがタケちゃん。たぶん、タケちゃん自身が卒業しても大丈夫にしてみせるのが、今のアンジュルム。それってすごいことだよね。

偉大なる2代目、竹内朱莉のおかげで今がある、心からそう思うライブでした。

そんなタケちゃんが悔いなく卒業の日を迎えられることを祈ります。無理も困難も不測の事態もいらないからね。苦境なく、アンジュルムにはこのHAPPYな雰囲気のまま突っ走ってほしいです。

アンジュルムへBIG LOVEよ届け。みんなみんな、あなたたちが大好きだよ!!!!!!!!!!

 

 

『Piece of Peace~しあわせのパズル~』つながっていく完成形

アンジュルム新曲のはなし

 

 

『悔しいわ/Piece of Peace~しあわせのパズル~』

2022年10月発売の両A面シングル、どちらも素晴らしい充実ぶりです。

 


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『悔しいわ』、You Tubeですっかりハマり、ライブでパフォーマンスを見て更に好きになり。このド派手に攻める感じかなりアンジュだわ!となっていましたが『Piece of Piece~しあわせのパズル~』の方もすごく好きです。

 

最初、タイトルだけの情報だとほんわか系?誰が歌っても名曲系?と警戒したのですが、めちゃくちゃアンジュルム用の曲なんですよね。

こういうバラード調の曲でシングル切れるのもまた竹内体制の安定感を象徴しているようで、嬉しいです。

 


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鑑賞会動画を見てしまうと強風にしか目が行かないおもしろ映像になってしまいますが、サムネのこのエモさですよ。

あかりかこ。

2期3期としてここまで歩んできて、今2人がバディを組んでいることの意味など考え出すと、運命よ…と夜も眠れなくなります。単純に戦力としてだけじゃない2人の強さとか決意とかそういうのがアンジュにはある。

 

 

星部氏、アンジュルムへの優しい目線

そんなPiece of Piece(略称ほしい)、作者星部ショウ氏のライナーノーツで曲理解がより深まった気がしたので、備忘録としてここに残しておきます。

 

リンク → 星部ショウ オフィシャルサイト

 

このライナーノーツを読んで分かったのは「しあわせのパズル」という言葉は星部氏から見た「アンジュルムってこうだ」、という言葉なんだということ。

ひとつの決定的表現といってもいい。

ライナーノーツから、星部氏が抱いているイメージが読み取れて、すごく納得しました。楽曲を聴き直し、もう一度にっこり。なんて優しい目線でアンジュルムを見てくれているんでしょう。

イメージ戦略でもなく、過去のワードに引きずられるでもなく、純粋に今のアンジュルムを描こうという意思が見えます。とてもあたたかい。

 

新メンバーが入るたびにグループとしての新たな魅力が加わっていく感じ。
パズルのピースが繋がって新たな世界が広がっていく感じ。

 

ここですね。

「今の」アンジュルムという形は、今のメンバー10人(10個のピース)がつながっているパズル。

その少し前には別の10人(10個のピース)がつながっていて、ちがう形を見せていた。

11個だったり12個だったり、ずっと前にはまったく違うピースがまったく違う形で連なっていたこともあったり、そもそも最初は4スマという4個のピースだったり。

将来的に今いるメンバーが旅立っていき、また形が変わって別のメンバーが加わることもあるはず。でも全部、アンジュルムで。

 

途切れない。

つながっていき、変わっていく。

 

完成形は、ひとつじゃない。

完成形は、絶対じゃない。

完成形は、無い。

 

表面に浮かぶパズルの絵柄は移ろっていく。少し前に見えていたものと、次に見えるものが違う。だからこそ伝えられる壮大な物語がある。

たまたま同じ時代に隣り合った人たち同士で微笑み合って、育み伝え合うLOVEがある。

 

そこに愛がある限り、いつでも正解。

そうか、アンジュルムって、そういうことなんだな。

 

星部氏がライナーノーツで解説してくれた楽曲への想いは、例の謎映像で「スマイレージ/アンジュルムってそういうことちゃうやろ」となっていたわたしに「こういうことやな」をくれました。

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『Piece of Piece~しあわせのパズル~』

ビジョンがあり、愛があり。やさしい目線があり。意味ある素敵な楽曲です。

 

しあわせのひとかけら、受け取ったよ。

 


 

 

 

「謎映像」に問う スマイレージとアンジュルムは〇〇なのか?

アンジュルム2022秋ツアー感想の続編です。

 

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前記事にも書いたけど、謎映像について!!!!!

 

正直めちゃくちゃ笑いました。どうやってみんな笑いこらえてんのか分からんかった。絶対みんなマスクの下ニヤニヤしてたよね?笑ってはいけない転換VTRだったよね?

 

 

ひどい

 

ひどすぎる

 

 

ひどいその1:出来がひどい

パワポ?入社1年目の人がオフィスの練習で作らされた?

そもそもセンスが……

 

 

ひどいその2:長い

いや、長く感じさせるなよ

ひたすら例が並べられて、延々くどすぎる

衣装替えVTRとはいえコンサートの一部なので、チケ代払う意味ある時間にしてほしい

かわいいメンバー映像とかでいいんですよ、撮り下ろさなくてもまとめでいいんで…

我々アンジュルム観に来てますんで…お目当てフリー素材じゃないんで…

 

 

ひどいその3:おかしくない?

ライブタイトルが「angel and smile」、つまりライブテーマは「スマイレージとアンジュルム」だよね

その結論が「似て非なるもの」だと…?

 

え??????????????

 

これはね、笑って済ませたらいけない問題ですよ

スマイレージとアンジュルムは「似て非なるもの」なのか??

 

 

ちゃうやろ!!むしろ逆やろ!!!!

スマイレージとアンジュルムは「同一だけど違うもの」でしょうよ!!

 

そもそも横に並べて比較できないんですよ!時の流れと共に変化してきたものだからね!

 

~似て非なるもの~

ジャガー/ヒョウ

土偶/埴輪

パンケーキ/ホットケーキ

ピクニック/ハイキング  etc...(覚えきれない30個くらいの例)

 

一応言いたいことは分かる

けど、それらは「別物」じゃん 非なるものですよね、はい

 

でもスマイレージとアンジュルムは「スマイレージ→アンジュルム」であり「スマイレージ≠アンジュルム」ではない

アンジュルムとはスマイレージを含む概念だけど、ジャガーとヒョウはお互い含まない

だから、例としてずれてておかしなことになってんのよ

 

知らないなら言うね

スマイレージ/アンジュルムの関係は「変わるもの、変わらないもの」なんだよ!

もうファイナルアンサー出てるんですわ、2017年春に

既に一回やってることなんすわ、あやちょの時代に済ませてるんですわ

その時と違うこと言われたら疑問しか沸かないですよね

 

 

スマイレージとアンジュルムは同一視できないくらい違うものになった

グループコンセプトも楽曲テイストもメンバーも、何もかも変わった

だけど根本に流れる魂とか、歌い継がれ再発見される楽曲の良さとか、メンバー同士のふとした親子性姉妹性、時を経て発現する物語性そういうのが尊いんです(早口)

 

それがスマイレージがアンジュルムに成長する過程で悩みつつも打破して獲得したアイデンティティ(自己同一性)なんじゃないですか?

そういうの売りにしてこれまでやってきたんじゃないんですか?

今回掲げたツアーテーマであり、アンジュルムというグループの看板なんじゃないんですか?

「人生、すなわちパンタ・レイ」だって教えてくれたのはアンジュルムじゃないですか

 

”大きくなってもめだかはめだか” だよ

でもスマイレージはアンジュルムになったんだよ

 

「かぶ」と「大根」のような「似て非なるもの」って、例えば「Juice=Juice」と「つばきファクトリー」とかそういうことだと思うよ

違いが分からない人から見れば似てて紛らわしいって意味で「似て非なる物」って言ってるんでしょ?大きなくくりだと一緒だけどちゃんと別物ってことでしょ?

「17世紀江戸と21世紀東京」は「似て非なるもの」って主張する人いないでしょうよ、「スマイレージとアンジュルム」も同じだと思うけどなぁ

 

オリジナルじゃないメンバーがスマイレージの曲を歌うエモさとかを押し出してるライブで、なんでこんなことVTRにしちまったんだ…

「いつの時代も最強!でもやっぱ今はもっと最高!!」ってなれるのがアンジュルムのライブなのに…

現在のアンジュルムの素敵さはスマイレージ時代の基礎がないとありえないし、過去のスマイレージやアンジュルムのきらめきは今のアンジュルムにしっかり引き継がれてるし、どっちがどっちって単純に並べられるようなものじゃないって、ファンもおそらくメンバーも理解して「アンジュルムLOVE!!」やってると思うんだけどな

 

念押しするけどスマイレージとアンジュルムは「似て非なるもの」ではないとわたしは思います

解釈不一致です ていうか、言葉の使い方が合わない案件です

これ公式とずれてるってことになんのかな、なるんだったらヤだな

 

大真面目に作ってあれなんですかね

それとも意図的なトンチキの演出?話題性狙ってる??イタすぎる

スタッフメンバーディレクター全員一致のVTRじゃなくてすごく少数の人間(一人?)の手によるものじゃないかなこれ、そうであってほしい…って考えてたけど、コンサート中に作り手の事情なんて邪推せず、お出しされた世界観に文句なく酔いしれてみたかったヲタ人生でした

 

『新・日本のすすめ!』に繋げるための、後半のWELCOME JAPAN的な映像ゾーンのセンスについてはもうノーコメントで

 

おしまい!