はちはもう戻らない。
少なくとも、アンジュルムには。
そしてそれは、わたしにとっては全てです。
事務所に残るから。ハロプロには残るから。
それって、全体主義の人には救いなのかもしれないけれど、グループのファンにとってはアンジュルムではちを見られなくなるのならただ心配が増えただけです。
それも、その「今後」が本当に実現したらの話ですけどね。
十人十色
完璧なアイドル。だからこそ短命。
結局、理想のアイドルと呼ばれる人って「逃げ切ってくれた」んだとこの頃よく思います。
人は無傷じゃいられない。完璧な人間なんていない。
生き方もそうだし、職業人としても、最初から最後まで「出来る」人なんて居るのか?
責任をとる。禊とする。けじめをつける。
それは組織の中では必要なことかもしれない。
だけど、我々はタデ食う虫だから。
傷ついたリンゴも好きだし、応援の意味で箱買いもする。
ファンってそういうことでしょう?
残念ながら枝から落ちてしまったリンゴでも、それなりの活路があるかもしれない。
その道筋を探してあげる生産者さんの愛情こそを、見せてほしかった。
完璧な果実ばかりを出荷していては、無理が出ると思うのです。
アイドルは桐箱入りの高級リンゴに仕立て上げられる選択肢しかないのでしょうか。
その一個のために、摘果される他のリンゴは廃棄されて終わりでしょうか。
そこまでして守りたいブランド「ハロプロ」ってなんなんでしょうか。
一人一人の人生よりも明らかに優先されるものでしょうか。
アイドルって、観客を魅了させるのがお仕事。
そのためには歌が上手いでも、顔が可愛いでも、キャラクターが面白いでも何でもよくって、スキャンダルをバネに「頑張っている」それだけでも、応援したいという感情を抱かせればそれで勝ちなんだから。価値なんだから。
内部で処分してリスクヘッジしないで。
ファンという存在にも、委ねてみてほしかった。
「十人十色、好きならいいじゃない」。
望み
たぶんきっと、表に出ている事柄だけではないのでしょう。
度重なるイエローカードの末の退場処分だったのかもしれません。
だから、組織としてはこれ以上の猶予が無くて当然なのかもしれない。
でも、ファンがその内部事情を汲んであげる必要なんてないよね。
わたしは、はちに帰ってきてほしかった。
アンジュルムで笑って、育って、頑張っている姿を見たかった。
応援したかった。
こんなシンプルな思いは、報われませんでしたが。思うことくらいしていいよね。
事務所の「ゆるせなさ」を転嫁して、こちらに損をさせないでほしい。
ファンは設定を信じて、勝手により良い未来を夢見て、反省の涙を見出して、愛するのだから。
だから、今まで通りに、これまで以上に愛する道筋を敷いてほしかった。
はぐくむ
当然、人間だから。間違いもするし変容もする。
だからこそ余計に「夢に見てた自分じゃなくても 真っ当に暮らしていく今時」を掲げているアンジュルムが、真っ当でない人間を放り出すのはかなしい。
ましてや、未成年である子どもを。
公式発表では「ハロプロのルール」という内部規則に基づいたものだというけれど、その違反はあんなに重々しく書く程か?
法をおかしたのですか?それも重罪ですか?
将来に渡り本名でデジタルタトゥーを残し続けることの重大さと天秤にかけて償えるレベルですか?
あぶないエリアに居た、あるいは踏み出そうとしたのだとする。
でも、どんな悪ガキであろうと親には育てる義務があるけれど、所属事務所とタレントならばその手を放していいのか?
タレント契約をしている以上何歳であろうと一人前とみなすべきなんでしょうけど。
かつてと違い、こんなに低年齢で大人数を抱えたこの時代にそぐわないマネジメントではという気がします。
公式発表
ごにゃごにゃとポエムを書き連ねるいつもの「西口節」も気に入らない。
あれを「温情」と思える感覚がよく分からない時点で、わたしは良いお客さんではないのでしょう。
はちの件もそうだし、小方さんの件でもそうだけれど、皆ネット見て知ってるよね?ってスタンスで話しかけてくるのやめてくれ。
事務所に身内扱いされると非常に居心地がわるい。
巻き込まないでくれ。
あなたの思いはあなただけのものであって、わたしはわたしで勝手に思うから事実だけをくれ。
ちゃんと一線を引いてくれ。
想定内のファンだけに語り掛けないでほしい。
はちや小方さんの良いところも何も知らない、ファン以外の人にも見られている。処分の重さだけを風紀の乱れと面白がる。
未来のファンも見ている。未来のメンバーの親も見ている。あの書き方で警戒する人は出ないのか?止める人は、目を通し書き換える人はいないのか?
もしかしたら現在のファンに向けてですらなくて、業界内に向けてクリーンさをアピールしているだけなのかもしれないけれど。
無念
はちの今後を、あのキラキラした瞳を、アンジュルムのステージで観ることがもう叶わないのがかなしい。
アンジュルムックがますます一時の夢になってしまったことがかなしい。
これからの確変とか、そんな不確定要素に賭ける訳にはいかなかったのでしょう。
わかる。わかるよ。事務所も精一杯なんでしょう。
でも、わたしたちだって精一杯だ。めいっぱい応援している。
そんな風に「戻ってくるのを待っている」ファンの声が届かなかったことが、かなしい。
夢は破れた。
完璧なアイドルを求めたことなんてなかったのに。
完璧ではないのでお客さんの前には出せませんと断られてしまえば、それまでだった。
はちは戻らない。
それが誰の決断であれ、選択であれ、間違いではないのでしょう。
とにかく、スキャンダルをパワーに変えるくらいの力も、お世話すべき対象を保護する慈愛も、事務所には何もないということだけがよく分かった。
サモトラケのニケだってあんなに綺麗なのに。
ルーブル美術館に飾られるのに。
失われたことに価値を持たせるのが、美術商の仕事じゃないのですか?
事務所は、処分を与える以外にもっと何かできることはないのですか?
四六時中
はちの笑顔は、アンジュルムで見たかった。
叶わないのであれば。
これからも、はちの笑顔はできるだけ守られていますように。
短い期間だったけど、アンジュルムに舞い降りてくれてありがとう。
つぶやき
戻るか、姿の見えないところに行くか、どちらかだと思ってた。その覚悟はできてた。でもまさか、見える場所に、同じステージで並ぶかもしれない場所に、立つことになるなんて。
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
「ハロー!プロジェクトでの新しいスタートがきれるよう」「もう一度原点に立ち返って」「今まで以上に努力を重ねて必ず皆さんの前に戻って」くるために「アンジュルムでの活動を離れ」なければならないのは何故?
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
「日々のレッスンを続けながら」が要経過観察的な意味なのか
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
「これからも活動を続けていきたいという本人の意志を確認できた」ことはファンにとっても救い
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
つまり、本人サイドは「これからも活動を続けていきたい」けれど事務所サイドは「アンジュルムでの活動は終了」させざるをえない、その落としどころとしての「日々のレッスン」なのか
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
つまり本人の意志だけが活動続行の礎であり、契約を交わしている以上破棄することもできず、アイドルとして事務所所属はしているがメジャーの場には出さず、もし今後のレッスン生活で本人の心が折れるのであればそれは事務所としては引き止めるべくもない、と、そういうことなのか
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
「活動終了」って何?「卒業」でも「脱退」でもなく穏便に済まそうと逃げるその言葉何?はちの将来のために優しい言葉を選んだ?それとも事務所の体裁のためかな?その言葉を探るためのこの長い期間だったのか?
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
研修を頑張ったらアンジュルムに戻れるという希望があるように当初読めたけど改めて読み直すと全然そんなことなくてがっつり終止符打たれてて絶望した
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
やっぱり「追い出し部屋」だという印象を受けました。はい。詮索はしちゃいけないんですよね、わかりましたよ。全て受け入れて良い子で応援します。他ならぬ“メンバーの”言うことですから。
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
同期の無念も自分の信念に変えて背負っていくしかないんだよな。アンジュルムは同期がいない人達ばかりになる。
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
生存率の少なさを見越したかのように多くの仔を産む野生動物のよう
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
事務所に残るから嬉しいとかない。事務所抜けてもいいからアンジュにいてほしかったよ
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
他のグループの現場で見たみたいな話見たことある気がするけどどうなったのかな。顔忘れられないから私見かけたらただじゃおかないけどな。問題は信頼していた人を切れているのか、切って幸せでいるのか、そこだよ。
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年10月13日
[https://twitter.com/polka8dot/status/1316027089036873731:embed#46億年LOVEでぴょんぴょん跳ねてたはちれらが大好きだった。本当に本当にかわいくて仕方なくて希望の光だった。すごく短い期間だったけど、2人で居てくれてありがとう]
アンジュルム7期イベントずっと待ってるんだからな。はちれらは永遠って称されるコンビになるまで離れちゃだめだぞ。 pic.twitter.com/7M5l0nwVnW
— ポ ル カ (@polka8dot) 2020年2月28日
▽前回記事
はち休止に寄せて