こんにちは。ポルカです。
2019→2020アイスランド旅行、ついに最終話となる第9話をお送りいたします。
大したシリーズでもないですが長くなりました。実際に行ってから実に2年です。
前回
前回は2020年1月3日、アイスランド滞在最後の夜、ついにオーロラ鑑賞成功!というめでたい日でした。
レイキャビークで最後の1泊をし、翌朝早朝のフライトで発ちます。というところで最終日がスタートです。
8日目:1月4日(土) ケプラヴィーク国際空港~コペンハーゲン~成田
レイキャビークからケプラヴィーク国際空港への移動は、シャトルバスの事前予約がほぼ必須。
あらかじめ申し込んでおいたグレイラインの片道空港送迎は、ピックアップ時刻4:00。
最終日にしてまだまだ早起き頑張りどころ。
とはいえ寒く暗い中、どんな形状が分からないバスをドキドキしながら待つのも慣れたもの。余ったバナナなど食しながら待ちます。
無事、時間通りにピックアップされて第一関門はクリアです。
気になるのは運行状況。
というのも、昨夜時点で「天気予報に気を付けてね」というアラートが出ていたから。
要するに、嵐だそうです。
幸いにして搭乗便は該当してなかったものの…
遅延や混雑は気になる。
空港に着くと、早朝にも関わらずすごい人出。こんなに観光客いたんだ。
ケプラヴィーク国際空港はチェックインがセルフです。
ということで、機械を使ってeチケットをかざすもカウンターに行けとの表示。でも係員やカウンターは取り合ってくれず、セルフでやってみろ…の攻防がしばらく続きます。誰も解決策を示してくれなくてそのまま乗り遅れるかと思った!焦りました。
いろんな係員に声をかけまくりなんとかなり、ギリギリで免税手続きも済ませ、いざ搭乗!
機内から見たら、滑走路はこんなコンディションでした。飛べて良かった…。
そしてスカンジナビア航空6154便は遅れもなくコペンハーゲン空港に到着。
往路とおなじく、乗り継ぎにしては時間が空くので、予定通り少しだけ街を見てくることにしました。
同行者は疲れていたので空港の乗り継ぎエリア内で待ってるとのこと。ウキウキ一人旅です!
(カントリーのライブ用に塗ったネイルが剥げてるな…)
メトロのチケットを買って市内中心部に向かいます。
15分くらい乗って、Kongens Nytorv駅で降ります。
メトロ出口を出ると素敵な広場。
目指すは、運河ニューハウン!
いかにもコペンハーゲン、この景色が見たかった!
初日とは打って変わって穏やかな昼の陽気も気持ちいい。
コペンハーゲンのニューハウン!プチ観光!一路、日本へ!!#FSKとおでかけ pic.twitter.com/kJQVOVo73d
— ポルカ (@polka8dot) 2020年1月4日
ふなちゃんと最後の観光して、満足です。
このままさくっと来たルートを引き返すという手もあったのですが、まだ時間もあるし、コペンハーゲン中央駅まで見物がてら歩くか~~と決めました。
ところがこの判断が、裏目に出る…。
そんなことはつゆ知らず、事前の調べでは直線距離にして約1.8km、約25分の道のりをお散歩に繰り出します。もちろん、速足は意識しながらだけども。
比較的賑やかなエリアで、飲食店やロイヤルコペンハーゲンのお店、お土産物店もあったりして楽しい。
絵葉書とマグネットを買ったり。
途中、屋台のホットドッグ屋さんを見つけて食べてみたり。
美味かった!
街並みも美しいし、行き交う自転車の人たちを眺めるのも楽しい。
クリスチャンスボー城なんて、こんな急にこんな建物、なんて素敵!
良いところです、コペンハーゲン。もっとゆっくり街歩きしたかったな~。
しかし楽しんでいるうちに時間はまぁまぁ迫ってきています。ぼちぼち駅にたどり着いて、電車に乗らないと、と気持ちが焦り出す。
…が、気になりだしてからが意外と遠い。駅に近付くにつれ道も大きくなってきて、信号待ちなんかもタイムロスに。
スマホの時間を何度も確かめるうちに、「あっ!そういえばデンマークはアイスランドと1時間時差あったよな…!?これ、自動修正されて…されてる時刻だよな…!?」とおそろしい閃きに包まれた瞬間がありました。
もし、現時刻が認識とずれていたら最悪です。フライトは15:45。待ってくれない。
正しい時刻が知りたくて街中で時計を探すも見つからず。とにかくできるだけ急いで駅を目指します。
中央駅から空港までは10分間隔で発車している列車で約15分。
いくらコペンハーゲン空港がコンパクトとはいえ、どんなに遅くとも2時間前には駅から列車に乗らないと!!
急ぎながらも、どうしても見たかったアンデルセン像を写真におさめ、
本場チボリ公園を一目眺め(これで念願叶った)、駅の入り口をなんとか見つけて駆け込んだ。
やっと時計を見つけた!時刻はこの時13時半。
13時頃から引き返して13時半に空港戻れたらと思ってたから、…多少遅れてるけどまぁ大丈夫な範囲でしょう!よかった!
それにしてもなんて素敵な、THEヨーロッパな駅舎!
さて、どの乗り場から列車に乗ればいいのかな、と…
電光掲示板「Going to CPH Airport?」
お、まさにこの情報が知りたいやつだ!!どれどれ…
よくよく見ると、そこに並んでいたのは
Cancelled
Cancelled
Cancelled
Cancelled
Cancelled
Cancelled
えっ?????
わたしは固まりました。
…しばらく周囲を眺めて分かったのは、どうやら何らかの原因で空港行きの直通路線が現在運行停止中、と、いうこと…
いやそんな、今まさに…?ピンポイントで…????
一瞬、マジで絶望しました。
しかし諦める訳にはいかない。わたしは飛行機に乗らないと!
こうなったらグズグズしていられない。もとより時間もない。直通列車の回復を待つ以外にできることはないか、電光掲示板の下の方に表示してある「空港への他の行き方」をガン見。(ありがたや…!ホスピタリティのある方の国だ…!!)
・「バスで35分」…は却下!
・「9-10番線のS-trainでNorreport駅まで行って、Metro乗り換え25分」…これや!!
当初の予定より時間はかかるが、現時点で最速のこれに賭ける!しかない!
幸運なことに、Norreport駅からカストラップ空港までの地下鉄路線は、初日に人魚姫の像を観に行った時に乗った路線(Osterport駅で下車)とおんなじです。多少は土地勘がある…!
ということで、乗り継ぎでの空港到着を目指すルートに切り替えました。
乗り換え駅までは2駅。慎重に、逆方向に乗ってないか確かめる。
ひとつ誤算は、乗り換えのNorreport駅が思った以上に大きくて、乗り継ぐルートで少し迷ってしまったこと。
ここはどこや??地上???はて????となりました。泣きそうでした。
交差点の向こうに無事にMのマークを見つけた時にはホッとしました。(たぶんどう考えても最短乗り継ぎルートではない入口)
メトロは順調に運行しており、空港駅到着!
その時、時刻は…
14:10!!
フライト時刻の約1時間半前!!
……セーーーーーフ!!!!!!
いや、国際線に乗る身としては決して自慢していい到着時刻ではないのですが…!
あの状況からのリカバリーとしては、かなり頑張ったと思う!自分、おつかれ…!
荷物検査(ちょっとだけ混んでた)を15分で済ませ、同行者とも搭乗エリア内で合流を果たし、ほっと一息。泣きそうでした。
パスポートコントロール(結構混んでた)も無事に通り抜け、慌ただしくはなりましたが、ゲートちょっと遠かったですが搭乗締め切りにも間に合い。よかった、よかった!めでたしです。
余裕の観光からの時間ギリギリ、現地時刻への不信感、そして交通機関の乱れというトリプルコンボの不安に一人で立ち向かい、本当に一時はどうなることかと思いましたが…
あわやの危機を乗り越えることとなった旅行最終日コペンハーゲン、思い出深い土地となりました。
でもこんな焦る経験はもう二度としたくないぜ!よいこは真似しないでね!!
飛行機に乗ってしまえばあとは、成田までの長いフライトを楽しむだけ。映画いっぱい観ました。
機内食もずっと美味しかったです。
9日目:1月5日(日) 成田空港~羽田空港~帰路大阪
到着した成田空港の気温5.5℃。いや、アイスランドより寒いね??
成田の税関を抜けてすぐケンティーが目に入り、帰ってきた実感が湧いた。日本にはジャニーズがある。素晴らしい。ただいま、私の住まう国。 pic.twitter.com/0TDsBiow2m
— ポルカ (@polka8dot) 2020年1月5日
まさかのケンティー締め。
こうして卒業旅行は思い出満載で終えたのでした。
12月26日、夜の渋谷で泣いていたわたしが1月5日、晴れやかな新年の空をまた東京で見上げているとは不思議な気持ちでした。
年は明けたし、これを一区切りとして明日からまた日常をがんばろう。生きていこう。そんな心持ちでした。
卒業旅行、行って良かったと思います。カントリー・ガールズのいない毎日を当たり前にしていくことへの勇気が少し持てたような気がしました。
改めて、最初で最後の旅を一緒に行ってくれてありがとう、ふなちゃん。
みんなもカントリー・ガールズで海外旅行に行くという夢、いつか叶うといいね。
叶うよきっと。みんななら。
おしまい
全9話「ふなっきと行く!卒業旅行 in アイスランド」シリーズ
第1話はこちらから
全9話、長きに渡りお付き合いありがとうございました!!