ペース上げていきます、こんにちはポルカです。
2019→2020アイスランド旅行、第5話をお送りいたします。
前回
前回は12月30日、南海岸ツアーに参加しました。
そのまま御一行で宿泊、翌日のツアー2日目から今回のお話はスタートです。
いよいよ大晦日ですよ!カウントダウンの準備は出来てるかーい!?
4日目:12月31日(火) ヴァトナヨークトル氷河~レイキャビークへ
いきなりですが!
この日のお天気がこんな感じです。当時のスクショどーん!
朝10時、体感気温5℃。
それはまぁいいとして、1日中消えない雨マーク!!
弱りました。
というのもですね、この日は旅のハイライトの1つである氷河ハイキングの予定なのです。
一番説明が分かりやすいGuide to Icelandのページから引用させて頂くと、氷の洞窟探検ってこういう観光なんですね。
・氷の洞窟、スーパーブルー、アイスケイブと呼ばれることがあり、ヴァトナヨークトル氷河にできるものを指します。
・氷の洞窟は10月中旬~3月の間のみアクセスができ、この時期に限り氷の洞窟に行くツアーが催行されます。
・ヴァトナヨークトル氷河にある氷の洞窟まではレイキャビクから車で約6時間、現地集合のツアーや1泊2日ツアーで行くことが一般的。フライトで行く日帰りのツアーもあります。
・大きく天候の影響を受けるため10月中旬~3月の間でもアクセスできない場合があります。
・悪天候等により洞窟に入ることができない場合は返金します。別のアクティビティに振り替える場合もあります。
ということでですね、レイキャビークからはるばるミニバスに揺られてやってきた我々は、オーロラを見れないばかりかお目当ての氷の洞窟にアタックできる可能性も低くなってしまっているという訳なんです。
落ち込む!が!仕方ない!が!2人で約10万円をつぎ込んだ2日間ですもの、簡単にはあきらめきれない!!(驚くべきことに、これでもかなり相場よりお手頃な格安ツアーです)
ホステルの美味しい朝食をいただくことでなんとかメンタルを保つ。あったかくて居心地の良いこのお宿から出たくないよぅ~…。
しかし、行かねばなるまい。雨が降る中いざ「ヴァトナヨークトル氷河」に出発!!
…と思ったら、道中で突然バスが停車。
窓の外はまだ暗く、現在地もよく分からないが「外に出て写真を撮ってこい」という…????
寝ぼけ眼でふらふらと車外に出て、何処を目指していいのかも分からず、言われるがままに海岸…?を歩くと…
!!!!!
なんじゃこりゃあ!!!!
そうです、ここは「ダイヤモンドビーチ」だったのです。
ものっすごい夜明け前感と、荒れ狂う波。
なにより小雨が降ってるのでとてもじゃないけど長居はできないのですが、信じられないくらいすっごいキラキラの巨大な氷塊。これには感動しました。
そしてヴァトナヨークトル氷河。
早めに到着し、ミニバス車内で待機するものの依然雨はおさまらず。
駐車場みたいなところや、何もない空き地??で2時間以上待ったはず。
雨は強くて寒いし、装備をバッチリ整えてからずっと状況も分からず狭い車内に皆で閉じ込められているので自然とイライラも募ります。
グループでご参加されてる日本の方がいらっしゃったのだけど、その方たちの小競り合いを聞いてたら空気は地獄でした。
そして「帰路も考えるとそろそろ限界かな~…なにより、日暮れのタイムリミットが迫ってきているし…」という感覚になってきた午後1時過ぎ。
ようやく「行くぞ!!」と声がかかったのです!!
いよいよ行ける嬉しさで写真もブレる。
お強い車に乗り換えて行ったのだけど、それでもアトラクションかってくらいのすごい悪路でした。
配られたヘルメットとごっついアイゼンを装着し、ハイキングスタートです。
荒涼とした大地。お天気も相まって、異世界感がすげぇ。
途中で川も渡る。
ハイキングと呼ぶには少々険しい道のり。だけど、散々じっと待って諦めかけた後ですので、多少歯ごたえのある行程が逆に嬉しい。
ヨッ!さすが氷河!と声掛けしたくなる程の、でっけぇ氷の層。
テンション上がる!
そして道なき道を歩くこと数十分、ついに目的地へたどり着きました!
冬のアイスランド観光ならでは、氷の洞窟です!!!!!!
氷の…洞窟…?と言いたくなる形状ではありますが、そこは自然の産物。
日によって形が変わり、むしろ氷が解けたり増水したりして隙間に入れない日もあるというのですから、トンネル状になっているだけでもありがたいのです。
いざ、中へ!
な、なんだ!この透明度は!!
氷の表面の波々が、天然の彫刻物のよう!
本当に青いんです。で、透明で、光ってるんです。
目の錯覚でもフォトショの加工でもなく、本当に、スーパーブルーはスーパーブルーでした。
はるばる行った甲斐あり!!そして、無事に予定通り行けて良かった~~~~!!!!
もちろん、ふなちゃんも記念撮影。
年間で一番情報量の多い時間帯をアイスランドの氷河の上で迎えました。とりあえず、真面目に100年先も愛を誓われたこととチューチュー6と雑煮は把握しました。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
— ポルカ (@polka8dot) December 31, 2019
スーパーブルー氷の洞窟とふなちゃん #FSKとおでかけ pic.twitter.com/9JWOtv4BDM
氷河の上にいる間に、日本は年明けを迎えたようです。
こちらは大晦日の午後。お目当ての氷の洞窟探検を終えてあとは消化モードのツアー御一行、レイキャビークまでバスはひた走ります。
その道のり、およそ300km!!!!
がんばれ乗客の体力!そして、がんばってドライバーさん!!
さて。レイキャビークの大晦日といえば。
名物、年越し花火です!
予定より早く21時前には市内に入ったんだけど、もう打ち上がってるね。祝う気が早い。
なにせ、帰着時間が23時になることもあるというこのツアーですので、むしろこの大晦日に合わせて2日目を組めば、オーロラハンティングツアーに参加できない日を減らせてちょうど良いのではないかと計画したのですよ。
そして目論見以上に、この日は天候も悪かったのでオーロラ見逃してるかもというモヤモヤもなく、花火見よう!と全力で気持ちを切り替えることができました。
何はともあれ無事に終了したツアー降車後は、まずお宿であたたまり、身体をほぐし、腹ごしらえいたします。
大晦日ですし、ちゃんとどん兵衛を持って行ったよ!
アイスランドで年越しそば食べたよふなちゃん#FSKとおでかけ #ご飯ととるのがいいと聞きました pic.twitter.com/f5VpiT7g3b
— ポルカ (@polka8dot) December 31, 2019
そして、0時少し前に市内中心部ハットルグリムス教会に歩いて向かいます。
行く前は「花火ってどこで打ち上げるのかな~??」と思っていたんですが、めちゃくちゃ教会の横でした。
そしてカウントダウンはぬるっと各自によって行われ、気付いた時にはあやうくめでたく新年です!!
レイキャビクでの年越しです🎆
— ポルカ (@polka8dot) January 1, 2020
HAPPY NEW YEAR 2020! pic.twitter.com/Qqm10UnZHE
次々と上がる花火とともに、教会の鐘が鳴り響く。素敵でした。
街の郊外でも打ち上げてるみたい。街角で各々花火をする人もいて、暗くて静かながらあたたかな雰囲気が伝わってきます。
海外で年越しを迎えるのは初めて。
ほんの数日前は渋谷でカントリー・ガールズを見送っていた自分が、今アイスランドにいる不思議を噛み締め「2020年、みんなにとって良い年になりますように」と願いながら、冬の花火を見上げたのでした。
続く
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