雨の降らない星では愛せないだろう?

ハロー!プロジェクト、関ジャニ∞、フィギュアスケート、その他つれづれ

Hello! Project 2020 〜The Ballad〜 大阪9/22(祝) Zepp Namba 夜公演

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コンサート概要

感染症対策

規制緩和されつつあるものの、夏ハロオリックス劇場と大きな変化は無し。

入場前に大阪コロナシステムに登録、返信メールを見せる。スタッフはキョードー。チケットもぎりなし。アルコール消毒と検温。物販、ドリンク交換無しでロビーは閑散としている。時差入退場、開演時間18:15に対し2F集合時間は17:05。一席飛ばし。座席での不要な会話はお控えください。マスク着用、公演中は着席、声出し禁止。


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曇りで暗かった

 

会場内

ゼップの椅子は背もたれが短く座席も固いベンチなので長時間座るにはきつい、段々姿勢が崩れてくる。2Fは初めてだったが視界良好。モニター無しは継続だが、一切のセットも無し。照明のみのシンプルなステージ。あ、あと寒かった!換気なのか足元がスースー冷え冷えだった!

 

歌唱順

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http://www.helloproject.com/news/12375/

公式HPで事前発表、抽選動画は無し。

 

9/22(火祝) 大阪 Zepp Namba
出演者:竹内朱莉・船木結・宮本佳林・松永里愛・小片リサ・岸本ゆめの・江口紗耶・岡村美波


01.365日の紙飛行機 ソロパート竹内・宮本・船木
02.岡村美波 あなたに会えてよかった (小泉今日子)
03.宮本佳林 明日への手紙 (手嶌葵)
04.竹内朱莉 やさしさで溢れるように (JUJU)
05.船木結 もらい泣き(一青窈)新
 MC 竹内 岡村 宮本 船木
06.江口紗耶 Lemon (米津玄師)
07.小片リサ ひこうき雲 (荒井由実)
08.松永里愛 ありがとう (いきものがかり)
09.岸本ゆめの 大阪で生まれた女 (BORO)
 MC 竹内 江口 小片 松永 岸本
10.竹内朱莉 雪の華 (中島美嘉)
11.船木結 月光 (鬼束ちひろ)
12.小片リサ 春なのに (柏原芳恵)
13.江口紗耶 たしかなこと (小田和正)
 MC 岸本 竹内 船木 小片 江口
14.岸本ゆめの やさしいキスをして (DREAMS COME TRUE)
15.岡村美波 手紙 ~拝啓 十五の君へ~ (アンジェラ・アキ)
16.松永里愛 ハナミズキ (一青窈)
17.宮本佳林 オリビアを聴きながら (杏里)
 MC 岸本 岡村 松永 宮本
18.ふるさと(モーニング娘。) ソロパート宮本・竹内

 

夏ハロで観たCチームとAチームからちょうど4人ずつ。観ていないBチームメンバーには今回も会えず。

メンバーの衣装は本人チョイスの私服(風?)らしい。 

 

 

曲の感想

『365日の紙飛行機』

歌い出しソロはタケ。爽やかで、いつも通り、良い。歌い出しが夏ハロの通りなら、落ちサビはかりんかふなちゃんだな…それならかりんだな…と思ったら、後半をふなちゃんが!嬉しいビックリ。

 

今回はMCをするOGメンがおらず、タケがファイルを持って例の説明。早口で大体棒読みだし最後は噛んで本人も観客も笑い。かわゆい。

 

 

宮本佳林『明日への手紙』『オリビアを聴きながら』

お見事。流石の一言としか言いようがない。この人の歌にチケット代を払ったんだなぁと思わせられる貫禄。ミニの赤いワンピースが華やかで眼福でした。

『明日への手紙』テンポが一時的にゆっくりになるところの入りで少し合わせ損ねたかな?という箇所以外は完璧でした。

『オリビアを聴きながら』も歌いこまれ完成してきている。相変わらず母音の粘さはすごいけど、夏に聞いた時より癖が刈り込まれ聞きやすくなった気がしました。例の長音も構えていたけどそこまで気にかからなかったし。

新たに気付いたこととしては、なんだかビブラートがゆっくりなのかな、この人は?と思いました。

そして、流石の安定感。歌い始めた時の声が最後まで続く。不意の裏声や印象の違う低音などが出てこないので安心して浸れる。作り込まれていて、ベテランのように熟してる、と思いました。80年代アイドル歌手がタレント復帰して、懐かしの歌謡曲番組で歌唱しているみたいな、そんな歌。

 

 

岡村美波『あなたに会えてよかった』『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』

一方、作り込みにまだ伸びしろがあるという点でかりんと対比できて興味深いなーと思ったのはみいみでした。

キーンとした高音は綺麗に響いていて充分に個性といえるのだけど、低音になると素朴な声がポロッと漏れる。素材のままという訳ではないのに、まだ素が見えるところがなんともいえず初々しい。 

 

そして。7月のハロコンでめいちゃんが歌った時には戸惑いの時間で終わってしまった『手紙』の例の箇所。

途中のッパパッッパン!のところで客電ついたんだけど、あれはクラップくらいしてほしかったという意図だよね…? よく考えたら歓声は制限されてても拍手はできるんだからクラップはできない道理がないはずなんだけど、急すぎて観客みんな戸惑って終わった。そして客電は消えた。

Hello! Project 2020 Summer COVERS 〜The Ballad〜 大阪7/19(日)Cチーム - 雨の降らない星では愛せないだろう?

今回はクラップ発生しました!客電はつかなかったけど!一体感あった!ライブ参加してる感じあって良かった!

司会のきしもんが「みんなに愛されてるなぁと思った」と言っていた。 

 

 

江口紗耶『Lemon』『たしかなこと』

♪ときをこっえてっ きみをあいっせるかっ

切ることでリズムを合わせに行く。ハロプロですね~!

音程は普通にとれているし声もすごく綺麗なんだけど、歌の世界に引き込まれるところまではあと一歩という感じ。リズム第一で、歌詞を歌うところまで達していないのかな。すごく軽妙ではある。

(Aメロで上手と下手に順番に向いて歌っていたのはさやりんだったかな?みいみだったかな?ちょっと誰だか覚えてない)

 

 

松永里愛『ありがとう』『ハナミズキ』

7月ハロコンでの自評ですが。 

私はまだこの人のポテンシャルをちゃんと知れてない気がする…という気持ちだけが日に日に高まっていくのなんなんでしょうね。 底知れなさというか…。分かりやすい本気が見えないと思ってしまう、ある種のふてぶてしさというか。大物ってことかな。

Hello! Project 2020 Summer COVERS 〜The Ballad〜 大阪7/19(日)Aチーム - 雨の降らない星では愛せないだろう?

この時に「ふてぶてしさ」と称したものの正体が分かった気がします。

たぶん、リズムがのっぺりしているんですね。つんく流にいうと16ビートを刻んでないといいますか。そのせいでちょっとのっそりした聞こえ方をする。

あと、曲の盛り上がるポイントで、普通なら気持ちよく入り込んで歌い上げそうなところで、そうしない。曲の抑揚に感情が乗ってない。反逆的というか、肩透かしのような感じを受けました。

通して聞くと、刻むさやりんと刻まない里愛ちゃんとで若い2人が対比になっているように感じました。でも、2人とも歌詞があまり届いてこないという点で課題は近いのかな。 

 

 

竹内朱莉『やさしさで溢れるように』『雪の華』

タケちゃんの歌声を聴くとハロプロだ~~と強く感じます。わたしにとって現場に居る実感を得られる、いつまでもそこに居てほしい歌姫です。

聴き応えは別格。歌の流れは自然だし、全ての声が美しい。

でも1曲目また歌詞があやしかった?ように聞こえた。少しリズムも微妙なところがあって意外でした。

タケちゃんはソロで歌うのが苦手で緊張するといつも言っているけれど、心にすっと届いてくる歌を自然に歌える、本当に良い歌手なのになぁ。自信がオーラとなって溢れ出すといいんだけれど。でも、その1点の自信の無さがアイドルっぽさというか、ハロプロっぽさというか、スマイレージっぽさというか。タケたらしめてる要素な気もする。

 

 

船木結『もらい泣き』『月光』

控えめに言って最高でした。

『大阪で生まれた女』もう1回聴けたらいいな~ハロステで聴けるけども生でもう1回!と思っていたら、曲目シャッフルにより持ち歌になった『月光』のみならず2曲とも初聴きの新曲だなんて…!ていうか『もらい泣き』はこの日の昼が初披露ですか。本当にありがとうございます。曲被りのきしもんにも感謝…。

 

『もらい泣き』

歌い出して、まさかこの曲、と泣きました。もらい泣き笑

綺麗にひっくり返る「ええい“ あ ”あ」、「も“ ら ”い泣き」の部分!偶然の1回ではなく、何度も何度も繰り出される絶品ポイントでした。はらり、という感じで、一瞬音が消えるような独特の裏返り。

冒頭サビ終わりで、もう拍手したくて仕方なかった。間奏が多い曲だけど、そのワンフレーズごとに拍手したくてたまりませんでした。

2番以降、1番とはメロディーがちょこちょこ違ってくる曲ですが、オリジナル通りに歌っても「なぞってる感じ」じゃなく、全部が必然性のあるアレンジに聞こえます。

そう、なぞってるんじゃなく、今ここで歌ってる、唄ってる、その感じ。

歌詞や、その背景までもを自分のものにしているような。

本質を捉えたカバーでした。

役作りが完璧、だけど事前に作っていない、生の感情を感じる、そんな歌。

 

『月光』も、すごく良い。特に英語の部分。そこにニュアンスを乗せるとは。

どちらの曲もワンハーフじゃなくフルコーラスだったのですが、特に『月光』は転調してからの終盤の盛り上がりがすごかった。声量も段違いだった。

アプカミ!ありがたいけどそこからよ!その先を聴きたいのよ!もっと粘れよ!

 


【アプカミ#190】「限りあるMoment」ダンスレッスン・2020夏のハロー!プロジェクト・コンサート 船木結の歌唱&インタビュー・ 里吉うたの メイク講座 MC : 山岸理子 井上玲音

 

ふなちゃん's カバーは『大阪で生まれた女』『もらい泣き』『月光』と聴いてきたけど、歌手としての底知れなさを感じたのは『月光』でした。

ダークシリアスがすごく合う。

『月光』を聴きながら、ふなちゃんが段々巨大化していくような気分に陥りました。自己を肥大化させて、周囲の空気も取り込んで、空間全体を自分の世界にする。そんな表現方法が、ふなちゃんにとっての個性の出し方なのかなと思いました。

 

武道館では何を歌うのかな。順番も最後の方だし、活躍を期待しちゃうな、すごく。

  

 

小片リサ『ひこうき雲』『春なのに』

表現がふなちゃんと対照的だな~と感じたのは小片さん。

自分の型から出てこない、木のような人。どこまでいっても確固たる自己があるようで面白い。歌世界を外側から描くのではなく、歌世界に立つヒロイン的な在り方だと思いました。もしかして、アイドル歌唱ってそういうものなのかも。そして、その点でこの人はアイドルにすごく向いているのかも。

『春なのに』で思ったこと。「す」の発音、感じが良い。敬語体の歌詞なので「捨てます」「お別れですか」「涙がこぼれます」のように何度も「す」という音が出てくるのですが、子音を立てすぎずないがしろにせず、テンポに合ったなんとも絶妙な「す」を繰り出してくる、と感じました。

歌では取り付くしまもない印象を受けたけど、MCで喋るととたんに愛想良くなるのが面白かった。

 

 

岸本ゆめの『大阪で生まれた女』『やさしいキスをして』

まずは、このキャスティングに感謝。きしもんが居ることで成り立ってるコンサートでした。

回しを担当しても、ツッコミを担当しても、相槌を打っていても有能。きしもん抜きでは面白さが大違いだったでしょう。

「大阪で生まれた女(きしもん)」「埼玉で生まれた女(タケ)」「家庭的なところを見せてしまった」「可愛いところを見せてしまった」 

 

『やさしいキスをして』は7月に聞いた時と同じように、お見事でした。

高いレベルでの安定感が頼もしい。フィギュアスケート選手だったらSP強いタイプですねたぶん知らんけど。

仁王立ちした時の、スリットから伸びる脚の美しさに見惚れました。
 

『大阪で生まれた女』ふなちゃんときしもんシャッフルしたらどうなるか想像していたので、リクエストに応えてもらえたようで嬉しい。

『やさしいキスをして』『大阪で生まれた女』きしもんとふなちゃん、どちらがどちらの曲を歌っても良かったように思うし、きしもんの『大阪で生まれた女』も聞きたいしふなちゃんの『やさしいキスをして』も聞きたい、だけど今回この組み合わせで聞けて良かった。

Hello! Project 2020 Summer COVERS 〜The Ballad〜 大阪7/19(日)Aチーム - 雨の降らない星では愛せないだろう?

ふなちゃんからの対比でいうと、きしもんはすごく生気がある…!!と感じた。

ふなちゃんの歌はこの曲独特の疲れ感が出てたなと思うんですが、きしもんはそんなに枯れてないというか。声質のことだけでなく、心がエネルギッシュな感じを受けました。なんだろうな、精魂尽きた感というよりも、まだやったんで感というか。

そして、他に言葉が見つからないんだけども、きしもんの歌はすごく「若い女」っぽかった。表面滑らかで、バネがあって伸びやかで、色気がある。強か。

きしもんは文句無しに上手で、どちらが良いという話でもないんだけども、上手い人ほど意外とタイプの違いが曲に合う合わないの印象を左右するんだなと思いました。

 

最後のMC部分はきしもんがそのまま担当。例のバインダー持ちだけれども、説明の声色が演技的に作ってあってかっこいい!

そして、最後の一曲あってうれしい!

 

 

ふるさと(モーニング娘。)

カバーじゃなくハロプロザバラッドそろそろやろうや!てか、手拍子ライブでいいのでハロプロ曲でやりましょうや!

ワンフレーズを中央下手寄りのアンジュ2人、下手のジュース2人、中央上手寄りのつばき2人、上手のビヨ2人ずつで歌い継いでいく。これ結構良かった。タケふなユニゾンぐっときたし、それぞれグループごとに歌声のまとまりがあってユニゾンがとても綺麗でした。

ここでしみじみ感じました。この公演、全体的に歌のレベルが高いメンバー揃いのキャストで良かったです。

 

タケちゃんときしもんが回しを担当して「続いては私が歌います」が発生して、あのシステムどうだろう?とは思ったものの、全体的には満足度の高いハロコンでした。次は10月、また大阪で。まだまだいくよ。遠征はしないよ。

 

 

MCメモ

・かりん→タケ

楽屋で間に挟まれたふな「熱い視線」

かりん「どの公演も必ず推しメンがいる」「(わたしは)たけちゃんトップヲタ」

たけ「(かりんは)私のトップ」

 

・好きな秋の味覚

里愛ちゃん「松茸を焼いて~…生で食べること」(目で見て分かるほど客席も全員ズッコケた)

(えっと、どういうことですか?)

「松茸を焼いて、あの~…生で食べること、です」

さやりん「兵庫県の栗」きしもん「地産地消ですね!」タケ「ちさんちしょう…」きしもん「わかってます?兵庫出身だから」タケ「…ちさんちしょうでしょ、わかってるわかってる」(わかってない)(かわゆい)

 

・ハロコンどの組み合わせでも一番年下になることが増えたタケちゃん

「昔は最年少です~とかだったのに」

ふな→タケ「親分!」

 

・タケ、ソロ歌唱で緊張しない方法を見つける

タケ「それは、目を瞑ることです」(客:ざわ…)

きしもん「雪の華の世界に入り込んでるからじゃなくてですか!?(ナイスフォロー)」

タケ「それもある!フィフティーフィフティー」「フィフティーフィフティー」

きしもん「フィフティーフィフティー2回言わないでください」

次に喋ったふなちゃん「~~~~~、フィフティーフィフティーだなって」

(内心わたし:ふぅ~~!)

ふな「覚えた言葉すぐ使いたがりやから」

 

・よく聞くJ-POP曲

みいみ「宇多田ヒカルのDISTANCE」

里愛ちゃん「Winkの淋しい熱帯魚」

かりん「松田聖子さんなんですけど、ちっちゃい頃キラカラって月島きらりちゃんがCMしてたカセットをガチャってするカラオケマイクで大塚愛さんの『黒毛和牛上塩タン焼680円』を歌ってた」

きしもん「??(全体的に知らなくてリアクションを返せない)」

かりん「ブラックジャックのアニメの曲だったんじゃないかな(知らない人に更に知らない情報で説明する)」

 

特に期待して行ってなかったけどトークが面白くて収穫でした。 

 

 

▽2020夏ハロ感想▽

www.polka8dot.com

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